岡崎琢磨のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2017年時点の新進気鋭の作家の短編集。
2023年度現在、青柳碧人の収録作品の展開に驚き!
著者紹介が充実していて、読んでみたい本もいくつかあった。大山誠一郎、他にも読んでみたい。
1 密室龍宮城 青柳 碧人/著
龍宮城ならではのトリックが面白い!
2 居場所 天祢 涼/著
主人公の運命には同情すべき点もあるし、最後いい話になりそうなんだけど、どうしても、主人公の変態のイメージが拭えなかった。私もそういう態度になるだろうなぁ……。
3 事件をめぐる三つの対話 大山 誠一郎/著
ラジオドラマによさそう!でも、映像にしても面白そう。
4 夜半のちぎり 岡崎 琢磨/著
それでシンガポールなのかぁ……。
5 筋肉事件/四人目の 似鳥 鶏/著
なんか時々違和感あるな?……あっ、そういうことか!うまく繋がっていてすごい。
6 使い勝手のいい女 水生 大海/著
殺しちゃったんだ!と思いつつ読んでいたら、なるほど!似鳥鶏に続いて主人公が葉月なのはすごい偶然(?)。 -
Posted by ブクログ
★真に必要としている方のもとには、奇跡が訪れるのかもしれないと私は考えております(p.271)
【ビブリオバトルの波乱】高校生ビブリオバトル全国大会/決勝の発表順を決める抽選に異常/そのせいで負けたという女子生徒。最近ビブリオバトルっぽい作品を読んだところなので、なぜかものごとって重なるもんやなあと思ってます。
【歌声は響かない】高校の同級生/文化祭での合唱の練習に参加しなかった生徒をかばった美星。
【ハネムーンの悲劇】新婚旅行に出かける当日事故に遭い夫は亡くなったが目覚めた姉は新婚旅行の帰りに事故に遭ったと言い証拠となるお土産も鞄から見つかった。
【フレンチプレスといくつかの嘘】ショートショート/別れ話に介入した珈琲店店員。
【ママとかくれんぼ】英美里の昔別れた母との記憶に長時間移動した後に着いた公園でうとうとしていたものがある/母は鬼は父親のかくれんぼだと言った。
【拒絶しないで】柔道サークルの学生が美星に告白する直前、常連の男は紙ナプキンにある一言を書いた。
【ブルボンポワントゥの奇跡】ハネムーンの話に似た名前の人物が出てくる。そのやり直しのようなストーリー。過去編やったらイヤかもしれへんけど。・・・あとがきで答えがありました。
▼タレーランに関する簡単なメモ(いくらか累積)
【アオヤマ★】理想のコーヒーをタレーランに見た青年。後に美星と互いに憎からず思うようになる? ブルマンにちなむ? ただし本名はいまだ不明。
【浅井一太/あさい・いちた】河野鈴海の恋人。三十三歳前後。なぜか結婚に踏み切れない。最近ストーカーにつきまとわれているような気もする。
【板垣愛美/いたがき・まなみ】徳山実希が関わったビブリオバトルの岩手県代表。チャンピオンになった。
【江角蘭/えすみ・らん】影井城の妹で兄の死後も影井城の家で暮らしている。足が少し不自由で息子の大(だい)の世話を受けているが、動けないというほどではない。
【榎本純/えのもと・じゅん】徳山実希が関わったビブリオバトル京都府代表。『数のふしぎ』という本をプレゼンした。
【鴛鴦茶】コーヒーと紅茶を混ぜ、無糖練乳(エバミルク)と砂糖を加えたもの。香港で飲まれているらしい。眞子がそれを出すイーグルコーヒーという店を教えてくれた。
【大津一/おおつ・はじめ】柔道サークルに参加している大学三年生。美星に告白した。
【奥さん】→藻川千恵
【廻旋橋】天橋立にある水平に回転し船が通れるようにする橋。むかし回転するときわざわざこの上に残って陸と切り離されたことあり。なんとなく楽しかった。
【影井城/かげい・しゃとー】生涯のほとんどを浜松で過ごした画家。美星いわく青木繁を彷彿とさせる画風。藻川千恵となんらかの関わりがあったらしい。本名は「かげい・じょう」らしい。
【加納七恵/かのう・ななえ】オカルト月刊誌『トナノ』編集長である三浦真琴が取材した相手。二つ年上の姉、海鈴(みすず)と夫の臼井太一がハワイへの新婚旅行に出かける当日事故に遭い夫を喪ったが目覚めた姉は新婚旅行の帰りに事故に遭ったと言い証拠も見つかった。
【河野鈴海/かわの・すずみ】浅井一太の恋人。最初の話の登場カップルの名前の文字順違いなのに意味はあるのだろうか? 苗字も近い音。
【切間美空】切間美星の妹。
【切間美星★/きりま・みほし】タレーランのバリスタ。主人公。バリスタと名乗りたいのでエスプレッソマシンを導入した。アオヤマの理想のコーヒーを淹れてくれる。見た目は高校生だが初登場時点で23歳。謎解きするときコーヒー豆をひく。キリマンジャロにちなむ?
【健斗】10歳くらいの小学生。父親がアメリカ人で、見た目は外国人だが中身は純日本人。
【小須田リカ】アオヤマの母がたの親戚らしい。コスタリカ。
【コーヒー豆の種類】この本とか諸々の本によるとによると、種類としてはアラビカ、ロブスタ、リベリカの3種類。今はアラビカ種が一般的らしい。銘柄としてはイルガチェフェ(エチオピア)、キューバ、キリマンジャロ(タンザニア)、グァテマラ、ケニア、コスタリカ、コナ(ハワイ)、コロンビア、サントス(ブラジル)、ジャワコーヒー(インドネシア)、トラジャ(インドネシア)、パプアニューギニア、ブラジル、ブルーマウンテン(ジャマイカ)、ベネズエラ、マンデリン(インドネシア)、メキシコ、モカイスマイリ、モカシダモ(エチオピア)、モカハラー(エチオピア)、モカハラーズ(イエメン)、モカマタリ(イエメン)。など、調べたのを並べただけですが。個人的にはモカ系はちょっと苦手で、苦味が強い系が好みかなあ。
【小島眞子/こじま・まこ】→眞子
【胡内波和】美星のことをよく知っているみたいなエリートっぽい眼鏡の青年。コナコーヒーにちなむ?
【財前美加子/ざいぜん・みかこ】河野鈴海から浅井一太が紹介されたカウンセラー。
【佐野】京都国際医療福祉学院の男性講師。伊達涼子の担任。
【島善郎/しま・よしろう】京都国際医療福祉学院の講師。ふっくらとして人がよさそう。
【清水/しみず】大津が美星に告白したときその場に居合わせた。
【下條敏夫/しもじょう・としお】結城英美里の母、優里(ゆうり)の、今の夫。
【シャルル★】タレーランにいる猫。
【晶ちゃん】→水山晶子
【瀬古秀平】京都国際医療福祉学院の講師。伊達涼子の実技の練習に付き合わさせられることになった。
【反町葵/そりまち・あおい】浅井一太が十年前に交際した女性。
【高野鷹】イーグルコーヒー店主。世界のコーヒーを出す。世界中のコーヒーを味わうために一緒に旅をした女性に急に婚約解消を切り出され了承した過去を持つ。
【伊達章三】伊達涼子の関係者。デイト薬品の伊達章三といえば財界で名を知らぬ者はないというくらいの人物。離婚している。
【伊達涼子/りょうこ】理学療法士をめざしている。
【タレーラン★】舞台となる珈琲店の名前だが元々はフランスの政治家の名前らしい。《良いコーヒーとは、悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、そして恋のように甘い。》という名言を残したらしい。
【デカケッター】SNSの一種のようだ。まあ、だいたいTwitter相当かと。
【土居塔子】とある女子高生。名前まではわからなくてもこの娘がある巻の最初に出てくる少女でありある人物に化けているというのは謎でもなんでもなくすぐわかることでしょう。問題はどこで明らかにするかってとこ。いや、それもさほど重要ではないか。
【徳山実希/とくやま・みき】読裏新聞記者。現在は東京本社活字推進委員会勤務。高校生のビブリオバトルの大会に関わる。
【戸部奈美子】虎谷真実の友人。
【虎谷真実】アオヤマが2年ほど付き合った元カノ。通称マミー。柔道愛好会に入ってる。極端な性格でこの作品のギャグ担当? 続編あるなら今後の登場も期待。トラジャコーヒーにちなむ?
【根津焙煎所】主は根津選一。タレーランのコーヒーを焙煎しているロースター。タレーランを開く前から千恵さんと付き合いがあるらしい。
【ブルボンポワントゥ】《インド洋に浮かぶフランス海外県の世界遺産、レユニオン島で採れるコーヒー豆の名前です。》第七巻p.272。かつて人気を誇ったが衰退し日本のUCCが甦らせた。
【フレンチプレス】個人的に雑味のあるコーヒーが好みなんでフレンチプレスが向いてるんちゃうかなあと思ってますがまだ試してません。コーヒー店では意外に高いんで。良さそうやったら器具買おう思うてんですけど。
【眞子】とある少年が昔の河原で知り合った年上の女性。彼女をきっかけに理想のコーヒーを探しはじめることになった。旧姓は小島、今の姓は神崎。自分の思い描く物語で自分や他者をコントロールしようとするところがある。
【枡野和将/まきの・かずまさ】徳山実希の恋人。区役所勤務。
【三浦真琴/みうら・まこと】オカルト月刊誌『トナノ』編集長。
【満田凜】美大生。切間美空の軽音楽サークルの後輩。最近スランプぎみ。マンデリンにちなむ?
【水山晶子/みずやま・しょうこ】美星の友人。大学生。クリスタルマウンテンにちなむ?
【ミスリード】この話はミスリードをさそうような書き方を頻繁に使うので常に注意が必要。いや、騙された方が楽しいので注意する必要もないか。
【皆川紀香】イーグルコーヒーのバイト従業員。
【峰岸/みねぎし】美星の高校時代の知人。自然に生きているだけで他者と軋轢を生じさせやすいタイプ。
【ミナト】ダーツプレイヤー。
【村治透】美大生。油絵学科。満田凜の元恋人。
【藻川小原/もかわ・おはら】又次老人の孫。息子の娘。今度高校二年生になる。名前の由来はスカーレット・オハラらしい。浜松在住。
【藻川千恵★】藻川又次の亡くなった妻。タレーランを実質的に切り盛りしていた人。美星の恩人とも言える。
【藻川又次★】タレーランのオーナー兼調理担当。アップルパイは絶品。ナポリタンもおすすめ。しゃべらなければ渋い。老人だがナンパが生きがい。モカマタリにちなむ?
【康士】伊達涼子のとこに飯を食いに来る青年。兄弟とか血縁関係? あるいは幼馴染み? とはっきりしないところでネタが割れたり。サッカーをしていたがケガをしリハビリを受け理学療法士になりたいと考えた。
【結城英美里/ゆうき・えみり】ガールズバーで働いている。下條に呼び出され京都まで来てみると子供の頃別れた母が病気で余命いくばくもなく娘に会いたがっていると言う。
【りりちゃん】コーヒー好きのビスクドール。
【ロックオン・カフェ】アオヤマがよくいる喫茶店。同志社大学の近くと思われるがモデルがあるのかどうかは不明。ロックオンやから鹿苑寺(金閣寺)近くで立命館大学かと最初は思ったのだけど。まあ、同大も遠くはなさそうやしどっちかやろうけど、京都在住ではないのでその辺の感覚はよくはわからない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ京都の話なのに京都らしさはほぼなかったような。。。そこは特に大事なとこではないからいいのかしら。
事件らしい事件は起きないけど、日々暮らしてる人からしたら「そりゃ事件でしょ」と言われるような事柄を解決していくようなそうでないような。。。なのですぐ読めてしまう。
個人的には別れのメッセージを暗号で送るようなやつやデリケートゾーンにタバコ押し付ける奴とか、胸糞すぎてちょっと消えてほしいくらいなんだけど、まあそいつらの存在は気にするだけ無駄というか、なんというか。それよりも前向いて歩いていくことの方がよっぽど大事。
冒頭の話どっかで読んだなーと思ったら10年交差点の話だった。そうだそうだ、これをきっかけに読もうと思ったのだった。
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Posted by ブクログ
ネタバレタレーラン第五作目、今回は長編。
アオヤマくんの甘酸っぱい初恋相手の年上の女性眞子さんの話。
そんなアオヤマくんにヤキモチを焼く美星さんの話。
ダメだと分かっていても、傷付くと分かっていても止められない気持ちは仕方ないのだろうけど…眞子さんの行動と発想は、申し訳ないがちょっと怖くて痛いと思ってしまった。
誰かに気付いてほしかった、止めてほしかった、ということなのかもしれないけど、少なからずアオヤマくんの好意を知っていての眞子さんの行動はちょっと重たいし、ずるい。
源氏物語はちゃんと読んだことないので難しかったけど、分かる人には分かるのだろうか…?
美星さんは源氏物語にまで精通していてさすが。
おしどり、実は取っ替え引っ替えとは知らなかった…少しショック。
鴛鴦茶含めて色々なバリエーションのコーヒーが出てきて、飲んでみたいと思った。
…コーヒーあまり得意ではないけど…。 -
Posted by ブクログ
ネタバレタレーラン第四作目。今回は長編だった第三作目とは打って変わって独立した短編より構成。第一、二作目とも違い最後に繋がるということもなかった。
好みは分かれると思うが、個人的にはサクサク読めて良かったと思う。
1つ目の話が、ネコ目線とは気付かずびっくり。面白かった。
2つ目の話は、年齢が鍵となる叙述トリックで、完全に騙されたものの、申し訳ないのですが生理的に受け付けず…。
5つ目の檸檬の話が、多分メインだと思われ、温かい気持ちになれる素敵なお話だった。
今回は珈琲店感はあまりなかったものの、例によって人の死なない、割とライトなミステリで、めちゃくちゃ面白いというわけではないものの、スッと読めるので、いつも楽しく読ませていただいてます。
珈琲店感がなかったので、コーヒーを飲みたくはならなかった。
…どうせ飲めないけど。
その代わり、ネコのお話がいくつかあったので、ネコに触れ合いたくなった。
次は第五作目だ。 -
Posted by ブクログ
日常の謎ミステリーですね。
青春と成長の物語でもあります。
福岡の中央の山寺が舞台で起きる謎解きの4話、短編連作です。
道然寺の次期住職の一海と書いて《かずみ》が語り部として物語を進めていく。
一海が十六歳の時に寺に双子の赤ちゃんが捨てられた。寺の子として育てると住職の真海(一海の父)が決めて十四年の月日がたった。住職一家として成長した双子の活躍と家族のふれあい、成長の心温まる物語。
岡崎さんは寺院勤務の経験があり、それをもととして物語を紡いだそうです。
岡崎さんの文章はとてものびやかで、まったりとした味わいのあるものなので、私は好きですね。
仕事で忙しい思いをしたときなどは、変な話、癒されているように感じます。
物語も基本が人の優しさに根付いたものなので、暗い描写があっても安心して読み進めます。
性善説の双子の女の子ランと性悪説の男の子のレンの推理を楽しみながら、それを見守る、一海との心のふれあいがとても素敵な物語です。