【感想・ネタバレ】ロング・グッドバイのレビュー

あらすじ

私立探偵のフィリップ・マーロウは、億万長者の娘シルヴィアの夫テリー・レノックスと知り合う。あり余る富に囲まれていながら、男はどこか暗い蔭を宿していた。何度か会って杯を重ねるうち、互いに友情を覚えはじめた二人。しかし、やがてレノックスは妻殺しの容疑をかけられ自殺を遂げてしまう。が、その裏には悲しくも奥深い真相が隠されていた……村上春樹の新訳で話題を呼んだ新時代の『長いお別れ』が文庫版で登場

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Posted by ブクログ

ずっと前に買っていて、ブックカバーついていて、タイトルも分からず本棚に置いてあったが、片付けしているときにふと手に取って読み始めたところ、村上春樹さんの小説同様にこの小説世界に引き込まれてゆき、片時も手放せない程ハマりました。
村上春樹さんの小説はほとんど読んでおりまして、この小説は村上春樹さんの世界?と思ってしまうほど、てか村上春樹さんが影響受けたんだから当たり前か!となりました。
しかしながらこんなに面白い小説に出会えて、本当に幸せな気分です、僕にはミステリーや推理小説といったカテゴリーには収まらない素晴らしい内容。

あまりに面白いので、少し読んでは戻り、少し読んでは戻りを繰り返し、内容をきちんと把握したい気分に最初からなりまして、既に積ん読状態

たぶんまた読みたいし、読むだろうなぁ、、、
その他のマーロウのお話も読んでみたくなりました。

是非、寝る前のお供に30代以上の大人にお勧めです!

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2026年06月26日

Posted by ブクログ

文体が好き。
フィリップ・マーロウという主人公がいて、その一人称なんだけど、すごく三人称に感じたし、登場人物がものすごく近いように感じたところが良かった。
訳者解説がすごく納得!

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2026年04月09日

Posted by ブクログ

本物の生きる屍に会う

主人公の私立探偵マーロウは周囲の人間をスケルトンのように見ていて、彼らの醜い骸骨姿に唾を吐きかけながら接している。しかし、あるときテリーとアイリーンという本物の生きる屍に出会い、強く惹かれていった。魂が抜けた空っぽな人間であるテリーとアイリーン。そこに見たものは何だったのか。あとがきで訳者の村上春樹は、マロウがテリーに見出したのはマロウ自身だと指摘しているが、それはマロウ自身が空であることを述べているに等しい。マロウはたまらなく孤独な人間だった。ラストの場面は、再開した友人との触れ合いをも拒んだ。その徹底した孤独ぶりは、胸に深い読後感を残した。

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2026年03月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「ギムレットには早すぎる」
このセリフのためにこの本を読んだ。
アイリーンの元夫のイニシャルからポール・マーストンだと気づいた時の期待感と、それを超える驚きのラストシーンが最高だった。

マーロウがタフなアメリカの男たちに嫌味を言いまくっていて、いつ殴られるのか終始ソワソワして読んだ。(毒入りミートボールの依頼人に対してとか特に)

どうやら強いコーヒーはタフな男の血液となるらしい。

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

犯人は読んでるうちになんとなく予想しやすくなってくるが、主人公の行動パターンは先読みできなくてハラハラした。
フィリップ・マーロウがテリー・レノックスのためになぜそこまでするのか、友情なのか侠気なのか。芯の通った漢の描写がやたらカッコいい。
アルコール依存症の描写はすごいリアル。酔っ払った状態で人に絡んでいくとこなんかあるあるですね。
家族にアルコール依存症がいる人はちょっとイヤな気持ちになるかも。
読み終わったあとで、どう感じるかは読者次第なのかもって思える作品でした。
読み応えもあるし、翻訳も読みやすい。

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2026年03月16日

Posted by ブクログ

 レイモンド・チャンドラーの傑作。それを村上春樹訳で読めると言う贅沢。タフな探偵マーロウが兎に角カッコいい。作中に散りばめられた皮肉の聞いたセリフ。「さよならを言うのは少しだけ死ぬことだ。」という名言。
 そして、「ギムレットを飲むには少し早過ぎるね。」という作中屈指の名言から展開されるラストの謎解き。最高に痺れる今年ラストの一冊でした。

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2025年12月31日

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ネタバレ

物語に惹き込まれて、悲しさに浸っていた。苦しくはない悲しさだったように思う。
テリーとの出会い、それから別れが尾を引いて、次から次へと無関係なようでいて、繋がっている流れにマーロウは関係していた。介入していた。
また、再読したい。今度は静かな夜に、お酒とデスクライトで本を照らして、そういう雰囲気の中で、もう一度読みたい。

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

読んでいてアメリカっぽさ、無骨な感じを受けていました。でもヘミングウェイほど感傷的ではなく独特で、徹底的な一人称視点なのに真相に辿り着けない…
ドライだけどカラフルな感じ。

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2025年10月31日

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村上春樹さん訳のハードボイルド小説。長くて途中やや眠かったですが、最後まで読むと面白かったです。マーロウカッコいい。

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2025年08月21日

Posted by ブクログ

ハードボイルドの古典。レイモンド・チャンドラーの探偵フィリップ・マーロウシリーズの最後の作品。ハードボイルドとは、主人公の無骨で筋の通った生き方、行動を慈しみ楽しむものだと思う。そこには浮世の経済合理性や名誉はなく、ただた個人的な「筋を通す」「原理原則を曲げない」それだけがある。そんな非現実的な生き方ができる本当の意味で「タフな」男の物語をたのしむというかなりマニアックなジャンルだと思うが、チャンドラーがそれを確立したと思う。村上春樹がなぜ彼を好きなのかよくわからないが、根底には「原理原則を曲げない」生き方への憧れがあるのだろうか。文体のシンプルなところも好きなのだろう。たまに主人公に「やれやれ」と言わせるがこれはちょっと違う(ハードボイルドではない)感じがする(苦笑)

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2025年08月18日

Posted by ブクログ


「ハードボイルド」の意味を、ようやくこれを読んで理解できた気がする!!

これがザ・ハードボイルドね!って自信満々に言いたい。

ハードボイルドってそもそも何?ってレベルの私なんだけど、文学で、感情を交えず、始めから終わりまで、客観的な態度・文体で対象を描写しようとする手法らしい。

この小説、マーロウという主人公=語り手の感情が全く出ず、淡々と周りの情景、出来事を描いていくスタイルで、王道なミステリーのプロットがこんな風に純文学になるなんて!!そんなことあるんだ、知らなかった!すごい!
と驚いてる!!

ストーリー自体がすごい斬新な設定とか、そういうことではなく、語られ方が斬新!!

すごい簡潔な文体で、タフな私立探偵マーロウが展開する、全く感情に流されない、冷徹で現実的な描写が、とにかく読み手を惹きつける!!!
皮肉ばっかり言って、「まどろっこしいやつだな」とマーロウのことを思いつつも(笑)、かなりの吸引力で惹きつけられてしまう魅力が彼にはある。(か、かっこいい…)

小説の時代も時代(1953年刊行)なので、こういう言い方を許してくださいっ!

「男らしい…」

おばさんの戯言だと思って聞き流してね!すいません!(笑)

今回読んでる間一度も実現できなかったけど、暗めのバーの間接照明の下でギムレットをちびちび飲みながら読んでみたかった本…いつか再読する時にやりたい…

そしてどうしてロング・グッドバイなのか。
最後まで読んで、この胸がキュンとなる感じを、切なさを、肺の奥まで思いっきり吸い込んで、「はぁ〜〜」と吐き出してほしい!!
さよならには色々あるなぁ!

母のおすすめだったんだけど、母は村上春樹訳ではなく、清水俊ニ訳が良いと思うらしい。(母は村上春樹が苦手なので)

私は村上春樹の文がとても読みやすいと思うので、この訳で読めて良かったのかな。(あとがきの解説も長いっっ!ボリュームタップリで大満足。)

ヘミングウェイや特にフィッツジェラルドの「グレート・ギャッツビー」の影響がかなりあるらしく、ギャッツビーを読むのも尚更楽しみになった。



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2025年07月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

10代に挫折して本棚の肥やしになっていたものを引っ張り出して再読。
10年越しに読んで思うことは、マーロウはなんて気高く不器用な男だったのだろうか。
10代の私ではそのことが分からなかった。

何を感想として残せばいいか分からないくらい、読んだ後に寂寥感に苛まれる。
人生を象徴するような出会い、別れ、非情さ、優しさが詰まっていた。マーロウに共感しながらも、同時に、役者あとがきにもあるようにその実何光年も離れたところにいる人間だろうという言葉に強く頷く。
優しさや誠実さは、時に深く人を刺す。
もう彼とのギムレットは飲んでしまった。

この先この本が本棚から消えることはないだろうし、何度でも読み直す大切な一冊になった。
読むたびに味が変わるんだろうな

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2023年04月05日

Posted by ブクログ

遅れて読んだ名作。
村上春樹訳が
ジワジワと染みわたる。

冒頭はこうだ。

「テリー・レノックスとの最初の出会いは、
〈ダンサーズ〉のテラスの外だった。
ロールズロイズ・シルバー・レイスの車中で、
彼は酔いつぶれていた。」

「人々に湯水のごとく金を使わせることを
唯一の目的として作られた」高級クラブ
での出来事だった。

男は女に車外に放り出され、
アスファルトに尻もちをついた。
そして、私は彼を助け起こした。

主人公のフィリップ・マーロウと
テリー・レノックスは
こうして出会った。

レノックスは衝撃的なことに
そのとき、投げ出された
大金持ちの娘と再婚していた。

レノックスとマーロウは
その後、たまに飲む間柄になる。

かすかな友好。

ある日、レノックスは
マーロウに助けを求める。
事件に巻き込まれたのだ。
マーロウは彼を国外逃亡のために
デイファナの空港まで送り届けた。

しかし、自宅に戻った
マーロウを警官が訪れた。
彼は刑務所に入れられることになった。

マーロウはその後、
保釈され、レノックスが
死んだことを知る。

マーロウはそこから動き出す。
レノックスの死の理由を知るために。

物語はさまざまな
紆余曲折を経て、
衝撃的な結末に辿り着く。

マーロウは言う。
「さよならを言うのは、
少しだけ死ぬことだ。」

そして。
印象的な言葉も。
「ギムレットを飲むには
少し早すぎるね。」

レイモンド・チャンドラーは
元石油会社役員であり、
大恐慌時に作家へと転身する。

ダシール・ハメットに続く
ハードボイルドの作家であり、
「ブラック・マスク」誌に書き始めた。

「大いなる眠り」で初登場した
探偵フィリップ・マーロウは、
強面のサム・スペードとは異なり、
アイロニイをたたえ、
ロマンチシズムを全身にまとう。

孤独であること。
別れを重ねていくこと。

そのなかで、
失われた世代の作家たちから受け継いだ
アメリカの虚無感や失意を描いていった。

村上春樹訳は抑制した筆致で、
適切に適切に紡いでいく。

村上春樹はあとがきで
チャンドラーについてこう書いている。

「文章的にはきわめて雄弁であるものの、
人の意識を描こうというつもりは
彼にはほとんどないようだ。」

チャンドラーが描こうとしているのは、
「語り手フィリップ・マーロウの目によって
切り取られていく世界の光景である。」

「彼(フィリップ・マーロウ)の所見なり
対応なりは、彼の自我意識の実相とは
必ずしも直結していないように
我々の目には映る。」

つまりは。
ハードボイルドという文学ジャンルの
象徴のように感じられるが。
事実のみを描きながら、
そこに極力感情を込めないことによって、
アメリカの近代社会が逆に露わになっていく。

そして。
探偵は感情を表現しないがゆえに、
読み手は最大限に感情を揺さぶられることになる。

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2026年07月20日

Posted by ブクログ

今まで読んできたミステリとは話の進み方が違う印象。テリーの死の真相がメインの謎であるはずなのに、ウェイド夫婦のストーリーが途中からメインになってきたので、終盤になるまで、テリーのことは正直忘れていたぐらいだった。
また、タイトル通り、さよなら(グッドバイ)の場面がいくつもあり、マーロウはその全てを見送る側だった。マーロウを通して私たちは小説の世界を味わっている(見ている)ので寂寥感があった。ミステリでありながら文学的な顔を持つ作品だなと思った。

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

レイモンドチャンドラー初めて読んだけど非常に面白かった。たまたま書店で気になって手に取った本だったけど、チャンドラーの描くフィリップマーロウの世界がよい。
あくまでマーロウの見ている世界を切り取っているだけで考え方、思考を含めた根本の所は描かれていかないが、その世界を共に読み進めて様々に物語が進んでいくこの感じが非常に面白かった。
読み終わってこのシリーズ4冊目?ぐらいだと知り最初から読んでみたいし、他の作品も読もうと思った。

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2026年03月09日

Posted by ブクログ

とにかくタフな男たちが織りなす、タフなやりとりと駆け引きに惹きつけられる。(少し冗長なきらいはあるが)
男も女も、この物語のなかではどうしても虚勢を張って生きなければならない人種なのだ。
そして、どことなくセンチメンタルさを秘めている。そのセンチメンタルな要素こそがこの物語の本当の魅力なのかもしれない。

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2026年02月28日

Posted by ブクログ


主人公の視点で物語が進んでいく。

めっちゃ嫌味言うし無駄に武闘派。

読みながら「そんな言う?」って
何回か言った。

この人にしか無い味がある。

・夏のカリフォルニアは酒を飲むのに適した土地柄ではありません。ニューヨークではここの四倍の量の酒を飲めるし、それでいて二日酔いは半分ですむ

この言い回しが好き。
結局飲んでるしね。

26.02.01-24冊目

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2026年02月03日

Posted by ブクログ

昔読んだ気もしていたが、多分読んでいなかったんだと思う。感情の機微をところどころに感じ、人間の根本というのはあまり変わらんのだなと思う一方、戦争がもたらす変化や、タバコ、酒などの使われ方の変化に時代を感じました。村上春樹ではないですが、また読み返すのではと思います。

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2025年12月29日

Posted by ブクログ

村上春樹味”をどう感じるかで好みが大きく分かれそう。
最初あまりハマらずにいたけど、この本は最後まで読み切る事で良さを感じる!^_^!


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2025年11月25日

Posted by ブクログ

訳者村上春樹が影響を受けたというレイモンド・チャンドラーのミステリー小説で、ハードボイルド系ということもあって、酒や喧嘩が目立つ描写が多い。分量が多い作品だが、現代の人びとが読んでも分かりやすい語彙で翻訳され、また一文自体が短いので、すらすらと読める構成となっている。あとがきでは、訳者本人がチャンドラーの生い立ちやかれの作品の優れた点と魅力を語っている。

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2025年09月28日

Posted by ブクログ

チャンドラーの準古典的名作。何処となく『グレートギャツビー』に雰囲気と感じていたら、村上春樹氏も同じことを述べていて嬉しい。ジャンルとしてはハードボイルド・ミステリではあるが、マーロウの視線を実相として重ねて外形的に心情を描く硬質なのに軽快な文体はページが進む。アメリカ文学の名作としても楽しめるし、村上春樹氏訳ということで彼の亜流作品的な雰囲気でも楽しめる。

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2025年01月20日

Posted by ブクログ

フィリップ・マーロウは、酔っぱっていたテリー・レノックスと仲良くなる。彼の妻は億万長者の娘。ある日、その彼の妻が殺され、容疑がテリーにかかる。テリーは罪を自白した遺書を遺して逃亡先のメキシコで自殺するが、テリーが犯人とは思えないマーロウは真相をつきとめようとする…。

誰が良い人で誰が悪い人なのか見極めながら読んでいくドキドキ感が続きました。怪しい登場人物が多く、気が抜けません。
お酒と中年男、美しくミステリアスな女…ハードボイルドです。
主人公マーロウの人の依頼を断れない優しいところがありつつも冷静なところや、お金には断固クリーンなところに好感が持てました。

登場人物が多く、594ページもあるけれど、キザ過ぎないカッコいいセリフで飽きることはありませんでした。最後の章は特にカッコよくて繰り返して読みました。真実にたどり着くまでが長かったからこそ楽しめたんだと思います。

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2024年09月13日

Posted by ブクログ

1953年に発表された本であることにびっくり、第二次世界大戦中の空襲やナチによる残酷な扱いを受けた心の傷は重要な意味をもってはいるものの、翻訳が新しいせいもあるのだろうが、古さを感じない。緻密な凝ったストーリーに魅了された。

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2025年07月27日

Posted by ブクログ

レイモンド・チャンドラーの長いお別れ、村上春樹訳。
まずそのタイトルに惹かれた。ロング・グッドバイ。
なかなか粋なタイトルである。

フィリップ・マーロウの織り成す物語に、
読んでみて大分想像してたものと違っていた。
いわゆる推理物と呼ばれる、事件が起きて推理していって犯人を暴いていく、
そんな王道パターンとはどこかズレているような、
まずもって、人間臭さが全開である。そして何処までもキザな。
そんなフィリップ・マーロウという男の魅力を存分に味わう、
読んでいくうちに珈琲を深く味わうような、
そんな苦味にも似た切なさがそこには広がっていた。

ハードボイルドとはこういうことなのかもしれない。

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2025年04月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

村上春樹氏が翻訳していなかったら、きっと読まなかっただろうな、という作品。でも、結果としてはなかなかよかった。

・・・
もともと1958年発表の作品ということで、70年も前の作品。

一言で言えば刑事もの、否探偵もので、探偵が何とも不思議な事件に巻き込まれつつ、最後は痛快な終わり方をするものです。

殺人事件あり、暴力あり、さらにはその事件には大金持ち、美女らが絡んでくるので舞台装置としても絵になる設定だと思います。

ただ、この主人公の探偵、フィリップ・マーロウなる人物、彼がひとからならぬ頑固さを持つ人で、なんというか、読んでいる読者でも『なぜ素直にならない!?』とイライラするのではないでしょうか。

口汚く、節を曲げない、というより、普通素直に行くところを曲げてきて物事を紛糾させる。とはいえ、一本筋の通ったことをする人物。もう、食えない奴なんです。

そして、そんなマーロウの世界を村上氏が『らしい』翻訳で演出してみます。

村上氏の作品といえば、多くの作品にでてくる『僕』が感嘆するあのことば、『やれやれ』です。これも本作で結構出てきます。いったい原語は何なんでしょうね。

その他、メモしなかったのですが、これは一体何を訳したらこういう訳になるのかなあという表現が幾つかありました。それだけ自然に読めたということでもあります。

・・・
ということで、初めてのレイモンド・チャンドラーでした。

ハチャメチャな探偵で、以前読んだ舞上王太郎のようなシュールさすら感じました。

加えて時代の雰囲気を醸した村上節翻訳も面白かったです。こういう体験をすると、原書と翻訳を首っ引きで読んでみたくなりますね。

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2026年07月26日

Posted by ブクログ

ハードボイルド小説の巨匠の代表作を村上春樹訳で読む。もうむちゃくちゃに有名で言い回しやセリフも有名なのが多い。プロットはシンプル(友人の死の真相を調べていく)だがマーロウのくたびれた皮肉が身にしみるように感じる。作品としてオッと思わせるシーンもなくはないが比較的淡々と進んでいくように思えるのは主人公目線だからだろうか。事件が解決してからの方が読み味としては面白く、そこからが本番な気がする。正直、長編もいいのだが短編が読んでみたい。

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2025年01月18日

Posted by ブクログ

いちいち言い回しがかっこいい!アメリカの風を少し浴びれた気がする。
ラストにめちゃくちゃ感動したし、人間の心理描写が上手くてめっちゃ良かった
いつかまた読みたい
「ギムレットを飲むには少し早すぎるね」

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2025年01月03日

Posted by ブクログ

事件起きてから解決編に移るまでが長い!
そこまで我慢できれば後半は展開が変わりまくりで飽きなく読めた。
春樹さんぽさが万歳で洋書を読んでる感じは無かった。

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2024年11月13日

Posted by ブクログ

ロマンチストで飲んだくれの少し話しただけの友人の濡れ衣を正してくれる正義感の塊の主人公すてきだったなー

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2024年11月04日

Posted by ブクログ

村上春樹が準古典と位置付ける小説である。レイモンド・チャンドラーは推理小説のハードボイルドという分野を代表しているらしい。一方、本格ミステリーではアガサ・クリスティ、エラリー・クイーンが有名である。本格ミスとの違いは簡潔に言葉で表現すると「現実の犯罪捜査に近いかどうか」となる。近いのがハードボイルド小説で(wiki調べ)確かにアガサやエラリーってじゃんじゃん死人がでて、なぜかしら急に手ごろな証拠があらわれるって・・・現実とのギャップが激しようなきがする。

日本のハードボイルド作家で有名な方は大沢在昌・北方謙三が二大巨塔かな。なにぶん推理小説ってあまり趣味じゃないんで読みこんでいません、『ロング・グットバイ』は村上春樹訳だから読んでみた。

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2025年11月20日

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