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Posted by ブクログ
ちょうちょとちょうちょはせんそうしない
きんぎょときんぎょもせんそうしない
こどもとこどももせんそうしない
けんかはするけどせんそうしない
男の子と女の子が海へかけていく、そんな場面場面が谷川さんの詩とマッチしていく…
日常の中にある大きなテーマ。
せんそうが身近に、自分と関係あるものに感じられる。
それでいて説教のようではない。
当たり前のことがただ淡々と語られているから、すーっと自分の中に入ってきて、自分の問題になる。
水彩の絵が淡く、優しく、きれい。
こんな世界が当たり前でなくなるのか。
守りたい、と思った。
子供にも大人にもわかりやすく、
それぞれがせんそうについて思いを馳せられるような絵本だと思う。
8月、終戦記念日などに思い出して毎年読んで考えてみたい絵本。
Posted by ブクログ
詩人の谷川俊太郎さんと、えがしらみちこさんの絵による、2015年の作品。
えがしらさんの淡く透き通るような水彩画から漂う、目映いばかりの爽やかな雰囲気は、子どもたちが楽しそうに遊んでいる幸せな光景にぴったりで、何故そのように感じられたのかというと、そこにそっと添えられた谷川さんの言葉『ちょうちょと ちょうちょは せんそうしない』等から、私の身の回りには戦争をしないものばかりであることに、改めて気付かせてくれたからなのだと思います。
それとは対照的な「戦争をしているものは何のためにしているのだろうか?」という問い掛けには、胸を打たれるものがあったものの、それでかけがえのない大切なものを失うことだってあるのだということに加え、「果たしてそうした権利を人間は持っているのだろうか?」という疑問点は、それまでの爽やかさから一転して生命の息吹を全く感じられない悲しみだけが取り残された、えがしらさんの絵と共に、決して忘れてはならないことなのだと思います。
捉え方として近いものに、動物の世界で起こっている食物連鎖がありますが、人間には自ら考えることのできる脳や、相手の気持ちを慮ることのできる心があるはずだということを私は信じたいですし、そうした思いというのは、真っ直ぐに姿勢よく立つ子どもたちの真剣な様子を描いた、表紙の絵にもよく表れていて、あなたはそんな子どもたちからのメッセージに、どう答えますか?
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