感情タグBEST3
Posted by ブクログ
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人の死を扱わない純粋に謎を解くミステリー。
殺人事件が起きないので、
凄惨な場面や暴力的な描写がなく
構えず穏やかな気分で読めました。
人の心の底や家庭の奥を覗き見るような
秘めたる部分を詳らかにする物語。
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ビブリオバトルの波乱 岡崎琢磨
緋色の脳細胞 小西マサテル
知識と薬は使いよう 塔山郁
ふくちゃんのダイエット奮闘記 友井羊
暗い部屋で少年はひとり 柊サナカ
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個人的には、『知識と薬は使いよう』が
納得感が得られて好きな読後感でした。
Posted by ブクログ
人が死なないミステリー短編集。どの作品も文体はライトでありながら、読み進める内に「なぜだ?」と意識づけられる。真実を知った時に「なるほどね」と思う。その心の動きこそがミステリーの真骨頂なのではないだろうか。
派手なトリックはなくとも、静かに心に響く。そんな短編集でした。
Posted by ブクログ
5人の作者の著書から選ばれた5篇。
小西マサテルさんの「緋色の脳細胞」以外は
初めてだったので色んな作風が読めて
面白かったです。個人的には友井羊さんの
「ふくちゃんのダイエット奮闘記」が
予想の少し上をいかれる結末に楽しめたし、
グルメと摂食障害の組み合わせの作品は
今まで読んだことがあったようでなかったので
興味深く読めました。
岡崎琢磨さんの「ビブリオバトルの波乱」は
本作を読んだことがないのでえっ!店員さん
そんな感じでぶっこんで来るのと驚き、
柊サナカさんの「暗い部屋で少年はひとり」は
すごいやさしい世界でほっこりした。
塔山郁さんの「知識と薬は使いよう」は
今までにあまり読んだことのないジャンル
だったのですごく面白く、本編の方も
読みたくなりました。あぁ~これがこの本に
仕組まれた罠だったのか・・・