【感想・ネタバレ】やがて哀しき外国語 のレビュー

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本書は、数多くの名作を生みだしたあるいは平成の文豪とも呼ぶべき作家、村上春樹によるエッセイです。
著者は1991年から4年半の間アメリカに住んでおり、その体験を主として、90年代のアメリカ社会の情勢やアメリカに住む人々の暮らしなどが描かれています。

ただし、内容は単なるエッセイに止まりません。
文学を創り出す村上の「人」の存在意義や社会的立場に対する考え方が直に伝わってきます。

そして、タイトルの「やがて哀しき外国語」とは本人の中に存在する日本語の情緒を示しています。
あとがきにも書かれていますが、村上に影響を与えた作品の多くは英語の外国小説です。
日本人として生まれ日本語を自明な母国語として生きていたものの、小説家村上春樹としては英語のもつニュアンスが深く影響している、そのようなことを表現している言葉ではないでしょうか。

村上春樹の文学的世界観を通して感じる日常を是非味わってみてください。

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2019年08月18日

村上さんはずっと好きだけどエッセイは敬遠してて。

なのに何のタイミングかわからんが、急に読みたくなってエッセイ買いあさりながらインタビューやアンダーグラウンド読み。

さらに押入れの箱の中から村上さんの本全部引っ張りだしていたら、やがて哀しき外国語、出てきたわ笑笑
何、20年も前に読んでたんかい。...続きを読む

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Posted by ブクログ 2017年01月19日

エッセイ。
あまり好き好んで読むジャンルじゃないけれども、大好きな村上春樹なので、いまさら読んでみました。
読んでみるとエッセイでもやっぱり村上春樹でした。実に面白かった。

それにしても、特にテーマもストーリーもないとりとめのない日常に感じたことを読ませる。
あたりまえだけれども、それって凄いこと...続きを読む

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Posted by ブクログ 2016年10月12日

私はあまりエッセイを読まないんだけど、知り合いが貸してくれたので、しぶしぶ読み始めたが、これがすっごい面白い。

私はワシントン州の田舎に住んでるので、こちらwest coastと、村上さんが滞在してたeast coastではほんとに雰囲気が違うんだなー。(もちろん、うちの周りには有名大学なんてない...続きを読む

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Posted by ブクログ 2016年01月17日

学校の勉強の出来だけじゃない頭の良さと行動力、それと運もあったのだろうけど、実にうらやましい人生を送っているなぁという感じ。もう絶対に手の届かない夢の世界かな。せめて、久しぶりに早稲田松竹にでも行ってみようかな…

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Posted by ブクログ 2015年10月13日

タイトルになっている話はとくに印象に残っているけれど、他のアメリカでの話どれも面白くて読み終わるのがもったいなかった。ヒエラルキーや元気な女の人の話がよかった。

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Posted by ブクログ 2013年11月11日

村上春樹の紀行文は本当に面白い。「遠い太鼓」でもそうだったけど、こういうことってあるよなあ、という話が満載だ。とりわけ、床屋の話が面白かった。私も外国暮しで経験する困ったことの一つがこれだった。「盆栽と芝刈り」の比喩はまさに秀逸。

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Posted by ブクログ 2019年06月30日

1991年(ご本人が42歳)から二年半アメリカのニュージャージー州に住んでいたころ(ちなみにその後はマサチューセッツ州ケンブリッジに二年在住)のエッセイ集です。

エッセイのひとつで、学生時代にジャズ喫茶を経営していたというのは知っていましたが、そこからの村上さんとジャズの関わりや好きなものを仕事に...続きを読む

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Posted by ブクログ 2019年03月09日

★3.5だがおまけで。
外国に住むと否が応でも、日本や日本語に自然と対峙してしまうのかもしれませぬ。当方、外国に住んだことがないので正直分からないのですが、しばしば当方のご主人様が「1年に1回は海外(厳密にはヨーロッパかも知れませぬ)に行って、minorityを感じるべき」とよくのたまっておられます...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年10月31日

村上春樹さんが1991年初頭から2年半にわたってニュージャージー州プリンストンに滞在された時のことを書いたエッセイ。湾岸戦争とかビル・クリントン氏が大統領だった頃…の話で、随分前のことではあるのだけど、なかなかに面白かったです。一番面白かったのは、「運動靴をはいて床屋に行こう」の話。海外で6年ほど暮...続きを読む

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Posted by ブクログ 2017年08月26日

村上春樹は、頭で理解はするが心には入ってこない気がしてほとんど読んでないのだが、このエッセイは小説から想像させる村上像とは全く違う人間が伝わってきた。意外に体育会系で庶民的で正直で誠実。外国語を話すという作業は「気の毒と言えば気の毒、滑稽と言えば滑稽」よくわかる。エッセイなら他のも読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2014年06月29日

作家とは、大学の研究者とはこういうものだ、というカタチに入らないとアメリカ人は不安に感じるらしい、という東海外社会の分析と、対する彼の立ち位置が面白い。

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Posted by ブクログ 2014年06月07日

昔のSWITCHやEsquireを読んでいる気分だった。村上春樹がまだ40代で若かった頃、世の中は90年代前半で、大統領はクリントンで、自動車の貿易摩擦で反日感情があって、ブルース・スプリングスティーンの『ボーン・イン・ザ・USA』が流れていて、ベルリンの壁やソ連が崩壊して、Macが出てきてパソコン...続きを読む

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Posted by ブクログ 2014年05月01日

村上春樹のエッセイ集。アメリカ滞在中のもので、主にアメリカ文化を通して観た日本みたいな感じが多い。時期としては湾岸戦争辺りからクリントン初期くらい辺り。

例えば何か大事なものと自分の間に壁があっとして、村上春樹のものの捉え方というか文章は、その壁を少しずつ丁寧にハンドハンマーで丁寧に叩いていって、...続きを読む

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Posted by ブクログ 2014年01月08日

村上さんのプリンストンでの生活のエッセイ。へ~こんななんだ!とか、ぷぷぷと笑っちゃうお話しが沢山あって楽しかった。床屋と引っ越しの話し、面白かった~~~。こーゆー村上さんの日常エッセイみたいなのも沢山読みたいな。

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Posted by ブクログ 2013年10月17日

村上春樹のアメリカ滞在記。
日米欧の比較が秀逸。
言葉が借り物じゃないんだよなあ。

自分が感じたことを自分の言葉で書いている。
物書きなんだから当たり前かもしれないが、それができてる人は少ないと思う。

文章は読みやすいのに内容は深いです。
外国に興味がある方は超オススメ。

遠い太鼓も読んでみよ...続きを読む

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Posted by ブクログ 2013年06月07日

村上春樹のエッセイ読み直しその二。
珍しく、一回が結構まとまった量。主題はアメリカについてや日米比較でわりと硬めではあるがそこまで変わらない。この時期のは結構好き。90年代くらい。このあと、村上ラヂオ程度でしか書かなくなったのは残念。

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Posted by ブクログ 2013年05月03日

(2005年1月のブログより転記)

 以前にも読んだことがあるのだけど、なんとなく再読。ほんとおもしろい。電車のなかでなんども笑ってしまって困った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年03月03日

村上春樹の外国滞在もの紀行物は結構好きです。遠い太鼓、雨天炎天、辺境近境など。というより小説の良さが今ひとつわからない。辺境近境でノモンハンを取り上げていたので、氏の小説、ねじまき鳥クロニクルを読んでみたが、最終巻の意味がよくわからない。まあ別の本の話ですけど。

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Posted by ブクログ 2012年11月02日

村上春樹のアメリカ滞在記。
床屋さんの話など、「ふーん、そんなことあるんだ」とおもしろく読んだ。
この本で、村上春樹もMacユーザーだと知ってうれしくなりました。

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Posted by ブクログ 2012年09月29日

村上春樹って小説は好き嫌い激しい(少なくとも1Q84はダメ。初期と世界の終わり〜と海辺のカフカは良い)けど、エッセイはどれも好きだな〜。中でもこれ。プリンストン大学で教鞭をとりつつねじまき鳥を書いている頃のもの。学術書とか重めの小説ではなく、たまにはこういう軽いものを読むと気分が楽になるね。

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