岡崎琢磨のレビュー一覧

  • さよなら僕らのスツールハウス

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    1つのシェアハウスを題材にして、代々の住人たちがつづるオムニバス形式のミステリー。1つの家ではないけど、アパートよりは密な関係。そんな距離感が面白い。
    残念なのは、せっかく舞台を用意しているのに、どれも回想話ばかりで、リアルタイムの住民の話がないことかな。

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    2020年07月16日
  • 九十九書店の地下には秘密のバーがある

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    会社を辞めて自信を喪失していた佑は、九十九書店の不思議な店主、トワコさんの下でバイトを始める。
    トワコさんが夜に開くバーにやってくる困っている人たちを助けるために、トワコさんが佑に一見不思議な仕事を言い渡し、その人たちが本当に幸せだと感じることが何かに気づかせていく。
    4話からなるが、どれも気持ちがホンワカしてくるストーリー。こんなバーがあったら、常連になりたい。

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    2020年06月20日
  • 道然寺さんの双子探偵

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    普段から人間嫌いを称している者として、他人の悪意を敏感に察知する双子探偵の一人「レン」の損な役回りを不憫に思いましたが杞憂に終わり、続きが読みたくなりました。今は梅ヶ枝餅とはかた通りもんが無性に食べたいです。

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    2020年04月05日
  • 道然寺さんの双子探偵(2) 揺れる少年

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    ネタバレ

    一巻よりも俄然面白みが増していました。熊本地震を下敷きとし、これにより引っ越しを余儀なくされた親子と過去の地震にまつわる経験の呪縛にがんじがらめになっている親とその息子を軸に全編通しのストーリーになっています。
    地震という一大事を絡ませたことで一巻と比べるとよりシリアスな印象(ライトな感じはない)。また雄哉と司の関係も単純なものではなく、ラン、レンの推理を以てしても一筋縄では対処できない複雑さが含まれています。
    一巻ではランもレンも(多少の誤りを含むとはいえ)いとも簡単に謎を解いてみせる展開で、読み手としては一気に置き去りにされた感があり物足りなかったのですが、この二巻では物語の進行にあわせて

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    2019年10月30日
  • 道然寺さんの双子探偵(2) 揺れる少年

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    双子探偵シリーズ、第二弾。
    前作は、双子のレンとランが懐疑派VS性善説派それぞれの推理を戦わせていくという短編集だったが、今回は熊本地震がきっかけで生活が変ってしまった少年たちを中心に描いている。

    熊本地震で家が壊れ、家族で祖父母の家に住むことになって転校してきた、志垣雄哉(しがき ゆうや)と、
    母子家庭で、地震以来母が家から出られなくなって収入が無くなり、腹を空かせた蓬莱司(ほうらい つかさ)の二人の少年の関係は複雑。

    レンの活躍はあまりなくて(次回に期待)、人とかかわるようになったランの成長が嬉しい。

    災害が人の心に残す傷、そのために変ってしまう家族関係。
    それに伴い、中学生という多

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    2019年09月27日
  • 新鮮 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    旅のお共として借りたけど家にいるときに読んでしまった。こういうアンソロジーは旅にぴったりだよね。面白かった。若手作家さん、ってことで『新鮮』になったそうだけど、はずれなかったな。まぁ強いていえば岡崎琢磨「夜半のちぎり」は先が読めて全然どんでん返しじゃなかった。似鳥鶏はトリッキーで面白かった。筒井康隆っぽい。解説でそれぞれの作家さんの過去の作品が紹介されてて、どれも面白そうだった。みんなまた読んでみよう。

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    2019年09月03日
  • 九十九書店の地下には秘密のバーがある

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    巻末に各話の関連書籍が挙げられているけれど、本自体に絡ませるのではなく、筋書きを絡ませるという薄めの扱い(オマージュ的)。タレーランの美星さんや、ビブリアの栞子さんと比べると、トワコさんの年齢のせいか、(年齢を重ねたがゆえの?)少し強めの性格のせいか、魅力は低めであまり入り込めず。「2nd TASK『飼育』」は、風変わりな男女関係の形。ちょっと乱歩にも通じる感じ?

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    2019年04月28日
  • ベスト本格ミステリ2018

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    様々なアンソロジーで読んだものもあったが、改めて面白い。虚構推理は次から次へと推論が出てきた上で結局は、というのが楽しい。

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    2019年03月10日
  • 九十九書店の地下には秘密のバーがある

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    書店の地下に秘密のBARっていう仕掛けは面白いけど、物語的に書店がある必然を感じなかった。あとトワコさんが主人公に「仕事」をかす動機もいまいち弱い。ちょっと中途半端な感じは否めない作品だったかな。

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    2018年12月02日
  • 道然寺さんの双子探偵

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    ネタバレ

    “珈琲店タレーラン”シリーズの作者による、福岡県のお寺が舞台の日常ミステリ。
    道然寺の若和尚・窪山一海(くぼやま いっかい)の周りで起きるさまざまな謎の出来事を、中学生の双子・姉のランと弟のレンが推理する。
    一海は、真面目で考えも深いし、ちゃんと若和尚を務めているのだが、何かといじられてトホホな感じ。
    お人好しだからか。

    双子は、寺に捨てられていたという過去を持つ。
    そのせいか、レンは物の見方もシニカルで、人間の行動をナナメに見るきらいがある。
    ランは逆に、性善説にのっとって推理する。
    物の見方が逆ならば、推理も真逆。
    反対から光を当てることで、見えなかったものが見えてくるのが面白い。

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    2018年09月19日
  • ベスト本格ミステリ2018

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    昨年発表された本格ミステリ短編のベスト集。
    同じ趣旨の『ザ・ベストミステリーズ』(こちらは広義のミステリ短編)と比べられがちだが、ここ数年は後者の方がバランスが良くて面白かった。だけど、今作は数年の不振を一掃する位に傑作が揃った。本格好きとして大いに喜ばしい。
    特に大山誠一郎さんの作品は凄い。犯人が被害者の顔を潰す理由で、こんなに斬新なアイデアを考え付くとは! これだけでこの一冊を読んだ価値あり。

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    2018年07月12日
  • 新鮮 THE どんでん返し

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    楽しく読めた。どんでん返しと銘打たれてるので終盤でひっくり返ることはわかってて読むわけですが、どうひっくり返るのかを予想しながら読むのも楽しいものです。

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    2018年02月24日
  • 珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように【電子版イラスト特典付】

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    久しぶりのタレーラン事件簿。アオヤマの中学時代の憧れの人、眞子との再会で湧き上がるいくつもの謎。中学時代の傘盗難、タレーランに来たときの水風船、鴛鴦茶と喫茶イーグルのマスターのクイズ、紀香が話すコーヒーを飲む人形、源氏物語とある手紙。そして、それらを豪雨の宇治川へとつないでいくクライマックス。ミステリー色には癖があって好まない人がいるかもしれないけど、これはこれでありだと思う。主人公の二人がいい雰囲気で終わったけど、まだ続編はあるのかな。もしあったらもう少し読んでいたい気もします。

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    2026年01月12日
  • 道然寺さんの双子探偵

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    なかなかよかった。あるときは性悪説でなされた推理を性善説で否定、またあるときは性善説でなされた推理を性悪説で否定する。人には両方の面があるということ。
    お寺さんが舞台ということで、どことなくほっこりとするお話になっています。仏教に関わる人全てがそうではないでしょうが、基本的にこの話でお寺に関わる人は心の優しい人ばかり。その点も、なんかほっとする。

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    2016年06月18日
  • 珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を【電子版イラスト特典付】

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    ネタバレ

     京都を舞台とした日常の謎系ミステリ。恋人と喧嘩をした主人公が偶然に導かれて入った店で,理想的な珈琲と,魅惑的な女性バリスタである切間美星と出会うところから,物語が始まる。
     7つの短編からなる連作短編集。個々の短編の謎は,日常の謎系のミステリの中でもかなりしょぼい。読み終わっても,「え,今,謎解きが終わったの?」と思えてしまうほどの作品まである。ヒロインの切間美星と,主人公のアオヤマは,そこそこ魅力的なキャラクターとして描かれているが,切間美星の造形は、いかにも男性が考えた女性…っぽく,深みに欠けるように思えた。
     しかし,胡内波和という男の存在と,虎谷真実という二人の人物の存在が,この物語

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    2025年05月18日
  • 珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで【電子版イラスト特典付】

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    ネタバレ

    今回は短編集。
    やはりこちらの方が、タレーランっぽいでしょうか。
    3冊目はあまりお店も描かれなかったですし。

    一人称でちょっとした勘違いを誘う(…つもりはなかったのかな?)
    それのバリエーションなどんでん返し。
    はたまた“初めてのお使い”(お使いではないですが、ネタバレを避けるため)
    やはり、才能を極めて行く人の苦悩と喜びは計り知れないな…というものと。
    亡き人の思い出。
    ほっとする、珈琲ブレイク的なお話。

    私は、檸檬の話が一番好きでした。
    京都だし。
    植物と人間にも心のつながりがあるのかな、と、飛び梅伝説なんかも思い出したりして…

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    2019年09月27日
  • 珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を【電子版イラスト特典付】

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    舞台設定やストーリーの雰囲気はとても好みで、落ち着いた喫茶店を中心に話が進む感じは心地よかったです。ただ、全体的に少し読みづらさを感じる部分もありました。誰が話しているのか分かりにくい場面があり、会話の流れを追うのに少し戸惑うことも。

    また、登場人物の姿がやや想像しづらく、特にキャラクターの輪郭がはっきり見えてこない印象が残りました。ヒロインが聡明な人物として描かれているものの、「なぜそう感じられるのか」という具体的な描写が少なく、その魅力が十分に伝わる前に読み終わってしまった感覚もあります。

    雰囲気や舞台は好きなだけに、人物像や会話の整理がもう少し丁寧だと、より物語に入り込めたかもしれま

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    2026年02月09日
  • 珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで【電子版イラスト特典付】

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    タレーランの事件簿4冊目。
    今回は短編集でした。
    あんまり主人公の2人の絡みが出てこなくて残念でした。
    でも短編はどれも面白かった。
    一作目と二作目は意表をついた展開だった。読み直せばたしかに、そうだわ、となるような。
    檸檬が京都舞台だとは知らなかった。

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    2026年02月07日
  • 七つの大罪

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    七つの悪徳を、7名の作者がそれぞれ描く
    どの罪も現代的なものになっていて
    若竹七海さんの「暴食 最初で最高のひとくち」が
    なかなか良かった
    怖っ!!と思ったのは、
    川瀬七緒さんの「憤怒 移住クライシス」

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    2026年02月05日
  • 珈琲店タレーランの事件簿 3 心を乱すブレンドは【電子版イラスト特典付】

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    バリスタ大会を舞台にした妨害工作はだれが何のためにしているのかを暴くミステリー。
    全てが伏線であり最終盤で納得感ある結末を迎えるが、何か物足りなく感じた。
    キャラクターのアクは強いけどあまり印象に残らない感じが原因か。

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    2026年01月27日