岡崎琢磨のレビュー一覧

  • 珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を【電子版イラスト特典付】
    言葉選びが、センスのあるという軽い言葉で済ましていいのか?と思われるがとりあえず素晴らしい。

    美星の推理、付随してアオヤマの考えも読者の遥か上を行き、この一連を考えた著者に対しても非常に感服した。

    ミステリーを普段あまり読む機会は無いが、そんな私でも、とてもライトで読みやすく人に自信を持って薦め...続きを読む
  • 鏡の国
    どこにでもいる《善良な》母は、努力と才能で我が道を切り拓き、生涯独身を貫いた小説家の叔母を嫌い、悪口ばかりを言っていた。
    母から叔母の本を読むなと言われて育った娘の桜庭。
    でも、本が好きで叔母の本も読んでいた。叔母の遺稿『鏡の国』を最後まで読み、桜庭も叔母を一層嫌いになっていた。

    そんな中、亡くな...続きを読む
  • 病弱探偵 謎は彼女の特効薬
    とっても面白かったです!
    やはり日常の謎においては岡崎琢磨先生の右に出る者はいませんね。(個人的感想)
    最初から最後までめちゃくちゃ面白かったです!
    短編集だから読みやすいのもいいですね。
    他の人にオススメしたくなる本です。
  • 珈琲店タレーランの事件簿7 悲しみの底に角砂糖を沈めて
    短編集だったのでサクサク読めました。
    美星さんの人への温かさ、優しさ、厳しさを感じました。
    ビブリオバトルの話は本当にあったこと、さらに岡崎先生が実際にその目で見たことをもとに書かれたのがすごいと思いました。
  • 鏡の国
    時代背景が現代であること、出てくる地域にも親しみがあって個人的にも面白かった。隠された謎に気づくことはなかったけどこれかな?と考えたりするのは楽しくタレーランの作者さんを感じる終わり方だなあと思った
  • 鏡の国
    よく練られた凝った構成で、タイトルや装丁すらも伏線。
    こういう作品読んでいて楽しいので大好きです。

    作中作の中の違和感を探しながら読むのも楽しかったし、ストーリー展開もこれからどうなるんだろう…とどんどん引き込まれていく内容で。
    特に後半は驚きの連続で、終盤200ページぐらいはほぼ一気読みでした。...続きを読む
  • 鏡の国
    初読みの作家さんです。
    ミステリーの巨匠の遺稿を巡っての話。その「鏡の国」には削除されたエピソードがあるとの事。作中作の話も面白い。真相(犯人?)はなんとなく読めたが、更なる真相には全く気づかなかった。ここまで楽しませてくれる小説もなかなかない。
  • 夏を取り戻す
    全くの予備知識無しに「あ、タレーランの人だ」程度で手に取って。読み始めた最初のうちは、何というか割とスケールの小さい「地味な話」かと思っていたら... 途中から話がどんどんややこしく、きな臭くなってきて(^ ^; 作者は二重三重四重五重に多層的なストーリーを作り上げている(^ ^; 「大きな秘密の暴...続きを読む
  • 珈琲店タレーランの事件簿 6 コーヒーカップいっぱいの愛【電子版イラスト特典+あとがき付】
    初めて感想を書きます
    実は読むのが2周目ですが変わらず楽しめました
    天橋立は一度行ったことがあるので「今いるのはあの辺だなぁ」と風景も思い浮かべられてさらに楽しめました

    藻川氏の奥さんに隠された謎もそうですが、
    最後の最後に解き明かされた謎には思わず声を上げていました
    謎の組み立て方が丁寧で次の作...続きを読む
  • 九十九書店の地下には秘密のバーがある
    祐は仕事でミスを繰り返し上司に怒られる日々が続く。自信を無くして生きることも辛くなってしまい会社を辞めた。
    その後就職活動が上手くいかぬ中、祐はたまたま立ち寄った九十九書店で店主トワコに誘われ店で働くことになる。
    九十九書店は昼間は書店、夜はバーの顔を持っていて、バーに持ち込まれた相談事を解決するた...続きを読む
  • 季節はうつる、メリーゴーランドのように
    かなり好きな本。
    美しくも現実的で残酷なお話。
    夏樹の心情も、冬子の心情も推して知るべし。
    後書きの「日常がいかに不安定で、言葉にして記憶に定着させなければどんどん風化していってしまうということをこの作品は読者に語り掛けてくる。決して止めることのできない時の流れの残酷さと共に。」という最後の文章にも...続きを読む
  • 珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を【電子版イラスト特典付】
    私を『日常の謎』系のミステリーにハマらせた、岡崎琢磨先生の傑作です。

    殺人事件のような殺伐としたことは一切起きませんがちゃんとどんでん返しを味わえます。
    登場人物が少ないので覚えやすく、またそれぞれ魅力的なのがいいですね。
    最後は思わず泣いてしまいました。

    これからミステリー小説を読み始めたいと...続きを読む
  • 珈琲店タレーランの事件簿 6 コーヒーカップいっぱいの愛【電子版イラスト特典+あとがき付】
    前作に続き不倫ネタ。
    最初は「味を占めたか?」って思ってしまいました。
    確かに『日常の謎』の中では不倫ネタはドラマを生みやすくて書きやすいとは思いますが…。

    …なんて思ってたらあらあら。
    岡崎琢磨先生ごめんなさい。
    めちゃくちゃ面白かったです。
    特にある人物の正体を追求するシーンは「十角館の殺人」...続きを読む
  • 珈琲店タレーランの事件簿 3 心を乱すブレンドは【電子版イラスト特典付】
    前作はイマイチでしたが、今作は逆にシリーズでもトップクラスに大好きです!!
    登場人物はそこそこいますがみんな個性的ですぐ覚えられました。
    やや胸糞悪さもありましたがとても満足です。
    2巻で読むのを止めずに読んでほしい!
  • 春待ち雑貨店 ぷらんたん(新潮文庫)
    同作者さんの『珈琲店タレーランの事件簿』を読んだことがあったので、この本を手にとってみました。
    心がほっと温かくなるようなお話でした。
    物語の1番初めに主人公について明かされるのが意外。
  • 珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を【電子版イラスト特典付】
    ・魅力的なキャラクターと独特のユルい雰囲気がクセになる。
    ・漫画版を読んだことがあるので展開は全て知っていたが、キャラクター同士のやり取りが面白く、飽きがこなかった。
    ・何よりアオヤマの細かな心情描写は小説版ならでは。
    ・コーヒーのように何度も味わいたくなる、落ち着いた雰囲気。それがこの小説だと思う...続きを読む
  • 珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を【電子版イラスト特典付】
    カバーイラストのふわっとした可愛い雰囲気が好きです。こんな喫茶店があったら通いたい。
    半分ジャケ買いです。
    内容はカバーイラストとは裏腹に、かなり考え込まれて作られた文章と、ミステリ、キャラクターもパンチが効いております。
    主人公すらも読者を裏切るようなラストには驚きです。
    バリスタの推理でなるほど...続きを読む
  • 珈琲店タレーランの事件簿 6 コーヒーカップいっぱいの愛【電子版イラスト特典+あとがき付】
    シリーズ第6弾。
    切間美星がバリスタとして勤める純喫茶タレーランの店主
    藻川又次の亡くなった妻の過去の家出に関する調査をするよう依頼され、
    アオヤマとともに捜査を開始する。

    調査が進むにつれ、真相が明らかになっていき終わりに近づき、
    切なくて感動する展開があり、うるっと。
    第5弾までを読んだ人なら...続きを読む
  • Butterfly World 最後の六日間
    『こんなきっかけで、あんなことになるなんて…』

    小さな頃の初恋の人のある一言をきっかけに、自分の居場所を求めてVR空間のButterfly Worldに引きこもるアキ。そこで、あるはずもない連続殺人事件が… VR世界と現実世界とをうまく繋げたミステリー。とても新鮮で面白かった!
  • 珈琲店タレーランの事件簿 6 コーヒーカップいっぱいの愛【電子版イラスト特典+あとがき付】
    浪漫にあふれて、面白かった。
    その後の話もエピローグであったし、美星さんとアオヤマさんとの進展もあったし、満足です!