岡崎琢磨のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ久々本を読んだ。またゆっくり本を読む時間をつくりたいと思いつつ、さて感想。
氏の作品は他のシリーズもいくつか読んでいるが、登場する男性の像が比較的に似通ってる気がする。タレーランシリーズの語り手などは典型的に。
いいとか悪いとかではなく好みという前提に過ぎないが、この男性像に共感できる人はどれくらいいるんだろうか。ミステリーに登場する人物なんてクセしかないだろうけど、悪い意味ではなく、むしろ僕にはこうした男性像を重ねてしまう10代から20代前半があったように思う。若干中二病的な?キセツなんてしてないけど(笑)
そしてその彼が最後の最後でも中二病から卒業しきれない感じがあるという、ロマンチックなんだからファンタジーが過ぎるのかわからない状況で、それでもなおその主人公に妙な親近感があるのは、おそらく、きっと自分がまだなんとも大人になりきれていないからなんだろうと思う。
痛々しいといえばその通りで自分の弱いところを自覚させられ、枕を涙で濡らしそう(笑)
ミステリー的には氏らしい叙述でミスリードしてたと思うんだけど、最後のキセツの解決はちょっと無理があったように思えなくはない。壮大な伏線ですごいと感じる一方、それまでであればおそらく解けなかったであろう冬子の冴え渡る推理は少しチートが効き過ぎかなと。
ただ、夏樹のある意味でダダ漏れな思いやそれに伴う行動を何かしらのブースターにしていたという意図もあったのかもしれない。
そこらへんのじれったくすれ違う感じは高校生とも大人とも違うアオハル具合がうまくでているんだろうな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレちょっと面倒くさい性格の店主が経営する,手作りアクセサリーショップ「ぷろんたん」にまつわる連作短編.
「ひとつ、ふたつ」 店主と彼女の恋人の秘密についてのお話.いや,わかるんだけどさ,めんどくさい女だなーという印象.
「クローバー」 確かに,「はいつくばって探す」より「思いがけない瞬間に見つかるから」のほうがステキかな.卑怯な男とのことは吹っ切れたようで,めでたしめでたし.
「レジンの空」 クズの先輩のせいで引き起こされた騒動の話.本当にクズヤロー.傷害罪で訴えるべき(と思うが,それを難しく感じさせる日本の社会が問題か).
「手作りの春」 ぷろんたんが嫌がらせを受ける話.すり替えのトリックはいろいろ考えてみたのだけれども,結局謎解きされるまでわからなかった.
どれも良質なミステリーで楽しませてもらいました.