村上春樹のレビュー一覧
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村上朝日堂が、『日刊アルバイトユース』から『週刊朝日』に移って続編。
ページ数も増しまし、文庫版で1篇5ページとなった。
以前は、ちょっと尖った若者が言いたいこと言ってる風だったのが、文章も洗練され、ちょっと寝っ転がっては読めない感じ。
でもまだ36歳の、若い頃の村上さんなのだが。
記憶力の悪い私でも印象に残る話多し。
村上さんは、肉はあまり食べないんだー?厚揚げが好きなんだー!猫派か、good!
早・遅のゲームは、みなさん身の回りのものでやってみると面白いと思う。
新しいものに疎い私なんかは、結果として「遅」「遅遅」のゲームになってしまいそうですが。
正月からつけ始めた日記というのはまず長くつづかない、とか。
「ジョークとしてみれば面白い」は、「日本のTV番組についてどう思う?」という、村上さんの質問に対しての、22歳アメリカ人青年の回答。
テレビはあまり観ないと書いているのにこういう質問をする村上さんはどうなんですか、と思うが・・・
やがてこの「ジョークとしてみれば面白い」は、テレビでなくてもあらゆる事件に当てはまってしまうのではないかと思うに至る。
自分も思い当たることはある。
政治家や芸能人の不祥事などがよく報道されるが、当事者たちは絶体絶命の大ピンチでも、観ている方からすればギャグでしかない、みたいに感じてしまうこともあるものだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ村上春樹の旅行記。普段の小説もおもしろいから、これも面白くないはずがないと踏んで読んでみた。
笑えるような話もあれば、考えさせられる話もあってとても読み応えがあった。
香川旅行編は面白かった。前々から香川のうどんを食べてみたいと思ったことがあり、この話を読んでさらに行きたくなった。水丸さんの挿絵が絶妙にシュールで、香川のローカルうどん屋の勝手さに驚く村上春樹が想像できた。
「神戸まで歩く」は想像していたよりもっと現実的で真面目な話だった。震災の後の神戸はどれだけ空虚で悲しみに溢れていたのだろうか。私は生まれていなかったし、関西出身でもないから震災の記憶はほぼないが災害が起こった後のやるせなさが神戸中に蔓延していたと考えると苦しくなった。 -
Posted by ブクログ
エッセイはあまり読まないのに、何故春樹氏のエッセイは何度も読んでしまうのだろうか?
実家に帰ったときに本棚を覗いていて目に入ってきた「やがて哀しき外国語」何回も読んではずなのにどんな話だっけかな、今英語を勉強しているのに哀しくなってしまうと困るなと思い、持って帰って読む。
そうだ、著者がアメリカで暮らしていたときに体験した、経験したことのエッセイだった。床屋の話は何度読んでも笑う。
鋭い考察をわかりやすく説明し、たまに抜くところが、読んでいて楽しいし、疲れないんだろうなと思う。
学生の頃はこれを読んでいて、私もいつか外国で暮したいなと思ったり、今回読んだ時はそうだよな、昔はそういう時代だったよな。懐かしいと思ったり。
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Posted by ブクログ
「日刊アルバイトニュース」(今は「an」という名前に変わっているらしい)に1年9ヵ月にわたって連載されていたもの。1984年(昭和59年)発行からの文庫本、平成8年4月15日 25刷
実家に行ったとき持参の本を読み終わってしまい、弟が残していった段ボール箱を漁ったら素敵なものが入っていた。(小池真理子なんかも入っていたから、昔のカノジョ箱かもしれない)
この先も続けて村上春樹エッセイを読もうと思う(弟所蔵の)。
およそ40年前くらい、春樹さん、33歳〜35歳頃のコラム。
世相を反映しているかというとそうでもなく、やはりここは村上ワールドだ。
時代を感じるのはモノの値段くらいかな?
安西水丸氏の味のあるイラスト入りで見開き2ページが1回分のようだけれど、日刊だから毎日だろうし、よくネタが尽きないと思う。
1回分に一度は目から鱗というか、おおおっ!!!というか、良くもこんな文章を考えつけるなあと感心してしまう。
職探しの若者が、これだけ読んだら満足して、もう求人のページは見なくていいやと思ってしまわないか心配である。
映画の話、「こんな死に方はしたくない」ネタ、食べ物のこと、有名人の悪口ネタ(!)
そういえば「文豪の悪口本」というのを読んだことがあったけど、文豪は悪口を書くとき、やたら筆が冴えるのよね(笑) -
購入済み
読みやすい
カンガルー日和なのに、羊男さんが出てきて
後々の羊を巡るや、図書館のお話に続いていく
著者自身が語ってみえる、長編を描ける実力が
備わってなかった時代のお作品?。
近年の雰囲気ではなく、訳のわからない
シュールな会話が沢山出てきて読みやすい作品でした。
著者の電子書籍版は殆ど読み尽くしてしまったので
いよいよ村上ラジオの続きを読み出すことにします。 -
Posted by ブクログ
村上春樹のエッセイ集『村上ラヂオ2―おおきなかぶ、むずかしいアボカド―』を読みました。
村上春樹の作品は3年前に読んだ『村上さんのところ』以来ですね。
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なぜ、アボカドはむずかしい?
究極のジョギング・コースってどこだろう。
アザラシのくちづけの味、ギリシャの幽霊、ロシアと日本のかぶをめぐる昔話の違い……etc。
小説家の抽斗(ひきだし)から飛び出す愉しいエピソードの数々。
長編小説『1Q84』刊行後、雑誌「アンアン」に連載された人気エッセイ・シリーズ52編を収録する。
『おおきなかぶ、むずかしいアボカド―村上ラヂオ2―』改題。
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マガジンハウスの発行している雑誌『anan』の2009年(平成21年)10月21日号、2010年(平成22年)3月3日号、2010年(平成22年)3月24日号から2011年(平成23年)3月23日号に連載されたコラムを加筆修正してまとめて2011年(平成23年)に刊行された「村上ラヂオ」シリーズの2作目となる作品… 雑誌連載時に毎回ついていた「今週の村上」という一行コメントもすべて収録されています。
■十年ぶりに戻ってきて 村上春樹
■野菜の気持ち
■ハンバーガー
■ローマ市に感謝しなくては
■パーティーが苦手
■体型について
■エッセイはむずかしい
■医師なき国境団
■ホテルの金魚
■アンガー・マネージメント
■シーザーズ・サラダ
■いわゆるミート・グッドバイ
■オリンピックはつまらない?
■右か左か
■究極のジョギング・コース
■夢を見る必要がない
■手紙が書けない
■オフィス・アワー
■無考えなこびと
■やあ暗闇、僕の旧友
■三十歳を過ぎたやつら
■オキーフのパイナップル
■まるで豹のように
■もうやめちまおうか
■悪魔と青く深い海のあいだで
■タクシーの屋根とか
■ちょうどいい
■新聞ってなに?
■コミュニケーションが必要なんだ
■月夜のキツネ
■太宰治は好きですか?
■他人のセックスを笑えない
■本が好きだった
■携帯電話とか、栓抜きとか
■キャラメル・マキアートのトール
■おいしいカクテルの作り方
■あざらしのくちづけ
■うなぎ屋の猫
■ガラスの家に住む人は
■ギリシャの幽霊
■お一人様の牡蠣フライ
■自由で孤独で、実用的ではない
■おおきなかぶ
■こっちのドアから入ってきて
■アボカドはむずかしい
■スーツを着なくちゃな
■並外れた頭脳
■『スキタイ組曲』知ってますか?
■決闘とサクランボ
■カラスに挑む子猫
■男性作家と女性作家
■ジューン・ムーン・ソング
■ベネチアの小泉今日子
■挿絵をさせてもらって 大橋歩
■文庫版あとがき 大橋歩
1.人の悪口を具体的に書かない 2.言い訳や自慢をなるべく書かない 3.時事的な話題は避ける… これが村上春樹さんがエッセイを書く時に自ら課したルールだそうです、、、
そんな法則に則って書かれた、どうでもいいようだけど、やっぱりどうにも読み過ごすことが出来ない、心に沁みる興味津々のエピソード… 究極のジョギング・コース、オキーフのパイナップル、ギリシアの幽霊、あざらしのくちづけ――うーん、なるほど。
いやあ、ほんとに。マッサージのように、心のこりをときほぐしてくれるハートウォーミングな語り口… それに彩りを添えてくれるのは、大橋さんの美しい銅版画、、、
10年ぶりに帰ってきた、アンアン連載の伝説のエッセイ『おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2』… 村上さん曰く「“日本でいちばんおいしいウーロン茶”を目指して書いた」エッセイ。
肩の力を抜いて、気楽にご賞味ください。
大橋歩のイラスト(銅版画)と一緒に愉しみました… 村上春樹のエッセイや紀行って、心地良く、そして愉しく読めるんですよね、、、
考え方に共感できるからなんでしょうねー 価値観が近いのかな… 憧れもあるんでしょうね、きっと。
豊富な経験で得られた蘊蓄や寸止めされた下ネタの巧さが堪らないですね… 「今週の村上」という一行コメント(つぶやき?)もイイ感じでした、、、
もっともっと読みたくなるエッセイですね。