村上春樹のレビュー一覧

  • アンダーグラウンド

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    読む前はページ数と二段組の構成に怖気をなしていたが、さすが村上春樹、非常に読みやすい文章。しかし本書は地下鉄サリン事件について「こうだからこうです」とわかりやすい結論や正解を与えてくれる本ではない。62人へのインタビューを通し、善良な市民と異常なカルト教団という二分化に走ってしまう私たちの認識が本当に正しい見方なのか、という揺らぎを与えてくれる内容。社会には本当にたくさんの人々がいて、それぞれの人生があり、色々な痛みを抱えているんだということに実感を持つことができたし、とても意味のある一冊だったと思います。あとは時代もあるのか、ラッシュアワーの地下鉄に乗る人々だからなのか、とにかく仕事を頑張る

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    2023年08月02日
  • アンダーグラウンド

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    転職してもうすぐ一年が経とうとする頃、職場の最寄駅に突然黒服の集団が等間隔で立っている。
    まさにそこが地下鉄サリン事件の舞台であった。
    物心つく前に起きた事件だったため、名前は知っていたけれど何が起きたかは全く知らなかった。普段何気なく歩いていた駅構内がまさにその場所であったと知った瞬間、この本を読むために自然と書店に足を運んでいた。 

    想像以上の解像度で何が起きたか知ることができた。事件に遭う遭わないの命運はいくつかの偶然が重なって別れたように思えるし、生死を分けたのも運であった気もする。(袋を破った近くに居合わせたかどうか、風上が風下か、偶然バスが遅れていつもより遅い電車に乗ったなど)

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    2023年08月01日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    村上春樹は、絶対悪とか、絶対善みたいな共通認識が固定されてしまうことをよくないと考える人なのだと漠然と感じた。

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    2023年08月01日
  • 村上春樹 雑文集(新潮文庫)

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    村上作品をそうたくさん読んでいるわけではないけれど、この本の文章も含め、村上さんの書かれる文章を読むと、なぜかすっと背筋を伸ばしたくなる、
    ソファにだらしなく座っていては、村上作品を読めない気がする。
    その文章から感じられるリズムは、決して派手ではないけれど、タメの効いたハイハットとうねりを感じるスネア。
    最近の作品はまったく読めていないけど、このリズムは健在なのかな。

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    2023年07月25日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉前編―(新潮文庫)

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    この巻についての独立した感想は無いが、村上春樹の小説はやはり日本語が上手い。日本語が上手いシリーズで他の作家も読んでみたい。

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    2023年07月23日
  • さよなら、愛しい人

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    すっかりこの文体に魅了されてきてしまった。無駄に細かい情景描写や、このシリーズでなければ許せないようなキザな台詞など、楽しめた。中身はミステリー・サスペンスとしては雑に感じるところもあるが、そんなことはどうでもよくなりますね。賭博船に潜入するあたりが、ちょっと頭に入ってこない部分があったけど、登場人物さえ押さえれば読み易いと感じる。次はどれを読もうかな。

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    2023年07月18日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉後編―(新潮文庫)

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    壮大な物語が各巻に分割されている場合、その各巻についての独立した感想は特にない。ただ全体として非常に面白い展開になってきている。

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    2023年07月17日
  • 翻訳夜話2 サリンジャー戦記

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    訳本の方はまだ読んでなく、旧約ももう長いこと読んでいなかったが、楽しく読めた。
    解釈の違いで翻訳に色を出したりすることを知らなかったので、村上春樹の考察するキャッチャーの話も楽しめたし、また、村上春樹の小説はほぼ読んだことないので、村上春樹の思考の一端が垣間見えたようで新鮮だった。

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    2023年07月14日
  • 世界で最後の花 絵のついた寓話

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    村上春樹さんが好きなので読んでみた。
    戦争はなぜ繰り返されるのか?
    どうしたら平和になるのか。
    深く考えさせられる。
    村上春樹さんの後書きも良い。
    絵本のような形態だが、子供向けではない。
    ジェームズ・サーバーさんのことも解説されていて理解しやすい。

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    2023年07月11日
  • 遠い太鼓

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    ギリシャのことが書いてある本を探してたら、なんとあの村上春樹さんがギリシャで生活していたときの滞在記を書いているというので読んだ。けっこう分厚い本で読み応えある。かなりまえのことだがおもしろい。住んでなければわからないことがいろいろ書かれておりかなり興味深い。私にとってはこの人の作品は小説よりもエッセイのほうがおもしろい気がする。

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    2023年07月09日
  • 羊をめぐる冒険

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    さぁこれから

    読みやすくで良かったです、
    何がって言われる時言葉探しになりますが、
    やっぱり雰囲気でしょうか?

    さぁこれから、
    続編っぽいダンスダンスダンスを拝読致します。

    あやうく順番間違えそうになりました。

    #エモい

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    2023年06月27日
  • カンガルー日和

    購入済み

    読みやすい

    村上春樹の作品はとても好きだけど、短編集はとっつきやすく読みやすいと感じる。ただの日常が趣深く描かれていて、自分の日常も振り返りたくなるような作品。

    #癒やされる #ほのぼの

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    2023年06月17日
  • やがて哀しき外国語

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    「多くは住宅ローンに追われ、レイオフの影に怯え、景気の果てしない後退に不安を感じ、アメリカの理想の変質に戸惑いを感じ、教育費や医療費の暴騰に頭を悩ませている。銀行強盗に走った件の弁護士のように、何かひとつがうまくいかなくなったら、一歩足を踏み外してしまったら……という漠然とした恐怖がそこにはある。「ごく普通にやっていればだいたいうまくいくものだ」という楽観性―-中産階級にとっての最大の宝――がだんだんその効力と説得力を失いつつあるように僕には感じられる。」(スティーブン・キングと郊外の悪夢)
    かれこれ30年前にアメリカについて書かれたこの一節が、2020年代の日本を先取りしていたことを、いまさ

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    2023年06月17日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)

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    第1巻に比べ集中して読めました。
    でも村上本らしく独特な内容でしたね。思い出しました。イデアか?
    ある意味ついていけない世界ですが、村上だから成立させるよですね。
    でも完読できたことで、以前の読書付きの自分に戻れたかな?

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    2023年06月17日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

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    ■ Before(本の選定理由)
    社会人になって数年目で上巻だけ読んだと思う。
    約12年振りの再読。

    ■ 気づき
    私自身も随分変わり、物語から受ける印象も違うような気がする。ヤナーチェックは聴いたことがないけれど、ジョージ・オーウェルは数冊読んだし、六本木のホテルのバーの雰囲気も知っているし、おおむね、文化人類学者がどんな人達かも知っている、たぶん。

    ■ Todo
    青豆と天吾の物語が結びつく兆しがある。早く続きを読みたい。

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    2025年05月09日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    2人の対話は、単純に面白かった。この中に、「ねじまき鳥クロニクル」と「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」への言及があった。いずれも読んでない。長編最新作を読み始めていたのだが、まあまて。このどちらかを先に読もうと思わせてくれた。

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    2023年05月20日
  • ランゲルハンス島の午後(新潮文庫)

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    リラックスして気軽に読める一冊
    体調がすぐれず寝っ転がっているときに、なんとなく読み始めたけど、なんだか少し体調がよくなった気がする

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    2023年05月16日
  • やがて哀しき外国語

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    村上春樹が90年代にアメリカで暮らした時のエッセイ。今と比べると、生活様式や人々の考え方がだいぶ違うんだと思うけど、今まであまり考えてこなかったアメリカ人の内面や日常が知れたみたいで、楽しかった。

    p49
    「お金? ああ、そういえば世の中にはお金みたいなものもありますね」

    という雰囲気とは・・・?

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    2023年04月29日
  • 辺境・近境

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    村上春樹さんと松村映さんの日本と世界の旅の写真集。時折春樹さんが被写体になって写っているのがかっこいい。行った場所はアメリカ、カナダ、メキシコ、中国、カラス島、神戸。

    メキシコはいいがアメリカの旅がつまらなさそうなのがちょっと残念。

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    2023年04月27日
  • やがて哀しき外国語

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    初めて村上春樹のエッセイを読んだ。
    海外に移り住んだからこそ見えた日本のこと、日本との違いのおかしさや難しさ、楽しさ、などなど色んなことが、村上春樹節で綴られていてとても面白かった。
    昔好きだったジャズの話やジャズ喫茶を経営したからこそ得られた知識や経験、外国語を学ぶに当たって感じた年齢という壁のこと…
    全てが私にとって未知の世界の話で、理解しきれなかったことばかりだと思いつつも、理解できたであろう2~3割の部分を、これからの生活に活かしていきたい。

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    2023年04月22日