岡崎琢磨のレビュー一覧
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いつか伝えようと思っていると、伝えられなくなる日が来るかもしれないことに。だから大切な思いは、ちゃんと伝えておこうと決意した。
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ヒロインは《貫地谷マイ》という《患者》と《病》を含んだ名前で常に病弱。語り手はその幼なじみの《山名井ゲンキ》という《病まない》と《元気》を合わせた病気知らずの青年。この設定がまず面白い。2人とも高校1年生で、病弱で学校にもあまり行けないマイの代わりに伝書鳩としてゲンキが謎を持ち込み解決していく。
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高校生活の中での謎を病気に絡めて軽快に解いていてなるほど!と思うことが多々あった。メッセージ性も強かった。
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短編が6つあり読みやすかった。二人の関係性も章 -
購入済み
一作目
この作品は私が高校生の時に初めて読んでから社会人になるまで何度も読んだ作品である。続刊も勿論面白かったがやはり一作目が一番面白いというのが印象としてあり、主人公の背景をとんでもなく膨らませ、それがたまたまヒットするようなことがない限り確実に衝撃を受ける最後が待っていると思う。是非読んでみて欲しい。
※紙媒体で所持していたが電子でも欲しくなり購入。 -
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頭の悪い人は着いてけない感じの作品(^ ^;
一応ミステリに分類したが、
もしや主題は「うまくいかない男女の機微」か(^ ^;
一年間の季節の移ろいを描く連作短編集で、
思いは現在と過去とを行きつ戻りつしながら、
主人公二人のビミョーな「駆け引き」が垣間見える。
主人公二人の「いい人でない部分」が抉り出され、
とてもリアルな姿が徐々に浮き上がる。
そのため、完全に感情移入しきれない印象だが、
それだけリアルな人間像が描かれていると言えるか(^ ^;
クライマックスで、物語冒頭からの様々なナゾや
「引っ張り」が綺麗に一本の線につながる様が見事。
セリフ的にはやや説明くさいが(^ ^;
ど -
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あらすじに書かれてる「切なさ最大級の青春片恋ミステリ」というがまさに的を得てる。物語はどちらかというとミステリ要素が強い。各章,思わせぶりな主人公の呟きに最後まで一気読み必至。そしてラストは誰しも経験するあの不条理な想いを思い出すだろう。そしてそれこそが恋愛なのだと古傷が痛むかもしれない。
あらすじ(背表紙より)
男女だけど「親友」の夏樹と冬子。高校時代、日常の謎解きという共通の趣味で、2人は誰よりもわかり合えていた。ただ、夏樹が密かに、冬子に片想いしていたことを除いて…。そして今、社会人になった夏樹は、冬子に会いに神戸を訪れる。今度こそ、想いを伝えると決めて。けれど冬子は、なぜかかたくなにチ -
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元々は捨て子で、寺に拾われて暮らす男女の双子、
レンとランが探偵役。
物語自体は、寺の若住職目線で進む。
連作短編集で、寺の人や周辺人物が遭遇する
大小さまざまな謎を、双子が解いて行く。
が、この双子が、それぞれ「正反対の推理」をする(^ ^;
「寺の隣に鬼が住む」を座右の銘とするレンは、
いわば人間性悪説の立場から物を見るきらいがある。
反対にランは「仏千人神千人」とよく口にする、
若住職と同じくお人好しで情にもろい。
この二人の「正反対の推理」が、それぞれ破綻無く
「なるほど」と首肯できるよう構成された文章は、
かなり緻密に練り上げられている。
さらに一冊を通して双子や若住職の成長 -
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タレーランのバリスタ、美星と順調に交際を続けるアオヤマ。そんな様子を見てオーナーの藻川から結婚するならこの店を譲るという話を受ける。2人は結婚を意識しつつ、経営の問題点を考えたりするのだが、そんな中飲食サイトへの悪質な投稿を見つける。まず投稿の内容から共通する客を考えていく。
投稿した犯人は見つかるのか?そして2人の行方は?
投稿の謎を考える途中で小さな謎をいくつか解いていき最後に大きな謎を解きます。そして、それが全てひっくり返る展開。最後に全体を通して語られていたある女優の娘の手記と繋がるのも面白かったです。
男女の関係など出てくるので中学校以上。この巻は小学生でもおおむね大丈夫でした。 -
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岡崎琢磨さんの日常の謎推理小説ですね。
『喫茶店タレーランの事件簿』シリーズの9巻目。
喫茶店タレーランで、店長の切間美星と従業員の青山が付き合いだして、順調にいっていると思ったら、SNSで「タレーラン」の低評価レビューが目につくようになった。
この所、「タレーラン」の経営も順調にいっている矢先だった。
レビューは、嫌がらせのよいな内容で、お店の来客しか知り得ない事柄に関する事が、4件続いていた。
青山は危惧を感じ、美星に相談する。
いつもの様に、美星の名推理が始まる。
目次
はじめに一一一
序 章・悪質レビューワーを退治せよ
第一章・カバーはいつかけ替え -
Posted by ブクログ
一杯の珈琲に溶け込む、人の心の「苦さ」とは
人は誰しも心の中に「苦さ」を抱えている。それは負い目であったり、妬みであったりし、それを隠すために取り繕ったり、働きかけたりする。それはその人が「善」であろうが、「悪」であろうが誰しもが心に抱えながら日々を過ごしているであろう。
2巻目となり珈琲の如く深みを増してきた本作品は「家族」や「恋人」などといった「愛情」といった側面から物語が展開されていた。特にありがちではあるがヒロインの深掘りのためにヒロインの家族が出てきたり、その家族への「思い」をもとにキャラクターの心を深掘りしていった。
特に今回は様々な行動に対する「動機」が前述したような「深み