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Posted by ブクログ
元々は捨て子で、寺に拾われて暮らす男女の双子、
レンとランが探偵役。
物語自体は、寺の若住職目線で進む。
連作短編集で、寺の人や周辺人物が遭遇する
大小さまざまな謎を、双子が解いて行く。
が、この双子が、それぞれ「正反対の推理」をする(^ ^;
「寺の隣に鬼が住む」を座右の銘とするレンは、
いわば人間性悪説の立場から物を見るきらいがある。
反対にランは「仏千人神千人」とよく口にする、
若住職と同じくお人好しで情にもろい。
この二人の「正反対の推理」が、それぞれ破綻無く
「なるほど」と首肯できるよう構成された文章は、
かなり緻密に練り上げられている。
さらに一冊を通して双子や若住職の成長が描かれ、
また双子の出自に関わる謎や、最後に新たな展開もあり、
これは続編を出す気満々と見た(^ ^
ミステリに分類したが、どちらかと言うと
人情もの、ヒューマンドラマかも(^ ^
GW中に一気読みしてしまいました(^ ^
Posted by ブクログ
日常の謎ミステリーですね。
青春と成長の物語でもあります。
福岡の中央の山寺が舞台で起きる謎解きの4話、短編連作です。
道然寺の次期住職の一海と書いて《かずみ》が語り部として物語を進めていく。
一海が十六歳の時に寺に双子の赤ちゃんが捨てられた。寺の子として育てると住職の真海(一海の父)が決めて十四年の月日がたった。住職一家として成長した双子の活躍と家族のふれあい、成長の心温まる物語。
岡崎さんは寺院勤務の経験があり、それをもととして物語を紡いだそうです。
岡崎さんの文章はとてものびやかで、まったりとした味わいのあるものなので、私は好きですね。
仕事で忙しい思いをしたときなどは、変な話、癒されているように感じます。
物語も基本が人の優しさに根付いたものなので、暗い描写があっても安心して読み進めます。
性善説の双子の女の子ランと性悪説の男の子のレンの推理を楽しみながら、それを見守る、一海との心のふれあいがとても素敵な物語です。
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小説・文芸
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