岡崎琢磨のレビュー一覧
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人を傷つけるに至る「動機」は名誉か、復讐か、はたまた嫉妬か
タレーランシリーズ八作品目は前作までの続きをだいぶ意識された長編。このシリーズどちらかというと長編の方が私には合っているのと、今までのシリーズとの繋がりが色濃く出ているところはシリーズを続けていく中で、新しい人を大切にするか、今までの人を大切にするかといった判断の天秤にかけられているものなのだなと思った。前作がどちらかというと作者の思いが強かったので、今作は美星さんとアオヤマさんの思いにフォーカスを当ててくれていてよかった。
事件の真相については「手段」の面からいくと犯人を特定しづらい反面、「動機」の面から今回の事件は何を目的に、 -
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過去の付き物が祓われたとき、私は一歩再び歩き出す
タレーランシリーズ5作品目。今作品はアオヤマさんの過去に焦点を当てながら一人の女性のこれまでの人生、これからの人生にスポットライトが当てられている。話の流れやミステリーの要素は予想が立てやすいある意味王道なものであるが、私は今までのタレーランシリーズの中で一番好き。
まず、キーパーソンとなる過去に交流をしていた眞子との再開。話を進めていくごとに彼女の言動が「信頼できない語り手」の要素が見えてきて、それを元に何が真相なのかを読み解くのがよかった。また彼女の人となりも人間らしさがあり、様々な魅力があったのも良いと思う。
次に作中で鍵となる「源 -
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ネタバレ傲慢(プライド):中山七里
リベラルを掲げる男が、愛弟子の女性をレイプする。
された女性はすぐに警察に被害届を提出。
された側とした側の双方で主張をするが、
レイプをした男が突如殺害される。
当然疑いの目はレイプされた女性に向けられるが、
何故かアリバイの主張を拒否する。
お互いの傲慢が絡み合いどちら側の味方も気持ちの悪さを覚える。
男を殺害したのはレイプされた女性の秘書。レイプされた女性の傲慢な態度から罪をなすりつけようとした。
また殺害時刻には趣味の児童買春をしていた為、アリバイを主張出来なかった。
怠惰(スロウス):岡崎琢磨
7歳の息子が急に学校への登校を拒否し始める。
様子を見ていた -
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かしこまった、だけど決して読みにくくない軽快な文章と、怒涛の如くやってくるミスリードの連発に引っ張られて、グイグイ読んでしまう。
コーヒーは全然詳しくないけれど、コーヒー飲みたくなる。
個人的には主人公とヒロインの関係が進展していく過程の描き方に、賞賛を贈りたい。
小説も漫画も映画も、恋愛を描く上では人を魅了するドラマチックな展開があって、それは判を押したようにパターンがある。だけどそこに惹かれてときめく。
だけど本作では、登場人物たちがとても察しの良い人たちで、好意や苦悩に対してとても現実的な目線を持っている。
そんなリアリティーの中でも読者にキュンキュンをくれる展開が良い。
おすすめ。 -
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七つの大罪と言われる「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食」「色欲」に基づく七つの短編集!
また、本書の七つそれぞれの短編の著者も「七」に関係があるなど、面白い仕掛けが施してあった。
七つの短編はどれも面白く一気読みしてしまった。
特に「憤怒」は短編にも関わらず、離婚、障害、村集落、認知症など盛り沢山の内容をギュッとまとめてあり、短編では勿体無いほどの作品だった。
あと意外だったのは「色欲」で、タイトルも然り、他の流れからもっとグロテスクか砕けた内容を想像しながら読んだが、息子の返しなどコミカル要素もありつつ、家族の大切さを教えてくれるような物語だった。
他のどの作品もホント素晴らし