岡崎琢磨のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
7つの大罪、
傲慢 嫉妬 憤怒 怠惰 強欲 暴食 色欲
7人の作家さんが大罪をテーマにそれぞれの思うがままに書いていて短編
濃厚で、短編なのでいいとこどりな、結末が面白い。
傲慢とは、自分を過大評価し他人を見下す態度や心のあり方を指す言葉
どの人も、あの人もこの人もプライドが高い
傲慢を、最大限に表したないようだった 笑
怠惰とはすべきことを怠ける様子を表す言葉
怠ける場所がどこをさすのか、
人によって怠けて見えることもある。
でも、その人にとっては、成すべきことのために怠けている場合もある?
そんな意味で書いているのかな?
なんて優しい気持ちになれる内容
私はこれが1番好き。
人に心配させる事はよくないが、それでも彼が思って行動に起こした事はとても素晴らしい。
憤怒とは、非常に激しい怒りの感情を表す言葉
もしかしてミステリーがちょうどよい面白さ。
悲しい話ではあるが、憤怒をとてもよく表している。
嫉妬とは、自分にとって大事なものが他人によって脅かされると感じたときに生じる不快な感情
まさしく嫉妬の塊であった。嫉妬することは、ある。
若い時よりは随分減ったし、認めることが出来るようになり、自分というものも分かってきた。
嫉妬で狂いだした人たちの極限!!
強欲とは、必要以上に金品や名誉などをむさぼり求める心を指す言葉
必要以上でむさぼり求めていました、、。
色欲は、性的な欲望が強く高ぶった状態を指す言葉
展開や物語が、エロな正義で面白かった 笑
短編だから、濃厚で密で、言葉がはいる!
子供には読ませられないけどね 笑
暴食とは、必要以上に大量の食べ物をむさぼるように食べることを指す言葉
必要以上っていうところが、この物語で明らかになる。ちょっとグロテスクではあるが、短編だと潔い!内容もぶっ飛んでるが、面白かった。 -
Posted by ブクログ
2026/09/01
人は目的を達成する為には盲目的な手段に出ることがある。
当人にとっては、それだけ切羽詰まった事情であることはわかるのだけれど、何度も何度も犯行を重ねていたことに、追い詰められた精神の怖さを感じる。自分がもはや犯罪を犯しているなどという正常な感覚さえも失ってしまうのは、本当に恐ろしい。
犯人もその動機も、わかりやすい。
しかし、単純な事実の裏にある、やり通すことで人がひどく傷付くことになる嘘を手段に使ったこの犯人のことは理解したくないと思った。
人の心を弄ぶ選択をする人は地獄に落ちてほしい、と個人的には思う。
被害者は優しすぎる。
優しい人を舐めて甘くみて軽く扱う人が少しでもこの世から減ればいいのに。
優しい人が幸せになる世の中であればいいのに。
今回の話は過去のある話と繋がっていて、それだけに“あの人”がまた傷付いてしまったことに、胸がギュっとなりました。
どんな形であれ、立ち直った“あの人”に幸せが待っているといいなって思います。
最後の『特典掌編』が、優しい気持になれて良かったです。 -
Posted by ブクログ
自分の生き方を決めるのは、自分でありたい
タレーランシリーズ九巻目は悪質レビューと、大女優の死去という二つの軸をもとに、日々の小さな謎解きが大きな事実に結びつく、そんな話であった。ミステリーとしては真相のところでどんでん返しがあったが全体的にいえば読み手としても全体像や筋道のイメージがしやすい作品であったため、ミステリーとして本作品を読もうと思っている人にとっては少し弱さを感じる。
一方で作品としてのメッセージとして今回軸になった「人生の転機における自分らしい選択」といった点はとても共感がしやすい。特に社会から見て「弱者」としてみられることが多い立場の人たちの「生き方の選択」や「自分らしい決断」といったところは読み手を励ますような作品になっていると思う。
アオヤマさんと美星さんの関係性においても「転機」が訪れようとしている中で、作品を通して何を考え、どのように影響を受け、そして決断に結びつけるかといったところは作品としての軸はよかった。逆にミステリーの描写が先走りや思い込みといったところが多かったのが、なんだろう美星さんらしくないなとも感じてしまった。今度の長編ではじっくりと焙煎するような、奥深い謎解きをファンとして待ちたい。 -
Posted by ブクログ
掌編「優しい人」も収録。
(あらすじ)
ファンだった大女優の死に、憂い顔を見せる珈琲店《タレーラン》のオーナー・藻川又次から、バリスタ兼店長である姪孫・切間美星と結婚する気があるなら二人に店を譲る、と持ちかけられたアオヤマ。一人悩む中、直近三ヶ月ほどで、レビューサイトに店の悪評が三件も書き込まれているのに気づく。いったい誰が、何の目的で? 美星とアオヤマはレビューに書かれた日のことを回想しはじめる……。
アオヤマ君と美星さんの2人な感じ好きです!
けど今回も美星さんの推理はすごすぎます!
どうなるんだろうって読んでしまいますꉂ(´꒳`♡)クスクス
遺書を見つけるために食べログの悪評したり好きでもない男性に近づきたいためしたり勝手に家に上がってその遺書が入ってた本を探したりでやばい人感がありまくりでした…。
高地さんが可哀想でした( ; ; )
読んで良かったです!
シリーズ化の本なので次巻も楽しみです(*´艸`) -
Posted by ブクログ
変わらない「愛」のカタチを、「過去」との対話を通じて
タレーランシリーズの6作品目は主人公たちの視点から、今まで作品を彩ってきた脇役達の掘り下げがなされて、過去との対話により現在の解釈をより深くする作品であった。
今作品のテーマであった「各々の愛のカタチ」については読み進めていく中で様々な形があり、ゲストキャラにも主人公達にも心の中に自分の信念としての愛情のカタチが明らかになったのがよかった。
また、終盤に明らかになる真相により話の流れが反転するどんでん返しの要素もあり、その伏線もよくよく考えたら各所に散りばめられいるといった構成力の高さ。このタレーランシリーズは一冊の中で短編集となっているもの、連作集となっているもの、そして一つの長編となっているものとあるが、やはり今回のような長編の方が読み応えがあり、私好みに感じた。
ラストシーンでのアオヤマの示した「愛のカタチ」、そして美星が示した「愛のカタチ」には今までシリーズを読み進めてきたファン必見のラストがあり、この二人はやはり珈琲を通じて、その温かみを通わせているのだなと思った。