夏を取り戻す

夏を取り戻す

950円 (税込)

4pt

団地に住む小学生が失踪しては数日で戻ってくる出来事が立て続けに発生している。ついては事件解明に力を借りたい。そんな匿名の情報提供を受けたゴシップ誌『月刊ウラガワ』の新人編集者・猿渡は、フリー記者の佐々木とともに現場となった城野原団地での取材を開始した。状況から家出かいたずらであることは明らかだったが、猿渡らが失踪方法を調査する最中に、別の子供が教師に見張られた授業中の学校から忽然と姿を消してしまう。彼らはどのように失踪しているのか、そしてその目的とは――。子供たちの切実なる闘いを描いた傑作ミステリ。/【目次】プロローグ/第一章 失踪する子供たち/第二章 光の密室/第三章 春は戻らない/第四章 秋分の決戦/第五章 夏を取り戻す/第六章 冬が終わるまで/エピローグ/単行本版あとがき/解説=辻真先

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夏を取り戻す のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月05日

    全くの予備知識無しに「あ、タレーランの人だ」程度で手に取って。読み始めた最初のうちは、何というか割とスケールの小さい「地味な話」かと思っていたら... 途中から話がどんどんややこしく、きな臭くなってきて(^ ^; 作者は二重三重四重五重に多層的なストーリーを作り上げている(^ ^; 「大きな秘密の暴...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月30日

    良い意味で裏切られた。小学生の冒険ストーリーのような始まりから二転三転、しかしそれらは全て結びつき、思いもよらない伏線回収。エピローグがまた素晴らしく読後感がとても良い。

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    Posted by ブクログ 2021年11月01日

    なんとなく題名に引かれ
    この本を手に取ったのは夏 真っ盛りの頃でした

    その後、あらすじを読んで『あー 子供のはなしかぁ…』『分厚いなぁ…』なんて思いでなかなか読む気になれず
    そのまま放置
    そろそろ手持ちの本もなくなり あまり気乗りせず読み始めたのですが……

    気づいたら夢中になって読んでました ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月20日

    「珈琲店タレーランの事件簿」が出版された当時、書店には「喫茶店」や「居酒屋」を舞台にした日常の謎ミステリがたくさん並んでた印象があって、この作者も失礼ながら二匹目のドジョウ狙いかと思い読んでなかったのですが、本作は新しい地平を目指してかなり気合を入れて書かれたものだと感じました。あ、タレーランが手抜...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月16日


    「おれたちの夏休み、取り戻したくないか」

    同じ団地に住む小学四年生が失踪しては数日で戻ってくる出来事が連続して発生。なぜ失踪を続けるのか。ゴシップ誌の新人編集者とフリー記者が取材していく。
    .
    子どもたちと大人の対決かと思いきや、それだけじゃない深い所に導かれた。行動には必ず理由があって、し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月26日

    順序とテンポのバランスが良くて読みやすい。
    全ての謎を全て後半までとっておくのではなく、謎が出てきて、1つ解決して、謎が出てきて、解決して、新たな手がかりを見つけて、情報が集まってきて。
    物語の核心の探りも入れつつ失踪トリックは一つ一つ解決していく。
    謎解きも適度に推理しやすいのでミステリー初心者に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月02日

    団地に住む小学生が失踪しては数日で戻ってくる出来事が立て続けに発生している。
    その事件解明に動き出すゴシップ誌『月刊ウラガワ』の新人編集者・猿渡とフリー記者の佐々木。

    プロローグは、子供たちの会話が全く小学生に思えず、ハズレかなぁと思ったけれど、本編に入ってからはこの城野原団地のある町の雰囲気、空...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月12日

    とても爽やかな小説だった。ただ仲良くしたいだけなのに、なんで難しくなってしまうんだろうね。。
    七海の名前の付け方が素敵だった。

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    Posted by ブクログ 2021年09月22日

    小学生たちが自分の意思で失踪して数日後戻ってくる。戻ってきた時は身ぎれいで食事もしているようだった。衆人環視の元で失踪する子供たちはどんなトリックを使ったのか。
    ミステリー要素と青春要素は相性がいいと思っていますが、これはトリックを考えたのが小学生という設定なのであまり難しい内容だとイマイチですが、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月26日

    終わってみれば「ただの子供遊び」ではなく感動小説だった。

    序盤から佐々木はもしかして…とか所々想像するに難しくない箇所があったので驚きはなかった。
    あと猿渡の独り言?説明口調が多く、読んでいればわかる感情部分も説明されるので長く感じた。

    ラストのエピローグはわかってはいるものの感動するまとめ方だ...続きを読む

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