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私はこの世界の出口を見つけなくてはならない――。女性を主人公にした初の長編小説。「正直いって、君みたいな醜い相手は初めてだよ」 26歳の絵本作家、夏帆は初対面の男にいきなりこう告げられた。とびきり美しくも賢くもなく、ただ少しばかり好奇心の強い彼女は、怒りよりもショックよりも、ただ純粋に驚いた。しかしそれから彼女の周りでは、実にさまざまな奇妙な出来事が起こりはじめる。
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春樹噺
初期の村上春樹作品ははっきりしない
終わりでもやもやしてましたが、
最近の村上春樹作品はファンタジー?
御伽話?的なはっきりしないけど
終わりは明確で今作も村上春樹噺でした
新作をありがとうございました
Posted by ブクログ
私は村上春樹さんの「ド」がつくほどの初心者。
中学生の頃に『ノルウェイの森』を読んで以来、
気まぐれに数冊ほどしか読んできませんでした。
なので、これまでの作風との比較はできないし、
本書が春樹さんらしいのか、らしくないのかもわからない。
それでも、ごく純粋にファンタジーとして楽しめた一冊でした。
『夏帆』村上春樹
まるで白昼夢を見ているような物語だ…!
絵本作家の夏帆が出会う、不思議な男やアリクイの奥さん。
パラレルワールドのようでもありながら、
その世界がじわりと現実を侵食してくるような感覚がある。
✧
そして本書の核にあるのは、
母と娘の関係を描いた物語なのだと思う。
母と娘って、どのような関係が理想なんだろう。
友人のように仲の良い関係?
それとも、夏帆とその母親のように、
微かな距離のある関係?
確執とまではいかなくても、
「愛されていない」と感じることは、
大人になった夏帆の足枷になっている。
夏帆が迷い込んだ世界の出口を見つけることは、
母親との曖昧な関係性に
ひとつの答えを見つけることでもあるのだ。
✧
さて、ここからは本音なのだけれど……
「君みたいな醜い相手は初めてだよ」という言葉。
すべてが明らかになったあとだから書くけれど、
そんな清潔感のあるイケメン
(しかも実は●●●●)
に言われたら、ある意味ご褒美じゃないですか……?
しかも言葉は容赦ないのに、
行動がやさしすぎて、好きだ!ってなった。笑
本当にすみません。
少数派なんでしょうか、これ。
同じって人、いませんか。
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