あらすじ
マイは病弱でしょっちゅう何かの病気にかかっており学校も休みがち。ミステリー小説が大好きなマイは、ベッドにいる時間を使って謎を解く史上初(?)の「寝台探偵」。『珈琲店タレーランの事件簿』著者が放つ新たなるミステリー。「患者」と「病(やまい)」を合わせた貫地谷(かんじや)マイというおめでたい名前の主人公は高校1年生。彼女は病弱でしょっちゅう何かの病気にかかっており学校も休みがち。そして床にふせっている長い時間を使って謎を解く「寝台探偵(ベッド・ディテクティブ)」なのだ。マイと幼馴染みの同級生、山名井(やまない)ゲンキは「病まない」の名前通りに病気知らずの健康優良児。ひそかに想いを寄せているマイのために、ゲンキは学校で起こった不思議な事件を、今日もベッドサイドに送り届ける。6つの謎と2人の恋の行く末は?
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Posted by ブクログ
とっても面白かったです!
やはり日常の謎においては岡崎琢磨先生の右に出る者はいませんね。(個人的感想)
最初から最後までめちゃくちゃ面白かったです!
短編集だから読みやすいのもいいですね。
他の人にオススメしたくなる本です。
Posted by ブクログ
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いつか伝えようと思っていると、伝えられなくなる日が来るかもしれないことに。だから大切な思いは、ちゃんと伝えておこうと決意した。
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ヒロインは《貫地谷マイ》という《患者》と《病》を含んだ名前で常に病弱。語り手はその幼なじみの《山名井ゲンキ》という《病まない》と《元気》を合わせた病気知らずの青年。この設定がまず面白い。2人とも高校1年生で、病弱で学校にもあまり行けないマイの代わりに伝書鳩としてゲンキが謎を持ち込み解決していく。
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高校生活の中での謎を病気に絡めて軽快に解いていてなるほど!と思うことが多々あった。メッセージ性も強かった。
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短編が6つあり読みやすかった。二人の関係性も章の終わりごとに少しずつ進んできていてほっこり。ツンデレなマイちゃん可愛いなぁ。終わり方良かった。
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Posted by ブクログ
山名井ゲンキが、幼馴染で病弱な女の子貫地谷マイに、見聞きした謎を話しマイがベットの上で謎を解決する物語。
2人の名前に駄洒落や言葉遊びがあり面白い。
物語は短編連作の形になっていて、一つ一つが短めでとても読みやすい。
軽めの謎と甘い青春、(それと少しの病気の知識)を感じれる作品。
Posted by ブクログ
安楽椅子探偵、日常の謎系
マイとゲンキの名前や設定、2人の関係性も特徴的。
ツンデレなマイと、優しいゲンキがどうなっていくのかも楽しめるポイント。
内容は優しめなので中高生でも読みやすいと思う。
316ページ(文庫)
Posted by ブクログ
面白かった〜!
身近な病気と謎がかけ合わさっているのが新しくて面白い。章ごとに2人の説明が入るのは何故なのだろう……?休憩しながら読めるのは良かった。
IBSと偏頭痛持ち、病弱なわたしのための本かな……?と思うほど、かかったことある病気ばかりで面白さ増し増しだった!
p.99 実際には、お腹を下すだけではなく、便秘になった里、それらを交互に繰り返したり、あるいはガスが溜まって、お腹がぐるぐるなりやすくなったりと言う症状に見舞われ、罹患した人は、生活に重大な支障を引き起こすのよ。町内のセロトニンの分泌、異常が原因とも言われ、治療には朝に作用する薬のみならず、心理面でのケアが必要となり、抗不安薬などが処方される場合もあるの。これらのことからもわかるように、大変根治しづらい病気で、一旦かかると長期間付き合っていかなければならないことが多く…
p.262 他の楽しい事の下位互換として、仕方なく手にとられてきた本が泣いてる。そうやって、生み出された物語がーー
Posted by ブクログ
安楽椅子探偵の流れになるのかな?
高校が舞台で事件自体が軽いのでさくさく読み進められます。
短編全てハッピーエンドですし、最後も個人的に良かったです♪
続編で長編作るの難しそうだなと感じました。
Posted by ブクログ
1年中ほとんど体調不良のマイが、
薬代わりのように謎解きをするのが面白い笑
ただ思ってたより恋愛要素が多くて、読む前と印象が違った。
内容としてはしっかりミステリーで、
重い話もないので楽しく読める作品でした!
Posted by ブクログ
病弱な女子高生と病気知らずの幼馴染をコンビとした学園ミステリー。病弱な方が安楽椅子探偵なのだが例えが疾患とかの説明で却って分かりにくくなっている気がしないでもない。最終話でパターンが変わるのは面白かったし恋愛モノとしてもベタだけど好き。
Posted by ブクログ
ベッドディテクティブを書こうというのがテーマ何だろうけど、物語的に探偵役が病弱である必然を感じない。あと、主人公である健康男子くんが伝聞で探偵役に謎を渡すという構成のせいか、謎そのものも微妙な感じがしました。
あと病弱故のツンデレ感を出そうとしてるんだと思いますが、探偵役であるマイがただの性格の悪い女子に読めてしまうのが、ちょっと残念でした。
Posted by ブクログ
病弱な安楽椅子探偵・マイと、元気な語り手兼助手のゲンキのミステリ&恋愛小説。
謎も日常の謎といった感じなので、気軽に読めます。
個人的には、マイがツンツンしすぎていてあまり可愛くは感じなかったのですが、ゲンキはそんなマイが可愛くて好きなんだろうなあと思うと、青春を感じて微笑ましいです。
Posted by ブクログ
病弱な探偵さん役のマイと、マイに謎を持ってくる役のゲンキ。いいコンビ。高校を舞台にした軽い感じのミステリー。ちょっとこじつけ感もあるけど、物語としては面白かった。
Posted by ブクログ
1話1話が短いのでサクッと読めるライトミステリー。ちょっと考えれば解けるかも? レベルのミステリーなので、ミステリー初心者でも読みやすい。2人の関係性も可愛らしい。
Posted by ブクログ
1つ1つのエピソードは短くサクッと読める。普段ミステリーに触れない人とか通勤・通学等の隙間時間で読書をする人にはおすすめかも。
一方で結構な確率で話の展開が"読めてしまう"のでミステリーとしての読みごたえには欠ける感も。言い回しや登場する知識を理解して楽しむにはある程度教養を必要とする感もあるが、いっそ平易なものに変えて仕舞えば子供にも勧めやすいミステリー路線でいけそう。
とはいえ展開を予想できるのは私が岡崎琢磨さんの作品を多く読み込んでいるからだという点は否めないし、これからも新刊が出るたびに買うと思う。楽しみにしてます。