あらすじ
『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』で鮮烈なデビューを飾った著者による、シリーズ第三弾。シリーズは合計120万部突破と、好調な「珈琲店タレーランの事件簿」。今回の舞台は、関西バリスタNo.1を決めるバリスタ大会。この大会に初めて出場した美星と付き添いのアオヤマが、連続して起きる不可解な事件に巻き込まれていきます。
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Posted by ブクログ
この大会で何が起きているのか?初見で、すべて読み取れる人はいるのだろうか?特に、さりげないプロローグにちょっとしたからくりが仕掛けられていて、回収された時は鳥肌がたつくらいでした。どんな高度な技術や専門知識があったとしても、「美味しい珈琲をお客さんに飲んでもらいたい」という気持ちが何よりも大事。気持ちって、何よりも先に出るものなんだなと。
Posted by ブクログ
一冊で一つの事件という構成。
結末をわかったうえで、最後の過去のパートを読むと、とても悲しい終わりかただった。
好きであればあるほど、失った時の絶望は想像できないくらい大きい。
Posted by ブクログ
このシリーズ初の長編。
様々な伏線を回収しつつ、異物混入事件を解決していく展開は見事ではあったと思う。
天才バリスタ千家の存在は最初から何らかの展開に関与してくる事が予想されるものの、その背景に彼が患った障害が隠されている事は流石に分からなかったし、ストーリーに悲哀を感じさせるものであった。
これまでの2作のように短編の中に縦軸で1つのストーリーがあるのも良いがこの展開もミステリー好きには楽しめる
バリスタ大会の主催者や参加者が美星やアオヤマに何故に上から目線の物言いなのかが気になったがストーリーとは全く関係がないので気にしないようにする。