村上春樹のレビュー一覧

  • 村上朝日堂(新潮文庫)

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    「日刊アルバイトニュース」(今は「an」という名前に変わっているらしい)に1年9ヵ月にわたって連載されていたもの。1984年(昭和59年)発行からの文庫本、平成8年4月15日 25刷
    実家に行ったとき持参の本を読み終わってしまい、弟が残していった段ボール箱を漁ったら素敵なものが入っていた。(小池真理子なんかも入っていたから、昔のカノジョ箱かもしれない)
    この先も続けて村上春樹エッセイを読もうと思う(弟所蔵の)。

    およそ40年前くらい、春樹さん、33歳〜35歳頃のコラム。
    世相を反映しているかというとそうでもなく、やはりここは村上ワールドだ。
    時代を感じるのはモノの値段くらいかな?
    安西水丸氏

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    2023年11月06日
  • 大いなる眠り

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    ネタバレ

    読むのは結構しんどいが、心地よい疲れだ。
    一応ミステリだが、謎解きにあまり意味はない。ちょっととってつけたような種明かしだし。独特の比喩に一言多い登場人物、一筋縄でいかない会話。そしてとにかく行動する探偵フィリップ・マーロウ。一匹狼で妥協がない。その行動と言葉が本作の魅力。

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    2023年10月27日
  • ロング・グッドバイ

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    ネタバレ

    探偵フィリップ・マーロウは、酔って駄目になっているテリー・レノックスに出会い、「なにか」に惹かれる。おそらくその「なにか」は彼にとって欠落というべきものだろうと思われる。その「なにか」がなんなのかについて彼自身がどのくらい理解しているのかは、小説を読む限りでは分からない。ただ、彼はその「なにか」のために、テリー・レノックスの死に執着する。その過程で、彼以外の、周囲の人の心にあるわだかまりは少し明らかになったりするし、事件の真相も明らかになる(予想以上にミステリ小説してたので驚いた)が、結局彼の欠落した「なにか」には1mmも近づかない。

    最終的に、‪”‬ミステリ的な仕掛け‪”‬としてテリー・レ

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    2023年10月25日
  • 村上春樹 雑文集(新潮文庫)

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    94冊目『村上春樹 雑文集』(村上春樹 著、2015年11月、新潮社)
    小説家デビュー時から近年まで、村上春樹が書いたエッセイや超短編小説、文学賞受賞時の挨拶など、単行本未収録の雑多な文章を一つ所に纏めて収録したもの。
    ものすごくマニアックな内容で、村上春樹のコアなファンに向けられたものではあるのだが、一つ一つの雑文は短いながらも読み応えがあり退屈しない。
    巻末には安西水丸×和田誠の対談が収録。

    〈もしここに硬い大きな壁があり、そこにぶつかって割れる卵があったとしたら、私は常に卵の側に立ちます〉

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    2023年10月25日
  • カンガルー日和

    購入済み

    読みやすい

    カンガルー日和なのに、羊男さんが出てきて
    後々の羊を巡るや、図書館のお話に続いていく
    著者自身が語ってみえる、長編を描ける実力が
    備わってなかった時代のお作品?。

    近年の雰囲気ではなく、訳のわからない
    シュールな会話が沢山出てきて読みやすい作品でした。

    著者の電子書籍版は殆ど読み尽くしてしまったので
    いよいよ村上ラジオの続きを読み出すことにします。

    #エモい

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    2023年10月23日
  • 村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる(新潮文庫)

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    電車の中で読んではいけない 不意に笑いが起きてしまうので、笑っても良いところで読むことをオススメします。疲れたときにさらりと読めて満足度も高い1冊。

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    2026年01月12日
  • 村上ラヂオ2―おおきなかぶ、むずかしいアボカド―(新潮文庫)

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    村上春樹のエッセイ集『村上ラヂオ2―おおきなかぶ、むずかしいアボカド―』を読みました。
    村上春樹の作品は3年前に読んだ『村上さんのところ』以来ですね。

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    なぜ、アボカドはむずかしい? 
    究極のジョギング・コースってどこだろう。
    アザラシのくちづけの味、ギリシャの幽霊、ロシアと日本のかぶをめぐる昔話の違い……etc。
    小説家の抽斗(ひきだし)から飛び出す愉しいエピソードの数々。
    長編小説『1Q84』刊行後、雑誌「アンアン」に連載された人気エッセイ・シリーズ52編を収録する。
    『おおきなかぶ、むずかしいアボカド―村上ラヂオ2―』改題。
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    マガジンハウスの発行している雑誌

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    2023年10月03日
  • 世界で最後の花 絵のついた寓話

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    ナチス・ドイツ軍のポーランド侵攻から第二次世界大戦が勃発した年に刊行されている。
    人間は何度も同じ過ちを繰り返している…。
    兵隊さんや弁舌家さんたちはいらないのでは?
    国を牛耳ってる偉い人達にこそ読んでもらいたい
    「大人のための寓話」

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    2023年10月01日
  • 村上朝日堂(新潮文庫)

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    いい意味でゆるくて読みやすかった。

    執筆当時の80年代が、現在と変わらないものもあれば
    もう失われてしまったものもあり、私はどちらかといえば80年代がうらやましく感じた。

    さまざまな情報がリアルタイムで取得出来る現代と
    アナログでいろんな事が不便だった昔。
    どちらがいいかわからないけれど、
    お金なくても楽しくて、ささやかな事で幸せになれた80年代を20代で経験してみたかったな。

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    2023年10月01日
  • 村上T 僕の愛したTシャツたち

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    村上春樹がこれまでに蒐集したTシャツたちを、写真とそのストーリー付きで紹介していくだけの本。
    それでも、物に附帯するストーリーひとつひとつが面白くて(トニー滝谷は特に良かった)、物に魂が宿るというのをすごく感じさせられた。

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    2023年09月30日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    心理学者の方は、確固とした強い心を持っているのではないかと思っていたけれども、映画の登場人物に感情移入して批評なんてできない、と言っていたのが印象的だった。
    二人とも全ての事象の本質を決めつけずに、様々な角度からものを考えていくスタイルが似ており、村上春樹の鋭い提案?を、河合隼雄が優しく包み込み、すーっと滑らかに結論づけていくようなイメージだった。

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    2023年09月23日
  • パン屋再襲撃

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    パン屋らしいパン屋が開いてなくて「妥協も必要〜」という台詞には特に笑ってしまった。
    他、うちの冷凍庫は小さい上に冷凍食品で詰まってるのにアイスクリームを持ってくるとは、ステーキは昨日食べたしコロッケがいい、等、日常あるあるなネタがちりばめられており、時折笑ってしまう。


    「妥協というものもある場合には必要なのよ」p28

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    2025年03月15日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    ★4?
    4年ぶりに読みましたが、上は割と覚えてて、ふむふむこんな展開あったよね〜ってなったけど、下はほとんどはじめて読んだかのような感覚やった
    星野青年がすき!
    今回読んだ時に特に印象的だったのは、星野くんの生き方や世界の見方が変わった(ナカタさんと出会ったことがトリガー。大松トリオを聴くようになったり)ところかな!人生において、これまでの自分とはまったく別のものにしてくれる人や出来事とのめぐり逢いは素晴らしいものです。

    前読んだとき、カフカは少年の時(若い時に)に読むのがいい本かと思ってたけど、今は確信的にそうはいえない。
    あと、1回目読んだ時は、佐伯さんもさくらも本当の母・姉かと思ってた

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    2026年01月18日
  • ポートレイト・イン・ジャズ(新潮文庫)

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    ジャズという音楽に浸りたいと、寄る年並みのせいか(?)思うようになった時に、この本を手にした。丁度、村上春樹作品を読み耽っていたタイミングと符合した。Apple musicのプレイリストに本にあった人らの曲を放り込んで、マイリストを作り終えた。音楽を聴きながら、もう一度読み返したいと思えた一冊。

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    2023年09月12日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

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    騎士団長はじめ、登場人物の背景が徐々に明らかになります。「肖像画を描いて欲しい」から始まった免色氏の企ては一体どこへ向かうのか、離婚が決まった元妻ユズとの関係はどう進むのか、次巻の展開に期待です。

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    2023年09月12日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

    購入済み

    それぞれの

    お話しに、現長編作品のワードが出てきて
    影だったり、突然のダンスだったり、
    箱の闇への入り口だったり、

    相変わらずの性の描写もあり
    消化不良の未回収放置もあり、

    発刊当時に読んでいたら
    また違う感じ方をしていたかも知れなかったかな?

    #エモい

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    2023年09月06日
  • TVピープル

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    奇妙なお話の短編。
    やっぱり村上春樹は読みやすい。
    スーッと入ってくる。
    奇妙でも。

    「眠り」が一番記憶に残る。
    話の持っていき方が面白いし、世界観の広げ方が共感できる流れで好きだった。
    眠りと死について。
    その関係性について興味を持った。
    村上春樹にしてはファンタジー過ぎない。

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    2023年08月31日
  • 世界で最後の花 絵のついた寓話

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    かなさんのレビュー拝見して手に取った本。
    荒廃した世界に最後の希望を見つけて復興が進む
    より良い世界を求め飽和状態になると
    弾けてしまい希望は絶望に
    想像と破壊が繰り返される
    一体何度繰り返せば学習するのだろう
    みんな忘れてしまう
    世界で最後の花に
    どう向き合うのがいいんだろう

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    2023年08月29日
  • 世界で最後の花 絵のついた寓話

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     今だからこそ読みたい、読んでおくべき作品だと感じました!そして、読んでよかったと思いました。作はジェームズ・サーバーさん作、訳を村上春樹さんが手がけられています。

     ストーリーは、第十二次正解大戦後の何もない世界からはじまります。何もない世界では、生きている人間も何も感じない無の世界…。そんな中、1人の女性が世界に残った最後の花を見つけ、その花を1人の男性と一緒に育てることになるのだが…。

     過ちを繰り返すのが人間…でも、繰り返さないようにできるのも人間なのではないでしょうか…。先の大戦も、今まさに起きているウクライナ侵攻も、何のためなんでしょう?そこにあるのは大きな犠牲だけ…みんなわか

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    2023年08月28日
  • 国境の南、太陽の西

    購入済み

    現在の

    長編お伽噺とは違う現実的でちょっとだけ
    お伽噺も含まれる小説でした。

    そんな中でも、素敵でエッチな春樹節が
    随所に散りばめられて相変わらずの雰囲気。

    残り香程度のモヤモヤ感と、きちんと伏線回収
    されて読みやすかったです。

    ホントの禿げたかと禿げわしの違いを検索して
    スッキリしました。

    #エモい #シュール

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    2023年08月25日