村上春樹のレビュー一覧

  • デヴィッド・ストーン・マーティンの素晴らしい世界

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    かつてJazzバーを経営し、レコード収集家であることでも有名な村上春樹が、自身が保有するデヴィッド・ストーン・マーティンがジャケットデザインを手掛けたJazzレコードを紹介したもの。古きよきアメリカ的な雰囲気がしゃれている。長編『街とその不確かな壁』のあとの方の力を抜いた趣味の一作という感じ。

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    2024年03月31日
  • 村上ラヂオ2―おおきなかぶ、むずかしいアボカド―(新潮文庫)

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    読むたび好きになる。
    読むたびに彼がどれだけ洗練された文章を紡ぐ作家か身に染みる。

    ほんとに、怒りっぽかったのかな?
    イメージつかない。

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    2024年03月31日
  • カンガルー日和

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    わずか数ページでも村上ワールドに引き込まれることに感嘆

    深い意味も切れ味ある示唆もないショートストーリーでも夢中になれる、文字を追うだけで気軽に楽しめる

    お気に入りは
    チーズケーキのような形をした僕の貧乏

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    2024年03月30日
  • 村上ラヂオ3―サラダ好きのライオン―(新潮文庫)

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    村上春樹のエッセイ好き。
    私は人と群れるよりもひとりで音楽を聴いたり読書したりする方が圧倒的に好きなんだけど、それを肯定してくれるような静かな世界が広がっている。

    ジャズとか食べものとか旅行とか。
    そういうものについての描写は読んでいてとても楽しい。

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    2024年03月29日
  • 猫を棄てる 父親について語るとき

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    淡々と父のこと、父とのエピソードが語られ、そこに村上春樹氏のルーツが垣間見える。どこか新鮮で、こういう村上作品もいいなと思った。

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    2024年03月24日
  • 村上ラヂオ(新潮文庫)

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    一遍の量がとってもちょうどいい。
    家事の合間、お風呂入る前、職場での昼休憩、、
    どんな場面でもすぐにふっと別の場所に連れて行ってくれる。

    そして何よりくどくない。
    ユーモアを2.3滴混ぜながら彼の追体験をさせてくれるんだけど、押し付けがましくないというか、
    距離感がちょうどいいというか。

    時々憑依の如く文章に引き摺り込まれて
    胸焼けする、、という作品もあるじゃないですか。

    彼の作品にはそれがない。

    彼のこの魅力的なスタンスこそが
    小説に見え隠れする美しさなのかな〜とも思ったり。

    あんなに苦手意識があったはるきの文章なのに
    エッセイにまで手を出しているという。。苦笑

    彼の作品について

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    2024年03月23日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

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    徐々に色々なものが繋がり始めていることが分かってきて、ワクワクしました!

    全体的に考えたらそれほど大きく物語は動いていないのかもしれませんが、繊細な描写でひとつひとつが映像になって頭に流れて、満足度は高かったです。
    青豆、天吾それぞれが最初とは明らかに違う状況にいること(当たり前ですが)、どんなことをどんなふうに考えているか、それがここではない世界1Q84を形作っているように思えました。
    ここではない世界だけど、登場人物たちはきっと同じ1Q84を感じ取っていて、色々な人の視点から見えるそれが何なのか想像が膨らみました。

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    2024年03月23日
  • 村上朝日堂 はいほー!(新潮文庫)

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    村上朝日堂シリーズ。
    1983年から5年間のエッセイで、大部分は『ハイファッション』という雑誌での連載という。
    年齢的には、34歳〜39歳とのこと。
    青春は終わった、と感じたりする村上さんである。
    エッセイには、それを執筆中の割と短い間に考えていることがつづられる。その新鮮さが売りでもあるのだが、
    34歳から39歳の間の心理的変化は結構大きなものなんじゃないかと思う。

    所々に村上さんというパーソナリティーを感じ取れる。
    一冊だけ本を持って無人島に行くとしたら何を持って行く?
    本なんか持って行かなくても、自分が小説を書いちゃえばいいんじゃないか(そりゃそうだ)
    原稿でもなんでも、前倒しに進めて

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    2024年03月20日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    村上春樹さんを隊長とし、スタイリストでエッセイスト吉本由美さん、写真家でジャーナリスト都築響一さんお二人が隊員の東京するめクラブ。
    彼らが「好奇心のおもむくまま、ちょっと変なところを見てまわるトラベルエッセイ」。
    名古屋、熱海、ハワイ、江の島、サハリン、清里とまさに好奇心おもむくままな旅先。

    10年以上ぶりに読んでみて、時代は変わったであろうけど、やっぱり楽しい!
    ゆるさが最高。
    時代が変わっても、何度読んでも、また違う発見があって楽しい〜
    今もあるかな?って行って体験したくなります。

    こんな気のむくままなゆる旅がしたいな〜

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    2024年03月18日
  • 猫を棄てる 父親について語るとき

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    ネタバレ

    【歴史は現在に生きていると気づくこと】
    村上春樹さんの本では、たくさんの史実的描写が出てきて、細かい描写に感心する。過去への好奇心と想像力は、どこから来るのかなと思ったりする。
    この本では、村上春樹さんの父親の経てきた過去について、一緒に猫を捨てに行った、自身の記憶にある出来事から始まり、90歳になった父親、そして母親などに聞いた、自身がまだ生きていなかった、主に戦時経験についてつづられている。


    「僕がこの文章で書きたかったことのひとつは、戦争というものが一人の人間ーごく当たり前の名もなき市民だーの生き方や精神をどれほど大きく深く変えてしまえるかということだ。そしてその結果、僕がこうしてこ

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    2024年03月11日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)

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    少しずつ少しずつ
    不可思議の世界へ入り込んで行くから
    そこが当たり前のように感じてくる。
    穴は何処に繋がっているのか?
    ラストはノンストップで読んだ。
    はやく4巻を読みたい!

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    2024年03月08日
  • 螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)

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    どれも味わい深い。
    理由は説明できないけど『納屋を焼く』が1番好きかな。
    定点観測の意味で目的を持ってランニングしたらおもしろそう。
    僅差で『踊る小人』。
    洒脱で不思議な杜子春みたいだった。
    村上春樹の小説で革命なんて言葉が出てくるのは珍しい気がする。

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    2024年03月02日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    いろんなことが巻き起こりますねー。
    秋川まりえの行方や、おばさんと免色の関係も気になるところ。
    免色さんはおじいちゃんのイメージだったのですが、中年ということなのでもうちょい若いのかな?ダンディーな感じで確かにモテそうだけど、個人的には主人公の方が魅力的に思えます。
    続きが気になるので急いで次巻へ!

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    2024年03月01日
  • 螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)

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    ネタバレ

    村上春樹の小説は初めて読んだけれども、短編集はそもそも好みなのですらすらと読むことができた。
    個人的には踊る小人が1番印象には残っている。終わり方が良かったからな気がする。
    納屋を焼くは「バーニング」を見たので流れはわかっていたが、それでもとても示唆的で面白く読めた。
    他の小説たちも、言いたいことがあるようで、だけど答えは定まっていないような感じだった。そんな「近すぎず遠すぎず」の文意が心地よく感じられるのは、村上春樹という偉大な作家の為せる技なのかなと思った。

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    2024年02月28日
  • 螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)

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    ネタバレ

    村上春樹作品は本当にどれもダメなのか……と色々とレビューや感想を見て回って、そういえば村上春樹が好きと言っているブロガーさんがこの本をお勧めしていたなぁと思い出した。以前から色々な感想を書いていてブログ読者になって数年。紹介された作品の何作かを読んでいる。

    ブログには、ちゃんと『こういう人には向かない』という事も書いてあるので嫌いではない。ただ、価値観は違うなと思う点は多々あるので、期待値は低かった。



    それと同時に、「ノルウェイの森」のレビューを読み直していると、「蛍」を読んでみたらいいと言うのも見かけたというのもある。

    ともかく、読んでみたいかもと思えたので読んでみる事にした。

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    2024年02月28日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

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    この物語は、暴力と支配について描かれているのだと、唐突に理解した。それによって、この物語はジョージ・オーウェルの描く薄暗いディストピアにつながっている。
    これは、1984を読んだ後でなければ分からないことだった。ビッグブラザーに対するリトルピープル。そして、夫から精神的な暴力を受けた後だから、これが暴力と支配についての物語だということが雷のように私の頭に降ってきた。
    暴力というのは、見た目がどうであろうと、支配を目的として行われる。
    ふかえりの、「リトル・ピープルからガイをうけないでいるにはリトル・ピープルのもたないものをみつけなくてはならない。」という言葉に、椎名林檎の「ありあまる富」を思い

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    2024年02月28日
  • ラオスにいったい何があるというんですか?

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    軽快な紀行エッセイ。表題はラオスだが、いろんな国を訪れ、暮らした時の様子が描かれている。これは結構好き。

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    2024年02月27日
  • レキシントンの幽霊

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    ネタバレ

    『レキシントンの幽霊』意味深な言葉にやられる、近しい人の死の後こんこんと眠り続け起きると心理がわかった的なところも。『緑色の獣』女のいない男にも通づるテーマかなと。『沈黙』とても引き込まれた、大沢さんの正直さや語りに引き込まれた、ボクシングを気に入った理由のひとつは深みがあるから、深みを理解する行為、深みでは孤独、同級生との睨み合いで深みの存在を理解する、トラウマとともに。『氷男』巧みな比喩、氷的性質を持つものに精通しているが自身は透明、最期は主人公も氷男に侵されていくところがいい。『トニー滝谷』ネズミ三部作のような過程を過ぎて中年で孤独に気づく男の話、滝谷省三郎は沈黙で出てくる要領がいいだけ

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    2024年02月26日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    騎士団長!まさかこういう展開になるとは。
    でも、かわいくて現れるのを心待ちにしてしまう。
    ガールフレンドが面倒くさくて苦手なタイプ。
    免色も優しい老人のイメージだったけど、ちょっと恐怖を感じる瞬間もあったり。
    この巻では急展開はなかったものの、まだまだ謎だらけ。

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    2024年02月25日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉前編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    リーダーが死んだ夜、ふかえりを通して青豆の中に運ばれてきた命が意味するものとは何なのか?
    首都高速道路の非常階段を下から登ると1984年に帰ることができる?
    また天吾は、父親のいる猫の街に行き、帰ってきた。それがどんな意味を持つことなのか。2つ浮かんでいる月は彼らにどんなメッセージを伝えようとしているのか。
    1Q84を通した大きな謎たちは回収されつつあると思った。最後の章で小松が「状況のもつれあった部分を、このへんでできるだけ解きほぐしておく必要がある。」といったように、撒かれた謎は整理され、物語が終わりに向かっていることが感じられた。
    この物語の最後に2人は出会うことができるのか、本当にどち

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    2024年02月24日