夏を取り戻す

夏を取り戻す

小説・文芸
950円 (税込)

4pt

団地に住む小学生が失踪しては数日で戻ってくる出来事が立て続けに発生している。ついては事件解明に力を借りたい。そんな匿名の情報提供を受けたゴシップ誌『月刊ウラガワ』の新人編集者・猿渡は、フリー記者の佐々木とともに現場となった城野原団地での取材を開始した。状況から家出かいたずらであることは明らかだったが、猿渡らが失踪方法を調査する最中に、別の子供が教師に見張られた授業中の学校から忽然と姿を消してしまう。彼らはどのように失踪しているのか、そしてその目的とは――。子供たちの切実なる闘いを描いた傑作ミステリ。/【目次】プロローグ/第一章 失踪する子供たち/第二章 光の密室/第三章 春は戻らない/第四章 秋分の決戦/第五章 夏を取り戻す/第六章 冬が終わるまで/エピローグ/単行本版あとがき/解説=辻真先

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夏を取り戻す のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    夏休みを私立受験対策に費やさざるを得なかった小4が、失踪して数日して戻ってくることを繰り返した意図は何か?
    why done it系

    確かに子供だけど、その思考は大人の想定を超えてくることもある時期の小学生が繰り出す物語。

    0
    2026年01月05日

    Posted by ブクログ

    全くの予備知識無しに「あ、タレーランの人だ」程度で手に取って。読み始めた最初のうちは、何というか割とスケールの小さい「地味な話」かと思っていたら... 途中から話がどんどんややこしく、きな臭くなってきて(^ ^; 作者は二重三重四重五重に多層的なストーリーを作り上げている(^ ^; 「大きな秘密の暴露」ですら、さらに大きな思惑のための伏線でしかなかった、というゴージャスな罠の張り方(^ ^;

    子供たちは、子供だからと言って大人が幻想として描く素直で単純で小ずるくて分かりやすい...というイメージを見事に崩してくれて(^ ^; 大体からして「子供たち」と十把一絡げで捉えること自体が、大きな間違いであって(^ ^;

    最後の「ボーナストラック」は、う〜ん...無くても成立する気はしなくもないけど...作者の「サービス精神」の表れなのかな(^ ^; いや感動はするんだけど、読後感が「よくある作品」になってしまうような気もしなくもなく...(^ ^;

    0
    2024年02月05日

    Posted by ブクログ

    良い意味で裏切られた。小学生の冒険ストーリーのような始まりから二転三転、しかしそれらは全て結びつき、思いもよらない伏線回収。エピローグがまた素晴らしく読後感がとても良い。

    0
    2021年11月30日

    Posted by ブクログ

    なんとなく題名に引かれ
    この本を手に取ったのは夏 真っ盛りの頃でした

    その後、あらすじを読んで『あー 子供のはなしかぁ…』『分厚いなぁ…』なんて思いでなかなか読む気になれず
    そのまま放置
    そろそろ手持ちの本もなくなり あまり気乗りせず読み始めたのですが……

    気づいたら夢中になって読んでました 笑

    こどもたちが みんな賢くて良い子で愛おしい…
    こどもたちのトリックに翻弄される大人たちの話かと思いきや、ちゃんとテーマがあり感動するストーリー。
    まさに『小4 夏の大冒険!』でした。

    やっと結末がみえたと思ったら メインに隠れていた人物や物語が大きく飛び出してきて
    こどもながらに 色んなことと闘いながら 色んな思いを背負いながら生きているんだなぁ…と感心したりせつない気持ちになったり。
    最後は気持ちのいい終わり方で「青春だなぁ」としみじみした気持ちになりました。

    0
    2021年11月01日

    Posted by ブクログ

    「珈琲店タレーランの事件簿」が出版された当時、書店には「喫茶店」や「居酒屋」を舞台にした日常の謎ミステリがたくさん並んでた印象があって、この作者も失礼ながら二匹目のドジョウ狙いかと思い読んでなかったのですが、本作は新しい地平を目指してかなり気合を入れて書かれたものだと感じました。あ、タレーランが手抜きと言ってるわけではないですよ。逆にタレーランも読んでみたくなってます。

    0
    2021年08月20日

    Posted by ブクログ

    *
    「おれたちの夏休み、取り戻したくないか」
    *
    同じ団地に住む小学四年生が失踪しては数日で戻ってくる出来事が連続して発生。なぜ失踪を続けるのか。ゴシップ誌の新人編集者とフリー記者が取材していく。
    .
    子どもたちと大人の対決かと思いきや、それだけじゃない深い所に導かれた。行動には必ず理由があって、しっかり謎が解決されていくのがスッキリ。しかし、無事解決したと思いきやそこからの展開がまさかの連続すぎて強調が来る度にやられた!なるほど!凄い!と思った。
    .
    夏を取り戻せたかどうか、最後の一行まで見逃せない。
    .

    0
    2021年08月16日

    Posted by ブクログ

    岡崎琢磨さんの作品が大好きです。
    この「夏を取り戻す」も予想外の展開と丁寧な伏線回収がとても爽快でした。

    0
    2025年03月29日

    Posted by ブクログ

    順序とテンポのバランスが良くて読みやすい。
    全ての謎を全て後半までとっておくのではなく、謎が出てきて、1つ解決して、謎が出てきて、解決して、新たな手がかりを見つけて、情報が集まってきて。
    物語の核心の探りも入れつつ失踪トリックは一つ一つ解決していく。
    謎解きも適度に推理しやすいのでミステリー初心者には打って付けかもしれません。
    BGM使用曲:発明家/Official髭男dism
    やるしかない/藤田麻衣子

    0
    2023年02月26日

    Posted by ブクログ

    団地に住む小学生が失踪しては数日で戻ってくる出来事が立て続けに発生している。
    その事件解明に動き出すゴシップ誌『月刊ウラガワ』の新人編集者・猿渡とフリー記者の佐々木。

    プロローグは、子供たちの会話が全く小学生に思えず、ハズレかなぁと思ったけれど、本編に入ってからはこの城野原団地のある町の雰囲気、空気が段々と感じられて引き込まれた。

    子どもたちのいたずらかと思われた事件の裏に隠されたもの、次第に見えてくるもの、苦しさも感じながら物語にどっぷりとつかって楽しめました。

    0
    2022年06月02日

    Posted by ブクログ

    とても爽やかな小説だった。ただ仲良くしたいだけなのに、なんで難しくなってしまうんだろうね。。
    七海の名前の付け方が素敵だった。

    0
    2022年04月12日

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