あらすじ
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村上春樹の
つい集まってしまったTシャツが
本になりました!
僕が人生においておこなったあらゆる投資の中で、それは間違いなく最良のものだったと言えるだろう。――「まえがき」より。
『ポパイ』連載のエッセイが一冊になりました!
ロックT /レコード系/マラソン完走Tシャツ/企業もの/ビール関係/ノヴェルティ……。村上春樹の段ボール箱で積み上がった膨大なTシャツコレクションをもとに、Tシャツをめぐる18篇のエピソードと108枚のお気に入りTシャツを掲載。また村上春樹と野村訓市によるTシャツにまつわるスペシャルインタビューも収録。写真:戎康友
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「ノルウェイの森」や「1Q84」でお馴染みの村上春樹さんがご自身の持っているTシャツ(アメリカで1ドルくらいで購入したものや貰ったものなど)をひたすら紹介していくだけエッセイ。
実は私はこれまで村上春樹さんの本を1冊も読んだことがなくて(最初だけ読んで「あ、苦手かも」と本を閉じた記憶だけある)、更に言うと何歳なのかどんな見た目をしているのかも全く知らなかった。洋楽が好きで、レコードも集めたりしていてどことなく自分の父親に近い趣味を持っていて、マラソンをやったりラジオDJをやったりとアクティブな方で、自分が想像していたより高齢の方だったことがこの本を読んでわかりました。
そして何よりTシャツを語る時の文章がとても面白い。短い文章の中に、丁寧な描写と適度なユーモアを織り交ぜており、気楽に読めて、シンプルにエッセイとしても面白かったです。
今のところ「じゃあ他の村上春樹の作品を読もう」とはなっていませんが(ある種満足しちゃった感があるので)、村上春樹さんの作品にハードルの高さを感じている多くの人にとっては良い入口になってくれるのではないでしょうか。
Posted by ブクログ
村上さんがコレクションされてきたTシャツについてのエッセイ。レコードに、本に、Tシャツに。氏のコレクションは幅広いが、その気持ちはわかるし、憧れる。
ワタシもかなりTシャツを集めていたが、妻の「断捨離」の掛け声に負け、多くを処分してしまった。あぁ。
Posted by ブクログ
小説も好きだけど、
エッセイも大好き!
ジャズとお酒と、Tシャツにまつわるエピソードが楽しい。
目立ちたくないという、とてもシャイで控えめな、それでいて自分軸がしっかりと真っ直ぐな人柄が文章に溢れている。
Posted by ブクログ
コレクターと言われる人は、女性より圧倒的に男性に多い気がする。意図してそうなったか、意図せずかに関わらず。
村上さんの場合は後者。自然にたまっていくものがいくらでもあって、「聴ききれないほどの量のLPレコードやら、この先読み返すことも多分ないであろう本やら、雑誌の雑ぱくな切り抜きやら、鉛筆削りに入らないくらい短くなった鉛筆」やら…。
ここでは「自然にあつまっ」た村上さんの大量のTシャツコレクションの中から108枚(煩悩の数…?)。
村上さんの名前や大学名が大々的に記された「着られない」ものから、日常的に着ているものまで。
サーフィン、ハンバーガーとケチャップ、ウィスキー、ムラカミ、レコード屋、動物、意味不明、アーティスト、車、熊、ビールなどなど。
とにかくヴィンテージ感満載でおしゃれで楽しい。
なんなら文章を読まなくても写真だけで十分楽しめる。
けれど村上春樹なので文章を読まないテはない。
リラックスして、その日の気分で好きなページを読むのも楽しい。
"What Does the Fox Say?"
私もSpotifyで聞いてみましたがホントにしょうもない歌でした(笑)
巻末のインタビューの聞き手が野村訓一さん。
というだけでまた、カッコイイ!!ってなってしまう。
Posted by ブクログ
小説より読みやすかった。少々鼻につくけど笑
私も猫Tシャツと記念Tシャツはついつい買ってしまうので、未開封でどんどんたまっていく・・・
かわいいTシャツもあるけど、村上さんとはそんなに趣味は合わないかな。
Posted by ブクログ
雑誌「ポパイ」の連載をもとに、単行本化されたそうです。
カラフルなTシャツをたくさんお持ちなのですね。
色合いがおしゃれで、ハイセンスなロゴやイラストをあしらったTシャツばかりで、とても素敵です。
Tシャツ1枚1枚にエピソードやコメントが添えられていて、言葉の選び方が村上センスあふれていて、参考になります。エッセイの締めくくりがとてもきれい。
本全体の色も、とてもきれい。
Posted by ブクログ
村上春樹がこれまでに蒐集したTシャツたちを、写真とそのストーリー付きで紹介していくだけの本。
それでも、物に附帯するストーリーひとつひとつが面白くて(トニー滝谷は特に良かった)、物に魂が宿るというのをすごく感じさせられた。
Posted by ブクログ
村上春樹のTシャツコレクションとそのTシャツにまつわるエッセイ本。
何かを食べた時に、「ああ自分はこれが食べたかったんだな」と気づくことがあるように、本を読んで「ああ自分はこの人の文章が読みたかったんだな」と気づくことがあって、それが今村上春樹です。と言っても村上春樹かよしもとばななか江國香織しかいないんだけど…。
村上春樹のエッセイはどれも好きだけど、今回のも楽〜に読めてかつ文章は村上春樹で(当たり前だけど)良かったです。
Tシャツとかスウェットとか靴下とか、そういうアイテムに変な柄がついてるのが好きだと最近気づいたのでタイムリーでした。
What does the fox say?のTシャツは欲しいなあ。「ロックTはたくさんあるけどジャズTはあまりない」という話で、「黒人は差別されて来たからジャズを演奏する黒人は『俺は成功した黒人だ』と示すためにぱりっとスーツを着てることが多かったからTシャツ文化とうまく馴染まなかった」というところになるほどなと思った。確かに演者がTシャツを着ないジャンルとは相性悪いのかもしれない、演歌とか…。ご当地Tも欲しくなるよね。
Posted by ブクログ
ものっすごい久しぶりに村上春樹のエッセイを読んだ。あぁそうだ、そうそう、こんな感じだった。読むといつも謎に心が落ち着くんだった。ほとんど得るものはないし、どの本でも同じようなことが書いてあると言えばそうなんだけど、読んでてなぜか大変心地よい。ホント不思議。
今回も大変穏やかな気持ちで読むことができた。
小説よりもむしろエッセイの方が好きかもしれない。
Posted by ブクログ
約1時間半程度で読み終えてしまうエッセイだったけど、Tシャツのデザインやそれにまつわる思い出やら背景やらとにかくいろんな意味で楽しめた。
改めて感じたのはTシャツのデザインはやっぱり海外ものに限るなと言うこと。特にアメリカ。
個人的気に入ったのはスピードメーターを動物で表したプリント柄のTシャツ。
欲しい。
Posted by ブクログ
村上春樹のエッセイものが好きです。
あの飄々としている感じが
KEEP CALM AND READ MURAKAMI 的な気持ちにさせてくれるから。
Posted by ブクログ
4.0独特なTシャツを巡るエッセイ。どんどん読めてしまう。本に思想や教訓なんてなくていいと思える。Tシャツすぐにたまるけど、なかなか捨てられないね。
ぜひ横向きで
タブレット端末などで読むのでしたら、ぜひ横向きで読んだ方が良いです。字は少々小さく表示されてしまいますが、文章とTシャツの写真が同時に表示されます。縦向きだと文章と写真が別々なので、雰囲気が出ません。個人的には「ハンバーガーとケチャップ」の話が好きで、Tシャツは、ハワイのサーフショップのグリーンのものがいい味が出ていますね。あと、ルイ・ヴィトンが後援したマラソン大会のTシャツって、フルーツオブザルームのTシャツにヴィトンのロゴを付けただけみたいだけど、権利関係とか大丈夫だったのかなwww
Posted by ブクログ
村上節炸裂。
ビール、音楽、そしてTシャツ。
村上さんのコレクション癖、すごい。
引越しめちゃめちゃしてるのに、よくこれだけのものをもっていられるなぁと感心した。
わたしも捨てられぬTシャツが。
1998年、パフィーや奥田民生のライブツアーで買ったもの。くったくた具合がたまらない。どんなにヘビーユーズしても破れず、ひたすらに耐える感じが愛おしい。
Posted by ブクログ
さすがや。Tシャツのセンスさいこーです。
写真見てるだけでTシャツ好きとしては幸せになる。
それぞれのTVシャツにまつわるエッセイも、読みやすく肩の力が大いに抜けていて、純粋に楽しい。
本と本の休憩時間に、休憩、頭空っぽにしたい時に良い本。いいね。
Posted by ブクログ
さらっと。
何がっていうのでもないけどなんかよかった。
歳を重ねてからのTシャツって難しいと思うけど、こんなふうに思い入れがあって着るのはいいな。
そうは言っても、村上春樹はマラソンランナー。体型を維持しているからさらっと着れるのかなと、そういうとこはさすがだなと勝手に思いました。
Posted by ブクログ
ハルキスT
ってな事で、村上春樹の『村上T 僕の愛したTシャツたち』
村上さんはこよなくTシャツを愛してコレクションしとるが、掲載された約半分は恥ずかしいとか、これは違うとかで着とらんし
好きなTシャツのジャンル、拘り、買い方の条件等々。
これを読めばあなたも本物のハルキスT じゃね
2021年47冊目
Posted by ブクログ
久しぶりに村上春樹の小説を読みました
『街とその不確かな壁』を読んで村上信者としては、せっかくなのでもう少し村上さんに触れておこうと思い本書を手に取りました
って、小説でないんかーい _(┐「ε:)_ズコッ
はい、小説でないですw
Tシャツ本です!
村上さんが「熱心に」集めたTシャツ!ではなく、面白そうなものが目につくとつい買い込んでしまったり、ノヴェルティーものを貰ったり、マラソンの完走Tシャツ、旅行先の着替え代わりのご当地Tシャツなど「自然にたまったもの」「つい集ってしまったもの」に村上さんが短い文章をつけているだけの本ですw
けど、信者だから別にそれでいいんです!
村上春樹が書いた本、それだけで満足ですw
そんな数々のTシャツの中から一枚紹介するならこれ!
英国の出版社が作った『ノルウェイの森』のTシャツ
日本でこの本が上下巻になっているのが「クールだ」ということで、2巻本を特別に作り、それに合わせてプロモーション用の2色Tシャツ(赤と緑)も作ったそうです
けど、村上さん曰く、これとてもじゃないけど本人は着られないですw
本人じゃなくてもこんなのをペア・ルックで着たりしたら、目立ちすぎて困るだろうw
そして私も思います…
誰がこれを着れるんだろうと…(;^ω^)
さすがに私も無理ーーーっw
Posted by ブクログ
村上さんのエッセイはホッとします。
アンチ村上春樹の人達は、エッセイを読むと印象が変わるのではないかと思います。
面白いTシャツが、なぜ買ったのか理由づけで解説されています。くだらないですが面白いです。
しかし、管理はどうするのでしょうかね。
奥さまに怒られていないか心配です。
Posted by ブクログ
Tシャツって、普通100枚単位で持っているものなのか?
村上春樹のTシャツコレクションの一部。「ポバイ」連載。
村上春樹の文章を読む、それが心地よい。
Posted by ブクログ
衝動買いしつつも積読気味だったので実家に送ったら、お手洗いに置いてた。笑
たしかに、とびとびでちょっと読むのにいい軽さ!
コレクションて、楽しいんだよねえ
Posted by ブクログ
お昼にコーヒーを飲みながらすぐに読み終えられる手軽さ、こういうのも必要ですな。
Tシャツって基本ダメになって捨てていくものなので、その観点からすると、このお方、Tシャツが基本スタイルと言うなら、相当にTシャツを持っているので古いものもちらほら出てくるんでしょう。確かに変な蒐集癖かもしれませぬ。
それにしてもエッセイの中にちらほらと出てくるバー的なお店、行ったこともないですが、潰れずに踏ん張ってもらいたいものです、このご時世、大変だろうと思うのですけれども。