岡崎琢磨のレビュー一覧

  • 道然寺さんの双子探偵(2) 揺れる少年
    震災といじめを題材にした話でありながら、仏様という存在があるせいか、温かみの感じられる話だった。これだけ親身になって行動出来る大人というのはなかなか居ないもので、賢い子供たちと一緒に解決していこうというのがとても良かった。
  • 新米ベルガールの事件録 チェックインは謎のにおい
    岡崎琢磨作品のなかでもとりわけライトな作品ではないでしょうか。ベルガールが勤務するホテルで宿泊客が巻き起こすドタバタ+ちょっと謎解きの要素も加わり、主人公と先輩社員、ふたりの上司の3人が仕事をしているような遊んでいるような、でも結果的に事件は解決といった体で書かれています。
    ラストの章である手嶋一家...続きを読む
  • 道然寺さんの双子探偵
    道然寺の住職の息子である一海さん視点の語りで物語が進みます。この寺に住む中学二年生の双子、ランとレンのふたりが一海さんの身の周りでおこった様々な出来事に対して推理をおこない事の真相を解き明かし当事者を救うという構成になっています。
    双子による推理は事件の性質と二人の性格とも相まって、片方の推理にちょ...続きを読む
  • 珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで【電子版イラスト特典付】
    うーん、別にこのシリーズでなくても良い話ばかりだった気がします。だんだん一巻のイメージからずれていく感じです。
  • 九十九書店の地下には秘密のバーがある
    タスクがタスクでタスクを頼まれるお話。

    学校では成績優秀だった長原佑(ながはら たすく)は、勉強と違って正解が存在しない"仕事"というモノに付いて行けず、入社二年で会社を辞める。
    実家に戻って、ふと出かけた書店で、店主に声を掛けられて…

    1ST TASK『告白』 2ND TASK『飼育』
    3RD...続きを読む
  • 珈琲店タレーランの事件簿 3 心を乱すブレンドは【電子版イラスト特典付】
    バリスタの大会に出場し、3つの怪事件を解く切間美星。密室です。読み終わって感じたのは、この作者は短編の方が良いということ。ただ長いだけでトリックとかも、それほどではない。謎解きものとして楽しめるが、いつものヘビー級のキャラ押し展開もなりを潜め。何となく消化不良に感じたのは、着地点の心地悪さ。大会は隠...続きを読む
  • 珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように【電子版イラスト特典付】
    入眠剤として、続きがそんなに気にならないけど適度に面白い本を読んでいて、タレーランシリーズはまさにピッタリ。
  • 珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように【電子版イラスト特典付】
    女同士の駆け引きめいたものにゾッと。
    美星ちゃんの凄みに比べてアオヤマ氏が
    情けなく見えちゃうのはご愛嬌ですかね。
  • 珈琲店タレーランの事件簿 3 心を乱すブレンドは【電子版イラスト特典付】
    美星ちゃんグイグイ来てる?
    もうこのくらいの距離で見ていたい二人。
    しかし犯人たちが身勝手でいやな気分になる。
  • 珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように【電子版イラスト特典付】
    初めての岡崎琢磨さん。カバーはライトノベルぽっいですが、本格的日常ミステリー京都女性純喫茶バリスタが源氏物語をベースに解決します。
  • 九十九書店の地下には秘密のバーがある
    さくさく読めました。

    そんなに深い物語でもなく
    登場人物とその人生背景も
    わかりやすかったからでしょうか。

    書店とバー。それぞれに私が愛する空間です。
    人の生き方を変えるなにかが、そこにはあります。

    十八子さんとの出会いが佑を変えますが
    それは十八子さんに変えられたからではありません。
    人には...続きを読む
  • 珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで【電子版イラスト特典付】
    前回の長編とはうって変わって短編集。全部このミスの大賞作家書き下ろしBOOKからとったものだけあって、特につながりもなく、まぁ読みやすいっちゃ読みやすい。最後のレモンの爆弾の話はちょっと感動的だった。素敵なおばさまだったんだなぁ。
  • 九十九書店の地下には秘密のバーがある
    秘密ではないバーで、ちょっとねじれた糸をほぐしていく短編集。
    どれもライトでサクッと読める。
    仕事に疲れたときに読むと効くかも。
  • 九十九書店の地下には秘密のバーがある

    自信を無くした主人公が、不思議なバーで任される“仕事”をこなしながら、癒され人生を進んでいく話。

    動く気力すらない時期があっても、そこで終わりではないね。

    完全な悪人がいないのがよかった。
    どの視点で見るかで印象は変わるものだから、ある人にとってはダメなヤツでも、他の人にとっては大事な人だった...続きを読む
  • 道然寺さんの双子探偵
    流行りの日常の謎タイプの作品ですが、お寺の住職が主人公になっていて、仏教の知識が散りばめられていることろにオリジナリティがあります。
    影の主役である双子が常に裏表の推理を展開していくパターン化された展開も、裏を想像する楽しみに繋がって良いと思います。
  • 九十九書店の地下には秘密のバーがある
    本屋の裏家業は、バーで探偵?
    なんか展開が強引な気がしつつも、
    立ち直ろうとする主人公に引きずられて、
    良かった。
  • 道然寺さんの双子探偵
    連作短編集。

    寺に住む 父親海、息子一海、親戚みずき、双子で寺に捨てられていたレンとラン達が日常の謎を解決していく物語。

    最終章でレンとランを捨てた母親に巡り会えるような展開がやってきて物語が収束するのかと思ったが違う展開へ進んだのが以外だった。

    全体的にのんびりホンワカ進むので肩の力を抜いた...続きを読む
  • 九十九書店の地下には秘密のバーがある
    仕事をどうしても続けることができなかった佑(たすく)。書店でバイトを始めその地下にあるバーで出会った人たち。そこで佑に課される仕事(タスク)。人には簡単にできることでも自分にそうじゃないことがある。逆もある。努力したからといってできるようになるわけでもないしどうしようもできないこと。自信を無くした時...続きを読む
  • 九十九書店の地下には秘密のバーがある
    一風変わった仕事から始まるストーリー。
    軽くサクサクと読めたが、ちょっと薄っぺらい気もした。
    主人公の佑のお母さん、登場は少ないけど、多くを語らずに息子を見守る姿が良かった。
  • 九十九書店の地下には秘密のバーがある
    うーん。
    面白かったし、読みやすかったんだけど、なぜそこまでトワコさんのいいなりになるのだ佑!と思ってしまう部分もあり。
    言いなりにならないと話は進まないから仕方ないんだけど。