あらすじ
アオヤマが理想のコーヒーを探し求めるきっかけとなった女性・眞子。11年ぶりに偶然の再会を果たした初恋の彼女は、なにか悩みを抱えているようだった。後ろめたさを覚えながらも、アオヤマは眞子とともに珈琲店《タレーラン》を訪れ、女性バリスタ・切間美星に引き合わせるが……。眞子に隠された秘密を解く鍵は――源氏物語。王朝物語ゆかりの地を舞台に、美星の推理が冴えわたる!
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今回は源氏物語と初恋と不倫の話。
きっと心が弱ると誰かの優しい手がとても温かく光って見えるんだろう。
それを恋愛に絡めてしまうと拗れてしまう。
美星さんの最後の選択はとっても素敵なものだったのではと思うな。
そしてラストシーン。
これは、もう、結ばれたということで良いのでしょうか。
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過去の付き物が祓われたとき、私は一歩再び歩き出す
タレーランシリーズ5作品目。今作品はアオヤマさんの過去に焦点を当てながら一人の女性のこれまでの人生、これからの人生にスポットライトが当てられている。話の流れやミステリーの要素は予想が立てやすいある意味王道なものであるが、私は今までのタレーランシリーズの中で一番好き。
まず、キーパーソンとなる過去に交流をしていた眞子との再開。話を進めていくごとに彼女の言動が「信頼できない語り手」の要素が見えてきて、それを元に何が真相なのかを読み解くのがよかった。また彼女の人となりも人間らしさがあり、様々な魅力があったのも良いと思う。
次に作中で鍵となる「源氏物語」の存在。創作物に自分の人生を照らし合わせて共感したり、何か通づるところを感じたりすることは本を読む人にとってはあるあるの行為。今回はキーパーソンが読書好きということで、いつもの珈琲の切り口ではなく、文学的な切り口で展開されていたのも作品としての親和性や展開の良さに繋がっていた。喫茶店で珈琲を飲みながら本を読むのは思考の時、そう「文学的」と「珈琲」は相性が良いのである。
話のラストでアオヤマと美星の関係性に一つの展開があったのもよかった。一つの出来事を通して強くなる絆、愛情などがどうしても長期連載のラブコメ要素のある作品だとなあなあになりやすいところ。そこを作中の「鴛鴦」をうまく使って人の愛情の行方や二人の愛情や信頼関係の表現に帰結させたところは見どころだと思う。
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中学生だったアオヤマを癒すかのように登場した眞子。
11年後に再会するも、眞子は秘密を抱えている雰囲気で。
不倫の話が多めで、1章1章がどこかに繋がっているので、最後にふせん回収で、なるほど‼️となりました。
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シリーズ5作目は、主人公の過去にも触れつつ、源氏物語と絡めて物語を展開させています。
私自身は源氏物語を読んだことはないのですが、作者による読み解きと解釈、物語への織り交ぜ方を通じて、興味深く読むことができました。
作者の持ち味である丁寧な言葉選びで、悲しくも優しい展開を経て、クライマックスの場面も臨場感を感じられ、イッキに読み終えました。
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連作短編集のシリーズ第5弾。
アオヤマの理想の珈琲を探し求めるきっかけのエピソードと
その後の展開が描かれた今作。
タレーラン伯爵の珈琲格言に対するアオヤマの珈琲探求。
アオヤマの中学時代のエピソードとそこに出てくる1人の女性との
11年ぶりの再会により、物語は展開していき、最後に待ち受けるのは・・・
ってな感じで、感動?ほっこり?色々な感情が湧くと思いますが、
最後はすっきりしたのかな。 気になる人はどうぞご堪能あれ。
タイトルの鴛鴦茶がどういうものかを知りたい人もどうぞ。
物語に源氏物語が絡んでいて、そのことを知ってると知らないとでは、
感じ方が違ってくるかもしれません。
自分は少し知ってるかなって程度だったので、
ほぼ知らない組ですね(笑)。
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重かった…。今までと全然内容の重みが違う。その中でも意表を突く真相。私では全然予想のつかない結末でした。でも、先が読めなくて、面白かったです。源氏物語読みたくなりました。(でも長編なので、きっと読まない。読むとしたら漫画からかなぁ。)
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長編モノ。そして、『源氏物語』が鍵となる大人な作品です。今回は恋愛要素が色濃い。アオヤマの初恋相手が出てくるとあって、美星さんピンチかと思ったら、そんな可愛らしい話ではなかったです。読後は放心&やるせない気持ちになりました。報われない想いがこの世からなくなればいいのに…皆幸せになってほしい。
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源氏物語ですか。
まともに 読んだことないんです。
作者が 紫式部ぐらいしか知りません。
もっと 読んでおくべきだった。
今回の キーワードは 源氏香ですね。
むかし 推理ドラマで 見たような 記憶があります。
また 京都に 行きたくなりました。
もちろん 6も 読みます。
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*
「だからさ。また、会えるよね」
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大好きなタレーランシリーズの5巻目。アオヤマくんの過去にまつわる物語。
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源氏物語が鍵になってて細かくて、作者の岡崎さんの凄さを感じます…。伏線にもなるほどなと。
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初恋だけど何も出来なくて切なくて時の流れも少し残酷で、でも築き上げた関係性でお互いを助け合えたから良かったのかなと。
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美星さんとアオヤマくんの進展!!!その言葉って!!!と最後の場面はこちらも赤面が移りました。
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一人では生きていけない世の中で、生きててよかったと自分自身が感じることも、生きててくれてよかったと誰かに感じることも、とても幸せなことだと思う。今作もとても良かったです。
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それぞれの章ごとにも謎解きがあり、短編のようではあるけれど、全体を通して真子さんの過去の謎解きに繋がる構成だった。
ちょうど光る君へにハマって、宇治を旅行したばかりだったので、読むタイミングとして、とても良かった。
誰も亡くならずにハッピーエンドに終わって良かった。
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ストーリーはとても面白かったです!
ただまぁ少し胸糞悪さも残りました。
一部のキャラがクズすぎて…。
あと美星さんが超人すぎるのではないかと思いました。
源氏物語マニアならまだしも特にそんな設定は無かったはずの美星さんが源氏物語マニアしか解けないような謎を早々に解いてたのは読んでて「えぇ…」ってなりました。
聡明なキャラにしたいのはいいですがそれはちょっとやりすぎじゃないですかね。
Posted by ブクログ
前作が過去の話などの短編集で、あまり現状に進展がなく残念だったので、今回はよりおもしろく感じました。
アオヤマさんの初恋の人が登場。
子どもの頃のこととはいえ、初恋の人との再会というのは、いい刺激になるのではと序盤から期待。
今までになく恋愛沙汰を中心に置いたストーリーでしたが、初恋の人を取り巻く展開は予想外で。
ちょっともやもやとした瞬間もありましたが、タレーランらしい謎解きもあり、最後まで楽しめました。
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アオヤマさんの苦い初恋から始まる物語。
長編ですが、ところどころに日常推理が挿入されて楽しめました。しかも最後には繋がっていることがわかります。
主人公2人の距離が一気に縮まる回でした。
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アオヤマくんの初恋相手の眞子との再会から始まり、今回は終始恋愛が絡んだお話でした。アオヤマくん、頼りないな〜と思うところもあったけど最終的にいつも通り美星さんといい感じで終わるのでよし。鴛鴦茶、美味しそうで飲んでみたい!
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ちょっと悲しい、鴛鴦茶が飲みたくなるお話。冒頭のイラストはいい雰囲気を出しているんだけれど。11年前と現在が交錯する物語展開。
猿が辻の事件の前に入ったお店って、もしかしてぷらんたん?どこにも書いていないけど、なんとなくそんなことを思い描きながら読んだ。源氏香、前から気になってる。チャレンジしてみたいな。
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シリーズ5巻目にして、一番面白かった。源氏物語が舞台である京都(宇治)とマッチし、行ってみたいと思わせる街の描写と人物の心理描写の流れも良い。ミステリーと恋物語(と言っていいのか)のバランスも良かった。
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シリーズ5作目。
やはりこのシリーズはどんどん面白くなってきた感がある。
知らなかったコーヒー関連のうんちくや、アオヤマの過去の出会いの話、源氏物語の知識まで幅広くて、楽しく読めた。
源氏物語、日本人なら一度はちゃんと読んでみたい。源氏香とか知らなかったな。
美星の知識があらゆる所を網羅していて、逆に何を知らないの?!と思う。
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鴛鴦茶、タイトルから気になってましたが呑んでみたいですね~
どこで呑めるんだろう?
香港行かなきゃダメかしら?
謎解きは相変わらず鮮やかだったけど、可哀想な人のお話でした。
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久しぶりのタレーラン事件簿。アオヤマの中学時代の憧れの人、眞子との再会で湧き上がるいくつもの謎。中学時代の傘盗難、タレーランに来たときの水風船、鴛鴦茶と喫茶イーグルのマスターのクイズ、紀香が話すコーヒーを飲む人形、源氏物語とある手紙。そして、それらを豪雨の宇治川へとつないでいくクライマックス。ミステリー色には癖があって好まない人がいるかもしれないけど、これはこれでありだと思う。主人公の二人がいい雰囲気で終わったけど、まだ続編はあるのかな。もしあったらもう少し読んでいたい気もします。
Posted by ブクログ
2026 06/30
アオヤマさんの初恋の相手(眞子)が、アオヤマさんが理想のコーヒーを探す原点だった。
中学生のアオヤマさんの悩みを解決した眞子さんのやり方は、そんなに上手くいくかな?と思ったけど、物語を愛する彼女の行動は物語を現実に作り上げようとする姿勢に基づいている、という指摘で理解した。現在でもアオヤマさんを籠絡しようするし。
ただ「なるほど。シナリオありきなのか」と納得しつつも、「えっ?それって自分のシナリオ通りに人を操るってこと?」ってなって、ゾッとした。
最後は未来を見据えた終わり方になっていたけれど、振り切るには重過ぎる過去なんじゃないかと思う。前向きになれて良かったね、で終わってしまっては本当は駄目なテーマなのでは、、、。私は同僚を許せない、絶対に。傷ついた方が我慢するなんて納得いかない。現実は結局は泣き寝入りが多いのだろうけど、、、それでも手紙の内容はショックだった。
眞子さんの心情を思うととても辛い、、、
当時のアオヤマさんの無力感もやるせない。
今回の美星さんは、スーパー頭脳の持ち主なのかと思うくらい知識ありまくりで、ちょっとやり過ぎのように感じた。知的好奇心が尋常でない、ってレベルではないよっ!!
もともと美星さんもアオヤマさんを憎からず想っていて、アオヤマさんの気持ちには気づいていて、会話もただの友人じゃないじゃんねソレ、ってのはあったりしたけど、今回でぐっと近づいたと思っていいですよね?
最後の二人の会話は明るい未来を期待していいですよね?
………それとも、これからの話の布石なのでしょうか…?
Posted by ブクログ
今作は不倫が話の中心にあり、読んでいて重い感じがした。
でも11年ぶりに再会した眞子が前を向いて生きていけるようになった事、アオヤマくんと美星さんの関係がいい終わり方に救われた。
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小さなどんでん返しが何十にも張られていて、やはり長編の方が読みやすいなぁと感じました。源氏物語の感性は個人的には共感しがたいなぁと思いました。
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タレーラン第五作目、今回は長編。
アオヤマくんの甘酸っぱい初恋相手の年上の女性眞子さんの話。
そんなアオヤマくんにヤキモチを焼く美星さんの話。
ダメだと分かっていても、傷付くと分かっていても止められない気持ちは仕方ないのだろうけど…眞子さんの行動と発想は、申し訳ないがちょっと怖くて痛いと思ってしまった。
誰かに気付いてほしかった、止めてほしかった、ということなのかもしれないけど、少なからずアオヤマくんの好意を知っていての眞子さんの行動はちょっと重たいし、ずるい。
源氏物語はちゃんと読んだことないので難しかったけど、分かる人には分かるのだろうか…?
美星さんは源氏物語にまで精通していてさすが。
おしどり、実は取っ替え引っ替えとは知らなかった…少しショック。
鴛鴦茶含めて色々なバリエーションのコーヒーが出てきて、飲んでみたいと思った。
…コーヒーあまり得意ではないけど…。
Posted by ブクログ
タレーランシリーズ5冊目の今作は、個人的にとても残念。アオヤマと美星のような、純粋な2人…というかもどかしい2人に、不倫というテーマが持ち込まれること自体、シリーズとして噛み合わない気がした。
源氏物語を拾っての進行はおもしろいが、青山の鈍さがあまりにも目立ち、マコの行動は異常にも取れ、苛立ちさえ感じる。そんな5作目でアオヤマたちの関係にやっと決着がつくというのも、なんだかもったいない。
シリーズ物としておもしろさを持っていただけに、着地点でもったいないことをしている気がした。
Posted by ブクログ
「珈琲店タレーランの事件簿」シリーズ第5作目ですね。
今回はアオヤマゆかりの女性を巡る連作短編集ですね。
古都京都に相応しく、京都の町と源氏物語をキーワードにして美星の謎解きが冴え渡りアオヤマの青春時代のノスタルジーも解決に結び付くか?
独特の謎解きスタイル「その謎、たいへんよく挽けました」は今日も健在でした。
美味しいスイーツとじいちゃんのユーモアにも楽しめました。
6巻目が楽しみですね。
Posted by ブクログ
前巻は短編集でしたが
今回はひと続きのおはなし。
鴛鴦茶…という聞き慣れないお茶。
コーヒーと紅茶を組み合わせたものらしいです。
詳しいウンチクは、本編でどうぞ〜。
謎解きに『源氏物語』が絡んでます。
宇治のミュージアムとか
行ったことのある場所が登場すると
自分もアオヤマたちと一緒に
行動しているような気になるわぁ。