村上春樹のレビュー一覧

  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    村上春樹さんが文章を書く上で大切にしていることをを、聞いて目から鱗が落ちた。

    大事なのは語り口。小説でいえば文体です。
    信頼感とか、親しみとか、そういうものをうみだすのは、多くの場合語り口です。まず、語り口に魅力がなければ、人は耳を傾けてくれない。
    できるだけわかりやすい言葉で、できるだけわかりにくいことを話そうと。


    確かに好きな作家を選ぶ時、私の場合ストーリーというより、文体やリズムが合うみたいなことを本能的に感じとっている気がする。

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    2022年03月07日
  • 村上T 僕の愛したTシャツたち

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    色鮮やかで多種多様なコレクションを通して見えた、村上春樹氏の内面に目を細めた。悠々自適な生活を送れていそうだなと羨ましくなる。

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    2022年02月27日
  • 村上ラヂオ3―サラダ好きのライオン―(新潮文庫)

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    こんなにくだけた、ほとんど役に立たない内容なのに最後まで読んでしまうんだからすごいです。作家としての技量とか迫力が感じられます。全然力が入っていないのに。ほんとうに不思議です。

    「ラヂオ」とうタイトルの通り、空いた時間に気楽に読むのに最適なシリーズです。連載が終わってしまったようなので、第4弾が出版されそうにないことが残念です。

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    2022年02月20日
  • 若い読者のための短編小説案内

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    この本、タイトルだけ読むと村上春樹が好きな短編をおもしろおかしく紹介してくれる本に思える。 いや実際にそうなのである。しかし、本書は他の作家の作品の評論を通して、村上春樹的小説あるいは小説家の在り方を示した作品と言える。その意味では「職業としての小説家」に近いものはあるだろう。
    自己について語るとき自己自身について語るよりむしろ、他者について深く深く掘り下げていき、他者に対しての自分のスタンスを示すことがかえって自分自身についての解像度をあげる。
    だからこそ、村上春樹自身が紡ぐ長編と同じくらいエッセイや本書のような非小説も同じくらい好きなのだ。
    もちろん吉行淳之介や丸谷才一の作品は是非とも読んでその都会的なタッチ(あるいは不器用さ)を感じてみたくなったが。
    「なにも喜怒哀楽をいちいち描く必要はないんです。そんなもの全部すっぽかしたっていい。ただしそれは伝わってこなくてはならない。」 
    この部分に首がとれるほど頷いてしまった自分がいる。別に創作に限らない。本当に大切なことは明示的にではなく暗喩としてメタファーとして現れる。

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    2022年02月17日
  • 村上ラヂオ3―サラダ好きのライオン―(新潮文庫)

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    おもしろかったー
    お話しの中に出てくる映画や音楽や本を、いちいち見てみたい!聴いてみたい!と思ってしまいました。1と2も読みたいです。

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    2022年02月05日
  • 村上朝日堂(新潮文庫)

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    ゆるいエピソードが多くて、心が落ち着く。特にタクシードライバーの話がお気に入り。自分は、滅多にタクシーには乗らないが、乗る機会があれば、タクシードライバーさんとお話してみたいなと思った。

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    2022年02月01日
  • 国境の南、太陽の西

    購入済み

    真実

    主人公の生き様が自分のライフプロセスと合わせて読め、前半の疾走感も凄くあっと言う間だった。真実はいったい何なのか、何が正しいのか非常に不思議な気持ちにもなった。彼らの続きが知りたくなる終わり方だった。村上春樹さんの作品を初めて読んだが、素晴らしさが少し分かつた。

    #ドキドキハラハラ

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    2022年01月29日
  • やがて哀しき外国語

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    村上春樹ファンにとって、村上春樹を知れる嬉しい一冊。

    印象深かったのは、なんといっても、村上春樹が小説家になったきっかけの逸話。
    そんなささいなことで、天才は目覚めるのだなと思った。
    そして、そういった出来事は、誰にでも起こるかもしれない、という言葉は、とても勇気づけられた。

    また、村上春樹からの何かを書きたいと思っている若い人へのアドバイスとして、
    「書けないときにはべつに無理に書かなくてもいいんじゃないか」と言っていることに、村上春樹もそう思ってるのかと嬉しくなった。

    その他のことでいうと、海外暮らしでの、日本との違い、アメリカという国のことを知ることができて、とても面白かった。

    日本がいかにキチンとしているかというのも再確認した。

    髪型にこだわりがないものの、床屋にたいへん苦慮している、というところと面白かった。

    正直なところ、小説だと思って本書を買ってしまい、少し拍子抜けしてしまったが、読み進めていくうちに村上春樹のことが少しわかった気持ちになれ、アメリカのことも少しわかった気持ちになり、とても面白かった。

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    2022年01月23日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    のらりくらりとした師匠と優秀な弟子の対談みたいな、2人のやり取りが絶妙。

    村上春樹の読者は内的な読書を求めてるとか、壁抜けの話とか、今まで村上さんの小説を読みながら感じていた感覚が言語化されていくのが面白い。本人の言葉だから納得感もある。

    女性の描かれ方について聞くところは、川上さんのストレートな質問がスリリングで、でも村上春樹小説の理解者としての部分も聞き手として見えてきて、絶妙なバランス感覚で面白かった。

    最終章、小説の書き進め方を数字のメモを見返しながら話していくところは、ものづくり論としても興味深かった。「書き飛ばし」のくだりとか。

    村上春樹さんの本も川上未映子さんの本ももう一度読みたくなったし、なにより村上春樹のことも川上未映子のことも好きになった。そんな本でした。

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    2022年01月16日
  • プレイバック

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    ある程度は理解できた。
    これが私にとってのチャンドラー長編の最後の一作。
    最後に出てきたリンダ・ローリングがわからなかったが、あとがきで、長いお別れに出てきた登場人物だと書いてあった。
    全く覚えていない。

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    2022年01月05日
  • もし僕らのことばがウィスキーであったなら(新潮文庫)

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    ウイスキーが好きで思わず手に取った。村上春樹が旅してきた街並みの写真も差し込まれていて、美しい。北欧に行って、ゆったりウイスキーを飲みながら読書したり、寒さの中に温かみのある街を散歩してみたいと思った。アイルランド行きたい!!

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    2026年04月06日
  • 村上ラヂオ3―サラダ好きのライオン―(新潮文庫)

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    村上春樹さんのエッセイは好きで、『村上ラヂオ』の2と3が特にお気に入りです。音楽、お酒、国内外の作家など様々なジャンルに関するエピソードがあるので、いろいろと学びがあります。本書を読んで、「木山捷平全詩集」が欲しくなりました。
    軽く何か読みたいな〜というときにおすすめです。

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    2021年12月07日
  • アンダーグラウンド

    購入済み

    毛色の異なる村上作品

    常日頃から村上作品を愛読する者として、毛色の異なる作品だと感じた。
    極めて現実的な内容で、シビアで、淡々としたルポルタージュ。
    あまりにシビアな部分を読んでいるうちに、本来の村上作品を超えるような幻想性を感じさえする。
    しかし、面白かった。
    それにしても、地下鉄サリン事件には戦慄を覚える。

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    2021年12月04日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    騎士団長殺しの政策秘話が聞けて良かった。
    文章力とは読みやすさを追求していく事である。心に響く語り手とは謙虚であり誠実なんだと痛感した。
    読みやすくて心地よい二人の対談に癒された。

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    2021年12月03日
  • リトル・シスター

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    登場人物のつながりが最後までなかなかわからなかった。
    さらに、一気に読めなかったため、登場人物の名前が分からなくなり、最後の方はよくわからないまま読み終えてしまった。
    一気に読むか、何回か読まないと理解できないのがチャンドラーなのだろう。
    次はどうかな?

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    2021年12月01日
  • 村上ラヂオ2―おおきなかぶ、むずかしいアボカド―(新潮文庫)

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    春樹氏の小説はなかなか先に進まないけれど、エッセイはサクサク読めてよい。自分の書きたいことを書きたいように書いているのが好ましい。「3」も読もう。

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    2021年11月16日
  • 辺境・近境

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    村上春樹氏の小説はあまり肌に合わないが、エッセイは大好きだ。彼の感じたことに共感でき、それでいて自分自身ではうまく表現ができないので、読むとすっきりとした気分になる。
    今回は、旅をテーマにしたエッセイ集。メキシコや香川など、いろいろな旅行先の出会いやエピソードを綴っている。
    メキシコやアメリカ横断は、「あるある」と思いながら読んだし、行ったことがないモンゴル・中国はやっぱりそうかと感じたし、香川のうどんを食べる旅の章は本当に面白くて、ゲラゲラと笑ってしまった。そして、香川に行きたくてたまらなくなった。
    読者に行きたい!と思わせることが旅のエッセイの目的ではないが、村上氏のやや冷めた表現がなかなかツボだったので、気が向いたら読んでみていただきたい。

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    2021年10月31日
  • やがて哀しき外国語

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    24年ぶりに、ふと読んで見ました。「六年前には大学ノートに手書きで『ノルウェーの森』を書いていたが今はマッキントッシュ」という件には時代の流れを感じました。逆に「冷戦にも湾岸戦争にも勝ったこの国の人々がそれで幸せになれたわけではない」「アメリカ人の敵対意識がフセインから日本経済そしてネオナチに移り変わる」様子には、アフガンを撤退し、コロナによるアジア人差別に繋がっている今のアメリカと何ら変わらないと感じました。その時代の空気を感じられることに併せて、やはり村上春樹のエッセイは素敵です。

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    2021年10月09日
  • 村上春樹 雑文集(新潮文庫)

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    村上春樹の音楽の話を聞くと、話題に上がっている音楽が聴きたくなるし、読んでいると1対1で話している感覚になってすごく気持ちが安らぐ。
    こういった雑文みたいなのも僕には性に合ってるんだなと思った。
    たぶんだけど。

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    2021年09月12日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    村上春樹さんにとって小説とは何なのか、について、川上未映子さんが質問攻めにしている本でした。

    村上さんは、読みやすい文体を大事にされてること、物語にメッセージや意味を込めたり伝えたりしようとはしてないこと、自我に関する悩み(やその解決)という次元で書いてはいないこと、それよりもっと、無意識(深層心理?)に近い領域で物語をかいていること、読み方は読者に委ねていること、などがわかりました。

    川上さんの質問が鋭く熱心なのに対する村上さんの脱力加減というか自然体加減がすごい。面白かった。言及される作品も読みたい気持ちになった。

    村上さんが人として謙虚だが小説家としてはプロ意識・自信に満ちてるところも読んでて楽しい理由かもと思った。

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    2021年09月05日