村上春樹のレビュー一覧

  • 村上朝日堂 はいほー!(新潮文庫)

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    ネタバレ

    やっぱり春樹のエッセイは面白い。
    プクッ…クスクスと思わず一人で笑ってしまう。
    割かし色々面倒な事考えてるんだなぁ…春樹って人は面倒な性格なんだろうなぁ…と、思いつつも何故だが春樹のエッセイを読んでいるとその面倒さも何だか可愛く思えてくる。
    今回のこのエッセイは笑える所もありつつ、でも根底にある雰囲気がちょっと切ない感じがする。
    何気なくパラパラ読むには本当に丁度いい。

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    2019年06月29日
  • 村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる(新潮文庫)

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    シュールで、シュールすぎる、シュールな短編集。
    村上春樹さんは小説よりエッセイやこういう軽い話の方が大好きだ♪
    へんてこな話ばっかりなのに、ふとこれは村上春樹さんの周りのほんとの出来事なんじゃ…と思ってしまうリアリティ感をもってしまうのが春樹ワールドなのだよね。
    気分転換に軽く読めます。
    安西水丸さんの挿絵も◎!

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    2019年06月22日
  • 村上ラヂオ3―サラダ好きのライオン―(新潮文庫)

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    ネタバレ

     若い女性が、村上春樹のエッセイを、どのような思いで読んだのだろう。作者も「まえがき」で、「両者のあいだには共通する話題なんてほとんど存在しない(はずだ)」と書いている。
     オジサンが面白く書いているエッセイと読むのか、内容が意外と重いので、大作家が人生を語っていると読むのか。
     語り口の軽さに反して、内容は重い。「愛は消えても」では、遭難救助の順を幾度も譲って自身は亡くなったアメリカ人男性の話題を取り上げて、親切心について考察する。
     「裁判所に行こう」では、裁判員制度で裁判員が量刑(死刑を含め)まで決める事に疑義を呈している。

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    2019年06月04日
  • 高い窓

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    登場人物の屑さが際立つ作品。
    マーロウが私たちが思っている『探偵』業をしっかりとこなしていて、ラストも謎解きしてくれるので最後まで読むべきですね。
    それにしても、レイモンド・チャンドラーは警察とお金持ちが嫌いなんだらうか?
    翻訳が村上春樹氏なので日本語訳もそれっぽいですが、言葉の並びや文章感は勉強になります。

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    2019年05月11日
  • 村上朝日堂 はいほー!(新潮文庫)

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    この時代の村上春樹のエッセイ、だいすき。ことばのチョイスとか生活の仕方とか好みとか、ぜんぶいいなあ。

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    2019年05月01日
  • 村上ラヂオ2―おおきなかぶ、むずかしいアボカド―(新潮文庫)

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    エッセイなら楽しく読める。生活に密着しているからか?サラリーマンの生活とはかなり違うけど。

    河合隼雄さんの本も読んでみよう。

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    2019年04月25日
  • ランゲルハンス島の午後(新潮文庫)

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    村上春樹の暮らし方、地に足ついてるようでついてなくて、少しだけ宙に浮いてるみたいで、だいすきだ。
    午後のレストランでちょっとした料理とお酒をゆっくり嗜みつつ、本読みたい。

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    2019年04月13日
  • 村上朝日堂(新潮文庫)

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    「あたり猫とスカ猫」猫にはあたりとスカがあるという。外見ではわからず、血統もあてにならない。何週間か飼ってみるとやっとわかる。村上氏の経験から、あたりにめぐりあう確率は3.5匹から4匹に一匹だそうだ。私が猫だったら間違いなくスカになるだろうから、ペットとしての面白みは足りないけど、スカに共感。

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    2025年07月27日
  • 翻訳夜話

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    競訳。英語の授業でもなければ、なかなか2つの訳を読み比べることはないので、それだけでもとても面白かった。まして、翻訳の大御所と言われるこの御二方でも、こうも原文の雰囲気の捉え方が異なるのかとわかり、驚き。それほど、本は作者の手から離れたあとは誰のものでもないということだ。そして、翻訳の際は文章の声にひたすら耳を傾けている、と、村上氏。身に染みます。

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    2019年03月16日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    春樹のエッセイを読んでいると、たまに出てくる東京するめクラブ。なんだか楽しそうだなと思っていたらこの本を発見!
    文庫でも千円すると言う外文の文庫かと思うような値段だったが、開けばカラーの写真満載!
    なんともディープなそこに行くんだ…と言う濃い旅エッセイ。ゆる〜くゴロゴロしながら面白おかしく読めるところがいい。まだまだ日本にも世界にも、知らない世界があるなぁと呆れつつも感心する。

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    2019年03月12日
  • 日出る国の工場(新潮文庫)

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     初出1987年という古い本。村上氏の卑近なたとえ、水丸氏のほんわか図画、とともに7件の工場の見学記。CDとコム・デ・ギャルソンの話が特に面白い。専門家ではない人の独特の視点もわかるし、もっと突っ込んでくれ、という独り言も言えるなど、すぐ読み終わるものの楽しい本。30年以上前とは思えない新鮮さもあり、読んでよかった。もうすこしボリュームがあるとさらに良かったかも。

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    2019年02月19日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    村上隊長率いる東京するめクラブの旅行記。
    行ったことのある熱海や江ノ島については彼らと全く同感だった。
    熱海は確かに寂れているよな、とか江ノ島は山を超えて裏の方までいくと確かにただの観光地ではなく秘境だよな、とか。
    サハリンはもちろん行ったこともなかったけど、北海道と雰囲気が似ているとあり、なんとなく空気感を想像できた。
    観光ガイドには乗っていない話ばかりで、どの旅行も興味深かった。

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    2019年02月04日
  • 辺境・近境

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    コミカルで示唆に富んだ文章、からす島もメキシコもうどん紀行も中国・ノモンハンも面白かった。
    人生というものは果てしない偶然性の山積によってできていて、ある程度生きれば自分の行動や選択のパターンみたいなものもつかめるかもしれないし、その意味みたいなものを「理由」と呼ぶこともできる。それでもやはり、結局私たちは根本的には偶然性によって支配されている。(ー「なぜメキシコを旅行するのか」と聞かれて)
    ESの志望動機に悩まされる身としては全力で頷きたくなる。
    村上春樹が描く1992年初頭の中国も面白かった。今日ではもうすでに経済発展を成し遂げたけど、当時の「中国的混乱」は今も変わっていないだろうなあ。恐

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    2022年10月14日
  • 辺境・近境 写真篇

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    村上春樹の紀行文である「辺境・近境」を同行したカメラマン氏が撮影した写真で補足する写真集。
    「辺境・近境」で文章で旅行を楽しんだ後にこれを読むと、「あの場面の風景だな」と写真で追体験できるのが楽しい。

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    2019年01月09日
  • 走ることについて語るときに僕の語ること

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    長年マラソンやトライアスロンをやられている
    作家・村上春樹さんによるメモワール(回想録、あるいは個人史)。

    僕は走ることにまったく興味がないし、
    瞬発力もなければ肺活量もないタイプで、
    つまりどっちかといえば運動系の人間ではないので
    本書のタイトルを見ても長く食指が動かなかったのですが、
    いろいろな種類の本を読んでいるうちに、
    本書のようなタイプもいいかなと思い、今回手にとってみました。

    村上春樹さんは長距離走に向いた人であると自ら言っていて、
    長距離走は小説家として長編を書くことによく似ている、と述べている。
    仮にその類似性が正しいとしても、
    長距離走と長編執筆の両方をよくできるのに相関

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    2025年07月16日
  • 人生のちょっとした煩い

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    「そのとき私たちはみんな、一匹の猿になってしまった」が良かった。サリンジャーの「テディ」や「笑い男」みたいに、人間の狂気を淡々と語っているところがなんとも恐ろしく、面白い。あくまで語り口が淡々としているのであって、そこで語られる話そのものは随分とぶっとんでいる(おまけに少年探偵団のようなわくわくさせる話でもある)。そのギャップが気に入った。

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    2018年11月09日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    ついつい地球の歩き方や旅行ガイドに頼りがちな旅の仕方をしてしまう。求めた予定調和以上の興奮や発見に出会うには自ら能動的にそれらを追求する姿勢がいるのだろう。ツーリズムのコンセプトが多様化する時代ではあるが、パッケージングされた価値の外にも、その土地の魔力と魅力を見つけられるように心掛けたい。

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    2018年09月24日
  • 雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行―

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    ギリシャの修道院への旅は楽しいものだった。
    私は読むだけでルクミ・アディクト になってしまった。

    ところが、トルコ編と来たら、もう、すっかり参ってしまった。村上さんのタフさに感激しながらも。

    でも面白いんだもの、文章も文体も大好きだから。またゆっくり追加の感想書きます。とりあえず、今夜の読書会に間に合った。やれやれ

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    2018年09月14日
  • 雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行―

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    「ギリシャ・トルコ辺境紀行」
    ギリシャ編
    異国の異教徒が神様の国を旅するとこうなる。食事は大切。お酒もそこそこ大切だがまず食事。良い人にめぐり会えれば良い食事にありつけるということなのだろう。食事を提供してくれる場所も勿論大切だけど、そこに行くまではやはり人。

    トルコ編
    甘党でなくても、むしろ苦手でも、甘いチャイが美味しくてたまらなくなる気候なのだろう。そしてなかなか魚にありつけない、羊中心の文化。羊肉も食べればそのうち美味しくなるかもしれないのに、パンと野菜とチーズとチャイで生きる。人は親切で、こどもたちは好奇心旺盛。

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    2018年09月06日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    2人のやりとりがものすごい。

    マーラーのくだりが特に面白かった。
    カラヤンやベームが、その雑多性や猥雑性、分裂性が生理的に我慢できなくて、自分の音楽に適した容れ物になるものしか演奏してないーとか、
    ボストンの演奏はレベルの高いチームプレーでオケの音から外れるようなことはしないが、マーラーの場合は必ずしもそれが正しいとは限らないーとか、
    リヒャルトはドイツ音楽を辿ってくればその流れで読めるけど、マーラーはまったく新しいアングルが必要になってくるーとか。

    音楽教室の話は、自分もカルテットやクインテットをやるので、頷ける所が多く、気持ちが引き締まった所でもある。
    早くチェロを弾きたくなった。

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    2018年08月28日