村上春樹のレビュー一覧

  • 村上ラヂオ2―おおきなかぶ、むずかしいアボカド―(新潮文庫)

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    村上春樹だいすきなので、エッセイはいくらでも読んでいられる。
    でもファンでなくとも、この軽快な文章はほんと楽しめると思う。
    長編小説が苦手なら、短編とエッセイをぜひ読んでみてください◎◎

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    2021年05月24日
  • やがて哀しき外国語

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    「村上春樹は短編やエッセイが読みやすいし面白いよ」、と中学時代から村上春樹の作品を愛読書とする友人からアドバイスをもらい、たまたま古本屋で手に取った一冊。

    『海辺のカフカ』冒頭でなぜか挫折してしまった事実が嘘のように、読める読める。大学時代、通学時間に1ページ1ページ繰るのを楽しみに読んだ。

    アメリカでの生活や、彼の哲学や思考がよく分かる。所々ウィットに富んだ文章があり、読んでいてふふっと笑ってしまう。

    また、日本の自動車不買運動が起こっていた時代にアメリカに住んでいたとのこと、その文章の端々からトランプ政権へと右傾化していく保守的なアメリカ人たちの予兆のようなものが感じ取れる。丁度トランプがヒラリーを打ち破った時にこれを読んでいたので、「村上春樹すごー!」と思ったり...。

    この本をきっかけに他のエッセイを読み始め、今では小説も好んで読んでいます。

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    2021年05月18日
  • リトル・シスター

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    ネタバレ

    兄を探して欲しいという女の言動に「あれ?」と思ったマーロウ。結果として、それは正しかった訳だが。
    絡んで複雑になっていく話に、どんどんのめり込んでいった。プロットが素晴らしいなこれは。シリーズで一番ミステリ色が強かったのは、水底の女だと思うが、これは女たちの心情が一番素晴らしかったと思う。

    ここで漸く気付いたのだが…シリーズを通して、どんな形にせよ、女の愛がどの作品にも色濃く漂っていて、それが事件に大きな関わりを持っているのが、とても面白い。殺してしまえば、永遠に自分のものになるとか、愛した男でも自分の過去を知っていれば、口封じに殺してしまうとか、愛とは…

    そして、美しいと思える表現の数々。私が、所謂"村上主義者"だと言うことを差し引いても、読む価値はあると思う。

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    2021年05月15日
  • 辺境・近境

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    村上春樹氏の旅行記、時々猛烈に読みたくなり、そして読むたびにほっとする何かがある。そうそう、これが村上春樹なのだ。無人島に行った時の話で、蟻の穴を無心で掘り起こすところは思わず声出して笑った。たまに余裕がなくなって垣間見える、突然品がめちゃくちゃなくなる村上春樹、めっちゃ好き。笑

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    2021年05月07日
  • 大いなる眠り

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    ネタバレ

    村上春樹の訳者あとがきに、すべてが要約されている。
    チャンドラーの長編第一作である本書は、1939年(著者51歳)に発表された。
    わずか3カ月で、書き上げている。
    細かなプロットの積み上げではなく、フィリップ・マーロウの身の動きに目を引かれる。
    書きながら、手を動かしながらどんどん筋をこしらえていく。それが文章を書くことのいちばんのスリルなのだ。そしてそのダイナミズムは自然に読者にも伝わっていく。
    チャンドラーは言葉を躍らせる。
    我々は誰しも自由に憧れる。しかし自由であるためには、人は心身ともにタフでなくてはならない。

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    2021年05月06日
  • 水底【みなそこ】の女

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    村上春樹の翻訳順ではなく、シリーズの時系列順で読んでいる。ここに来て、ミステリ色が強くなった。今までで一番、謎解き要素があった。
    なんというか…女に翻弄される男たちの話なのかな、と思った。水底の女だけでなく、今までの話も。

    犯人の肩を持つとか、そういうことじゃないんだけど、女に騙されていたとか利用された(多分だけど、大方そういう表現でいいと思う)男が、行き場のない気持ちを抱えて、遂に、みたいな。でも、それって仕方のないことなんだろうな。好きで好きで愛していても、とうとう我慢が出来なくなってとかって、可愛さ余って憎さ100倍とか言うし、例え一時でも、そこまで誰かを愛することが出来るのは、ちょっと羨ましいな。罪を犯したくはないけど。

    今まで読んだ中では、後味は一番悪かったかも知れないな。

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    2021年05月02日
  • 高い窓

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    3作目を読み終わった。そしてやっと気付いた。
    マーロウは、ただお酒を飲んで殴られているだけじゃなくて、ちゃんと事件の真相に辿り着くし、ヒロインを傷付けることはない。
    探偵ものだから、やっぱり殺人は起こるのだけれど、登場人物が魅力的だから、とても面白く読める(屑も出てくるけど)

    そして、やっぱり皮肉っぽいところが、村上春樹訳にぴったりだなぁと思う。

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    2021年04月29日
  • さよなら、愛しい人

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    前作よりも更にマーロウが好きなった。
    相変わらず個性的な人たちの中で、よく殴られ、よく酒を飲み、そして何だかんだで真相に辿り着く。
    この本の醍醐味って、きっと謎解きとかじゃなくて、マーロウがあーだこーだしてるところとか、その雰囲気を楽しむものなんだろうと、改めて感じた。
    私は村上春樹訳しか読んだことがないが、気障でちょっと皮肉っぽいマーロウにぴったりだと思った。

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    2021年04月11日
  • 雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行―

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    紀行文もおもしろいなあと思った。異文化の体験がまるで自分が経験しているように感じて新しい価値観が生まれた。旅をしたいなあ。

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    2021年04月11日
  • さよなら、愛しい人

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    ネタバレ

    さよなら、愛しい人

    著者:レイモンド・チャンドラー
    訳者:村上春樹
    発行:2011年6月15日(単行本は2009.4)
    早川書房(ハヤカワ・ミステリ文庫)

    村上訳で読み返すフィリップ・マーロウ。今回は「さらば愛しき女(ひと)よ」の邦題で知られる本作品。やはり昔読んだ文庫本は見つからなかったが、不思議に話は少し覚えていた。最後の真相究明までは無理だったが。

    本作品は、マーロウシリーズの2作目。訳者あとがきにも書いてあるが、マーロウの代表作で、「長いお別れ」「大いなる眠り」とならんでベスト3に上げる人が多い。今回の訳でも470ページほどあり、とても長い。しかし、掛け値なしの傑作。きっかけが、依頼された仕事ではなく、たまたま巻き込まれた殺人事件という設定で、そこに普通に依頼された仕事があって、それと関係があることが分かって、点と点が繫がるという展開だけど、いろいろ出てくるキーパーソンの役割が最初の推測と最後の解明部分とでは大きく違ってくるところが、純粋な推理小説にも近い。マーロウものにしては、少し珍しいかも。

    なんと、1940年に刊行された。

    (設定)
    黒人専用バーの前を通りがかると白人の大男マロイが暴れている。マーロウが覗くと引き込まれ、1杯やるはめに。大男は昔ここで働いていて、一緒に働いていた女を捜していた。分からないと言われ、黒人経営者を殺して逃亡した。
    マーロウは、マリオットというジゴロから依頼され、宝石強盗団から宝石を取り戻し(買い戻し)にいく先まで付き合うことに。しかし、マリオットは殺されてしまい、自分も気絶。
    マロイを探すため、黒人専用バーがまだ白人でも入れたころの店の所有者(死亡)の妻のところに行ったマーロウ。ボロボロの家だったが、そこには高額な抵当権が設定されていて、持っていたのはマリオットだった。2つの事件が結びついてきた。

    ***(個人的メモ、ネタ割れ注意!)***

    ムース・マロイ(ムショ帰りの大男)
    ヴェルマ・ヴァレント(マロイの恋人)
    ジェシー・フローリアン(フローリアンズの元経営者の妻)
    リンゼイ・マリオット(ジゴロ)
    アン・リオーダン(マーロウも知っている元警察署長の娘でライター)

    ミセス・グレイル(翡翠のネックレスを強盗された富豪の妻)
    ジュール・アムサー(心霊治療)
    プランティング(アムサーの用心棒、インディアン)
    ソンダボーグ(医師)
    レアード・ブルーネット(暗黒街のボス)

    ナルティー(77番通り警察)
    ランドール(LA中央警察署殺人課)
    ジョン・ワックス(ベイ・シティー警察)
    ガルブレイス(ヘミングウェイ)(ワックスの部下)
    ブレイン(ワックスの部下、体調崩す、マーロウを殴る)

    マーロウがフローリアンズの前を通りがかると、白人大男のマロイが暴れている。気になったので覗くと、マロイにつかまり無理矢理2Fのフローリアンズで突き合わさせられる。そこは数年前に黒人専用バーになったが、黒人用心棒をマロイがやっつけ、この店で以前に働いていた恋人のヴァレントの行方を聞いたが知らないと言われ、立腹したマロイは奥のオフィスに入って行って黒人経営者を銃殺して逃亡。

    警察に事情を聞かれたマーロウは、ヴェルマ・ヴァレントを探せばマロイも見つかるかもと提案、ではそれを無償でやれと言われる。

    マーロウはまず、ある中のフローリアンズ元経営者の妻の家に。店を手放したいきさつなどを聞いたが、過去に店で働いていた芸人たちの写真を見せてくれたにもかかわらず、ヴァレントの写真だけ見せようとしなかったことを見抜く。ピエロの格好をした写真。後にわかったが、マーロウが引き上げた直後にマロイもそこを訪ねたらしい。

    マリオットという男から依頼。知り合いの金持ち夫人が翡翠のネックレスなどの宝石を強奪された。2人で自動車移動中に。強盗団は、非常に価値のある翡翠は処分先を探すのが大変だから8千ドル払えば返してやると言ってきたので、一緒に行って欲しいというのが依頼だった。依頼料100ドルを受け取ったマーロウは運転をし、指定の場所に行こうとしたが直前で入り口が狭くなったので車を止めて徒歩で行った。そして車まで引き返すと、マリオットが殺され、自分も殴られて気絶した。預かっていた8千ドルは奪われたが、依頼料の100ドルは無事だった。マーロウは責任を感じて犯人捜しを決意。マリオットの死体を探ると、模造鼈甲の煙草入れの中に3本のロシア煙草があり、別に普通の煙草も持っていることが分かった。

    現場に通りがかったのは、捜査好きのライター、アン・リオーダン。マーロウを車置き場まで送ってくれた。しかし、彼女は戻り、3本のロシア煙草を抜き取っていた。
    彼女はマーロウを訪ね、宝石商をあたって翡翠ネックレス持ち主の金持ち夫人がグレイル夫人であることを教え、抜き取ったロシア煙草をおいていった。

    マーロウはマリファナだと思われるその煙草を分解すると、一枚の名刺が中に巻かれていることを突き止める。住所なく電話番号のみ。心霊療法のアムサーの名刺だった。彼はそこに電話をして会いたいというが拒否される。しかし、マリオットの名を上げると6時に来い、住所は言えないので迎えの車をそちらに出すという。

    マーロウは再びフローロリアンが住むぼろ家の抵当権所有者を知人に頼んで調べてもらうと、なんとマリオットだった。しかも、不動産価値に比べてかなり高額だった。彼はフローリアンをまたたずね、マリオットとの関係を訪ねると、以前にマリオットの家で働いていた、今も少し面倒を見てもらっている、とのこと。どうやら毎月仕送りをもらっていたらしい。もう仕送りは来ないよと言い残して去った。

    グレイス夫人の執事から電話があり、会いたいとのこと。訪ねると、彼女、病気の夫、ライターのアン・リオーダンがいた。グレイス夫人から事件の際の詳細を聞いたが、どうも本当のことを言っていないようだった。そして、彼女はマリオットにポルノ的な写真を撮られているという弱みを握られていた。マリオットはそういうことで金をせびる男だったようだ。

    マーロウがオフィスに戻ったのは6時15分前だった。インディアンが迎えに来た。心霊治療のところに連れて行かれた。インディアンにはすっとぼけて「どんな依頼だ?」と言って着手金を要求、100ドル渡されたので車に乗ったのだった。
    アムサーが出てきて話をする。マリオットもグレイル夫人も患者として来たことがあるという。ロシア煙草のことを言い、マリオットは強盗とつるんで襲わせているやつだ、お前も一蓮托生だというと照明が落ち、屈強なインディアンに襲われて気絶。持参していたロシア煙草1本も奪われていた。2本はオフィスにあると説明していた。

    気が付くと警察官が2人(ヘミングウェイとブレイン)とアムサーと女子事務員。アムサーはマーロウがゆすりに来たと思い連絡、録音した会話を起こした文書を女子事務員に読ませていた。アムサーは去り、2人の警察官がマーロウを車で連れ出してどこかで降ろすので歩いて帰れといった。あるところで降ろされると、マーロウは背後から殴られ気絶。殴ったのはブレインだったことが後に判明。

    気が付くと部屋に閉じ込められていた。幻覚を見ている。麻薬を打たれている。倒れそうになりながらも、旨く好きをみて部屋から脱出、建物内を探るとなんとマロイがかくまわれていた。そして、医学博士を自称するソンダボーグの部屋へ。そこは麻薬中毒とアル中を収容する私立施設だった。ソンダボーグは銃でマーロウを押さえ込もうとするがマーロウは先手を打って去る。

    マーロウにこれ以上手を出すなと警告していたLA警察のランドールが訪ねてきた。彼は、マリオットは宝石強盗の手先だったが、もう賞味期限のためあの事件を最後に消されることになった、と推測した。そして、マリファナ煙草に心霊療法師の名刺を入れて、捜査でわざと見つかるようにしてメッセージを残そうとしたと。また、ベイ・シティーの警察官は腐敗しまくっていることも。レアード・ブルーネットが街を牛耳っている。市長の金蔓でもある、と。
    マリオットがマーロウに連絡した時、すでにマーロウの名刺を持っていたことをランドールは指摘した。後に、その名刺は汚れていて、フローリアンに渡したものであることに気づく。フローリアンが名刺の上に濡れたコップを置いていたことを思い出したから。

    2人でフローリアンの家に行くと、彼女は殺されていた。首の骨を折られたあと、脳をかち割られていた。マーロウはそれがマロイの仕業だと見抜く。ただし、事故っぽい。

    マーロウは、ランドールに教えられたのをもとに、ブルーネットの経営する船上カジノに乗り込む。捕まるがブルーネットに会えた。そして、船の警備上の穴を教えてやるかわりに、マロイへの伝言を頼むことができた。

    マロイがマーロウを訪ねてきた。マーロウは、マロイがヴェルマの行方を聞き出すために再びフローリアンを訪ね、詰問して揺すぶった時に首の骨を折ってしまったこと、そのあとに頭を割ったことを指摘した。そこに、グレイル夫人が来た。マロイは奥に隠れていた。
    グレイル夫人は、実は裏街道を行っていた女だった。それをフローリアンは嗅ぎつけて脅していた。マリオットを通じ、彼女の家の抵当権を高額で押さえ、生活費も出していた。
    しかし、マロイが刑務所から出てきて、ヴェルマを探し、マーロウも彼女を探し始めて、ヴェルマは危機感を覚え、マリオットにマーロウを殺すように説得したが、マリオットは鎖が弱いので彼を殺すことにした。そこで、宝石強盗事件をでっち上げ、マーロウに依頼をして殺す機会を作ったが、ヴェルマはマリオットだけを殺してマーロウを殺さなかった。

    そんな話をしている時に、マロイが出てきた。なんと、彼女はヴェルマだったのだ。そして、マロイを8年前に警察に売ったのもヴェルマだった。マロイはまだ彼女を愛していたが、彼女は彼を嫌いだったのだ。そして、グレイルと結婚して莫大なお金を手にしていた。グレイル夫人はマロイを撃って逃げた。

    マロイは死んだ。そして、3か月後、ヴェルマは歌手に戻って逃げていたが、歌声で見抜かれて逮捕されそうになったので刑事を撃って、自分も撃って自殺した。

    腐敗していたベイ・シティーの警察署長は解雇され、刑事の多くは降格。そして、レッドという元警察官が復職した。レッドは、マーロウがカジノ船に乗り込むのを手助けしてくれた好漢だった。

    アムサーはとんでもない詐欺師で逃げている。ソンダボーグも行方知れず。

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    2021年03月30日
  • 大いなる眠り

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    ずっと読みたかった本のうちの1冊。
    冷静でシュールな私立探偵・マーロウ。
    何度も危うい目に遭いながらも、その飄々とした姿は、何故か安心感すら覚える。
    そして、ウィスキーを飲みまくりながら真相にたどり着く…。
    これを読んで、何かの教訓を得るとかそういうことはないのだが、今の自分の心には、こういう話が必要なのだ。
    さて、次の事件を解決しにいこう。

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    2021年03月18日
  • 村上ラヂオ3―サラダ好きのライオン―(新潮文庫)

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    村上春樹の小説が苦手でも、彼のエッセイは好きという人は少なからずいるのではないだろうか。

    文章のうまさと共に、村上春樹のご冗談が踊っている。

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    2021年02月14日
  • 意味がなければスイングはない

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    ◯なによりも巻末の参考文献が気になった。おそらくほとんどのアーティストについて、参考文献を記載している。
    ◯その中でも、ブライアン・ウィルソン、スタン・ゲッツ、ウディー・ガスリーあたりは伝記的で読み応えがあって面白い。また、伝記的である点は、時代からその音楽性を読み説こうとする試みにも思える。もちろん、小説家ならではの分析・観察、表現力や観察力も相まっての読み応えだと思う。
    ◯しかし多分一人だけ参考文献がないアーティストがいた。スガシカオである。
    ◯時代はまさに同時代であるので、そのあたりは自然体で書けたのかもしれないし、参考文献とするものがなかったのかもしれない。その分、主に詩の解釈に比重が置かれている印象である。
    ◯私はシカオちゃんが大好きであるが、著者との解釈とは方向性は同じでも、感じ方が違うので、なんとなく違和感を感じた。日本のポップスがリズムのある歌謡曲に聞こえるというあたりは、ややひねくれたというかイキリすら感じるのは私だけだろうか。
    ◯最近の人たちでも新しい音楽を作り出そうとしている人は多いので、日本の音楽もどんどん聞いてほしい。私はリズムのある歌謡曲は大好きである。歌謡曲生まれ歌謡曲育ちと自負している。
    ◯ただ、著者はジャンル問わずとにかく音楽が真摯に好きなんだなと改めて思った。

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    2021年02月14日
  • 村上T 僕の愛したTシャツたち

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    村上春樹のエッセイものが好きです。
    あの飄々としている感じが
    KEEP CALM AND READ MURAKAMI 的な気持ちにさせてくれるから。

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    2021年02月14日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    予想以上に面白かった。

    やはり村上春樹は小説よりこういうインタヴューものやエッセイの
    ほうが良いのではないだろうか。

    それもクラシックオタクではなくもう評論家・研究家の域なので
    小澤さんが知らないことや気づいていなかったことまで
    深く掘り下げることができる。
    指揮や楽器を学んだらそこそこプロとして活躍できたのでは
    と思わせられるほどの注意力、洞察力がある。

    題材は以下。いずれも素晴らしい曲ばかり。BGMにどうぞ。
    マーラーの9番なんて泣けてきそうです。
    ・ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番
    ・ベルリオーズ幻想交響曲
    ・ブラームス交響曲第1番4楽章
    ・マーラー交響曲第9番4楽章、1番3楽章

    小澤さんの指揮は5年前にウィーンフィルの公開リハーサルで見たきり。
    リハーサルを聞きに来ただけと思っていたら突如舞台に立ちフィデリオを指揮。
    闘病中と聞いていたので胸にグッとくるものがあるのを思い出しました。

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    2021年02月13日
  • 村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」

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    ネタバレ

    無関係な原作小説が2つ並んでいるのですが、そのチョイスするセンスは素晴らしい。
    雰囲気、画力も魅力的。

    個人的に最も気になったのが、1984年のジュリアが可愛くないんです…!僕の原作読んだイメージのジュリアは活発な美人というイメージだったのですが、この漫画だと全然可愛くない(笑)
    可愛いからこそ、最後の変貌ぶりにインパクトがあると思うんですけどね。何で可愛く描かなかったんだろ。

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    2021年02月11日
  • さよなら、愛しい人

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    はじめてのレイモンド.チャンドラー 
    私立探偵フィリップ・マーロウシリーズ第2弾
    村上春樹新訳版
    「タフでなければ生きて行けない。」
    「優しくなれなければ生きている資格がない」
    「さよならをいうのは、少し死ぬことだ」
    1940年に書かれたハードボイルドの世界観は
    女性蔑視、人種差別表現満載で、今日発表したら
    炎上間違いなしかも。



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    2021年02月11日
  • ノルウェイの森

    ach

    購入済み

    グッとくる瞬間がある

    スッと枝を広げる真冬のひややかな木のように そこにあるのにどうもつかめない淋しさがある 本全体を取り巻く完璧じゃない不完全さが、心惹かれ逃れられなくなる魅力であると感じた 輪郭のぼやけた余韻がずっと残って消えない

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    2021年02月07日
  • 村上朝日堂の逆襲(新潮文庫)

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    気になった言葉は以下、

    ちょっと道がずれていれば逆の主張もありうる

    家族というものは絶妙なバランスで生きている

    一に健康二に才能
    水平的選択においては軽く、垂直的選択においては重く


     総括して、1人の頭の中でもこれだけ色々考えるからやはり人間は面白い。

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    2021年02月07日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    この本をきっかけに苦手意識のあったベートーヴェンを聴くようになった。ピアノコンチェルト3番が大好きになり丁度アニバーサルイヤーだった昨年生で聴けたのは感慨深く縁を感じた。ご本人達はおそらく" (レコード収集家の人たちには) 興味のない聴き方"といった話をされてたが自分は好きな曲や人軸で聴き比べするのがクラシックの醍醐味たる聴き方だと思っているのでこの本に出てきた曲をspotify podcastでプレイリストも作って色々と聴き比べている。マエストロの昔話を交えた前半の聴き比べをもっとやってほしかった。後半はどちらかというとマエストロの現在の活動(執筆当時)にフォーカスされているのだがおふたりの関係性の深さが読み進めるごとに感じられ、対談の形式ではあるがその場その場の寄せ集めではなく村上さんがマエストロの活動に足を運んでしっかり取材されており(取材という目的でやってるのではなく2人とも本当に好きなものに吸い寄せられてその場が生まれてる感じがまた良い)最後のハプニングには思わず吹いたしこの本のハイライト。またそれらの対談や取材を通してせまった "良き音楽""良き音楽家"は、村上春樹でさえも言葉にできないような、でもそれが真に感じられるようなエピソードだった。大好きな一冊。

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    2021年01月11日