岡崎琢磨のレビュー一覧
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ネタバレ*
「よく聞いて。佑さんの仕事はねーーー」
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仕事が出来ずに追い詰められて会社を辞めた長原佑。ある日書店で出会った年上女性店主から仕事を探しているなら今夜また書店に来るよう言われ、行くと書店の地下には秘密のバーが…そこで言い渡された<仕事>とは。
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タイトルと設定からワクワク。主人公の佑がトワコさんに振り回される様子はヒヤヒヤしつつ、次第に周囲を動かしていき、佑の仕事が、プライベートが全く見えなかったトワコさんの人生の決断にも関わってくるというのも面白い。
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仕事へのメッセージも込められたこの作品。仕事を頑張ろうと思えたし、ちょっと変わったお酒も飲みたくなった。
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ー私は多くの人が思い描くような、普通の女性ではないのです
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文庫化を知りすぐさま購入。京都の小さなハンドメイド雑貨店が舞台。悩みを抱えた色んな人が訪れる中で、店主の巴瑠にも抱えているものがあって人と向き合っていくお話。
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言葉が一つ一つ深くて、小さい身体ながら懸命に生きる主人公に、幸せになって欲しいと心から思った。当たり前と思って悪気なく放つ言葉でも、実はある事情を抱える人にとったら胸に刺さる一言になる。と分かる場面が多々あり、あぁ苦しいよな…笑顔で過ごしてる人も何かしら悩みを抱えてるんだなと少し視点を変えてみることも必要と思った。
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Posted by ブクログ
これまた何とも分類が難しい一冊(^ ^;
「謎解き要素」は色濃く通底していので、
一応ミステリにカテゴライズしてはみたが、
謎解きはメインではない。
崖地に建つシェアハウス「スツールハウス」。
そこにかつて住んでいた人たちが、
同窓会を開いたり相談事があって呼び出したりで
再会して、さて...という短編集。
一作ずつ独立したストーリーで、主人公も異なる。
が、微妙に章をまたいで登場する人物が出てくるので、
話に繋がりはないが「連作感」は感じる。
基本的には「昔住んでた人たち」の話なので、
「現在の」スツールハウスでの生活は登場しない。
それがちょっと不思議な感じ(^ ^;
皆往時を懐か -
購入済み
本書は、タレーランシリーズでデビューする前に仕上げた作品を全面改稿して、元は単行本で出版されたものが文庫化されたものです。
そういう意味では岡崎琢磨さんの小説の基盤のような作品と捉えることができるので、タレーランシリーズなどで岡崎琢磨さんに興味を持った人におすすめです。 -
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いつか伝えようと思っていると、伝えられなくなる日が来るかもしれないことに。だから大切な思いは、ちゃんと伝えておこうと決意した。
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ヒロインは《貫地谷マイ》という《患者》と《病》を含んだ名前で常に病弱。語り手はその幼なじみの《山名井ゲンキ》という《病まない》と《元気》を合わせた病気知らずの青年。この設定がまず面白い。2人とも高校1年生で、病弱で学校にもあまり行けないマイの代わりに伝書鳩としてゲンキが謎を持ち込み解決していく。
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高校生活の中での謎を病気に絡めて軽快に解いていてなるほど!と思うことが多々あった。メッセージ性も強かった。
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短編が6つあり読みやすかった。二人の関係性も章 -
購入済み
一作目
この作品は私が高校生の時に初めて読んでから社会人になるまで何度も読んだ作品である。続刊も勿論面白かったがやはり一作目が一番面白いというのが印象としてあり、主人公の背景をとんでもなく膨らませ、それがたまたまヒットするようなことがない限り確実に衝撃を受ける最後が待っていると思う。是非読んでみて欲しい。
※紙媒体で所持していたが電子でも欲しくなり購入。 -
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頭の悪い人は着いてけない感じの作品(^ ^;
一応ミステリに分類したが、
もしや主題は「うまくいかない男女の機微」か(^ ^;
一年間の季節の移ろいを描く連作短編集で、
思いは現在と過去とを行きつ戻りつしながら、
主人公二人のビミョーな「駆け引き」が垣間見える。
主人公二人の「いい人でない部分」が抉り出され、
とてもリアルな姿が徐々に浮き上がる。
そのため、完全に感情移入しきれない印象だが、
それだけリアルな人間像が描かれていると言えるか(^ ^;
クライマックスで、物語冒頭からの様々なナゾや
「引っ張り」が綺麗に一本の線につながる様が見事。
セリフ的にはやや説明くさいが(^ ^;
ど -
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あらすじに書かれてる「切なさ最大級の青春片恋ミステリ」というがまさに的を得てる。物語はどちらかというとミステリ要素が強い。各章,思わせぶりな主人公の呟きに最後まで一気読み必至。そしてラストは誰しも経験するあの不条理な想いを思い出すだろう。そしてそれこそが恋愛なのだと古傷が痛むかもしれない。
あらすじ(背表紙より)
男女だけど「親友」の夏樹と冬子。高校時代、日常の謎解きという共通の趣味で、2人は誰よりもわかり合えていた。ただ、夏樹が密かに、冬子に片想いしていたことを除いて…。そして今、社会人になった夏樹は、冬子に会いに神戸を訪れる。今度こそ、想いを伝えると決めて。けれど冬子は、なぜかかたくなにチ -
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元々は捨て子で、寺に拾われて暮らす男女の双子、
レンとランが探偵役。
物語自体は、寺の若住職目線で進む。
連作短編集で、寺の人や周辺人物が遭遇する
大小さまざまな謎を、双子が解いて行く。
が、この双子が、それぞれ「正反対の推理」をする(^ ^;
「寺の隣に鬼が住む」を座右の銘とするレンは、
いわば人間性悪説の立場から物を見るきらいがある。
反対にランは「仏千人神千人」とよく口にする、
若住職と同じくお人好しで情にもろい。
この二人の「正反対の推理」が、それぞれ破綻無く
「なるほど」と首肯できるよう構成された文章は、
かなり緻密に練り上げられている。
さらに一冊を通して双子や若住職の成長 -
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自分の生き方を決めるのは、自分でありたい
タレーランシリーズ九巻目は悪質レビューと、大女優の死去という二つの軸をもとに、日々の小さな謎解きが大きな事実に結びつく、そんな話であった。ミステリーとしては真相のところでどんでん返しがあったが全体的にいえば読み手としても全体像や筋道のイメージがしやすい作品であったため、ミステリーとして本作品を読もうと思っている人にとっては少し弱さを感じる。
一方で作品としてのメッセージとして今回軸になった「人生の転機における自分らしい選択」といった点はとても共感がしやすい。特に社会から見て「弱者」としてみられることが多い立場の人たちの「生き方の選択」や「自分らしい