谷川俊太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『本物の音楽がここにあった』
谷川俊太郎というと、みんなはなにを一番に思い出すだろうか。私はといえば谷川俊太郎だって言ってるのに、金子みすゞの『小鳥と鈴と私』が出てくるような程度の低さである。もちろん出てくる過程の中で既に間違えていることに気がつくので、その後には作者紹介でよく使われている優しそうなおじいさんの顔が浮かんでくる。だから、私のなかで谷川俊太郎は詩を生業にしている優しいおじいさんのイメージしかなかった。
そんな私でも今まで幾度か谷川俊太郎の作品を読んできている。一番近い記憶では『これが私の優しさです』だったかな。確かにその作品を読んだときも、抱いていたイメージよりも硬派で尖って -
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試し読み
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Posted by ブクログ
現代詩のはずなのだが、ゲンダイシの先生方の作品と比べてずいぶんと平易である。あまり頻繁に言葉が逸脱しない。つまり、ひとつひとつの語が日常語的なコンテクストを離れ、差異をはじけさせて孤立して輝く、といった現代詩ではない。
むしろ日常的な風景をさりげなくえがきながら、不意に意外なイマジネーションに移行する。そんなスタイルで、文壇の中ではかなり地味な存在だったにちがいない。
たとえば吉増剛造さん以降のような鋭い語の連発をめざす人々から見れば、辻征夫さんの詩はあまりにも平易だ。しかしもちろん、ここにもたしかに「詩」がある。
この詩人が将来の文学史に名を残さないにしても、それと「詩の真実」とは別である。 -
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Posted by ブクログ
1979年初版発行の本です。
もう35年も前ですが、今読んでも面白いです。
ざっくりとしてわかりやすく、
河合さんがご自身のしている心理療法のベースとなる
ユングの考えや経験、ご自身の所見などを語っていきます。
谷川さんはあくまでわき役として、質問を投げかけていきます。
これは!と思ったところを引用すると、
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谷川:普通の人間は、その自己治癒能力ですか、それを不断に働かせているわけですね。
河合:普通は、それが適当にうまく働いているわけです。
だから深く悩むこともなく深く治ることもなく、みんな生きているわけでしょう。
いわば普通の人間は自分で自分なりの治療行為をして -
Posted by ブクログ
昨日、家内とゆめタウン広島店に買い物に行った際、
岩波文庫の新刊を買いもとめました。
私の大好きな谷川俊太郎が自選した詩集で、
この1月16日発刊となっています。
この岩波文庫といえば物故者がほとんどで、
現在活躍されている方の作品の発行は
珍しいのではないでしょうか?
おばあちゃんとひろこ
しんだらもうどこにもいかない
いつもひろこのそばにいるよ
と おばあちゃんはいいました
しんだらもうこしもいたくないし
めだっていまよりよくみえる
やめてよえんぎでもない
と おかあさんがいいました
こどもがこわがりますよ
と おとうさんがいいました
でもわたしはこわくありません
わたしはおばあち