村上春樹のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
えっらい昔の話ですよ、コレ。
作者が35〜6歳の時ですよ。
国電なんて走ってますよ。
切符ですよ。
それでも変わらないものは変わらないし、真理は真理だし、村上春樹も安西水丸も面白いし、つまりいいものはいいって話。
「どんな風に書くかというのは、どんな風に生きるかというのとだいたい同じだ」p.35
「いちばんヤバイのが専門家の話、その次にヤバイのがかっこいいキャッチ・フレーズである。このふたつはまず信用しない方がいい。」p.38
「年をとってから思いかえしてみると自分がすごくはりつめた青春時代を送ってきたような気がするものなのだが、実際にはそんなことはなくて、みんな馬鹿なことを考えながら -
Posted by ブクログ
「村上春樹」の旅エッセイ『辺境・近境』を読みました。
久しぶりの「村上春樹」のエッセイ。
もう20年くらい前になりますが『ノルウェイの森』が大ヒットした前後に「村上春樹」という作家と出会い、何作か読んでいるうちに、小説よりもエッセイや紀行文の方が好きになったんですよね。
題名は失念してしまいましたが、、、
イタリアやギリシャに滞在した際のエッセイ(紀行文?)は、今でも断片的ながら覚えていますね。
-----story-------------
久しぶりにリュックを肩にかけた。
「うん、これだよ、この感じなんだ」めざすはモンゴル草原、北米横断、砂埃舞うメキシコの町…。
NY郊外の超豪華コ -
Posted by ブクログ
この本、タイトルだけ読むと村上春樹が好きな短編をおもしろおかしく紹介してくれる本に思える。 いや実際にそうなのである。しかし、本書は他の作家の作品の評論を通して、村上春樹的小説あるいは小説家の在り方を示した作品と言える。その意味では「職業としての小説家」に近いものはあるだろう。
自己について語るとき自己自身について語るよりむしろ、他者について深く深く掘り下げていき、他者に対しての自分のスタンスを示すことがかえって自分自身についての解像度をあげる。
だからこそ、村上春樹自身が紡ぐ長編と同じくらいエッセイや本書のような非小説も同じくらい好きなのだ。
もちろん吉行淳之介や丸谷才一の作品は是非とも読ん -
Posted by ブクログ
村上春樹ファンにとって、村上春樹を知れる嬉しい一冊。
印象深かったのは、なんといっても、村上春樹が小説家になったきっかけの逸話。
そんなささいなことで、天才は目覚めるのだなと思った。
そして、そういった出来事は、誰にでも起こるかもしれない、という言葉は、とても勇気づけられた。
また、村上春樹からの何かを書きたいと思っている若い人へのアドバイスとして、
「書けないときにはべつに無理に書かなくてもいいんじゃないか」と言っていることに、村上春樹もそう思ってるのかと嬉しくなった。
その他のことでいうと、海外暮らしでの、日本との違い、アメリカという国のことを知ることができて、とても面白かった。
-
Posted by ブクログ
のらりくらりとした師匠と優秀な弟子の対談みたいな、2人のやり取りが絶妙。
村上春樹の読者は内的な読書を求めてるとか、壁抜けの話とか、今まで村上さんの小説を読みながら感じていた感覚が言語化されていくのが面白い。本人の言葉だから納得感もある。
女性の描かれ方について聞くところは、川上さんのストレートな質問がスリリングで、でも村上春樹小説の理解者としての部分も聞き手として見えてきて、絶妙なバランス感覚で面白かった。
最終章、小説の書き進め方を数字のメモを見返しながら話していくところは、ものづくり論としても興味深かった。「書き飛ばし」のくだりとか。
村上春樹さんの本も川上未映子さんの本ももう一