村上春樹のレビュー一覧

  • 風の歌を聴け

    匿名

    ネタバレ 購入済み

     図書館の本で一度読んだことがある。電子書籍で2回目を読む。
     村上春樹の処女作である。物語は「1970年の8月8日に始まり、18日後、つまり同じ年の8月26日に終る。」
     その後の村上作品に受け継がれていく、遠回しで比喩に富んだ翻訳調の語り口はもうこの作品で完成している。受ける印象は都会的で、若々しく、病的になりそうなところでぎりぎり健全さを保っている。
     鼠が食べるホットケーキにコーラをかけて食べる食事はノーベル週間にハルキストが恒例行事のように再現している。
     この作品で後のすべての作品を代表していると感じる。

    0
    2019年11月27日
  • 若い読者のための短編小説案内

    Posted by ブクログ

    村上春樹の文章の好みと、「僕はこのように考えながら小説を読んでいるよ」「こういう風に解釈したら面白いと思わないかい?」という小説の読み方が学べた

    深く深く文章を読み込んでいこうと思えた

    そして取り上げた作品が難解で、村上春樹らしさ全開だった。

    0
    2019年10月28日
  • 村上春樹 雑文集(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    オイラにとっての村上春樹は誠実な仕事をする、ストイックなスポーツマンだ。小説を書くということは、体力がいるのだ。たぶん、サラリーマンも一緒だと思う。現場だろうがデスクワークだろうが。物理的に体力が必要というだけではなく、仕事にはいろいろなトラブル、苦難があるしそれを乗り越えていくには強いメンタルが必要だし、それを維持するためにカラダの臨戦態勢を保つという意味だと思う。「アンダーグラウンド」や「約束された場所で」を読んだときに感じたことだ。インタビューの内容はきっとヘビィなものだったろうし、誰に対しても背筋を伸ばしたしっかりした姿勢ができなければ、加害者と被害者の本当の声は拾えなかったんじゃない

    0
    2019年10月26日
  • 大いなる眠り

    Posted by ブクログ

    村上春樹訳。
    フィリップ・マーロウシリーズの第1作。
    複数の事件をマーロウが解決していく。
    村上春樹の解説が素晴らしかった。
    次→さよなら、愛しい人

    0
    2019年09月30日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    第1巻で、これからきっといつもの村上春樹のように非現実的に展開していくんだろうな、と予想したところが意外と現実的な展開を見せた第2巻。


    ファンタジー要素はあるけれど、不気味さを漂わせながらまだ地に足が着いているという感じ。
    免色という人物は、ごく普通の人間なのかもしれないと思い始めた。


    このまま現実的な方向性で行くのかもしれないと思いつつ、さらなる飛躍した展開を期待。

    0
    2023年07月08日
  • リトル・シスター

    Posted by ブクログ

    「行方不明の兄オリンを探して欲しい」と若い娘がマーロウの事務所を訪れた。


    2016.8.25発行 村上春樹訳 ハヤカワ文庫 購入

    0
    2020年04月24日
  • 高い窓

    Posted by ブクログ

    マーロウは資産家の老女に呼び出された。行方をくらませた義理の娘リンダを探して欲しい。とても貴重な金貨をリンダが持ち逃げしたというのだ。

    二度映画化。


    2016.9.15発行 村上春樹訳 ハヤカワ文庫  購入

    0
    2020年04月24日
  • 大いなる眠り

    Posted by ブクログ

    マーロウは資産家の将軍に呼び出される。娘が賭場で作った借金をネタにゆすられているという。犯人らしき男が経営する古書店を調べ始めた。

    2014.7.25刊 村上春樹訳 ハヤカワ文庫 購入

    0
    2020年04月24日
  • 村上朝日堂 はいほー!(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    やっぱり春樹のエッセイは面白い。
    プクッ…クスクスと思わず一人で笑ってしまう。
    割かし色々面倒な事考えてるんだなぁ…春樹って人は面倒な性格なんだろうなぁ…と、思いつつも何故だが春樹のエッセイを読んでいるとその面倒さも何だか可愛く思えてくる。
    今回のこのエッセイは笑える所もありつつ、でも根底にある雰囲気がちょっと切ない感じがする。
    何気なくパラパラ読むには本当に丁度いい。

    0
    2019年06月29日
  • 村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    シュールで、シュールすぎる、シュールな短編集。
    村上春樹さんは小説よりエッセイやこういう軽い話の方が大好きだ♪
    へんてこな話ばっかりなのに、ふとこれは村上春樹さんの周りのほんとの出来事なんじゃ…と思ってしまうリアリティ感をもってしまうのが春樹ワールドなのだよね。
    気分転換に軽く読めます。
    安西水丸さんの挿絵も◎!

    0
    2019年06月22日
  • 村上ラヂオ3―サラダ好きのライオン―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     若い女性が、村上春樹のエッセイを、どのような思いで読んだのだろう。作者も「まえがき」で、「両者のあいだには共通する話題なんてほとんど存在しない(はずだ)」と書いている。
     オジサンが面白く書いているエッセイと読むのか、内容が意外と重いので、大作家が人生を語っていると読むのか。
     語り口の軽さに反して、内容は重い。「愛は消えても」では、遭難救助の順を幾度も譲って自身は亡くなったアメリカ人男性の話題を取り上げて、親切心について考察する。
     「裁判所に行こう」では、裁判員制度で裁判員が量刑(死刑を含め)まで決める事に疑義を呈している。

    0
    2019年06月04日
  • 高い窓

    Posted by ブクログ

    登場人物の屑さが際立つ作品。
    マーロウが私たちが思っている『探偵』業をしっかりとこなしていて、ラストも謎解きしてくれるので最後まで読むべきですね。
    それにしても、レイモンド・チャンドラーは警察とお金持ちが嫌いなんだらうか?
    翻訳が村上春樹氏なので日本語訳もそれっぽいですが、言葉の並びや文章感は勉強になります。

    0
    2019年05月11日
  • 村上朝日堂 はいほー!(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    この時代の村上春樹のエッセイ、だいすき。ことばのチョイスとか生活の仕方とか好みとか、ぜんぶいいなあ。

    0
    2019年05月01日
  • 村上ラヂオ2―おおきなかぶ、むずかしいアボカド―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    エッセイなら楽しく読める。生活に密着しているからか?サラリーマンの生活とはかなり違うけど。

    河合隼雄さんの本も読んでみよう。

    0
    2019年04月25日
  • ランゲルハンス島の午後(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    村上春樹の暮らし方、地に足ついてるようでついてなくて、少しだけ宙に浮いてるみたいで、だいすきだ。
    午後のレストランでちょっとした料理とお酒をゆっくり嗜みつつ、本読みたい。

    0
    2019年04月13日
  • 村上朝日堂(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    「あたり猫とスカ猫」猫にはあたりとスカがあるという。外見ではわからず、血統もあてにならない。何週間か飼ってみるとやっとわかる。村上氏の経験から、あたりにめぐりあう確率は3.5匹から4匹に一匹だそうだ。私が猫だったら間違いなくスカになるだろうから、ペットとしての面白みは足りないけど、スカに共感。

    0
    2025年07月27日
  • 翻訳夜話

    Posted by ブクログ

    競訳。英語の授業でもなければ、なかなか2つの訳を読み比べることはないので、それだけでもとても面白かった。まして、翻訳の大御所と言われるこの御二方でも、こうも原文の雰囲気の捉え方が異なるのかとわかり、驚き。それほど、本は作者の手から離れたあとは誰のものでもないということだ。そして、翻訳の際は文章の声にひたすら耳を傾けている、と、村上氏。身に染みます。

    0
    2019年03月16日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

    Posted by ブクログ

    春樹のエッセイを読んでいると、たまに出てくる東京するめクラブ。なんだか楽しそうだなと思っていたらこの本を発見!
    文庫でも千円すると言う外文の文庫かと思うような値段だったが、開けばカラーの写真満載!
    なんともディープなそこに行くんだ…と言う濃い旅エッセイ。ゆる〜くゴロゴロしながら面白おかしく読めるところがいい。まだまだ日本にも世界にも、知らない世界があるなぁと呆れつつも感心する。

    0
    2019年03月12日
  • 日出る国の工場(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

     初出1987年という古い本。村上氏の卑近なたとえ、水丸氏のほんわか図画、とともに7件の工場の見学記。CDとコム・デ・ギャルソンの話が特に面白い。専門家ではない人の独特の視点もわかるし、もっと突っ込んでくれ、という独り言も言えるなど、すぐ読み終わるものの楽しい本。30年以上前とは思えない新鮮さもあり、読んでよかった。もうすこしボリュームがあるとさらに良かったかも。

    0
    2019年02月19日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

    Posted by ブクログ

    村上隊長率いる東京するめクラブの旅行記。
    行ったことのある熱海や江ノ島については彼らと全く同感だった。
    熱海は確かに寂れているよな、とか江ノ島は山を超えて裏の方までいくと確かにただの観光地ではなく秘境だよな、とか。
    サハリンはもちろん行ったこともなかったけど、北海道と雰囲気が似ているとあり、なんとなく空気感を想像できた。
    観光ガイドには乗っていない話ばかりで、どの旅行も興味深かった。

    0
    2019年02月04日