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小説 19位
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私はこの世界の出口を見つけなくてはならない――。女性を主人公にした初の長編小説。「正直いって、君みたいな醜い相手は初めてだよ」 26歳の絵本作家、夏帆は初対面の男にいきなりこう告げられた。とびきり美しくも賢くもなく、ただ少しばかり好奇心の強い彼女は、怒りよりもショックよりも、ただ純粋に驚いた。しかしそれから彼女の周りでは、実にさまざまな奇妙な出来事が起こりはじめる。
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Posted by ブクログ
すごーい、何歳になっても読めちゃうと思いました アリクイや佐原や母親やシロアリの女王みたいな出会いが私の人生にはいくつもあったような気がする、夢みたいで夢じゃないような。でもその中に絵本を書くという一貫して夏帆の中には物語という現実がある。現実と物語の遠さと近さが描かれているなと思いました。 たくさ...続きを読むんの言葉やたくさんの出会いの中で自分が信じられるものを信じて進む夏帆の無邪気さと真面目さと頑固さに胸を惹かれました。すごーい、おもしろーい
好きです。 武蔵境で暮らしていた頃の思い出が呼び起こされて、現実と物語の境界を行ったり来たりしながら、楽しく読みました。 特に、休日の朝方とか、作業に集中しているうちにいつの間にか電気をつけるかつけないかくらいの明るさまで日が落ちていたりするような、ひとりで暮らす時間の静けさがこの物語からも感じら...続きを読むれて、懐かしい気持ちになりました。 武蔵境は、とてもいい街です。
村上春樹さま、若い頃から大好きです。 さて、始まりから、あぁ、村上春樹さまだな、ってエピソードの入りかた。 そんなこと言う人いる?笑とくじけそうになりましたが、 進んでいくと、 あぁ、やはり春樹さま、という文体で、 頭の中まるまる村上春樹の文体になり しばらく自分のしゃべりが、変な言葉になってた...続きを読むと思う(笑) こういう感じ、久しぶりですね、 私はとても好きです。 今までも、これからも、いろんな書き方を追いかけさせていただきます! やはり、???となるので、もう一度読みます!
モーターサイクルの男、佐原に出会ってしまったがために奇妙な世界へ足を踏み入れることになった夏帆の物語。名作『1Q84』の牛河もそうでしたが、じめっと粘り気があり薄気味悪い男、そしてそれが確実にこちらを追ってくるという描写が村上春樹は本当に上手いなと思います。他にも『とぎや』で店主を一突きする場面、実...続きを読む態ではなく観念を貫くため結局血は流れません。読者としてはおやおや、騎士団長?という懐かしさを感じるシーンですが、より重要なのは、店主やありくいの旦那に込められた村上春樹の比喩表現、舞台演出に対する考え方。「いったん始めたことは終わらせなくてはならない」、「鋭く研がれた刃物は、持ち主の意思とは無縁にひとりでに悪さをする」は正に「銃が登場したならば発射されなくてはならない」というチェーホフの銃の象徴であり、『羊をめぐる冒険』など初期作品の時代から一貫する村上春樹の美学なのだと感じました。
春樹噺
初期の村上春樹作品ははっきりしない 終わりでもやもやしてましたが、 最近の村上春樹作品はファンタジー? 御伽話?的なはっきりしないけど 終わりは明確で今作も村上春樹噺でした 新作をありがとうございました
#エモい #シュール
村上春樹お得意の、現実世界に絡み合うファンタジー。 デートした男はモーターサイクルが好きで、初対面の夏帆に極めて失礼な発言をした。そして夏帆はありくいの導きで武蔵境に引っ越す。 ありくいの夫婦。とぎやの主人。シロアリの女王。スカーレット・ヨハンソン。 「とぎや」でのやりとりは『海辺のカフカ』のナ...続きを読むカタさんとジョニーウォーカーを彷彿とさせた。 シロアリの女王の口から聞く母の話は、夏帆の立場で聞いたら、自分のせい?とか考えるだろうなと、母に対する嫌悪と同情と共感といった複雑な感情が入り混じった。 スカーレット・ヨハンソン、実在の現役女優だけど、名前出していいんですかね?ありくいと並んでいいキャラしてました。
村上春樹さんの本は実は初めて読んだ。 こんな架空の話をリアルに書けるのはすごいと思った。主人公の夏帆の成長物語でもあり、母親との関係にある溝を自ら解決していくという結末がどうなるのだろうと気になって一気に読んでしまった。 他の村上春樹さんの本も読んでみたい。
着ている洋服の詳細な記載、乗り物、レコード、持って回る言い回し、メタファー、夢と現実のが区別が付かなくなる、などなど今作も村上作品感が盛りだくさん。加えて、守護天使を登場させるとは斬新だなと思った。真倉さんをドグラマグラのマグラっていうあたりも面白い。井戸はなかったけど、地球の裏側とは繋がった。
人にはそれぞれに物語があるんだと思う。んで物語の主人公である私は、困難や、不幸を乗り越えて前に進んでいくんだ。みんな、その人だけの物語の中で泣いたり笑ったり助けられたり誰かを何かを救ったりしながら、いつか結末が訪れるその日まで。 自分の殻を破るということは、生まれ変わるということは、誰かを殺すことで...続きを読むそれは一回自分を殺すことでもあって。それまで向き合っていなかった人や、事柄と向き合うってことは自分自身の内側と向き合うってことで、夏帆を助けてくれてた、アリクイの奥さんや、佐原さんや、スカーレットや、鍛冶屋のオッサンはぜーんぶ夏帆自身の中にいたのかも。 目には見えない、この世界に溢れてる物語を、現実の文章にして世に送り出す作家ってのはすごい職業だなぁ。
村上春樹のファンタジー 大竹まことゴールデンラジオできたろうさんが面白いと言っていたので、読みました。 主人公の若き絵本作家の夏帆が、不思議な世界にはまっていく。登場人物とその内に潜む動物たちが引き起こす様々な事柄が興味を引きます。
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夏帆―The Tale of KAHO―
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村上春樹
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