村上春樹のレビュー一覧

  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2009年に『BOOK1』と『2』が出た時、読者に『BOOK3』が出ることは知らされていたんだっけ?
    当時、1年後に続きが出るみたいなことを聞いたような気もするんだけど、定かではない。

    ということで、『BOOK2』の前半であるこの『前編』は、『BOOK1』と『2』という物語のクライマックスとも言える展開になっている。
    言ってみれば、「スターウォーズ/エピソード6」での皇帝と対決するために敵地に乗り込むルーク・スカイウォーカーという展開(?)だw

    ……のはずなのだけど、「さきがけ」のリーダーときたら、青豆に「殺して」、「殺して」、「楽にして」と言うばかりだし。
    青豆は青豆で、こんなに苦しんで

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    2024年05月02日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

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    注!
    内容に触れていますが、あえてネタバレ設定にしていません。



    『BOOK1後編』は、面白さが加速する。
    いや。ストーリー自体は『BOOK1前編』と同じく、天吾は10歳上の人妻にタマを弄ばれているだけだし、青豆は相変わらずあゆみと男漁りだ(^^ゞ
    ただ、その合間、合間に、少しずつ、少しずつ、話が進み、その話と話が噛み合っていく感じが、読んでいて楽しい。

    村上春樹は、その辺りが本当に上手い。
    ぶっちゃけ、村上春樹っていうのは、あくまで人気作家であって。世間で言われているような大作家や文豪みたいなタイプの作家ではないように思う。
    昔もそうだけど、ネット等情報が反乱する今みたいな世の中では、

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    2024年05月02日
  • 心は孤独な狩人(新潮文庫)

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    孤独は前提であると言っていたのは糸井重里だった気がするけれど、人間が生きる上での前提である孤独を再認識するような小説だった。

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    2024年04月30日
  • アンダーグラウンド

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    地下鉄サリン事件をリアルに捉え、社会学、心理学にも通ずる。各事象の背後に確かに存在する人間と人生、の重要性を改めて教えてくれる。

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    2024年04月30日
  • 遠い太鼓

    購入済み

    村上春樹はこういう旅行記とかエッセイを読むとなんというか力の抜けた、ちょっと変だけど普通のおじさん(この時はまだおじさんという歳ではないか)という感じがしますね。地中海の暖かな日光を思い浮かべながら読んでましたが、当の村上春樹本人は焦燥感に駆られているような印象。ギャグシーンが割に多く、ワインでも飲みながら読むといいかと思います。

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    2024年08月17日
  • ロング・グッドバイ

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    ネタバレ

    面白かった。
    ハードボイルド作品は苦手だが、村上春樹が織りなす独特な文体を通してだと、不思議と違和感なく読めた。
    特に、フィリップ・マーロウが自宅でメンディネス(ギャングのボス)と対峙する場面は心臓を鷲掴みされるような臨場感があり、一気に読んでしまった。
    一読しただけではとても理解できない奥深い作品。日を改めて、また手に取りたい。

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    2024年04月25日
  • ラオスにいったい何があるというんですか?

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    ネタバレ

    【村上春樹さんの滞在エッセイ集】

    村上春樹さんが滞在したことのある、アメリカ・ボストン、ギリシャの島、イタリア・トスカーナ、旅先で訪れたアイスランド、フィンランド、ラオス、アメリカの2つのポートランド、そして熊本県でのお話、思索がつづられています。



    先日『#一人称単数』を読ませていただきましたが、その欠片も少し出てきて、発想の宝庫がこの経験の中に散らばっているのだろうなーと思ったりした。



    村上春樹さんの経歴について、あまり知っていないのですが、特に翻訳作家としてご活躍されているので英語の習得はどうなさったのかとふと思い、調べたら特に学校もずっと日本なんですね。

    本書

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    2024年04月24日
  • 女のいない男たち

    購入済み

    映画ドライブマイカーはこの短編集のうち「ドライブマイカー」を軸にしながら「シェエラザード」「木野」あたりの短編のイメージも用いながら再構成した話になっているのかな。
    男と女、男のプライド(といってもパターナルな男性像ではなく、一見するとリベラルな男性の持つある種のプライド)。男は自分の内側の傷とうまく向き合えず、それを共有する仲間も持てず、妻や友人に本当の意味で自分の弱みをさらけ出せない。そんな男性性を描いてる作品だと思った。

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    2024年08月17日
  • 辺境・近境

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    やっぱり村上さんの紀行文は面白いっ。メキシコ、中国。アメリカ大陸横断は少し物足りなくって、もっと読みたかったな。日本からは、無人島からす島、讃岐うどん、神戸まで歩く辺境・近境旅。うどん美味しそう〜。また香川へうどん巡りに行きたくなりました。

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    2024年04月16日
  • 職業としての小説家(新潮文庫)

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    村上春樹の考え方は謙虚なのに、行動に狂気が混じっていて最高。そんな人の考えを知る機会なんてなかなかないから読書はいいんだよ。
    身の回りの違和感を観察し、自分の無意識に深く降りていって、内的に発生する感情を言葉にする。そうして生まれるキャラクターは勝手に物語を作り上げる。小説を書くのって孤独で自由で救いがある行為なんだろう。

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    2024年04月13日
  • 世界で最後の花 絵のついた寓話

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    第二次世界大戦開戦直前に描かれたものが村上春樹の翻訳で復刊。平和への祈りとあきらめない心があれば復興はできるのか。でも争いは生まれてほしくない。

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    2024年04月09日
  • 村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」

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    ジョージオーウェルのマンガも読んでみよう。そしてどちらの原作も。二つの空気感がそのままだった。なんとも言えないひんやりとしたグレーな空気感。苦手な空気感だがつい引き込まれてしまう。
    なるほど、文字で含め伝えるもの、マンガで伝えすぎずふくませる。絶妙なテクニックになるほどなと。

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    2024年04月04日
  • レキシントンの幽霊

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    作者の短編集読み漏らし②
    ボリュームは200p弱だが、どの作品もかなりヘヴィーで読後に陰鬱なしこりが残る。
    また全体的に示唆的で、作者の価値観・物の捉え方に対する提示がなされ、意外と他作にはない色合いを持つ。
    コンセプチュアルとも言えるし、執筆当時の作者の心情にも思いを馳せれる、とても充実した内容だった。

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    2024年04月04日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

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    二つの不思議な世界が同時並行で進む展開にワクワクしました。非日常の世界に引き込まれていく感覚が心地よく、二つの物語が重なり合う没入感に惹きつけられました。
    村上春樹という作家は、こうした冒険やファンタジー、そしてミステリアスな要素が強い話こそが真骨頂だと思います。この謎めいた世界観こそが、この作家に最も合っていると感じた一冊でした。

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    2025年12月17日
  • デヴィッド・ストーン・マーティンの素晴らしい世界

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    かつてJazzバーを経営し、レコード収集家であることでも有名な村上春樹が、自身が保有するデヴィッド・ストーン・マーティンがジャケットデザインを手掛けたJazzレコードを紹介したもの。古きよきアメリカ的な雰囲気がしゃれている。長編『街とその不確かな壁』のあとの方の力を抜いた趣味の一作という感じ。

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    2024年03月31日
  • 村上ラヂオ2―おおきなかぶ、むずかしいアボカド―(新潮文庫)

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    読むたび好きになる。
    読むたびに彼がどれだけ洗練された文章を紡ぐ作家か身に染みる。

    ほんとに、怒りっぽかったのかな?
    イメージつかない。

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    2024年03月31日
  • カンガルー日和

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    わずか数ページでも村上ワールドに引き込まれることに感嘆

    深い意味も切れ味ある示唆もないショートストーリーでも夢中になれる、文字を追うだけで気軽に楽しめる

    お気に入りは
    チーズケーキのような形をした僕の貧乏

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    2024年03月30日
  • 村上ラヂオ3―サラダ好きのライオン―(新潮文庫)

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    村上春樹のエッセイ好き。
    私は人と群れるよりもひとりで音楽を聴いたり読書したりする方が圧倒的に好きなんだけど、それを肯定してくれるような静かな世界が広がっている。

    ジャズとか食べものとか旅行とか。
    そういうものについての描写は読んでいてとても楽しい。

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    2024年03月29日
  • 猫を棄てる 父親について語るとき

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    淡々と父のこと、父とのエピソードが語られ、そこに村上春樹氏のルーツが垣間見える。どこか新鮮で、こういう村上作品もいいなと思った。

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    2024年03月24日
  • 村上ラヂオ(新潮文庫)

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    一遍の量がとってもちょうどいい。
    家事の合間、お風呂入る前、職場での昼休憩、、
    どんな場面でもすぐにふっと別の場所に連れて行ってくれる。

    そして何よりくどくない。
    ユーモアを2.3滴混ぜながら彼の追体験をさせてくれるんだけど、押し付けがましくないというか、
    距離感がちょうどいいというか。

    時々憑依の如く文章に引き摺り込まれて
    胸焼けする、、という作品もあるじゃないですか。

    彼の作品にはそれがない。

    彼のこの魅力的なスタンスこそが
    小説に見え隠れする美しさなのかな〜とも思ったり。

    あんなに苦手意識があったはるきの文章なのに
    エッセイにまで手を出しているという。。苦笑

    彼の作品について

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    2024年03月23日