岡崎琢磨のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ傲慢(プライド):中山七里
リベラルを掲げる男が、愛弟子の女性をレイプする。
された女性はすぐに警察に被害届を提出。
された側とした側の双方で主張をするが、
レイプをした男が突如殺害される。
当然疑いの目はレイプされた女性に向けられるが、
何故かアリバイの主張を拒否する。
お互いの傲慢が絡み合いどちら側の味方も気持ちの悪さを覚える。
男を殺害したのはレイプされた女性の秘書。レイプされた女性の傲慢な態度から罪をなすりつけようとした。
また殺害時刻には趣味の児童買春をしていた為、アリバイを主張出来なかった。
怠惰(スロウス):岡崎琢磨
7歳の息子が急に学校への登校を拒否し始める。
様子を見ていた -
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かしこまった、だけど決して読みにくくない軽快な文章と、怒涛の如くやってくるミスリードの連発に引っ張られて、グイグイ読んでしまう。
コーヒーは全然詳しくないけど、コーヒー飲みたくなる。
個人的には主人公とヒロインの関係が進展していく過程の描き方に、賞賛を贈りたい。
小説も漫画も映画も、恋愛を描く上では人を魅了するドラマチックな展開があって、それは班を押したようにパターンがある。だけどそこに惹かれてときめく。
だけど本作では、登場人物たちがとても察しの良い人たちで、好意や苦悩に対してとても現実的な目線を持っている。
そんなリアリティーの中でも読者にキュンキュンをくれる展開が良い。
おすすめ。 -
Posted by ブクログ
七つの大罪と言われる「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食」「色欲」に基づく七つの短編集!
また、本書の七つそれぞれの短編の著者も「七」に関係があるなど、面白い仕掛けが施してあった。
七つの短編はどれも面白く一気読みしてしまった。
特に「憤怒」は短編にも関わらず、離婚、障害、村集落、認知症など盛り沢山の内容をギュッとまとめてあり、短編では勿体無いほどの作品だった。
あと意外だったのは「色欲」で、タイトルも然り、他の流れからもっとグロテスクか砕けた内容を想像しながら読んだが、息子の返しなどコミカル要素もありつつ、家族の大切さを教えてくれるような物語だった。
他のどの作品もホント素晴らし -
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Posted by ブクログ
2025/11/01
仕事を始めてからあまり本が読めなくなっていた。だからこれも読み終わるか不安だったのだけど2日で一気読みしてしまった。
特別な能力を持ち合わせていない主人公が「仕事」と書店員の仕事を通して徐々に自信を取り戻す姿に自分もそうでありたいなと感じる。
仕事からの逃避で読書をしていたのではじめは少し嫌だった。だけど、主人公のように指示待ち人間になっている自分にも少し希望が持てるとおもった。
いつかは「ただ合わなかっただけなんだ」と笑えていることを願う。
研修で出会った同期が偶然持っていた本がきっかけでこの本を知ったので仕事によって知った仕事について考える小説ということになる。
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Posted by ブクログ
読んでから数日ってこの感想を書いているが、いまだに時々この本良かったなあと噛み締めるほどに、自分には素晴らしい作品でした。
この本のタイトルのもある「鏡」がモチーフになっているが、小説の中での鏡の使い方が本当にすごい。
ここでそうやって使うのか!と衝撃を受けるシーンもたくさんありました。
現代のシーンはいるか?と言われていることもあるようですが、自分にはこの小説の中に2つの物語があり、一度読むだけで二度美味しいみたいな本でした。
削除されたエピソードを載せるべきなのか。
そんなことよりも削除されたエピソードがあった事で救われた気持ちになった気がします。小説だが、素晴らしい手記を読ませてもらった -
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読み応え抜群の骨太ミステリー。「装丁まで伏線」と書かれていたので、まず眺めてから読み始め、途中でなるほどな〜〜〜と大きく頷いた。他にも伏線がたくさんで、うわ!っと何度ページを捲り返したことか。めちゃくちゃ楽しめる、忙しい読書だった。
『鏡の国』は、なんと主人公の叔母が書いた小説のタイトル。
主人公は2063年を生きており、『鏡の国』が書かれたのは2023年。
大作家の叔母はデビュー前に書いたこの作品を遺作とし、亡くなってしまう。
読者は主人公とともに『鏡の国』を読むことになるのだが、原稿を持ってきた編集者曰く「小説とは言っているが、ほぼノンフィクション」「削除されたエピソードがある」らしい。