あらすじ
『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』で鮮烈なデビューを飾った著者による、シリーズ第三弾。シリーズは合計120万部突破と、好調な「珈琲店タレーランの事件簿」。今回の舞台は、関西バリスタNo.1を決めるバリスタ大会。この大会に初めて出場した美星と付き添いのアオヤマが、連続して起きる不可解な事件に巻き込まれていきます。
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美星さんの推理は今回も冴え渡っていたけれど、事件が事件だけに、解決には時間を要した印象。
人間の醜い部分をこうも上手く文章にできるものだなと感心。
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前作はイマイチでしたが、今作は逆にシリーズでもトップクラスに大好きです!!
登場人物はそこそこいますがみんな個性的ですぐ覚えられました。
やや胸糞悪さもありましたがとても満足です。
2巻で読むのを止めずに読んでほしい!
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この大会で何が起きているのか?初見で、すべて読み取れる人はいるのだろうか?特に、さりげないプロローグにちょっとしたからくりが仕掛けられていて、回収された時は鳥肌がたつくらいでした。どんな高度な技術や専門知識があったとしても、「美味しい珈琲をお客さんに飲んでもらいたい」という気持ちが何よりも大事。気持ちって、何よりも先に出るものなんだなと。
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シリーズ第3弾
珈琲店タレーランのバリスタ 切間美星が
第五回KBC関西バリスタコンペティションに出場し
本選進出果たす
今回はバリスタコンペティションと言うことで
コンペティション会場が舞台になる
1弾は主にタレーランの店内が舞台
2弾は主に京都の名所が舞台
切間美星の懇願となる本選出場がどうなるか
ということで大会の行く末がどうなるか
期待に胸膨らませ読んでいくと
出場者の思いや裏の顔など
どういう展開が巻き起こるか
プロローグに登場する謎の少女
がだれなのか
切間美星なのかはたまた別の人物なのか
この謎は読み進めてこの人かもなんて
思いつつエピローグで回収される
今作は終わり方が実に清々しい感じで
1から3までで特に良かったと思います
遅れて読んでるためいずれ読むことになる
4巻以降にも期待ですね
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シリーズ3作目は、密室トリックのような設定の中、物語が進んでいきます。
冒頭からアチコチにあるものやないものなど、様々なプロットを細かく忍び込ませて、最後にまとめて一つにつなげる流れで、今回も2時間半あまりで、物語の世界に没入しながらイッキ読みでした。
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密室トリックが少し煩雑で解読できなかった。赤い混入物については途中で何かわかった。見取り図まで載せられていたが、特に密室トリックがあるわけではなかったと思う。この巻は京都が舞台ということがほとんど影響がなく、話が大ホール内だけで終わるので、その点が少し期待はずれだった。ご当地ミステリーを期待しているので、そこが物足りなかったかな。登場人物については、よく描けていたと思います。千家のエピソードが最後時間戻しにしてあったのが、感慨深かったです。なんとなくこの人はWのミリアルドを考えて読みました。
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今回は、バリスタの大会が舞台。
異物混入事件が発生。犯人は?
という感じです。
憧れは、近くで思うより遠くで思っていた方が、嫌な部分が見えなくていいね。的な感じです。
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一冊で一つの事件という構成。
結末をわかったうえで、最後の過去のパートを読むと、とても悲しい終わりかただった。
好きであればあるほど、失った時の絶望は想像できないくらい大きい。
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以前、JBC(ジャパン バリスタ チャンピオンシップ)を観戦させていただいたことがあります。バリスタの皆さんのパフォーマンスは本当に凄かったです。中にはWBC (ワールド バリスタ チャンピオンシップ)を見据えて英語でプレゼンされる方も。後日、チャンピオンを輩出した会社の方に、お話しを伺ったところ、練習エグいそうです。
そんなことを思い出し、おもしろく読んだのですが、バリスタの皆さんのプレゼン、もう少し読みたかったですね。
あと気になったのは、バリスタというより喫茶店のマスター感が強かった所でしょうか。
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今回は関西バリスタ大会に出場する美星さんと付き添いのアオヤマくんが、異物混入事件に巻き込まれるお話。1,2作目と違って、全編を通して1つの事件を追っていくものでした。なんだか哀しい結末だったな。しかしこのシリーズにすっかりハマってしまった!
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「珈琲店タレーランの事件簿」の3冊目ですね。
今回はバリスタコンペティションを巡る事件がテーマ。
美空のバリスタの成り立ちや師匠が鍵を握る。
キャラクターもしっかり描かれて、筋書きがシリーズをもり立てて行くようにリードしてきていますね。
主人公と美空の接近も深まる気配。
バリスタコンペティションも取材が確かで珈琲ファンにも楽しい物語でした。
まだまだこのシリーズは面白く成りそうです。
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シリーズ3作目。
バリスタコンペティションで起こる事件の真相究明に、出場者でありながら奔走する美星さん。そのために最終種目を棄権するなど、自己犠牲を伴いながらも解決に導く。
お互いに好きだと言っているようなものなのに、アオヤマとの関係が一切進展しない
のは相変わらずもどかしい。
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一作目、二作目とは違った話の流れで新鮮でしたが、事件の真相、伏線の後だし感は否めず、全体的に暗い作品だった。美星さんと主人公の距離感の縮め方がいささか強引ではないかなあと感じた。
次回作も読んでみようかなという結び方だったのは良かったかなと思う。
Posted by ブクログ
出場したバリスタの大会で起こる事件のお話。大会が舞台なので、冒頭でたくさんの新規キャラクターが登場するのですが、過去の因縁をぼかしつつ各キャラクターを描写する段階を読んでいるとダレてきてしまい、しばらく積読になってました。
改めて読み直し、冒頭を乗り越えて事件が発生してからは期待通りの面白さで、一気に読み終えました。
美星さんとアオヤマさんの仲は、3作目でも一向に進展しないようなので、これはひょっとしたらずっとこのままなのではと思いつつ、次作を読もうと思います。
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このシリーズ初の長編。
様々な伏線を回収しつつ、異物混入事件を解決していく展開は見事ではあったと思う。
天才バリスタ千家の存在は最初から何らかの展開に関与してくる事が予想されるものの、その背景に彼が患った障害が隠されている事は流石に分からなかったし、ストーリーに悲哀を感じさせるものであった。
これまでの2作のように短編の中に縦軸で1つのストーリーがあるのも良いがこの展開もミステリー好きには楽しめる
バリスタ大会の主催者や参加者が美星やアオヤマに何故に上から目線の物言いなのかが気になったがストーリーとは全く関係がないので気にしないようにする。
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何となく犯人はこの人だよなーと思いながらだったけど、面白く読めた。
バリスタにとって大切な味覚と嗅覚を失ってしまうのは計り知れないほどショックが大きいだろう。似たような職業ならシェフやパティシエとかもそうではないか。
犯人である彼に治療をする援助が得られた事は救いだ。彼の治療が功を奏して、再びバリスタ界に復帰する事を願う。
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数々の事件を解明してきた珈琲店『タレーラン』のバリエスタ、切間美星。
彼女が挑むのは実力者揃いの第五回関西バリエスタコンペティション。付き添いとして同行することになったアオヤマだったが、会場で悪質な異物混入の事件が次々と降り注ぐ。
因縁のある出場者たち、疑われるアオヤマ、密室の部屋、天才バリエスタの登場。
全ては去年中止になった第四回大会に関係しているようで……。
珈琲を片手に漂うミステリーを体感せよ!
珈琲店タレーランの事件簿シリーズ第3弾!
トリックや、赤い食紅がまさかのモノで衝撃的だった。
いつもは短編の詰め合わせみたいなものだったけど、今回は同じ事件を取り扱ってるので読みごたえがある。
どちらかというと大会の出場者メインで美星とアオヤマ焦点でないので少し残念
Posted by ブクログ
シュガーポットに入れられた塩の謎を解く話が繰り広げられるのかと思っていたが、一冊を通してバリスタコンペディション(優秀なバリスタの大会?)を通じての謎解きという内容だった。
冒頭に出てきたシュガーポットに塩が混入された謎はサラッと解明されていて拍子抜けもしたが…
作中に出てきた『立体ラテアート』、果たしてどんなものか?と気になりスマホで検索してみたりと脱線もしつつ、スッキリ感よりも苦味が混じる後味でちょっともやっとするなぁ。
それにしてもアオヤマさん…あんなにお膳立てされているのに逃げ腰たるや……ヤキモキするわーもーーーー。
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今回はKBCと言われる大会に関する謎解き。
前作までの短編ではなく、1冊で1つの謎解きという感じ。
やや複雑な心情があるが、全体的にごちゃっとしてる印象。
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息抜き的なやつが読みたくなったので、
安定のタレーランを
ようやく3作目に突入
相変わらずの萌え萌えラノベ風推理小説
遅読病どこいった?ってくらいグイグイ進む
前回のラストが意味深だったが、
そこから本作の間に何があったのだろうか
ちょっと2人の仲が近づいた?
いつもながらモヤモヤしてしまう
いいおっさんなんだがな…
有意義な読書タイムをありがとうございました
この読後感を噛み締めつつ
行きつけの珈琲店って憧れるな
コーヒーの味の違いとかわからんけど
あ、でも缶コーヒーでボスとジョージアなら区別できる自信はある
Posted by ブクログ
憧れの舞台は表には一切でない恨み、嫉妬、妬みが満載だった
味覚障害になってしまって多額のお金が必要となって犠牲者の振りをする
しかもバリスタの命ともいえる珈琲で
人と競う事の好きではない美星が出た憧れの舞台は言葉では言えない裏側があった
美星には今まで通りタレーランでお客様に寄り添うバリスタであってほしい
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ドロドロとした人間心理の描写はあれど、爽やかなエンディングを迎えた前作2つに比べ、今作は真相も結末もドロドロとした救いのないものだなと感じました。
前作は短編集で、それぞれの章で全く別の謎を解いていき、最終章では全ての謎の真相をヒントに事件を解決する、というスタイルだったのに対し、今作は冒頭から終盤までひとつの事件について突き詰めていく長編ミステリだったのでとても新鮮でした。
次作がどんなスタイルで描かれるか楽しみです。
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続けて追いかけて3巻。
バリスタの大会で起きる事件が主軸になっている。
前巻よりミステリーらしいと言えばミステリーらしいと思うけれど。
個人的には前巻までのが好きだなあ。
ギスギスしたり、も生きる上では避けられなかったりもするけど、前巻までの良さが生かされてない気がした。
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8巻を読む前に一応と再読したけど、こんなに後味の悪いブレンドでしたっけ…。何かを極めると云うことは、取り憑かれて道を踏み外す可能性もあるでしょう。よくある線の引きどころというものがわからなくなると、人間怖いものです。明日は我が身でもありますね。2022.09.09
Posted by ブクログ
バリスタの大会って実際にあるのかな。
長丁場で大変そうとも思うけど、それ以上に、こんなギスギスというか、人を蹴落とそうとするような人たちが集まるって嫌だな。
そんな人たちの入れるコーヒーが本当においしいのかなと素朴な疑問。
味って、技術だけじゃないと思うんですけど。
コーヒーの専門用語がわからないので、事件の概要が掴みきれない部分もありましたが、今回も美星さん大活躍。
ご自身の過去も関わってくるので、少しせつないところもありました。
それにしてもアオヤマさんとの関係が進展しないのは相変わらず。
いつまでこの調子なんだろ。
Posted by ブクログ
珈琲店タレーランの長編作品。
おぉ、副題のとおり、「心を乱す」だった。実際の大会をもとに著者が書いた創作とのこと。人間の嫌らしい部分が多分に表現されていて、きっとこういうことはどの業界にもあるんだろうなと思ってしまった。
珈琲は素直な心で淹れればおいしくなるのか。やってみよう。
Posted by ブクログ
みにくい…みにくい争いですぞっ。
かような心根で淹れたコーヒーが
美味しいわけがあるでしょーか!
ってくらい野望渦巻く大会でした(¬_¬)
まぁ、おかげさまでいろいろ
コーヒーうんちくも楽しめたけど。
Posted by ブクログ
短篇のつもりで読み始めたら、長編でした。負の感情の連鎖が引き起こす事件。死者が出ないところが、このシリーズのいいところ。主人公ふたりの距離が近くなるのが楽しみです。
Posted by ブクログ
ターレランシリーズ3部作目です。私は本書のような少しライトな推理小説が好きでよく読んでいます。言葉が適切かどうかわかりませんが、私にとってターレランは箸休め的な位置付けです。登場人物も魅力的でコーヒーに対する知識も色がり、推理小説としても楽しめる本書は私にとって最適なシリーズものです。
ここからは3部作目についてのレビューになります。正直に言って3部作目である本書は私のイメージと乖離している部分が多かったです。
先に述べた通りサクサクとした推理が魅力だと感じていたのですが、本書は1つの事件を1冊丸々使って推理していきます。登場人物もかなり増えて箸休めにしては少々ボリューミーな一冊でした。
このボリューミーさを長所と捉えることもできるかと思いますので、人によっては1部、2部よりも良いと感じる人も多いと思います。