谷川俊太郎のレビュー一覧

  • 100万分の1回のねこ

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    有名作家たちが絵本「100万回生きたねこ」をオマージュして紡ぐ短編集。

    我が子に読み聞かせようと久しぶりにこの絵本を開いてみると、生きること死ぬこと、愛…
    ずいぶん哲学的な絵本だった。

    名作絵本のエッセンスを受け取った作家たち独自の視点で描かれる短編集だなんて、パワーの総量がとんでもない。
    お気に入りは、江國香織さんかな。町田康の相変わらず意味不明な世界観も好きでした。

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    2025年08月08日
  • 谷川俊太郎詩集 たったいま

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    作品によって一人称が変わるのだが、なぜこの詩にこの一人称を選んだのだろうという疑問が残る。例えば「ひとり」という詩。鬱々とした状況にある(おそらく若い女性)が、両親からの慰めや励ましを疎んでひとりになりたいと思い詰める作品だが、なぜ設定を若い女性にしたのだろうか。それから「捨てたい」という作品も。

    男性が女性に代弁させる場合、または逆の場合も、そこには何かしらの意図や思い入れがあると思う。特に男性作者の場合、どの媒体でもそうだが、若い女性に代弁させようとする傾向がある。そこにはある種の憧れや願望、あるいは偏見が含まれているように感じる。

    話は変わるが、「春に」が谷川俊太郎の作詞だったことを

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    2025年07月25日
  • 終わりなき対話 ―やさしさを教えてほしい―

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    1990年の対談と(中島みゆきの若い感じの受け答えが初々しい)42年を経ての2022年の対談が載っている。
    この時谷川俊太郎は90歳を超えていたんだね。足だけが弱っていたみたいで。つくづく足は第二の心臓だなと思う。
    巻末のお互いへの33の質問が面白かった。
    経験してないのでわかりません。とかの答えが割とあって(谷川氏が)そこを想像で答えて欲しいねんけどなと思ってしまった。

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    2025年07月25日
  • ひとりひとり

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    やっぱりちひろさんの優しくて色も穏やかな絵が好き

    谷川さんのふと思う「ひとり」という言葉から出てくる詩がちひろさんの絵とマッチしていて読みやすい

    ひとりが好きでひとりでいても笑えるし困らないこともある。気も使わず自分のペースで行ける。
    それでも聞いて欲しかったり、力を借りたり、心が迷ってしまったりなどのとき、もうひとりでもいるとやっぱりいいね。

    生まれてこの世を去るまで、たったひとりぼっちはないしそれだと寂しいけど、ひとりひとりの心の豊かさは違っても違う明日を見つけまたひとりの今日が始まるね。

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    2025年07月18日
  • ベージュ(新潮文庫)

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    詩集というものはふだん手にとらないのだけど、子どもが学校の国語の授業で詩を書いているというので親しみたくて購入。

    短い言葉にぎゅっと意味が詰まってる感じのする独特の世界。
    その分余白が大きいから、意味をとろうとすると、そこには面白さも難しさもある。

    「黒はこの世からの出口」とか、死者に対して「もう傷つけることができない」と表現したりとか、、、
    自分が生きてても辿りつかない感性を分けてもらっている感覚。

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    2025年07月16日
  • 夜のミッキー・マウス

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    ◼️谷川俊太郎「夜のミッキーマウス」

    タイトルに惹かれて。思ったより生の人間感が強い。

    前に初めて読んだ詩集の書評でも書いたが、実は谷川俊太郎の詩はあまり読んだことがなかった。今回タイトルに惹かれて読んで、けっこう生の人間味が出ているなと。

    「夜のミッキーマウス」「朝のドナルド・ダック」「詩に吠えかかるプルートー」「百三歳になったアトム」

    がキャラクターの詩で真実のねずみに戻ったミッキーはホーチーミンへ、ドナルドは手前のアヒルに語りかけるような微笑ましいテイストで、プルートーはなんか社会に出た者にある心の闇のような感覚で、アトムは魂を探してジェット噴射する。

    以降の収録作品は人間的な

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    2025年07月01日
  • 茨木のり子詩集

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    久しぶりに「谷川俊太郎選、茨木のり子詩集」を
    じっくりと時間をかけて読む。
    「自分の感受性くらい」を初めて読んだ時の衝撃は
    今でも忘れられない。後ろ頭をガンと殴られたようだった。

    ぱさぱさに乾いてゆく心を
    ひとのせいにはするな
    みずから水やりを怠っておいて
    気難かしくなってきたのを
    友人のせいにはするな
    しなやかさを失ったのはどちらなのか

    苛立つのを
    近親のせいにはするな
    なにもかも下手だったのはわたくし

    初心消えかかるのを
    暮しのせいにはするな
    そもそもが ひよわな志にすぎなかった

    駄目なことの一切を
    時代のせいにはするな
    わずかに光る尊厳の放棄

    自分の感受性くらい
    自分で守れ

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    2025年05月17日
  • その世とこの世

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    谷川さんがブレイディさんの手紙に応えていないという指摘を第三者から受けていたのはちょっと笑った。

    あと人間は体があるから飢えや貧困が発生して苦しい、体を無くしてデータ化することで争いを無くししあわせになれるという考え方が英国の若者の間で流行っているとのことで、かなり極端で宗教っぽいな…と驚きました。

    音楽を聴いている時など、自分がこの世から少し離れた感覚になるのを「その世」と表現している。
    「あの」「この」は英訳できないけど「その」はできない(あのと同じthatになるか、別の表現になる)。

    日本語の複雑さ、寛容さ…言葉について考えさせられました。
    普段詩に触れることが無いのでよい感覚を味

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    2025年05月16日
  • つまらない日も楽しくなるスヌーピー

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    今までにも様々なまとめ方で、何度も読んでいるスヌーピーと仲間達のコミック。何度読んでも、ただただ可愛い。いつも、最初なんとか頑張って英語で読んでみて、その後で日本語訳を読むのだか、結局谷川俊太郎さんの翻訳のリズム感が好きで、日本語のみで楽しんでしまう。

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    2025年05月12日
  • 背中を押してくれるスヌーピーのことば SNOOPY 心の免疫力を高めるPEANUTSシリーズ(1)

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    内容は最初の 30% くらいは人物紹介が中心。
    その後はストーリーを通して超ライトな心の持ち方のアドバイス的な感じです。

    スヌーピーは個人的に英語に触れる目的でも楽しい本です。

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    2025年05月02日
  • 終わりなき対話 ―やさしさを教えてほしい―

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    昨年亡くなった日本随一の詩人、谷川俊太郎と北海道の産んだ稀代の歌姫、中島みゆきの対話集。どちらも好きだったので即買い。42年の時を経ての対談という座組にビックリ。それぞれへの一問一答も面白かった。
    「茄子の呪いあげ」ってなんだろう?

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    2025年04月30日
  • ワッハ ワッハハイのぼうけん~谷川俊太郎童話集~

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    けんは へっちゃら、ワッハワッハハイのぼうけん、ここから どこからの童話3つ

    73歳でも、こどものようなにふざけれる感性は不思議。これが〈きりぴすけーむ〉かしら!?
    「ふまじめもまた、人生を豊かにする香料ないし調味料として欠くことのできないものではないでしょうか。私はこのお話で現代におけるふまじめの復権「主張しました。」

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    2025年04月24日
  • SNOOPY(5) SUNDAY SPECIAL PEANUTS SERIES いつでもいっしょだよ

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    やはりスヌーピーはほっこりする。
    ローカル知識ありきのオチがあるようで、一部分からないところがあった。

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    2025年04月14日
  • SNOOPY(6) SUNDAY SPECIAL PEANUTS SERIES 笑ってごらんよ

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    同じシーンの使い回しはそういう演出なのか、ネタがなくなってしまったのかが気になる。
    個人的にはスヌーピーとウッドストックの掛け合いが好き。

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    2025年04月08日
  • スヌーピー全集 1

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    谷川俊太郎さんが翻訳しているというので
    初めてまともに読んでみました。

    哲学的で、人生ってこういうもんだよな、と感慨深い内容でした。

    でも、
    一番驚いたことは…


    スヌーピー、
    意外とおっさん…。




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    2025年03月16日
  • 生きてるってどういうこと?

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    谷川さんのつむぐ美しいことばたち。自然をみて感じること、私たちに内在するパワーに気がつかせてくれる。

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    2025年03月15日
  • にじいろの さかな うみの そこの ぼうけん

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    このシリーズ、初めて読んでみたけど、娘はイラストのキラキラに夢中だったけど、お話にはあまり興味がなかったみたい…。私は読んでてすごく好きだなぁと思ったけれど。深海の生き物がみんな優しくて素敵でした。絵もキラキラしててきれいだし、他の作品も読んでみたいな。

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    2025年03月11日
  • ベージュ(新潮文庫)

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    生み出された時期の違う詩を1冊で味わえる贅沢。晩年の作品の方が好き。ただシンプルに身の回りを見つめる穏やかさの中にもテンポを感じられる詩。「あさ」が特に好き。

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    2025年02月28日
  • ありがとう

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    見上げれば青い空。道を歩けば花が咲いている。いくつもの偶然が重なり、生命が宿る。生んでくれた母。今こうして幸せを感じさせてくれるすべてのものに感謝する。「ありがとう!」でも、最もその言葉をぶつけたいのは…。16行の短い詩が27頁の絵本に展開される。主人公は少女。場面は卒業式。制服を着て登校し、整列し、校長先生の言葉を受ける。思春期に向かい、1つの区切りをつける。嬉しさも、悲しさも、苦しみも、楽しみも、感じることができるのは自分自身があってのこと。自己を否定せずに育っていって欲しい。

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    2025年02月16日
  • 悼む詩

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    谷川さんは長生きされたので、別れの数も多かったことだろう
    私はごく普通に祖父母の死から経験し、大人になりその他の親戚やら、仕事関係やら、40代で友人を失ってはじめて死を自分ごととして受け入れたかもしれない

    終わらないそのあとがある

    本当にそう

    谷川さん亡き後もこうして詩が、生きてる

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    2025年02月14日