岡崎琢磨のレビュー一覧

  • 珈琲店タレーランの事件簿 3 心を乱すブレンドは【電子版イラスト特典付】

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    一作目、二作目とは違った話の流れで新鮮でしたが、事件の真相、伏線の後だし感は否めず、全体的に暗い作品だった。美星さんと主人公の距離感の縮め方がいささか強引ではないかなあと感じた。
    次回作も読んでみようかなという結び方だったのは良かったかなと思う。

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    2025年09月18日
  • 珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る【電子版イラスト特典付】

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    美空が実の父と勘違いする理由が、少々薄い気がしました。新聞の切り抜きと昔の本だけでそう思うかなあと。もう一押し理由づけがほしかったです。あと途中の学祭向けイベント?でラテアートを作る少女の話とか、東尋坊に自殺未遂で家出する少女の話とかが、本題以外で余計に感じました。誘拐事件一本に絞られた方がよかったです。48みたいな少女がこの作者さんがお好きなんだとは思いましたが。

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    2025年09月16日
  • 七つの大罪

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    キリスト教における七つの罪とされる「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食」「色欲」をテーマにしたアンソロジー
    「罪の名は傲慢」中山七里/傲慢 
    「手の中の果実」岡崎琢磨/怠惰
    「移住クライシス」川瀬七緒/憤怒 
    「オセロシンドローム」七尾与史/嫉妬 
    「十五分」三上幸四郎/強欲 
    「父親は持ってるエロ本を子どもに見つからないようにしろ」カモシダせぶん/色欲
    「最初で最高のひとくち」若竹七海/暴食  
    どれも面白かったのですが、川瀬さんのと若竹さんのがお気に入りです。

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    2025年09月12日
  • HIPS 機械仕掛けの箱舟

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    鏡の国がおもしろかったので
    期待して読んでみた

    働かなくても暮らせるようにしてくれる
    扶助団体
    労働は禁止!ってワードに心惹かれて
    ウキウキ読んでたんだけど
    連作短編みたいになってて
    2話目で「…あれ?」ってなって
    そのあとも「…うん?」が続いて
    なんか期待してたのと違うし
    思いの外、スケールが小さかった

    勝手に期待したこっちが悪いんだけど
    もっとデカさを感じたかった
    タイトルの機械仕掛けの箱舟も
    お舟、ちっちゃかったん?ってなる

    でも最後まで読んだし
    内容も忘れてないから
    フツーだったと思う

    星は3つ

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    2025年09月05日
  • 鏡の国

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    装丁がとても好みで、帯の文言が気になって即購入。
    大半を占める作中作が確かにおもしろく読む手が止まらない。…とは言え、反転に対し驚きはするが帯ほどではなかったのかも。
    勝手にダークな感じをイメージしていたけど割といい感じに終わったし。映像化するとおもしろいのかも。

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    2025年08月31日
  • わたしの名店

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    店に、料理に、店主に、お客さんそれぞれの情とか思い出とかがある。良さを感じるポイントもそれぞれで店主の動きや店の空気感、その店にしかない癖など、そうゆうところ見るんだーといろんな視点を楽しめた
    素敵な店、料理、発見したこと、感心したこと、その時自分が置かれていた状況とか気分とか合わせて言語化することでより深く色褪せない思い出に残るように思う。そうやって少しでも言語化してみたい。

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    2025年08月22日
  • 珈琲店タレーランの事件簿 3 心を乱すブレンドは【電子版イラスト特典付】

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    出場したバリスタの大会で起こる事件のお話。大会が舞台なので、冒頭でたくさんの新規キャラクターが登場するのですが、過去の因縁をぼかしつつ各キャラクターを描写する段階を読んでいるとダレてきてしまい、しばらく積読になってました。
    改めて読み直し、冒頭を乗り越えて事件が発生してからは期待通りの面白さで、一気に読み終えました。
    美星さんとアオヤマさんの仲は、3作目でも一向に進展しないようなので、これはひょっとしたらずっとこのままなのではと思いつつ、次作を読もうと思います。

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    2025年08月22日
  • 七つの大罪

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    ネタバレ

    人を罪に陥れる【七つの大罪】(傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲)をそれぞれ七に関係する7人の作者(中山七里、岡崎琢磨(7月7日生)、川瀬七緒、七尾与史、三上幸四郎(三+四で七)、カモシダせぶん、若竹ななみ)が書く短編集。 どの話も個性的で、作者が作品に登場したり、自分のシリーズの人物が登場したりという面白さもある。怠惰の話は出来すぎと思いながらもホッとした。嫉妬と憤怒は罪が罪だけに心がずーんと重くなる…特に憤怒はちょっとホラー寄り。最後の暴食はちょっと気持ち悪い。

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    2025年08月19日
  • 珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る【電子版イラスト特典付】

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    予想外というか、期待してない展開になってしまったなぁと思いながら読み進めていったが、最後はおさまるかたちとなって安心しました。

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    2025年08月16日
  • 鏡の国

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    亡くなった推理小説家の遺作には削除されたエピソードがある。相続した姪は遺作を読み削除された部分について考える…
    現代的ルッキズムを主テーマに置きつつ、登場人物達の精神的疾患など重そうな要素を読みやすく纏めてはあるが、反転部分がちょっと肩透かしなのが残念かなと思った。

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    2025年08月11日
  • わたしの名店

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    著名人の心に残る数々のお店や、極上の一品の物語。どれも美味しそうで行ってみたいけれど、場所が伏せてあったり、行けそうにない場所だったりで、まぁたぶん行くことはないだろうけれども、やっぱり食べてみたい!そう思わせてくれる本だ。

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    2025年08月06日
  • 鏡の国

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    過去編いや現代編がとても面白かった
    が未来編いや現行編?が回りくどかった

    こんな時系列の小説もあるんやなーて思いました!

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    2025年08月03日
  • 七つの大罪

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    大罪のひとつひとつを「七」ゆかりの名前をお持ちの作家が書き下ろした短編集。る三上幸四郎氏はなぜ⁉と思いきや、三と四を足したのね(爆)。『名探偵コナン』の脚本で知られるだけあって、実に視覚的なトリック、面白かった。あと、ラストのく若竹七海氏による<暴食>テーマが、幾重にも謎が仕掛けられていて出色。

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    2025年08月03日
  • 鏡の国

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    爽やかな読後感、作中作の構成や視点の反転など新しさはあったが、装丁の伏線にはもう少しの意外なオチが欲しかった。

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    2025年07月25日
  • 鏡の国

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    私たちが容姿を気にするのは、世界が美しさを静かに強要するからだ。
    それが当たり前になって疑問に思わなかったけれど、それはとても恐ろしいことだと思い知った。

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    2025年07月24日
  • 珈琲店タレーランの事件簿 3 心を乱すブレンドは【電子版イラスト特典付】

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    ネタバレ

    このシリーズ初の長編。
    様々な伏線を回収しつつ、異物混入事件を解決していく展開は見事ではあったと思う。
    天才バリスタ千家の存在は最初から何らかの展開に関与してくる事が予想されるものの、その背景に彼が患った障害が隠されている事は流石に分からなかったし、ストーリーに悲哀を感じさせるものであった。
    これまでの2作のように短編の中に縦軸で1つのストーリーがあるのも良いがこの展開もミステリー好きには楽しめる

    バリスタ大会の主催者や参加者が美星やアオヤマに何故に上から目線の物言いなのかが気になったがストーリーとは全く関係がないので気にしないようにする。

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    2025年07月03日
  • 珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る【電子版イラスト特典付】

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    ネタバレ

    美星の妹:美空が登場し縦軸で彼女達のいなくなった実父の話が進む。
    基本的に文章表現は分かりやすいのだが、後々の伏線回収の意味もあり且つ珈琲や京都の地理に着いての説明も合間で入るため、ちょっとわかりにくくなってしまって部分もある。
    今回も最後に美星とアオヤマの関係が二転三転したが、最後には無事鞘に収まった展開は見事であった。
    美星のキャラは嫌いではないのだがアオヤマの推理に「全然違うと思います」の言葉はややキツい印象があり、美星には合わないような気がして違和感を感じてしまう。

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    2025年06月29日
  • 珈琲店タレーランの事件簿 8 願いを叶えるマキアート【電子版イラスト特典付】

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    ネタバレ

    途中で犯人と動機がわっかってしまいましたが犯行の詳細が知りたくて読み進めました
    嫉妬は誰でも持っているものですが 嫉妬している気持ちを知られたくなく 相手を褒めて誤魔化したくもなります

    嫉妬で頭がカーッとなる気持ちを抑えるか抑えないか

    それにしてもコーヒーのことが詳しく書いてあるところが気に入っててシリーズを全部読んでみたいです 本当に美味しいコーヒーを飲みたいなぁー

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    2025年06月25日
  • 鏡の国

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    ★3.4
    「鏡の中に映るのは、真実か、虚構か。」
    これは、物語をめぐる、物語。
    繰り返される“反転”の仕掛けに翻弄され、“見た目”と“本当の自分”に揺らぎながら、引きづり込まれていく。


    なぜ物語はこのように構成されたのか?
    なぜ“その章”が削除されたのか?
    次第に「読まれる物語」と「読んでいる物語」さえ、じわじわと反転してゆく──。
    メタ視点も重なり、もれなく、自分自身も鏡の迷宮に入り込んでしまうようだった。

    「削除された一章があるかもしれない」
    大御所作家・室見響子の遺稿を、その姪と編集者は、“削除”の痕跡に潜む違和感に迫りながら読み解いていく。

    この作中小説に描かれるのは、見た目

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    2025年06月12日
  • 珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を【電子版イラスト特典付】

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    普段はチェーン店のカフェしか足を運ばないけれど、こだわりの珈琲店にはやはり惹かれる。

    同僚のご主人が都内の有名珈琲店に勤めていて、この本の差込みブックレットに書評を書かれたと聞き、ぜひにとお借りして手に。
    2012年発行の本なので、そのブックレットそのものがレア物かもしれない。
    珈琲店店主の珈琲愛が伝わるような書評で、珈琲好きなら読まずにはいられないだろう。

    このミス大賞隠し玉とのこと。
    ライトミステリーで、珈琲豆知識も随所にある。
    登場人物も珈琲銘柄にちなんだ名前だ。
    京都が舞台なので、京都好きの人はさらに楽しめると思う。

    せっかくだから美味しい珈琲を飲みながらゆったりと読めばよかった

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    2025年06月12日