あらすじ
アオヤマが理想のコーヒーを探し求めるきっかけとなった女性・眞子。11年ぶりに偶然の再会を果たした初恋の彼女は、なにか悩みを抱えているようだった。後ろめたさを覚えながらも、アオヤマは眞子とともに珈琲店《タレーラン》を訪れ、女性バリスタ・切間美星に引き合わせるが……。眞子に隠された秘密を解く鍵は――源氏物語。王朝物語ゆかりの地を舞台に、美星の推理が冴えわたる!
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Posted by ブクログ
長編モノ。そして、『源氏物語』が鍵となる大人な作品です。今回は恋愛要素が色濃い。アオヤマの初恋相手が出てくるとあって、美星さんピンチかと思ったら、そんな可愛らしい話ではなかったです。読後は放心&やるせない気持ちになりました。報われない想いがこの世からなくなればいいのに…皆幸せになってほしい。
Posted by ブクログ
源氏物語ですか。
まともに 読んだことないんです。
作者が 紫式部ぐらいしか知りません。
もっと 読んでおくべきだった。
今回の キーワードは 源氏香ですね。
むかし 推理ドラマで 見たような 記憶があります。
また 京都に 行きたくなりました。
もちろん 6も 読みます。
Posted by ブクログ
それぞれの章ごとにも謎解きがあり、短編のようではあるけれど、全体を通して真子さんの過去の謎解きに繋がる構成だった。
ちょうど光る君へにハマって、宇治を旅行したばかりだったので、読むタイミングとして、とても良かった。
誰も亡くならずにハッピーエンドに終わって良かった。
Posted by ブクログ
アオヤマさんの苦い初恋から始まる物語。
長編ですが、ところどころに日常推理が挿入されて楽しめました。しかも最後には繋がっていることがわかります。
主人公2人の距離が一気に縮まる回でした。
Posted by ブクログ
今回はちょっと複雑だった
不倫ってまぁ誰しもがあり得る話しだ
しかも源氏物語になぞらえて自分の世界に入ってしまってその後どうするか、自殺未遂迄してそこまで一途だし、物語に心酔して似せたかったのかなぁ〜
でも最後はちゃんと解決したし、アオヤマ君と美星さんの関係が進んでホッとしてる
最後のアップルパイの話はちょっとだったなぁ…
Posted by ブクログ
タレーラン第五作目、今回は長編。
アオヤマくんの甘酸っぱい初恋相手の年上の女性眞子さんの話。
そんなアオヤマくんにヤキモチを焼く美星さんの話。
ダメだと分かっていても、傷付くと分かっていても止められない気持ちは仕方ないのだろうけど…眞子さんの行動と発想は、申し訳ないがちょっと怖くて痛いと思ってしまった。
誰かに気付いてほしかった、止めてほしかった、ということなのかもしれないけど、少なからずアオヤマくんの好意を知っていての眞子さんの行動はちょっと重たいし、ずるい。
源氏物語はちゃんと読んだことないので難しかったけど、分かる人には分かるのだろうか…?
美星さんは源氏物語にまで精通していてさすが。
おしどり、実は取っ替え引っ替えとは知らなかった…少しショック。
鴛鴦茶含めて色々なバリエーションのコーヒーが出てきて、飲んでみたいと思った。
…コーヒーあまり得意ではないけど…。
Posted by ブクログ
タレーランシリーズ5冊目の今作は、個人的にとても残念。アオヤマと美星のような、純粋な2人…というかもどかしい2人に、不倫というテーマが持ち込まれること自体、シリーズとして噛み合わない気がした。
源氏物語を拾っての進行はおもしろいが、青山の鈍さがあまりにも目立ち、マコの行動は異常にも取れ、苛立ちさえ感じる。そんな5作目でアオヤマたちの関係にやっと決着がつくというのも、なんだかもったいない。
シリーズ物としておもしろさを持っていただけに、着地点でもったいないことをしている気がした。
Posted by ブクログ
源氏物語は知ってはいるが、複雑な色恋や登場人物が多いので本のポイントではあるとは思うが読み飛ばしてしまった。あまりコーヒーと深く今回は絡みはない感じ、IHの部分はそれほど重要ではないのでそこでもう少し源氏物語関連にしてくれれば少し入り込めたかなあ。。
もう少し美星さんの場面が欲しかった。。