岡崎琢磨のレビュー一覧
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シリーズ5作目。
今作は、主要登場人物のアオヤマが、中学生の時に知り合った女性と11年ぶりに偶然再会したことから物語が進みます。
アオヤマが中学生の時にどんな事があったのか。また、その女性とはどんな関係だったのかが、アオヤマが昔を思い出し懐かしむような感じで描かれていました。少し辛い中学生時代だったようです。
そして、11年経って再会した女性・眞子は今までどんな道を歩いてきて、今はどんな道を歩いているのか…。
色んな思いがぶつかり溢れていました。
そして、源氏物語が好きな眞子は物語の中の出来事を自分の身に起こったことと重ねて様々な行動をします。
シリーズ4作目とは違う感じでアオヤマの過去 -
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シリーズ4作目。
5つの短編作品が収められています。
語り手がそれぞれ違うのが、このシリーズでは今までなかったので新鮮でした。
2作品目の「パリェッタの恋」は医療福祉学院の学生と講師の恋の話だったのですが、すっかり騙されました。
最後になって、「あれはこういうことだったのか」「これはこういう関係だったのか」と。でも、騙された感じさえも楽しく思えて、納得の物語の終わり方でした。
後は猫のシャルル視点だったり、タレーランのオーナーのおじちゃんがものすごく頑張っていたり、オーナーの奥さんでタレーランで働いていたおばちゃんの話だったりと、色々と違った話で面白かったです。
次はどんな話でしょうか。 -
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シリーズ3作目。
今作は関西バリスタ大会が舞台です。
2日間にわたり6人の出場者が各々の技術を競います。
エスプレッソ部門
コーヒーカクテル部門
ラテアート部門
ドリップ部門
と4つの部門で競い合います。
「コーヒーカクテル」とは初めて知る言葉でした。コーヒーとお酒類…。どんな味がするのか、とても興味があります。いつか飲んでみたいですね。
作品は1・2巻までの連鎖短編集とは違って長編のような感じでした。
こちらも読みやすくて良かったですが、大会で優勝が欲しいからと酷いことをするな…と。
色んな思いがあって欲が強くなるのだろうけど、いい気持ちにはならなかったです。 -
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2026 08/11
コーヒーフェステバルで妨害事件が発生。タレーランも被害に合う。犯行の内容から犯人は出店している店の誰か。
正直、犯人は目星がついたし動機も何となく察しがついた。それでも、面白く読めました。
犯人の動機は身勝手で犯行を許容できるものではないけれど、そこに至るまでの心境は誰にでも芽生えるかもしれない。ちょっとしたきっかけで人は簡単に狂ってしまって一線を越えてしまうのかもしれない。そんなことを考えさせられる話でした。
今回、地の文でのアオヤマさんが何かやたら僻みっぽいなと思っていたら、まさかの、、、
散りばめられた違和感を回収して表れた事実に「えーっ!」て声出ちゃった。
まあ -
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実在の店について語られているから、ガイドブックにもなっています。
書き手28名の中には物書きが本職の人もそうではない人も。中にはちょっと鼻につくなぁって感じであまり好きになれない人もいるけれど、総じて楽しい。
余談ですが、数日前に『仮面ライダーゼッツ』でイカつ過ぎるミムラを見たばかりだったので、書き手の中に彼女の名前を見つけたときには笑ってしまった。ごめんなさい。
私は大の酒好きゆえ、ついお酒の章に目が行きつつも、酒だけじゃアカン、美味しいものも食べたい。ほかの章との合わせ技で存分に楽しませてもらいました。
コロナ下でアルコールの提供禁止になったとき、ノンアルコールの一人呑みじゃやっぱ -
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2026 07/14
病に侵された昔の恋人から連絡が来たら、私なら一体どうするだろう。好きだったけど、事情があって別れた恋人。きっとずっと心に住んでいて、ふとした瞬間に思い出しては今どうしてるんだろうと考えて、長年の間、大事に抱えてきた想い。もう会うことはないだろうって思っていたのに、ある日、突然連絡が来る。戸惑う自分はいるけれど、もう若くないからこそもう一度だけ会いたい、と思うかもしれない。
きっと、会いに行く。
ただ、私なら「昔の恋人」を「懐かしい女友達」に置き換えて、結婚相手には説明してから会いに行く。喧嘩して家出して一週間も音沙汰無しの状態にはしない。
会いに行くけれどどちらも傷付けた -
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2026 06/30
アオヤマさんの初恋の相手(眞子)が、アオヤマさんが理想のコーヒーを探す原点だった。
中学生のアオヤマさんの悩みを解決した眞子さんのやり方は、そんなに上手くいくかな?と思ったけど、物語を愛する彼女の行動は物語を現実に作り上げようとする姿勢に基づいている、という指摘で理解した。現在でもアオヤマさんを籠絡しようするし。
ただ「なるほど。シナリオありきなのか」と納得しつつも、「えっ?それって自分のシナリオ通りに人を操るってこと?」ってなって、ゾッとした。
最後は未来を見据えた終わり方になっていたけれど、振り切るには重過ぎる過去なんじゃないかと思う。前向きになれて良かったね、で終 -
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タレーランシリーズ9作目。
前作を読んだのがついこの間のような気がするのに内容が全然思い出せない…と思ったら、実は3年以上も前のことでびっくり。
思いがけずタレーランに月日の早さを感じさせられました。
今回美星さんと青山が挑むのは、グルメ口コミサイトに投稿された悪質レビューを巡る謎。
X氏の正体はなんとなく予想がついたけれど、そういう動機だったのかー。
所々にこじつけ感というか無理を感じるところもなくはないけれど、口コミサイトの画面や赤川みぞれの手記を挟みながらお話が進んでいく構成や、美星さんによる謎解きが覆される展開はとても面白かったです。
気軽に読めるライトなミステリとして好きなシリ -
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2026 06/15
少しの違和感が気になりつつ読んだら叙述トリックだった話が、面白かった。
二話目と四話目が切なさを纏っていながら前向きな気持ちで未来を見る終わり方で、読後感が爽やかで良かった。強くしなやかに生きていく女性は見ていて気持ちが良い。
今回の謎解きは、美星バリスタとアオヤマさんのいつものパターンばかりでなかったのが新鮮だった。
謎解きってほどでもなかった檸檬の話も、人の優しさが立ち直る決意を促してくれる、とても温かい話で良かった。自分の為に手間と労力を惜しみなく使ってくれる。自分の為に時間を割いてくれる。それは当たり前のことではない。優しさを貰ったことに気付く物語だった。
最後