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樹木希林、荒木飛呂彦、西原理恵子、リリー・フランキー、辻村深月……企画から取材まで、不登校の当事者・経験者が、総勢20名の大先輩たちに体当たりでぶつかって引き出した「生き方のヒント」。社会に出たくない人も、いま人生に迷っている人も、中高生からシニア層まで幅広い世代に突き刺さる言葉がつまった一冊です。
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Posted by ブクログ
面白い!学校だけでなく、人間という存在そのものに対する認識も改めさせられるような本。 樹木希林さん、西原理恵子さんの肝の座りっぷりが印象的だった。手元に持っていたい一冊。続編もあるようなので是非読みたい。
不登校・引きこもりの当事者や経験者が、インタビューした記事をまとめた本。 インタビューをする記者達は、自分が何を聞きたいか、知りたいかを一生懸命に考えてインタビューしている。 インタビューされる側も、当たり障りのない常識で答えるのではなく、それぞれの内側にある考えや気持ちを丸出しにして答えてくれ...続きを読むてる。 今、苦しいとき、そこからの一歩を引き出す言葉は、人それぞれ異なると思う。 この中にそのひと言が見つかればいいね。 誰が読んでも、自分の固定したしまった考えがリセットされるインタビューがあると思う。 誰でも、いつでも、大なり小なり悩みがある。 これでいいのかな、自分のやったことは失敗だったかな、どうしてこんなことになっちゃったの…などなど。 インタビューする側の真剣さ、される側の全てを包み込んでくれる感じ…それを読むと、誰もが勇気をもらえる一冊だ。
☆樹木希林 お釈迦さんがね、人間として生まれることはきわめて稀なことだ、と言ってるの。だったらね、生き続けなきゃもったいないじゃない。 ☆横尾忠則 いまの大人社会で一番足りないのは、感性です。 ☆玄侑宗久 「救いたい」という気持ちも分かるが、共倒れになりかねません。「あなたが学校に行こうが行くまいが...続きを読む、私の人生に何の関係があるの」という、ほとんど太陽のようなあり方をしていた方がいい。 揺らいでいい、という自覚を持つことが、無常という力です。 ☆内田樹 外から入ってくる情報の7割くらいは皮膚から あなたにはああいうところもあるし、こういうところもあるし、まったく理解も共感も絶したところにある、という中立的な構え ☆茂木健一郎 脳の個性は、ある部分が優れていれば、ある部分が劣っているというようにトレードオフの関係になっている
とても良かった。もし我が子が不登校になったら再読したい。 各界の著名人が不登校についてインタビュー形式で答えている。実際、子ども時代不登校だった人も多い。 一人ひとり言うことは違うが、結局は行けないなら無理してまで行かなくていいということ。 親が言ってはいけないのは、「何で普通にできないの」「...続きを読むあなたのために言ってるの」「この先どうするつもり」等。 あとがきの石井志昴さんの言葉が総括のようで良かった。「迷い悩み立ち止まる中で人は学んでいる」ということ。
『不登校新聞』に掲載された,著名人へのインタビューを再編集した本。 これらのインタビューアは,不登校・引きこもりの当事者・経験者である子ども・若者編集部たち。代表理事の奥地恵子さんの言葉を借りると「自分が本当に聞きたいことを聞くという真剣さが引き出すのか,二十名の方々の深い人生観に出会えました」...続きを読むという内容となっています。 その20名の顔ぶれは,漫画家,学者,訳者など,本当にさまざまです。 樹木希林,リリー・フランキー,雨宮処凜,田口トモロヲ,横尾忠則,内田樹,小熊英二,茂木健一郎など,わたしがその作品を読んだり見たりしている人のインタビューは,とても興味深く読むことができました。また,これまでわたしがあまり接してこなかった人たちへのインタビューを読むことで,ぎゃくに,「この人はどんなものを残しているのかな」と気になったりもしました。 それぞれの人たちが,おもしろい視点で社会を生きてきたんだなと思いました。「おとな」という言葉一つ取っても,そのとらえ方はさまざまでした。 不登校で悩んでいる人はもちろんのこと,まったくそんな気のない人にも読んでみる価値あります。これからも今の自分でいいのかどうか…考えたくなりますよ。
当事者の視点や思いで当事者参加型を目指して 発行されている不登校新聞の インタビュー記事がまとめられている。 インタビュアーは当事者、経験者で 本人が話を聞きたいと思った人のところへ赴くという。 当事者同士で話し合い、共感をすることは重要だが 経験者、先達と話をすることで 先が見通せたり、新しい...続きを読む視点に触れることで 感じられることは大きいのではなないか。 大丈夫、言ってもらえることは 安心と自信につながることだと思う。
読みながら思ったことは、学校に行きたくなくなる前にこういう本を読んでいてもらいたいなあということ。 逃げてもいいんだ、という感覚があって耐えるという選択肢がより現実的になると思うので。
不登校というテーマを通じて、インタビューされる側の人生観もすくい上げる一冊。 囲い込まれた環境で、今そして過去に辛い思いをした人に確実に届く力を持っている本だと思う。
不登校や引きこもりを実際に経験したり、学校には通えていたけれど居場所の無さを感じていたりした人たちへのインタビューをまとめた本です。 インタビューは「不登校新聞」という、不登校/引きこもりの当事者が編集発行する新聞の編集部が行っていることもあり、当事者同士だからこそ本音の話を聞くことができているとい...続きを読むう側面もあると思います。 決して押しつけがましくなく、説教臭くもない、不登校や引きこもりに悩む当事者や保護者にとって、周囲からの視線によって引き起こされる「いたたまれなさ」を減らす一助となる本だと感じます。 もちろん、不登校などはどの家庭であっても起こりうる可能性があります。「学校で学ぶ」ということが「普通」の状態だとされる社会ではありますが、学校の中での学び方にも多様性が求められている(インクルーシブ教育)昨今、学校以外の場所でも学ぶ機会がある、学齢期以外の時期でも学ぶことができるという視点をもつことは、「生きる力」を養うためには必要なことなのかもしれません。
これからの人生を生きるために必要なのは、自分で、自分にあった環境を、自分から探しに行くことだと思いました。
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