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村上春樹の
つい集まってしまったTシャツが
本になりました!
僕が人生においておこなったあらゆる投資の中で、それは間違いなく最良のものだったと言えるだろう。――「まえがき」より。
『ポパイ』連載のエッセイが一冊になりました!
ロックT /レコード系/マラソン完走Tシャツ/企業もの/ビール関係/ノヴェルティ……。村上春樹の段ボール箱で積み上がった膨大なTシャツコレクションをもとに、Tシャツをめぐる18篇のエピソードと108枚のお気に入りTシャツを掲載。また村上春樹と野村訓市によるTシャツにまつわるスペシャルインタビューも収録。写真:戎康友
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Posted by ブクログ
イグアナの挿話にびっくり
こんなにもTシャツを豊富に持っていて、村上春樹は何て豊かな人生を送っているのだろう、と思う。 それに比べて自分なんて、なるべく持ち物を増やさないようにTシャツなんてまず買うこともなく、昔からある物をずっと着続けていて、擦り切れてきたのが多くなってきた。この本を読んだのを機に、箪笥の中のシャツは入れ替えても良さそうな気がしてきた。 実は、箪笥の隅に、袋から出していないTシャツが一つ眠っている。高校の同窓会で、記念Tシャツが大量に売れ残り、担当者が困っていたから見兼ねて買った物だ。売れ残るだけあって、本当にデザインが悪い。記念Tシャツでメルカリにも出せない。今となっては担当者が誰だっかも思い出せず、もう持ち続ける義理もないのだが、、。 なんて、つらつら考えてしまう本だった。 休日に、ゆっくり読む本です。 ちなみに、ダーウィンがイグアナを70分水に漬けて殺してしまったという挿話は、ちょっとびっくりした。村上春樹の本は時として、へええと感心する挿話に出会う。それがまたいい。 あと余計なことだが、最後のインタビューで、インタビューアーの「着れる」という言葉遣いが度々気になった。「着られる」ですね。いいですけれど。
Posted by ブクログ
「ノルウェイの森」や「1Q84」でお馴染みの村上春樹さんがご自身の持っているTシャツ(アメリカで1ドルくらいで購入したものや貰ったものなど)をひたすら紹介していくだけエッセイ。
実は私はこれまで村上春樹さんの本を1冊も読んだことがなくて(最初だけ読んで「あ、苦手かも」と本を閉じた記憶だけある)、更に言うと何歳なのかどんな見た目をしているのかも全く知らなかった。洋楽が好きで、レコードも集めたりしていてどことなく自分の父親に近い趣味を持っていて、マラソンをやったりラジオDJをやったりとアクティブな方で、自分が想像していたより高齢の方だったことがこの本を読んでわかりました。
そして何よりTシャツを語る時の文章がとても面白い。短い文章の中に、丁寧な描写と適度なユーモアを織り交ぜており、気楽に読めて、シンプルにエッセイとしても面白かったです。
今のところ「じゃあ他の村上春樹の作品を読もう」とはなっていませんが(ある種満足しちゃった感があるので)、村上春樹さんの作品にハードルの高さを感じている多くの人にとっては良い入口になってくれるのではないでしょうか。
Posted by ブクログ
コレクターと言われる人は、女性より圧倒的に男性に多い気がする。意図してそうなったか、意図せずかに関わらず。
村上さんの場合は後者。自然にたまっていくものがいくらでもあって、「聴ききれないほどの量のLPレコードやら、この先読み返すことも多分ないであろう本やら、雑誌の雑ぱくな切り抜きやら、鉛筆削りに入らないくらい短くなった鉛筆」やら…。
ここでは「自然にあつまっ」た村上さんの大量のTシャツコレクションの中から108枚(煩悩の数…?)。
村上さんの名前や大学名が大々的に記された「着られない」ものから、日常的に着ているものまで。
サーフィン、ハンバーガーとケチャップ、ウィスキー、ムラカミ、レコード屋、動物、意味不明、アーティスト、車、熊、ビールなどなど。
とにかくヴィンテージ感満載でおしゃれで楽しい。
なんなら文章を読まなくても写真だけで十分楽しめる。
けれど村上春樹なので文章を読まないテはない。
リラックスして、その日の気分で好きなページを読むのも楽しい。
"What Does the Fox Say?"
私もSpotifyで聞いてみましたがホントにしょうもない歌でした(笑)
巻末のインタビューの聞き手が野村訓一さん。
というだけでまた、カッコイイ!!ってなってしまう。
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小説・文芸
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