岡崎琢磨のレビュー一覧
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ネタバレいつも若い女の子を口説いてるから、なんとなくずっと元気なんだと思い込んでしまっていて、それだけにオーナーの入院は衝撃的で。
どんな人も老いることには抗えないですね。
弱気な姿に胸が痛みました。
そんなオーナーの頼み事。
亡き奥様の空白の一週間、彼女がどこで何をしていたのか。
こういう秘密って、知らない方がいい場合が多い気がしますが。
たくさんの人の恋愛事情が出てきて、触発されたのか、やっとやっと二人の恋愛にも進展が。
かけひきするタイプにも思えませんが、二人とも慎重なのか臆病なのか。
ここまでくるのに時間を要しましたね。
「もし、あなたが私の知らない誰かと結婚して。歳を取って、私が病気になって、もうすぐ死ぬかもしれないとなったとき、会いたいと言ったら会ってくれますか?」 -
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シリーズ8作目
今回も他店とのイベントでのトラブル関係
日常の謎ではあるんだけど、人の悪意による行動を描いているので、あまり好みではないんですよね
ただ人が死なないだけで、誰がどんな理由でどうやってやったかという普通のミステリと同じような内容なので
今回は「第一回京都コーヒーフェスティバル」での妨害事件
コーヒーフェスティバルを企画している中田朝子に、あの石井がタレーランの出店を推薦したという
前の事件の不信感もあるため、見張りの意味でも参加を決める美星さんとアオヤマ
そしてやはり事件は起こるのであった
冒頭で「茨」が「マイカ」に別れを切り出しているようなやりとり
まぁ、今までこれ系の仕掛けに幾度も出会っているがゆえに、そのままは受け取らないですね
むしろ、明確な意図をもって読者をミスリードしようと企てていると疑ってします
まぁ、どう勘違いさせようとしているかまでは読めないんですけどね
マイカから雲母、またはキララのようなワードが関係してるかもと予想してたけど、見当違いでしたね
美星とアオヤマの関係性の変化
この辺は結構ずるいミスリードになってないか?
あと、最後まで読むと7と時系列が前後していると思われる
それともあの話だけか?
だとしても、フェアではないように感じる
終わり方として、これで完結でもおかしくないようなんだけど
大々的に完結と宣伝していないので、まだ続編は出るのでしょうねぇ -
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7つの短編・掌編集
「ビブリオバトルの波乱」…………抽選箱に細工をしたのはいったい誰?
「歌声は響かない」…………………美星バリスタ、高校時代の推理
「ハネムーンの悲劇」………………行けなかった新婚旅行のお土産の謎
「フレンチプレスといくつかの?」…別れ話をするカップルそれぞれの秘密
「ママとかくれんぼ」………………幼い頃の思い出に隠された真実
「拒絶しないで」……………………常連客が出した突然の指示の理由とは
「ブルボンポワントゥの奇跡」……あるトラウマを抱えた男性に不審な出来事が…
実際の体験をきっかけにしたエピソードらしい
きっかけは高校生のビブリオバトル大会に作家として参加した際に、発表順を決めるくじに3、4が重複していたという実際の出来事
それに対して同席していた辻村深月さんが、日常の謎を得意とする岡崎さんの出番だと勧めた事からできた物語
そうやって物語を作れるところが作家さんのすごさですよね
私も日常で謎に思う出来事に出くわした事があるけれども、合理的で物語にできそうな背景まで推理できないですものねぇ
その他の短編の実際の出来事が元になっているとの事
ビブリオバトルの順番
BISビブリオバトル部では、発表順と結果に相関はないと言われていたけど
実際どうなんですかね?
まぁ、そのビブリオバトル毎の流れや雰囲気はあるでしょうけど
個人的には後半や最後に発表した方が投票までの印象が強く残りやすい気がするので、なるべく後ろの順番の方がいいかな
幼児の時に母親とかくれんぼした記憶
時間差トリックは私も気づいたけど、その方法や目的まではまったく思いつかなかったよ
怖いよ、母親……
でも、その選択は悪くないと思う
そして、どんな行動を取ったかを読者に想像させる余韻を残した終わり方も
常連客の美星さんへの頼み事
アライという単語を初めて知った
そんな事をテーマにした本をいくつも読んでいるので、自分の認識としては偏見はないと思っているし、忌避すべき存在とは考えていないけど
自ら積極的な支援をしようというまでではない人はどうなんですかね?
元カノからの間違い電話とストーカー疑惑
というか、この彼女と結婚して大丈夫か?
何というか、裏工作の仕方やどんな方法でも結婚するという強い意志は却って恐れを抱いたんだけど
まぁ、幸せになれなかった人たちの裏返しの存在として描かれているのであれば幸せという事でよいのでしょうねぇ -
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京都の路地裏にひっそり佇む純喫茶「タレーラン」の女性バリスタ、
切間美星が、事件を解決へと導くシリーズの第7弾。
今作は第4巻に次いでの、短編集となっている。
他の巻は連作短編。
帯を観てしまえば、ネタバレと言いますか、作品の概要は、
分かってしまいます。そこはちょっと残念とも言えますが、
ずばり、今作のバリスタは、安楽椅子探偵という立場になります。
安楽椅子探偵と言うのは、話を聴いただけで事件を解決へと導いてしまう
探偵のことを言います。
7作品のうち最初の1作品目「ビブリオバトルの波乱」に関して、
作者である、岡崎琢磨さんが実際にビブリオバトルの全国大会に
足を運んで見聞きしてきたことを元に書き上げた作品ということで、
メインの作品にあたるかな。
良かったのですが、自分はそれよりも、「歌声は響かない」という、
第6巻が刊行された際に、記念サイトに掲載されていた作品が、
グッときました。ショートショートほどではないですが、
短い作品ゆえにあまり語れませんが、
久しぶりに客として来た、高校時代の学友との心温まるエピソードになっている。
他には、「拒否しないで」という作品は、
近年の問題を盛り込んだ話で、結構シビアな問題ではあるが、
ここも美星バリスタの感の鋭さが垣間見れる作品と言えるでしょう。 -
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お仕事、青春の日常の謎のミステリーですね。
音楽雑誌「ロッククェスチョン」に新卒で採用された音無多摩子はまだ三ヶ月の新人。
ところが、編集長の大久保祥一から新連載のコラムを担当するように言われる。無名のインディーズバンドを発掘するコラムとの事。
当惑する音無に大久保はある秘策を授ける。
下北沢の『レジェンド』に行け。優れた耳を持つというライブハウスのマスター、五味渕龍仁を頼れ。
早速、取材に出かける音無だか、待ち受けるのは…。
岡崎さんの軽いタッチながら味のある文章で、インディーズの話題が盛り上がる。
音無とインディーズの若きバンドマンたちの青春成長物語であるのも見逃せない。
謎解きは、かなり癖が強い五味渕が引き受けるが、大久保の友達らしいこの男は、音無をワトソンにしてなかなか人使いが荒い。それに、どうやら五味渕の演奏は、音無には聞くに耐えないようだ?
五話の短篇連作。
岡崎さんの作品はポジティブなので、楽しくユーモアも味わいながら読めるのが嬉しいですね。 -
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ネタバレ今回のネタはちょっとだけ初期に近い淡々さがあった(ほんのちょっとだけね)。
二人の関係がかわることで、何がかわるのかなぁと思ったのだが、実は大きな変化はなかったというオチなのかもしれない。もちろん変わってしまえば、作品の方向性が変わりかねないわけだが、それを陸続きの変化とするかそうではない大きな変化とするか、この作品に限って言えば意外と一方向に収束するんじゃないかと思ったりする。謎がしっかりしているからとか、そういうこともなくはない気はするけど、多分に主人公のアオヤマのキャラによるものだろうという感じがする。
主役の二人はさほどベタベタしないし、そのちょっとドライな夫婦漫才っぽさが、淡々とした喫茶店の雰囲気を壊さないし、謎解き部分の盛り上がりというかピークも作りやすいのかも。大きく盛り上げなくても大丈夫的な。その世界観で8巻まで続いてるしね。
謎はシンプルなものだったけど、動機を多様に出てくる登場人物たちの関係性でうまく調和を取った感じだろうか。ギャルっぽい人とかの描き方はちょっとよくわかんなかったけど(笑) -
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お仕事・恋愛・日常の謎のミステリーですね。
「タレーラン」シリーズの八作目です。
記念すべき、十周年作品になりますね。
岡崎さんの気合いが伺える力作だと思います。
恋愛小説の醍醐味も加味して、ちょっとやられた感じさせてくれます。
今回は、京都のコーヒーイベントへの出店という舞台での謎解き。
コーヒー好き、喫茶店好きにはたまらないアイテムが駆使されています。謎解きのキーワードですね。
この作品は、語り役の「アオヤマ」と喫茶店タレーランの店主で、バリスタ探偵の切間美星の恋愛が物語を彩る、心踊る作品なのですが、揺れ動く青春の甘く切ない恋物語を堪能した感じですね。この切り返しにやられました。
岡崎さんのお得意手法なのですが、参ったという感じです。
とにかく、話の展開がワクワクとドキドキで、ページを繰る手が止まらなくなります。
「タレーランの事件簿」ますます面白くなりそうですね! -
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タレーランシリーズ8作目。今回は長編。
京都で開催されるコーヒーの飲み比べイベントに出店することになった純喫茶タレーラン。
そこで立て続けに発生した妨害事件の真相解明に美星さんとアオヤマが挑みます。
正直、犯人の動機やトリックについては、いくら嫉妬心が募ったとしてもそこまでするかな…と思ったり、状況証拠のみからこの真相を導き出すのってちょっと無理があるのでは…と感じたりしたのですが、それでも全体としてはとても楽しく読めました。
コーヒーに関する知識が今までにも増してたくさん盛り込まれていて、興味深い。コーヒー好きの人ならより一層楽しめる内容だと思います。
タレーランシリーズはどの巻もそうですが、お気に入りの喫茶店で読んだりしたらきっと最高。
作中でアオヤマが何回か作者目線になるところがあって面白かったです。
あと、美星さんとアオヤマ2人の関係性の変化にも注目!の巻でした。 -
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面白かった〜!
身近な病気と謎がかけ合わさっているのが新しくて面白い。章ごとに2人の説明が入るのは何故なのだろう……?休憩しながら読めるのは良かった。
IBSと偏頭痛持ち、病弱なわたしのための本かな……?と思うほど、かかったことある病気ばかりで面白さ増し増しだった!
p.99 実際には、お腹を下すだけではなく、便秘になった里、それらを交互に繰り返したり、あるいはガスが溜まって、お腹がぐるぐるなりやすくなったりと言う症状に見舞われ、罹患した人は、生活に重大な支障を引き起こすのよ。町内のセロトニンの分泌、異常が原因とも言われ、治療には朝に作用する薬のみならず、心理面でのケアが必要となり、抗不安薬などが処方される場合もあるの。これらのことからもわかるように、大変根治しづらい病気で、一旦かかると長期間付き合っていかなければならないことが多く…
p.262 他の楽しい事の下位互換として、仕方なく手にとられてきた本が泣いてる。そうやって、生み出された物語がーー