谷川俊太郎のレビュー一覧

  • 自分を受け入れるスヌーピー~いろいろある世界を肯定する禅の言葉~
    このシリーズは取っつきやすくて良い。
    今までは「禅」に対して高尚で近寄りがたい印象を持っていた。
    でも禅語を知った今では「高尚で身近なもの」だと思っている。
    “吾唯足知”なんて現代でも必要な考え方だし、“一期一会”という言葉も正確な意味までは知らなかった。
    こういう発見があるから面白いんだよな。
  • 100万分の1回のねこ
    長くかかってようやく読み終わった。絵本「百万回生きたねこ」をもとに書かれた短編集。
    個人的に好きだったのは
    江國香織、岩瀬成子、井上荒野、町田康の作品。江國香織はやっぱり私の好みドンピシャだ〜。
  • 人生相談 谷川俊太郎対談集
    「父と子」の対談を含む全7つの対談集
    過去の対談が多く含まれているが、世の中すごい勢いで変化しているモノ・コトが多い一方で、変わらないことも多いことを実感させられる。
    『書き言葉と違って、話し言葉には聖なる一回生の如きものがある』と谷川俊太郎さんがおっしゃっているそうだが、本当にその通り。「詩」とは...続きを読む
  • さよならは仮のことば―谷川俊太郎詩集―(新潮文庫)
    子供向けの詩や言葉遊び、絵本などは読んでいたけど、それ以外の作品に触れたのは初めてかもしれない。
    詩、言葉、思い、在る事、生命、愛等々。 
    素直に、でも考えられて練られてそれぞれ。
    言葉を紡ぐ、ということ。
  • 音楽の肖像
    どういう本か、と聞かれてもいまいち説明ができないけど、いい本だ、ということは読めばわかる。バッハは偉大。
  • クリスタルを描く
    あらゆるところに美を探し、生活の中で支えや安らぎを与えてくれる日常にあるものとの結びつきをいつも感じていたブルックは、ありふれたものに目を向け、その内にある美しさや神秘性を見出そうとしていたそうです。
    ここで描かれるクリスタルはパステルや、時々深い色で、谷川俊太郎さんによる訳で優しい言葉と共にありま...続きを読む
  • ピーナッツと谷川俊太郎の世界 SNOOPY&FRIENDS

    PEANUTSはクスッと笑える日常の漫画の中に、人生の名言が散りばめられてるなあと感じる。
    深い。やはり深い。
  • 100万分の1回のねこ
    ほぼ皆猫が出てくる話を書いているのに、一人だけ主題に重きをおいて猫が出てこない話を書いていて、その表現も内容も面白かった。世にも奇妙な物語みたいな内容で、才能を売りますと言ったら本当に才能が売られてしまう話。人間、その場所にある畑を耕すしかないんだなと思った、内容まんまだけど笑

    最後の谷川俊太郎さ...続きを読む
  • 谷川俊太郎詩選集 1
    私には難解で?と思うものから、うんうんと思うものまで。
    子どもの頃に母親からか幼稚園からか聞いて覚えていた詩もあった。

    詩はこちらの心がザワザワしていると上手く受け取れないから、無心になって読む必要があるな。
    この時代に無心でいること自体がなかなか難しいな。
  • にじゅうおくこうねんのこどく ~二十億光年の孤独~
    谷川俊太郎の二十億光年の孤独を絵本に。人類は同じ球の上でバランスをとる仲間なのだ、孤独や不安を抱えながら。
  • 茨木のり子詩集
    いいな、というものもあったけれど、全体の中のごく一部でした。ただ、その一部への印象がとても強い。
    韓国?の人への見方があまりないもので、りゅうれんれんのくだりはかなり衝撃を受けました。
    日本人なら、発見された時点でヒーロー扱いだったはず。国が違う事で受ける印象が違うというのはただただ、悲しい。
    著者...続きを読む
  • 空の青さをみつめていると 谷川俊太郎詩集I
    詩、全然詳しくないけど今まで読んだ詩と全然違った。たまたま今まで読んでた詩がユーモアがあって優しい感じのものが多かっただかなんだろうけど、この人の詩は生々しいというか現実的というか、結構政治的なことや戦争のことも出てくる。共感できる詩はかなり少なかったし感傷的になる詩もかなり少なかった。どちらかとい...続きを読む
  • にじいろのさかな
    キラキラした鱗の綺麗な魚の絵本。絵が綺麗です。話の内容はイマイチ・・・?キラキラの鱗をあげないと友達になってもらえないのはなんだかな、、とちょっと残念な気分になりました。子供は魚が好きなのでまあまあ気に入っていました。
  • にじいろのさかな
    年中さんのときに、保育園の発表会でやった劇の題材
    思い出のお話を卒園時に読みました

    発表会では、亀の役
    でもテンション上がって
    役を努めきれなかったな
  • あしながおじさん
    世界名作劇場のアニメ版がとても面白かったので読みました。
    児童文学なだけあってとても読みやすかったけれど、全編手紙の内容だったので、主人公以外の心情が理解しづらいと思いました。
  • ベージュ
    感受したことを言葉にできることって、難しい。

    言葉と別れて より

    広々とした青空のどこかから
    白い雲のひと刷毛が現れて
    風に流れるいとまもなく
    すぐ消え失せるのを赤ん坊が見ている

    老人の私もそれを見ているが
    赤ん坊と違って私はそれを言葉で見る
    その情景は私の内部から外部へ跳ぶ
    私の中ですでに時...続きを読む
  • 夜のミッキー・マウス
    2.5というかんじ
    でも詩って特に、読む時の心持ちで評価がだいぶ変わるものだと思う。
    今の私にはとりあえず、よくわからなかった。

    でもこのフレーズに出会えただけでも読んでよかった

    たった今死んでいい という言葉が思い浮かぶ瞬間があって
    そう口に出さずにいられないほどの強い感情があったとしても
    ...続きを読む
  • 100万分の1回のねこ
    短編集は、滅多にかわないが、表紙の絵に釣られてしまった。みなさん、楽しんで書いているようで、遊び心のあるお話が多かった
  • 夜のミッキー・マウス
    高校生ぶりに再読。
    ディズニーが休園になるたびに、なんだか脳裏を掠めるタイトル。
    以前に読んだときは、ただ単にキャラクター批評かな〜と思ったけど、今読むと全然違う感触がする。
    「ひとつまみの塩」が好き。
  • あしながおじさん
    現在、SNSの発達によって手紙を送り合うことは少ない。しかし、この時代においても手紙は温かく幸せを与えるものである。