村上春樹のレビュー一覧

  • 村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」

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    蛍は未読、1984は既読。でもさすがの春樹ワールドで、なんか既視感を覚えてしまう。1984は細かいことだいぶ忘れてますな。でも今や、あまりに有名なこのコンセプトは、色んなところで目にするって意味での既視感は大アリ。なるほど。

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    2025年11月17日
  • 街とその不確かな壁(下)(新潮文庫)

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    世界の終わりとハードボイルドワンダーランドがとても好きで、手に取った。読み終わるその最後まで、この物語がどこに向かっているのか掴めない、そんな世界が続いていた。

    私たちは人生や物事に何らか自分だけの意味を見い出そうとし、そしてそれを掴むことはできない。主人公の大きな喪失の中、それでも彼の人生は続く。何を排除しても、彼の中の時間が止まったとしても、季節は進む。変わりゆく、移ろいゆくものとして。

    自分という存在の不確かさの中で、意識とは別の、心が深く願うその先に、心が連れていくその先に向かって。

    影か、本物か、どちらも自分。現実か、非現実か、自分の心が作り上げた幻想と、自分の意識が作り上げた

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    2025年11月16日
  • 一人称単数

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    行きずりの女から送られてきた歌集。中心が沢山あって外周を持たない円。実在しないレコードの批評記事。すり替えられたアイデンティティ…。日常の風景の隙間に突然混入する非現実。現実と非現実の曖昧な境界を描いた8編のメタフィクション。
    「一人称単数」(2023)村上春樹
    #読書好きな人と繋がりたい

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    2025年11月15日
  • 風の歌を聴け

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    数年前に読み、今年に『羊をめぐる冒険』を読み、デビュー作からの三部作になっているということを知り、再読した。
    淡々と時が流れていくし、何がどう発展していくのか見当もつかないが、間違いなく雰囲気がお洒落だ。

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    2025年11月14日
  • ねじまき鳥クロニクル―第1部 泥棒かささぎ編―(新潮文庫)

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    ひっさしぶりの村上春樹。
    ふらっと立ち寄った古書店で見つけて即購入。
    わかりやすいストーリーものというより登場人物の延々と続くモノローグにどこまで耐えられるかのチキンレース感に苦労したけど何とか一巻は読み切った。

    最近疾走感のある作品ばっかりに触れることが多かったからこんだけ長編だと結構休憩挟まないと疲れちゃう笑

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    2025年11月14日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    不思議の国のアリスのような不思議な感覚を覚える。カーネルサンダースが現れて、道を先導するシーンなど特に。
    内容は上巻に比べてより哲学的で難解な気がする。
    読み終わって謎が解き明かされない部分もあり、モヤモヤするところもあるが、もっと読み込めば理解できるのだろうか。

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    2025年11月14日
  • 大いなる眠り

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    マーロウが格好いい
    この疾走感、差し込まれるジョークなど独特の魅力を感じた
    確定させない部分(運転手を誰が殺したか等)はこれはこれで、と思える

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    2025年11月13日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    とても不思議で幻想的で謎めいていて、何が良いのかと聞かれると、具体的にどこが良いとは答えきれない、だけど魅力的で読み始めるとのめり込んでしまう作品だった。
    15歳で家出をした少年と猫と話すことができる老人のストーリーが並行して進行し、終盤につれて交錯に向かっていく。
    物語は暗喩に満ちていて、おそらくその大半は自分の理解の及ぶ範疇にはない。
    そこを理解できるようになればもっと楽しめるかもしれない。

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    2025年11月10日
  • 風の歌を聴け

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    もう一度村上春樹を読み直そうと思って第一作から手を出し直したが、不思議なことに私がまだ産まれていない70年代の空気感を随所に感じることができ、ノスタルジックな感覚に陥る。

    第一作目ということで、春樹要素は比較的薄いが、異様にビールとタバコを嗜みながら女性と無意味なひと夏を過ごしたい気持ちにさせてくれる。
    (私自身タバコは吸えないんだけど…)

    「本なんてものはスパゲティーをゆでる間の時間つぶしにでも片手で読むもんさ。」という一言がやけに心に残った。

    次は『1973年のピンボール』。

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    2025年11月09日
  • 螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)

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    直接的な表現が少なく、メタファーを孕んだような物が多く難しかった。3つのドイツ幻想がなぜか異様に心に残った。

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    2025年11月09日
  • 一人称単数

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    はじめての村上春樹でした。3.4年前からずっと読みたくてやっと購入。この本を読んだ友人が「石のまくらに」の話をしていて、面白そうだと思ったのだった。
    個人的には、「石のまくらに」「品川猿の告白」「一人称単数」が好きだった。文体がすごく読みやすく、すらすらと読めた。結構短いというのもあるからかもしれない。けど、ジャズや野球に関することが出てくるときは、全く知識がないのであまり楽しめなかった。他にも村上春樹の作品を読みたいと思えました

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    2025年11月09日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    優れた作品で面白いけど、伏線から回収までの時間が短いからストーリー展開が人為的に感じる。その方がわかりやすいという利点があるのだろうけど、不自然。

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    2025年11月09日
  • ラオスにいったい何があるというんですか?

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    ラオスに行こうかな、とふと思い立って何があるんだろう、とまさにタイトル通りの疑問から再読。結論、「これ」というものはないけれど、旅ってこういうものだよね、と。目的を持っていく旅を今わたしは求めてるんだな、と逆説的に理解。

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    2025年11月08日
  • 東京奇譚集(新潮文庫)

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    村上春樹が続いています。短編集は2冊目。奇譚集なので不思議なお話がたくさん。
    最後の品川猿は、あんまり村上春樹らしくなかったかな。村上春樹の小説にカウンセラーが出てくると違和感。人間の中にある言葉にできない心の動きを追うのが好きなのに、カウンセラーが出てくると言語化されちゃう感じがするからかな。

    村上春樹の小説は「引き受ける」という言葉がたくさん出てくる(気がする)。私はこの言葉が好きだ。主体性のある感じがするし、責任を伴う感じも良い。村上春樹の小説の中では、自分自身の人生の課題を引き受けるとか、パートナーの人生そのものを引き受けるとか、そんな感じでこの言葉が使われる。主人公たちのそんな生き

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    2025年11月08日
  • 回転木馬のデッド・ヒート

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    初・村上春樹でした。
    小説とは言い切れない短編集。誰かから聞いたアイデア集のようなもの、というけれどどこからフィクションでどこからがノンフィクションなのか曖昧さも含めての作品集だと思う。
    文章のリズム感が独特で、読んでいてこんなに楽しい気分になるのは珍しい。村上春樹の作品が好きな人の気持ちがわかる気がする。

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    2025年11月07日
  • 虚言の国  アメリカ・ファンタスティカ

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    10代の頃、「外国の小説ってなんでそうなるの?みたいな展開が多くてよくわからん」と思って幾星霜。大人になって外国文学の面白さをようやく知ったのですが、この小説はあの10代の感覚を久しぶりに呼び覚ましました。なんでそうなるの?の連続。でもこれが現代アメリカなら、会話が出来ないんじゃ?と思わせられること然り。行動に脈絡がない。

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    2025年11月07日
  • スプートニクの恋人

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    夜明け前に「記号と象徴の違いとは何か」なんて電話で叩き起こされても許せるくらいすみれのこと大好きな主人公かわいい〜と思った。村上春樹作品にしては読みやすいし登場人物がみんなチャーミングで、好きな感じ。

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    2025年11月05日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    村上春樹の作品を最新作から遡って過去作品まで、代表的なものは抜かさずに読んできたけれど、この本はなかでも幻想的で起承転結がある作品だった。

    フィクションっていうのかな、、、良い悪い、面白い面白くないは別として、こんなにファンタジー味が強いのは今作が初めてだったかも。

    私的村上春樹の良さって、彼の確固たる世界観なんだけど、だからとのキャラにも似たような言い回しとかあってもむしろ大歓迎なんだけど、今回に限っては「いやーその台詞はこの状況で言うかな」「この心理状態になるか…?」という、物語で勝負したからこその抵抗があった。
    なんていうんだろ、もちろん既存の散りばめられた名言や美しい文体とかはその

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    2025年11月04日
  • アフターダーク

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    わたしにとって初の村上春樹。ずっっっと面白かったんだけど読み終わった瞬間の感想は「は???」だった。余地が残されまくってて、ピリオドがない物語って感じ。最近流行りのストーリー性のあるMVを見てるような気分にもなった。考察しがいがあるというか。他の村上春樹作品もこんな感じなんかな?なるほどこういう作風ね〜で納得しといていいのかが不安…。他の作品も読んでみなきゃな…。(これで村上春樹ワールドに引きずり込まれるのかな。)

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    2025年11月03日
  • レキシントンの幽霊

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    特に印象に残っているのは、「レキシントンの幽霊」だ。明るいようなこわいような、不思議な伝統。
    「氷男」も面白かった。氷は未来という概念gないにも関わらず、最後の結末(未来)は氷男自身わかっていた未来なのではと思うと、改めて彼は何者だろうかと思った。
    短編であっても惹きつけられる世界観だった。

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    2025年11月03日