村上春樹のレビュー一覧

  • 村上朝日堂はいかにして鍛えられたか(新潮文庫)

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    村上春樹と安西水丸のゆるい(基本的には)エッセイ連載をまとめたもの。
    ゆるいのだけど時々ハッとするような一文に出会えてとても好きです。長寿猫さんのエピソードが神秘的で好みでした。

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    2022年10月21日
  • 高い窓

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    2度も映画化されているという名作。ミステリとしての完成度も高かったです。ただし、ミステリ好きとしてこの作品を見て読んでいるわけではないので、そこまで謎解きやプロットが面白いわけではなく。
    マーロウが出ている、それだけで話や文章が魅力的になります。
    マール・デイヴィス嬢に対する騎士道的な扱いには涙が出るくらい。あまりにもロマンチックすぎる優しさですね。

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    2022年10月17日
  • 大いなる眠り

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    フィリップ・マーロウもの、第1作
    『長いお別れ』や、『さようなら愛しいひと』と異なり、珍しく私立探偵として依頼を受けて仕事を始める形式。
    少し文章が固いけれど、面白い。
    撃っていいのは撃つ覚悟をもっているやつだけだ!って文章どこにあったのだろう。

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    2022年10月17日
  • アンダーグラウンド

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    65冊目『アンダーグラウンド』(村上春樹 著、1999年2月、講談社)
    1995年3月20日。カルト宗教団体「オウム真理教」は東京都の地下鉄構内でサリンを散布するという、未曾有のバイオテロを行った。俗に言う「地下鉄サリン事件」である。
    本書は村上春樹がその事件の被害者、および被害者遺族にインタビューを行い、その証言を纏めたノンフィクションである。
    証言者の数は60人以上。750頁を超える大ボリュームの一冊である。

    〈一九九五年三月二〇日の朝に、東京の地下でほんとうに何が起こったのか?〉

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    2022年10月13日
  • ランゲルハンス島の午後(新潮文庫)

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    村上春樹のエッセイの内容とは、なんの脈絡もない安西水丸のイラストが、なにかオシャレで印象的で、一気にファンになってしまった。こんなイラスト、描けたらなあ。

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    2022年10月13日
  • 村上ラヂオ(新潮文庫)

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    どなたかのレビューで村上春樹さんのエッセイは”よく晴れた夏の日に吹く風のような心地よさ”と書いておられましたが、まさに同感。
    コミカルでくすっと笑えて、村上さんの考え方がこの本にも表れていて「その考え方好きだな」と思ったり。
    考え方が好きって、最強ですよね。特別、ということだと思うから。

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    2024年11月25日
  • 高い窓

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    チャンドラー作品の読破2作目。
    希少な硬貨の行方を巡るところから、次々と事件が発生。
    翻訳が村上さんということもあいまって、とても文体が生き生きとしていた。

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    2022年10月03日
  • やがて哀しき外国語

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    p282
    日本語が外国語に比べていかに美しく、また優れた資質を持った言語であるかを言い立てる人は世間に数多いけれど、それは正しいことではないと僕は思う。日本語が素晴らしい言語に見えるのは、それが我々の生活からしぼり出された言語であるからであり、それが我々にとって書くことのできない自明的な一部になっているからであって、日本語という言語の特質そのものが優れているからではない。あらゆる言語は基本的に等価であるという認識がなければ、文化の正当な交換もまた不可能である。

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    2022年10月02日
  • 辺境・近境

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    日本国内のエピソードは行ける可能性があるためか前のめりに読めて、国外は遠くのことに感じました。国外は戦争にまつわる描写などがあるので、私が遠くに感じたかったのかも。

    村上春樹も戦争の痕跡を目の当たりにして言葉を失ったようだけど、体験していないことはなかなか身近に感じにくい。でも遠くの国でも人間の生活の本質ってあまり変わらないんだろうな。
    故郷の神戸を歩く話はリアルな描写で追体験するように読みました。

    うどん県のエピソードも国内のことなのに、知らないことばかりで新鮮に読めました。

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    2022年09月25日
  • 村上朝日堂(新潮文庫)

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    村上春樹のエッセイが楽しくて次々読んでいます。
    これも楽しかった。
    引越し、電車の切符、豆腐の話。たいしたトピックじゃないのに、村上春樹ワールドが展開されていて面白い。
    豆腐屋さんで豆腐を買った経験がないので、その朝にその日食べる豆腐を買いに行くのぜひやってみたい。美味しそう。
    「ミケーネの小惑星ホテル」が特に好きでした

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    2022年09月13日
  • 村上ラヂオ3―サラダ好きのライオン―(新潮文庫)

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    「草食系男子」というけれど、身近には思いつかない。それこそ「サラダ好きのライオン」くらい矛盾した言葉で、どうせ羊の皮をかぶった狼じゃないの?と思ったりする。
    それはともかく、村上春樹さんにとっては、眠れない夜はサラダ好きライオンくらい珍しいそうです。
    『アンアン』連載エッセイ3巻目。

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    2022年09月07日
  • 村上春樹 雑文集(新潮文庫)

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    ネタバレ

    エッセイ2作目。前回よりも長めの文章が多かったので、中身も面白いものが多かった。ジャンルも様々で興味のない分野もあったが、自分の視野を広げることができるので読む意味はあると思う。「壁と卵」など時間を置いて再読したい文章もあった。またエッセイを読んでみたい。違う作者も違う視点から物事を見られるという意味でアリかもしれない。

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    2022年09月04日
  • 大いなる眠り

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    私立探偵フィリップ・マーロウシリーズの第一作目。訳者村上春樹のあとがきにもあるとおり、シリーズ一作目にしては、こなれた文章であり完成度が高い作品である。それもそのはず。仏誌にて『二十世紀の名著百冊』にも選出されている。危険を顧みず強引に突破する主人公のフィリップ・マーロウにはいつもヒヤヒヤさせられるが、その無謀さこそが彼の魅力の一つである。また、どんなに命の危険が迫っていても、臆することなく冗談をかますユーモアな一面が何より見どころであろう。

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    2022年08月23日
  • 村上ラヂオ(新潮文庫)

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    エッセイ1つひとつが短く、面白いため、あっという間に読み終えました。手軽に読めてまさにラヂオの感覚。

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    2022年08月22日
  • 村上朝日堂の逆襲(新潮文庫)

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    30年以上前のムラカミ青年がやたらと気に入ってしまって、読み終えた今も再読している。

    この気弱で身勝手なセイネンは、今もこうしてみんなに待ち焦がれられていると思っていたでしょうか。
    なんだかんだで、素直なのでしょう。

    安西水丸氏との文章と絵の中でのひっそりとした掛け合いも実に良きであります。

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    2022年08月03日
  • 雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行―

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    「村上春樹」の紀行『雨天炎天 ―ギリシャ・トルコ辺境紀行―』を読みました。

    「坂本達」の自転車紀行エッセイ『やった。―4年3ヶ月の有給休暇で「自転車世界一周」をした男』に続き、旅の本で現実逃避です。

    -----story-------------
    「女」と名のつくものはたとえ動物であろうと入れない、ギリシャ正教の聖地アトス。
    険しい山道にも、厳しい天候にも、粗食にも負けず、アトスの山中を修道院から修道院へひたすら歩くギリシャ編。
    一転、若葉マークの四駆を駆って、ボスフォラス海峡を抜け、兵隊と羊と埃がいっぱいのトルコ一周の旅へ―。
    雨に降られ太陽に焙られ埃にまみれつつ、タフでハードな冒険の旅

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    2022年06月27日
  • 村上朝日堂はいかにして鍛えられたか(新潮文庫)

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    相変わらずのエッセイのおもしろさ。
    村上春樹苦手〜って人多いけど、エッセイはまじでしょーもなくて最高だから(褒めてます)、1回読んでみてーーー。
    けど、個人的にはこの本じゃなくてもいい!なぜならこの本はちょっと小言みたいなのが多いから、村上春樹のエッセイ初心者が読むと、またよくない印象を植え付けてしまう気がするので。


    内容に関して、間違った日本語への不信感、めっちゃ同意!

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    2022年06月21日
  • 村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる(新潮文庫)

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    1話あたり3ページくらいの非常に短い話が収められています。癒されたり、不思議な気持ちになったり、笑えたりと、ストーリーによって色々な気持ちになりました。単純なストーリーのようだけど、想像力豊かな作品が多く、よくこんな話を書けるなあと関心しました。イラストにも癒されました!たまにはこんなショートストーリーを読むのもいいなと思いました。

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    2022年06月06日
  • さよなら、愛しい人

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    〈私立探偵フィリップ・マーロウ〉シリーズ第2段。チャンドラー作品は『ロング・グッドバイ』に続き2作目である。相変わらず正義感が強く、かつハードボイルドな主人公マーロウであった。伊坂幸太郎作品に出てくる屈強な殺し屋のような、個性豊かな人物がたくさん出てくるところも読みどころ。マーロウは私立探偵なので、どんなに苦境に立たされても人を殺めることは絶対にしない。そこが非常に好感が持てる。そして何より、独特のシニカルな口調が個人的にとても癖になる。彼のような才能があれば、世の中を上手く渡れるかもしれない。

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    2022年05月27日
  • 村上朝日堂(新潮文庫)

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    村上春樹のエッセイはまじでくだらなくて(褒めてる)、めっちゃおもしろいし気楽に読めるから、みんな読んだらいいと思う。
    水丸さんのイラストもよき。

    虫が大嫌いな水丸さん。毛虫の話の挿絵を描きたくなさすぎて「村上さん、きもちわるいよ」のメッセージを描いちゃうの、めっちゃジワった。可愛い。
    でも毛虫の話とナメクジの話はまじでキモイから要注意です。

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    2022年05月25日