岡崎琢磨のレビュー一覧

  • 珈琲店タレーランの事件簿 3 心を乱すブレンドは【電子版イラスト特典付】

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    短篇のつもりで読み始めたら、長編でした。負の感情の連鎖が引き起こす事件。死者が出ないところが、このシリーズのいいところ。主人公ふたりの距離が近くなるのが楽しみです。

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    2022年01月22日
  • 珈琲店タレーランの事件簿 3 心を乱すブレンドは【電子版イラスト特典付】

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     ターレランシリーズ3部作目です。私は本書のような少しライトな推理小説が好きでよく読んでいます。言葉が適切かどうかわかりませんが、私にとってターレランは箸休め的な位置付けです。登場人物も魅力的でコーヒーに対する知識も色がり、推理小説としても楽しめる本書は私にとって最適なシリーズものです。

     ここからは3部作目についてのレビューになります。正直に言って3部作目である本書は私のイメージと乖離している部分が多かったです。

     先に述べた通りサクサクとした推理が魅力だと感じていたのですが、本書は1つの事件を1冊丸々使って推理していきます。登場人物もかなり増えて箸休めにしては少々ボリューミーな一冊でし

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    2022年01月16日
  • 珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで【電子版イラスト特典付】

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    緩く繋がる短編集。アナザーストーリーといった趣で、今までと違い、優しくほっこりするストーリーが多い。レモンの樹の話は美星のキャラクター設定の裏付けとして良かった。

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    2021年12月31日
  • 春待ち雑貨店 ぷらんたん(新潮文庫)

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    暖かいタイトルに惹かれて。
    タイトルとは裏腹に意外とどこか冷めているような感じがする主人公。主人公にしかわからない痛みがある。
    でも、雑貨店には愛が満ち溢れてます。
    雑貨店に行きたくなりました(^-^)

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    2021年10月27日
  • 九十九書店の地下には秘密のバーがある

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    ネタバレ

    大学時代の先輩が本屋でバイトしてたこともあって、本屋さん家業についてはなんとなく見知ったこと。あとタレーランのモデルとなったって言われているカフェにいったとき、多くの人が本を読みながら過ごしてた(自分もだけど)ので、氏といえば本というイメージもある。そういう意味で手に取った本。

    日常の謎としては普通だったけども、軽く読めるという意味ではよかった。ペットの話はさすがにどうかと思うけど(笑)

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    2021年10月18日
  • 季節はうつる、メリーゴーランドのように

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    ネタバレ

    好きになろうとしてもなれない、その言葉を言われたら辛すぎるなと思った。
    誰のメリーゴーランドに乗っているのか、はたまた乗っていないのか。
    わたしはどうなんだろう、、
    叙述が面白かった。

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    2021年10月11日
  • 珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る【電子版イラスト特典付】

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    ネタバレ

    シリーズ2作目。
    1作目より楽しめた。ただ「ろくおん」と「つきあう」のカラクリはちょっと無理があるのではと思ってしまった。
    それにしてもアオヤマ氏と美星さんはもどかしいなあ。

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    2021年10月04日
  • 貴方のために綴る18の物語

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    早世した恋人が残された人に残した18作品、という構成。単なる岡崎作品短編集かと思いましたが、そうではなかった。しかもその構成の秘密はラストまでいかないとわからないつくりになっており、なるほど、と思わせてくれました。

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    2021年09月27日
  • 新米ベルガールの事件録 チェックインは謎のにおい

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    【感想】
    ・お気楽ミステリ。そしてホテルは「笑えるホテル」となった。

    【内容】
    ・結婚式の二次会に謎の女。トイレの排水口に大量の髪の毛。
    ・なんだか別れ話のような会話をしている子どもたちと、車上狙いの被害。
    ・薬物取引かもしれない場を千代子のドジがひっかきまわす。
    ・家族で宿泊している高校生の息子が行方不明。そして仮眠中の千代子の枕元にあったプレゼントは。

    ▼崖っぷちホテルについての簡単なメモ

    【大原俊郎/おおはら・としろう】ホテルのフロントクラーク。五十歳。腹が丸々としている。やる気なし。口髭は自慢。
    【長田/おさだ】キャバクラで脅され何かの運び人として使われることになった元ブロサッカ

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    2021年09月25日
  • 珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように【電子版イラスト特典付】

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    ネタバレ

    源氏物語は知ってはいるが、複雑な色恋や登場人物が多いので本のポイントではあるとは思うが読み飛ばしてしまった。あまりコーヒーと深く今回は絡みはない感じ、IHの部分はそれほど重要ではないのでそこでもう少し源氏物語関連にしてくれれば少し入り込めたかなあ。。
    もう少し美星さんの場面が欲しかった。。

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    2021年09月22日
  • 珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで【電子版イラスト特典付】

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    パリエッタの恋は伏線があって、コーヒーの歴史もあって面白かった。小説ならではのところで面白かった。他の短編はなんとなく予測はできたが穏やかな話という感じだろうか。

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    2021年09月11日
  • 新米ベルガールの事件録 チェックインは謎のにおい

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    軽く読める人が死なないミステリー。元ホテルマンの私からすると、このベルガール、大丈夫か?と不安になる…。大原主任も笑えるけれど、良く上司が務まるな〜と思ったし。それなりにちゃんとミステリーらしい仕掛けもあって面白かった。

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    2021年09月10日
  • 春待ち雑貨店 ぷらんたん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    話の題材としてはすごくいいのですが、出てくる人の環境がなかなかに重く、最後は一歩踏み出すところで終わるのでまだいいのですが、その過程がキツイです。
    もう少しふわっとしたお話なのかなと思っていたのでそんな甘いばかりでは人生ないぞ、人それぞれ見えないだけで何かしら重たいものを背負ってるんだぞ、と突きつけられた感でした。

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    2021年08月20日
  • 夏を取り戻す

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    小学生が失踪する。それも連続して。
    3日程度で無事に帰ってくるので警察は関与しない。この謎をとく探偵は週刊紙の記者2人。
    なぜ失踪するのか?突然消えてしまうので、どうやって姿を消すのか?どこに隠れているのか?
    いろいろ探っていくうちにこの土地特有のルールとか小学生ならではの人間関係とかが見えてくる。
    後半の校長と担任の先生の対応が素晴らしいと思った。小学生たちも自分たちなりにいろいろ考えてることがわかり微笑ましく思えた。

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    2021年08月20日
  • 道然寺さんの双子探偵

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    日常の謎系の連作ミステリ。双子が善と悪(?)二様の視点で謎を解くので、解決が二重底になるのがミソ。とは言え謎そのものは大したものではなく、若和尚、双子、和尚、お手伝いの女性と言った登場人物が織りなす、暖かな雰囲気の方に美質はあるように重う。

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    2021年08月07日
  • 貴方のために綴る18の物語

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    初読みの作家さん。タイトル通り、ある女性に読ませるために書かれた17の短篇(もう1篇は種明かしなので別枠)と、彼女の一言感想が添えられている。初出は取次発行のPR誌で、それを1冊にまとめるに当たって設定を追加したのではと推測する。1篇は400字詰め原稿用紙20枚の短さなのでどうしても意外な結末を求めてしまうが、完成度は今ひとつと感じた。それも計算づくだというならすごいが。

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    2021年07月21日
  • 貴方のために綴る18の物語

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    人生に絶望した主人公・美織が、見知らぬ老紳士から「3週間、毎日短編小説を読んで感想を書く仕事」を任される物語。

    1週目は、いろいろな種類の物語。毎話ごとに主人公の感想が短く綴られていて、私もその通りの感想を抱きながら読み進めた。
    2週目は、なんだかちょっと胸糞悪い結末の物語ばかり。この仕事をさせる目的は何だろうと訝しる。
    そして3週目。幸せな物語が多く、そして主人公の感想にはある1文が毎回綴られるようになる。

    最後、仕事を任せた老紳士の正体と、その目的を知らされる。

    この世界にはたくさんの「愛の形」がある。
    たったひとつの愛なんてない。
    短編集なのでさくさく読み進められた。

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    2021年07月10日
  • 貴方のために綴る18の物語

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    てっきりホラーかイヤミスだと思ってたら全然違った。
    愛の形って人それぞれだ。
    美織は謎の人物が書いた短編を1日1話読むという仕事を引き受ける。
    報酬は1字あたり10円、全て読み終えると総額143万円になる。
    この怪しい仕事の真意を知る前と後では、各話の印象も変わる。

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    2021年06月30日
  • 珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで【電子版イラスト特典付】

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    短編小説でとても読みやすかった!
    まさかまさかの展開になることが多くて、前に戻って読み返すほど!!!笑
    謎を解いていく感じの内容がいつも面白い☺︎☆

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    2021年06月21日
  • 春待ち雑貨店 ぷらんたん(新潮文庫)

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    題名と表紙の感じから、明るいほのぼの系かな!なんて思って買ったのですが、良い意味でも悪い意味でも(?)裏切られました…(^_^;)

    結構内容が重い。胸糞悪い性格してる登場人物も出てきました。文章が軽かったし、最後が平和な雰囲気でまとめられていたのでそこまで暗い気持ちになることはなかったのですが、うーん。期待していた内容とは違かったので☆3です。

    日常の謎 というジャンルに含まれる作品だと思うのですが、個人的には話が非日常的すぎて普通の謎解きものじゃない?って思いました。

    好きだけどあんまり好きじゃないな…っていう印象です!

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    2021年06月10日