谷川俊太郎のレビュー一覧
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ユング心理学者・河合隼雄と詩人・谷川俊太郎の対談。どちらもその道の第一人者だけあり、非常に高い次元の会話がなされている様子。何のことやらと思いながらただページを捲るだけでもそれなりに楽しい。
一方で、肝心のユング心理学についての「講義」は禅問答のようでさっぱり。
カウンセリングの実際についてかなり詳しく述べていたが、分析家は何もしないのが一番いいとか極力意見を述べないようにするとかで、結局何をする仕事なのかちっとも分からなかった。
万事こんな具合で、読む前よりも余計に分からなくなったような気すらするわけだが、不思議なことにこの本を読んでからというもの、朝起きてその日に見た夢を覚えているよう -
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ネタバレ「行き先は未定です」と聞いたとき、どんな気持ちでしょうか?期待か、それとも、少し不安になるでしょうか。言葉の受け取り方は、そのときの心の状態や、未来に対する考え方によって変わりますが、未来を「可能性」として捉えたとき、「未定」は自由で希望に満ちた言葉になります。でも、先が見えないことに不安を感じやすいときには、「未定」は落ち着かない、心細い状態を表すものにもなります。「未定」という言葉が希望にも不安にもなるのは、読み手自身の「心の地図」が関係していると思います。
谷川俊太郎さんの作品はやさしさと同時に、どこか「しんどさ」を感じることがあります。偉大な詩人であると分かってはいますが、同時に苦手な -
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BSテレ東の「あの本、読みました?」の中で、谷川俊太郎さんの特集が取り上げられているのを見て、本作を手に取った。
本作の中で、谷川さんの語る、中島さんの楽曲「うらみ・ます」への考察はとても興味深い。この曲を聴いたことのある人ならば、谷川さんと一緒にその深みへと嵌ってしまう感覚になるだろう。
中島さんの詞と、谷川さんの詩を、交互に声に出して読んでみると実に気持ちがいい。言葉のもつ力が直接身体に伝わってくる。中島さんの方はメロディが浮かんでくるものがあるのは当然だが、谷川さんの方もなんだか歌のように聴こえてくるから不思議だ。
二人の42年前の対談では、お互いに独特な世界観を持っているからか、 -
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ネタバレ動物同士で戦争はしない、植物同士でも戦争はしない、子どもも戦争しない。
じゃあ戦争するのは何と何なんだ?戦争するのは何でなんだ?したらどうなるんだ?
と、静かに問う絵本。
明るく楽しそうに笑って走り回る子ども達の絵のように、何気ない日常がずっと続くように、戦争しない!と大人が決めなければならない。
戦争を知るきっかけ本として子どもにも良いのかもしれないが、1つ気になったのは…
「じぶんの くにを まもる ため じぶんの こども まもる ため」というところ。
確かにそれは実際に戦闘する兵士には当てはまるかもしれないし、精神的な面でいえば国民全員がどこかしらで感じるのかもしれないけれど、戦争を -
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過去の作品には好きなものがいくつかあるが、この本はいかにも追悼本ぽいまとめられかたであまり自分の好みではなかった
P9 人間として 社会に参加した せわしない「時間」は 悠久の自然の「時」に 無条件降伏する(「いのち」より)
P47 名を除いても 人間は残る 人間を除いても 思想は残る 思想を除いても 盲目のいのちは残る いのちは死ぬのをいやがって いのちはわけのわからぬことをわめき いのちは決して除かれることはない いのちの名はただひとつ 名なしのごんべえ(除名)
P80 どんな不機嫌な表情にもまして ほほえみこそが怖しい秘密をかくしている それがそんなにも優しく見えるのは 嘘をつくよ