村上春樹のレビュー一覧

  • さよなら、愛しい人

    Posted by ブクログ



    村上春樹が翻訳したレイモンド・チャンドラーの名作「さよなら、愛しい人(Farewell,My Lovely)」を読みました。

    「The Long Goodbye」「Big Sleep」に引き続き3作品目。

    フィリップ・マーロウは相変わらず頭が切れて、率直で、男くさくて、女性に対してシビアで、へこたれず、強く、そして孤独です。
    そこに首を突っ込むの?という点が普通と違ってドキドキの連続で、案の定痛い目に何度も会います。今回は半殺しのヤク漬けにされかかるなど、ちょっと程々にしておきなよと忠告したくなるぐらい。

    あと言葉尻がいちいち面倒くさい。相手に食ってかかるし、皮肉っぽいし。あと、まる

    0
    2020年01月28日
  • 大いなる眠り

    Posted by ブクログ

    フィリップマーロウが、本格的に登場した作品。読み終わりました。

     
    強情、一匹狼、皮肉屋、タフ、セクシー、そんな言葉が思い浮かぶ男。

    頭の内で勝手にイメージを作って楽しんでます。

    映像作品もあるらしいけど、観ないほうが良いのかなあ。

     

    探偵が出てくるミステリ―作品だが、よくある名推理ていうのは出てこないなあという印象。

    行動力と直感で物語がすすんでいくのが小気味いい。

    0
    2020年01月25日
  • 村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    しっかりした文章を持っている人のエッセイは面白いなぁ。

    安西水丸の絵がたまらない。

    とにかく
    一に足腰、二に文体、です。

    0
    2020年01月22日
  • 村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ついにジョージ・オーウェルの1984を読んだ。いや、厳密には読んでいないが、森泉岳土による漫画版「オーウェルの一九八四年」を読んだ(オーウェルの、と付くところが良い)。
    救いがないとは聞いていたが、本当に。


    でも何より救いがないのは、読み終わったときに「ああ良かった、怖い話は終わった、"あんなんとは無縁の"現実へ戻ろう」と心から思えないところだ。


    あとは備忘メモ。(ネタバレもあり)


    ・舞台はロンドン、ただしイギリスではなく「オセアニア」という国。オセアニアを率いるイングソック党の党首ビッグブラザー(BB)がすべてを監視し、好ましくない兆候があれば「思想警察」に連

    1
    2020年01月13日
  • 最後の瞬間のすごく大きな変化

    Posted by ブクログ

     村上春樹の翻訳は柴田元幸直系というか、基本的にシンプルに読みやすいものというイメージがある。本作は短編集ということで、お前も読みやすそうだと思って手に取った。そうだろ?
     しかし本作の原文は難解ともいえる文体だそうで、村上春樹の翻訳もそれに呼応してかすらすらとは読みにくい感じにはなっている。
     ところがやはり非凡な視点を持った短編集である。お前みたいに骨のある小説が読みたいやつはぜひ手に取るがいい。

    0
    2019年12月26日
  • 村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    人生の中で、こうゆうくだらないことも大事な余白だと思う。
    「夜中の汽笛」は響いた。好きの表現がすばらしい。

    0
    2019年12月13日
  • 1973年のピンボール

    匿名

    購入済み

     村上春樹の2作目の小説。この小説において村上春樹の文体はほぼ完成している。ピンボールに再会する場面が村上春樹独特の文体がよく出ている。

    0
    2019年11月27日
  • 羊をめぐる冒険

    匿名

    ネタバレ 購入済み

     村上春樹の初期の長編小説。
     主人公が食事を作ったり、掃除するところなどが細かく描かれている。村上作品は音楽のようなところがある。長編小説は交響曲である。それも綿密に計算された音楽である。羊博士が羊と交わってそれが先生のところに行き、先生から離れて鼠の中に入る。鼠は自分が死ぬことで羊を消滅させる。最後に爆破で大円団である。鼠と羊博士と先生の関係が今でもこんがらがっている。羊博士が連れてきた星の付いた羊に先生が憑かれたのだ。
     現代小説なのだが呪術的なところがある。そして神話的である。そして西洋的である。
     非日常の世界を描いていくのだが、そのベースに肉体的で日常的なものを綿密に積み上げ

    0
    2019年11月27日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    村上さんの音楽知識、音楽への誠実な向き合い方が伝わってきます。オーケストラにそこまで興味を持ったことがない人でも読後は聴きたくなること請け合い。音楽家っていいなって思いました。

    0
    2019年11月23日
  • アフターダーク

    匿名

    購入済み

     都会の真夜中のエリとマリと高橋と白川とそれに関わる人々を描いたエピソード的な中篇作品。神話的であり、呪術的である。都会の真夜中の質感が巧みに描かれている。

    0
    2019年11月27日
  • 翻訳夜話2 サリンジャー戦記

    Posted by ブクログ

    村上春樹がサリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の新訳を刊行したことを受けて、彼と柴田元幸が二度にわたっておこなった対話を収録しています。さらに巻末には、『キャッチャー』に収録できなかった村上の「訳者解説」、さらに柴田がホールデンに成り代わってハックルベリー・フィンなどとの比較についての考察をおこなっている「Call Me Holden」が収録されています。

    本書を読む前は、おそらく柴田がサリンジャーのアメリカ文学上の位置づけについて大きな枠組みを示し、そのつど村上が作家としての感性にもとづく解釈を差し挟んでいくというスタイルで議論が進められているのではないかと思っていたのですが、じっ

    0
    2019年11月15日
  • 翻訳夜話

    Posted by ブクログ

    村上春樹と柴田元幸が、翻訳について語った三回の講演やフォーラムなどをまとめた本です。さらに「海彦山彦」と題された章では、オースターとカーヴァーの短編小説を二人がそれぞれ訳したものが収められています。

    第一回は東京大学でおこなわれた柴田の授業に村上が参加したときの記録、第二回は翻訳学校の生徒たちを相手に両者が質問にこたえるというもの、第三回は若手の翻訳者からの質問を二人が受け付けるというかたちになっており、著者である二人の翻訳についての考え方を知ることができるのみならず、翻訳に関心のあるさまざまな水準の受講者たちがいだく疑問にかんしても、興味をもって読むことができました。

    村上は彼の文体をか

    0
    2019年11月15日
  • 風の歌を聴け

    匿名

    ネタバレ 購入済み

     図書館の本で一度読んだことがある。電子書籍で2回目を読む。
     村上春樹の処女作である。物語は「1970年の8月8日に始まり、18日後、つまり同じ年の8月26日に終る。」
     その後の村上作品に受け継がれていく、遠回しで比喩に富んだ翻訳調の語り口はもうこの作品で完成している。受ける印象は都会的で、若々しく、病的になりそうなところでぎりぎり健全さを保っている。
     鼠が食べるホットケーキにコーラをかけて食べる食事はノーベル週間にハルキストが恒例行事のように再現している。
     この作品で後のすべての作品を代表していると感じる。

    0
    2019年11月27日
  • 若い読者のための短編小説案内

    Posted by ブクログ

    村上春樹の文章の好みと、「僕はこのように考えながら小説を読んでいるよ」「こういう風に解釈したら面白いと思わないかい?」という小説の読み方が学べた

    深く深く文章を読み込んでいこうと思えた

    そして取り上げた作品が難解で、村上春樹らしさ全開だった。

    0
    2019年10月28日
  • 村上春樹 雑文集(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    オイラにとっての村上春樹は誠実な仕事をする、ストイックなスポーツマンだ。小説を書くということは、体力がいるのだ。たぶん、サラリーマンも一緒だと思う。現場だろうがデスクワークだろうが。物理的に体力が必要というだけではなく、仕事にはいろいろなトラブル、苦難があるしそれを乗り越えていくには強いメンタルが必要だし、それを維持するためにカラダの臨戦態勢を保つという意味だと思う。「アンダーグラウンド」や「約束された場所で」を読んだときに感じたことだ。インタビューの内容はきっとヘビィなものだったろうし、誰に対しても背筋を伸ばしたしっかりした姿勢ができなければ、加害者と被害者の本当の声は拾えなかったんじゃない

    0
    2019年10月26日
  • 大いなる眠り

    Posted by ブクログ

    村上春樹訳。
    フィリップ・マーロウシリーズの第1作。
    複数の事件をマーロウが解決していく。
    村上春樹の解説が素晴らしかった。
    次→さよなら、愛しい人

    0
    2019年09月30日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    第1巻で、これからきっといつもの村上春樹のように非現実的に展開していくんだろうな、と予想したところが意外と現実的な展開を見せた第2巻。


    ファンタジー要素はあるけれど、不気味さを漂わせながらまだ地に足が着いているという感じ。
    免色という人物は、ごく普通の人間なのかもしれないと思い始めた。


    このまま現実的な方向性で行くのかもしれないと思いつつ、さらなる飛躍した展開を期待。

    0
    2023年07月08日
  • リトル・シスター

    Posted by ブクログ

    「行方不明の兄オリンを探して欲しい」と若い娘がマーロウの事務所を訪れた。


    2016.8.25発行 村上春樹訳 ハヤカワ文庫 購入

    0
    2020年04月24日
  • 高い窓

    Posted by ブクログ

    マーロウは資産家の老女に呼び出された。行方をくらませた義理の娘リンダを探して欲しい。とても貴重な金貨をリンダが持ち逃げしたというのだ。

    二度映画化。


    2016.9.15発行 村上春樹訳 ハヤカワ文庫  購入

    0
    2020年04月24日
  • 大いなる眠り

    Posted by ブクログ

    マーロウは資産家の将軍に呼び出される。娘が賭場で作った借金をネタにゆすられているという。犯人らしき男が経営する古書店を調べ始めた。

    2014.7.25刊 村上春樹訳 ハヤカワ文庫 購入

    0
    2020年04月24日