村上春樹のレビュー一覧

  • 螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)

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    ひさしぶりに、村上春樹さんの小説を読みました。
    文章も発想も、攻めてるな、という印象が強かった。
    まだデビューから数年しかたっていないころの短編集です。

    「螢」は『ノルウェイの森』の原型にもなっている短編で、
    読んでみると、なんとなく懐かしさを感じました。
    そしておもしろかったし、
    その攻めた具合についてばかりが気になって読んでしまいましたが、
    それも小説を書くための勉強というか、
    「こういう方法論もあるんだね」ということを知るというか、
    もうこういった作品はあるから同じものはつくらないようにするだとか、
    つまりは、自分の創作を、
    より自由にするための読書体験になったかなあ、と思います。

    どれもよくできているし、
    その、意識と無意識の狭間でしかとらえられないような、
    意識の上ですれすれだといった体でとらえられるような、
    そんな感覚的なものを描写する著者の力はさすがだなと
    再度、感じ入りました。

    お気にいりは「めくらやなぎと眠る女」です。
    短編のすべての描写、文章に無駄があってはいけなくて、
    すべてが繋がっているべきだ、みたいな方法論があるように、
    なんかで読みましたが、
    この短編にはそういったところが希薄でしたね。
    老人たちがバスに乗り合わせていることに、
    もしかすると深淵な意味があるのかもしれないですが、
    僕にしてみればデザインとか構図的な配置だとか、
    そういう種類の文章の並べ方に思えた。
    わかりやすい伏線であるとか、
    そういった意識で簡単にとらえられるような、
    意味上でのつながりばかり短編を編まなくても、
    これだけ、「読める」小説ができあがるじゃないか、と
    そんな感慨を抱きました。

    文章もさっぱりしているし、
    裏表紙に「リリックな」と書かれていました。
    ぼくがさきほど、構図的だとかデザインだとかいったのを、
    もうちょっと咀嚼して考てみると、
    リリックに近くなるような気もします。
    そんな感じで、
    村上春樹作品の気持ちよさを感じらる作品集でした。

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    2025年07月11日
  • 意味がなければスイングはない

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    この本は音楽について書かれたエッセイを集めた一冊だ。
    その冒頭の一遍はビーチ・ボーイズ、特にバンドのリーダーであった
    ブライアン・ウィルソンについて書いてある文章だ。

    ブライアン・ウィルソンという人は矛盾とミスマッチを抱えている。
    彼自身が作り上げたビーチ・ボーイズは
    アメリカのイノセンスを象徴するようなバンドだった。
    「太陽の光、海、元気な男の子と可愛い女の子の笑顔、サーフィン、オープンカー」
    彼ら自身がアルバムジャケットでサーフィンを抱えてニコニコしている。

    ところがブライアンは海に行くことはなかった。
    泳げなかったそうだ。
    だけれどもファンに求められるまま
    太陽の光に照らされる海を唄いつづけなくてはならなかった。

    ビーチ・ボーイズという「お金」を生むバンドのマネージャー
    はブライアンの父親が務めた。
    父親は常にブライアンの仕事を監視しコントロールした。
    父親はかって成功できなかった作曲家であった。
    ブライアンは素晴らしい楽曲を作り続けた。
    しかし父親が作曲家としてのブライアンを
    認めることはずっとなかったという。

    時は流れアメリカはヴェトナム戦争の泥沼にはまる。
    アメリカのイノセンスを象徴していたビーチ・ボーイズは
    次第に世間から忘れ去られていった。
    ジミ・ヘンドリックスは言った。
    「今時、誰がビーチ・ボーイズなんて聴くんだ?」
    ブライアンの父親はビーチ・ボーイズの
    「金銭的な価値」はもう失くなったと判断した。
    だから1969年にブライアンの作った楽曲の権利の一切を売り払ってしまった。
    そのことに深く傷ついたブライアンはドラッグに溺れることになる。

    それからブライアンはビーチ・ボーイズの中で
    次第に後ろに引き下がるようになった。
    他のメンバーたちが主導権をめぐって争った。
    彼らは実の兄弟であり、従兄弟たちでもある。
    ビーチ・ボーイズはいつの間にか懐メロバンドになった。
    そこにさらにドラッグの深みにはまったブライアンの
    いる場所はもうなくなっていた。

    春樹さんはこのエッセイの中でスコット・フィッツジェラルドの
    言葉を引用している。
    「アメリカに第2章はない」
    ドラッグに溺れ才能を無駄にしたブライアンに第2章はないかと
    誰もが思っていた。

    しかし華々しくはないがブライアンは静かに第2章を始めていた。
    時は流れかってのビーチ・ボーイズたちの何人かは
    もう亡くなっていた。
    だけど生き残ったブライアンは静かに第2章を唄い始めていた。
    そのブライアンの様子をワイキキで観た春樹さんの文章がとても良い。
    まさに透明感ある水のようでありながら人肌くらいの暖かみのある文章だ。

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    2017年09月07日
  • 村上ラヂオ3―サラダ好きのライオン―(新潮文庫)

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    音楽、小説などの知識。
    海外での豊富な体験。
    まねしたいけど、とても追いつけないなぁ。

    大橋歩さんの版画も素晴らしくて素敵。

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    2017年09月05日
  • 村上ラヂオ2―おおきなかぶ、むずかしいアボカド―(新潮文庫)

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    面と向かうと饒舌ではないのだろうけど、内面はすごく奥深く、話題豊富で楽しい人。
    そんな魅力がいっぱい詰まったエッセイ。
    いつまでも読んでいたい気がする。

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    2017年09月05日
  • ポートレイト・イン・ジャズ(新潮文庫)

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    わたしはジャズとか全然詳しくありませんで、??というところも多々ありました。

    でも何かしら気になる曲は聞いてみて、

    ジャズって素敵だな、と思ったりもしてみました。

    ほんとね、和田誠さんと聞くと、奥さんの顔が即座に思い浮かび、ジャズも何もあったもんじゃないような気分にもなるんですが、あんな奥さんがいてくれたら、ずっと笑って過ごせそうだって思えてくるので、なんか、分かるよ、って、言いたくなってしまいます。

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    2017年08月13日
  • 翻訳夜話

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    翻訳にそれほど興味はないが、翻訳者の柴田元幸さんには以前から興味があった。相手が村上春樹さんとあれば、なおさらだ。
    翻訳の裏話がたくさん出てくる。
    個人的に好きな部分は挙げきれないので、ここでは割愛。
    1つだけ挙げるなら、村上さんの、翻訳者に必要なのは、偏見のある愛情という話。
    内容に直接関係はないけれど、カーヴァーやフィッツジェラルドを読みたくなった。

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    2017年08月03日
  • 村上ラヂオ3―サラダ好きのライオン―(新潮文庫)

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    結局最新刊まで怒涛の勢いで読んでしまった村上春樹エッセイ。
    自由で軽やかで、大袈裟でなく本当に心が楽になりますわ。
    ”今週の村上”とかいうエッセイの最後に添えられてる一文、しょうもなくてすっとぼけで愛おしすぎる…。
    ほんのわずか恐妻家?と思わせる文があったりするのもくすっと笑わせてくれます。

    そしてなんといっても「私が死んだときには」がもうめちゃめちゃ良かった。
    私も外国の墓石に刻んである墓碑銘を読んでまわりたい。
    墓碑銘って、美して潔くてきっと不思議な魅力がある。
    「何ひとつ思うな。ただ風を思え」って私も刻みたい。
    カポーティ読もう。

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    2017年04月28日
  • 職業としての小説家(新潮文庫)

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    例えばヨガをスピリチュアルな世界だと色眼鏡でみる人もいる。でも、そう、スピリチュアルとフィジカルとは、車の両輪なんだ。まさに「実感」。

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    2026年06月17日
  • 村上ラヂオ3―サラダ好きのライオン―(新潮文庫)

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    大きい版と中身は変わらんです。
    レビューみたい方はそちらを。


    文庫本専用あとがきもありません。

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    2017年03月09日
  • 翻訳夜話

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    ネタバレ

     海外文学を読み始めてまだ日が浅いけれど、このお二人がとてつもない量の仕事をしていることは嫌でもわかる(各々5人くらいいるんではないかと疑ってる)。それほどまでに英米文学の棚には彼らの名が連なっている。柴田氏の訳文は海外文学初心者の私でもスーッと脳に染み込むようで心地よく、みんなにオススメしたい。

     しかし、100%自由に書ける小説と違い、翻訳というのは原作の上に成り立つ。そこにストレスはないのだろうか?翻訳者でもあり、世界中さまざまな言語に翻訳される著書を多数持つ村上春樹氏の翻訳に対する見解は意外なものだったー“多少誤訳があっても、多少事実関係が違ってても、べつにいいじゃない、とまでは言わないけど、もっと大事なものはありますよね。僕は細かい表現レベルのことよりは、もっと大きな物語レベルのものさえ伝わってくれればそれでいいやっていう部分はあります。作品自体に力があれば、多少の誤差は乗り越えていける。それよりは訳されたほうが嬉しいんです。”ー
     
     人称をどう訳すか、he said she said〜みたいなくどい文章をどのように訳すか、過去形と現在形を織り交ぜてリズムを作り出す、などなど、訳文はあらゆる小さなこだわりの積み重ね。あらゆる翻訳は誤訳である、何らかのノイズは忍び込む。そのノイズをいかに取り除き、原文の文学的価値を損なわないようにする、繊細すぎるにもほどがある仕事だということがわかった。
     今からでも翻訳家になりたいなー。そりゃ、ダジャレなんかも理解できないといけないくらい、英語そのものだけでなく現地の文化などへの理解も求められる大変なものだとは思うけど。柴田さんの、芸術方面に興味があるけど事務処理が得意っていうの、すごいわかる(わかるなんて言ったらおこがましいけど)。

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    2017年10月01日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    2016.12 本棚整理のため再読。☆3.5くらい

    収録作の中では◎蜂蜜パイ、○UFOが釧路に降りる。いずれも村上春樹得意のモチーフ。

    2025.12 MUFGパーク内まちライブラリーで◎のみ再読

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    2025年12月18日
  • リトル・シスター

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     マーロウのもとを訪れた娘は、行方不明の兄を探してほしいと依頼した。

     チャンドラーの「可愛い女」の村上春樹訳です。
     最後の解説に「結局何があったか人に説明しろといわれると上手くいえない」ってあったけど、まさにその通り。
     一応兄の行方不明から始まって、殺人事件がいくつも起こるのだけど、じゃ犯人は動機は、ってなるとよくわからない。つか、印象にのこらない。
     マーロウが、妹や女優やそのとりまき(?)らの周りをぐるぐるしてるって感じ。

     ま、その辺がクールを気取っていても、そうなりきれないマーロウの可愛さなんだろう。

     …当時の風俗を愛で、よくわからんままに振り回されるのがこの小説の在り方のように感じた。

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    2016年10月17日
  • 象工場のハッピーエンド(新潮文庫)

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    このお二人のつくられる世界が好きだ。

    読んで、眺めて、幸せな時間が
    この本の中にある。

    少し不思議な物語もあったりしたけれど、
    「あとがきにかえて」を読んで、
    それもこれも、全部、
    A DAY in THE LIFE

    あたたかく、幸福な気持ちになった。

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    2016年07月15日
  • 翻訳夜話

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    村上春樹さんが、「趣味で訳す」という趣旨の話をしていて、柴田元幸さんが「読み手がいないならしない」と言われてたけど、私はまちがいなく前者。読む人が自分以外にいなくても、訳したい。好きなお話や、歌や、詩を、思う存分訳したい。読んでくれる人がいれば尚いいし、いつか小説の訳をしてそれが本になったりしたら、さぞ素敵だろうとも思うけど。

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    2016年07月08日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    遥かに過去の話題なったようなところや場所を探して、旅をしていくも次第に帰り道が解んなくなってしまうようなビミョーな旅行記。

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    2016年06月15日
  • 人生のちょっとした煩い

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     “生きている物語と、生きている言葉―”

     アメリカ文学のカリスマにして伝説の女性作家、グレイス・ペイリーの第一短編作品集。平凡な日常を描いたようで、でも一筋縄では噛み砕けない難解な文体。誰にも真似できない特徴的なストーリーテリングは、どれも読み込むほどに色彩を帯びていく。


     ・さよなら、グッドラック

     自らの在りし日の恋愛談を語る叔母。劇団俳優との盲目的な恋は、白昼夢と悪夢の積み重ねの日々。そんな半生を生きた二人が迎える現在の姿とは。永く永く、時に激しい音を立てる、柔らかい水面のようなお話。

     ・変更することのできない直径

     仕事で訪れた家で出逢った少女と恋仲になってしまったエアコン設置業者の男。怒り狂う少女の家族により、事態は法廷へともつれ込む。全てが収まったかと思わせて、最後の一行が全てを裏切る脅威の物語。

     ・そのとき私たちはみんな、一匹の猿になってしまった

     あらゆる画期的な発明を生み出す青年とその仲間たち。人類の未来のため、とある発想から有毒ガス発生装置の開発に着手するが、ある日取り返しのつかない重大な事故が。この本の中でも、最も衝撃的な一遍かも。


     その他「長くて幸福な人生からとった、二つの短くて悲しい物語」「そこに浮かぶ真実」など、エッセイを含む11編。村上春樹氏が「ひとつ残らず自分で訳したい」と語った、彼女の繊細な作品たち。本作が気に入った方は是非、第二作である『最後の瞬間のすごく大きな変化』もどうぞ。

     そんなお話。

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    2016年05月17日
  • 村上朝日堂 はいほー!(新潮文庫)

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    エッセイは、電車に乗り移動の時、短時間でかるく読めるのがうれしい。
    「『スペースシップ』号の光と影」
    「貧乏はどこに行ったのか?」
    年月が過ぎ、社会も自分も変わって、昔は感じたことが感じられなくなる、ノスタルジックな雰囲気が気に入りました。

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    2016年05月25日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    小澤征爾という人は人を惹きつける不思議な魅力を持っているな。何を語るにも全く鼻に付くところが無い。
    もっと多くの言葉を後世に伝えてほしい。
    村上春樹のツウぶりには辟易するところもあるけど、彼の感性とそれを表現する力は認めざるを得ない。

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    2016年01月28日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    読みながら音楽を聴ける環境推奨。セットで音つきで高くなってもほしい。小澤さんが砂糖だよねと確認したものはどんなものだったのか見たい。

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    2015年11月27日
  • 意味がなければスイングはない

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    最近は聴き放題サイトが便利なので、AppleMusicで紹介されている音楽を聴きながら読んだ。これがとてもおもしろい遊びでした。ポートレートインジャズではひとつひとつの紹介が短すぎてあまりその音楽を味わえなかったけど、これは読み応え&聴き応えありです。
    まあ、昔からアメリカンポップス・ロック好きということもあり、ブライアン・ウィルソンとブルース・スプリングスティーンの章はなかなか感慨深いものがありました。これを読まなければビーチボーイズのサンフラワーなんて一生聴かなかったかもしれなし、ボーンインザUSAなんてこんな歌詞だなんて気にもしなかっただろう。改めてまだまだ知らない音楽とその歴史があると思い知った。

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    2015年08月09日