村上春樹のレビュー一覧

  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫)

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    「エレベーターはきわめて緩慢な速度で上昇をつづけていた。おそらくエレベーターは上昇していたのだろうと私は思う。しかし正確なところはわからない。(中略)あるいはそれは下降していたのかもしれないし、あるいはそれは何もしていなかったのかもしれない。」

    というとても村上春樹的な読者に悶々としたものを残すような曖昧で煮え切らない表現から始まる。
    序盤から村上ワールドが全開だ。

    近未来の現実世界と幻想世界での2つのストーリーが平行して進んでいくため、序盤は話が飲み込みづらいが終盤にかけてこの2つの世界に繋がりがあることが徐々に明らかになっていく。

    SFやミステリー的な要素が盛り込まれているため、序盤

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    2026年03月21日
  • 風の歌を聴け

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    友人の勧めで村上春樹作品を初めて読んだ。普段読む本とテイストが違って、1回サラッと読んだだけでは全部を掴み切れてない感じがする。若い男の夏の話で、読んでいた時に感じた雰囲気はドラマのビーチボーイズっぽい感じ。

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    2026年03月20日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    たまに読み返したくなる。本を読めてない時期にリハビリを兼ねて読むことが多い。
    「タフでいなければいけない」は何故か覚えていて、少年の不安定さや偏った目線を通して見る登場人物は実際には全く普通の人かもしれないと思えるし本当にそう言う人かもと思えて、変な感覚になる。

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    2026年03月20日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    村上節は強め、ナカタのじいさんののんびりしたところは好きです、15歳でタフなカフカっちはどうなっていくんだろうかおらっちは、気になる

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    2026年03月19日
  • 一人称単数

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    村上春樹さんの作品を今回で初めて読んだ。全体を通して思ったことは下ネタが多いなということと独特の空想感があるなということだ。正直少し拍子抜けした感じは否めないが不思議な気持ちにはなったしもう1回読んでみようかなという気持ちも芽生えた。ただ、思ったより女性が怒りそうな描写が多いようには感じたが、これが村上春樹なのだと思えば逆に清々しくも思えた。

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    2026年03月16日
  • 風の歌を聴け

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    借りた本
    レゾン・デートゥル
    断片が重なって、映画みたいだった
    神戸が舞台みたいだけど、アメリカの話が多くて、どの国の話を読んでるのか錯乱する。現実と距離を感じた
    文体でこんなに読ませてしまう才能が悔しい。
    ほかの村上春樹も読んでみたい。

    夏の空気感を主人公が感じるところが好きだった

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    2026年03月18日
  • 一人称単数

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    不思議な感覚になる

    初の村上春樹。友人に勧められ、読んでみることに。全8作の短編集。最初は主人公はバラバラであると思っていたのだが、後半にかけておそらく同じ人物が主人公なのではないかなと考えた。

    音楽に関する教養が出る作品だと思う。ほとんどの話にクラシックやジャズなどの作品が登場していた。知らないものばかりで、知識をつけなければと思った。

    現代では使わないような(少なくとも若者層には伝わらないような)漢字を取り入れていたり、言い回しが難しいところに村上春樹みを感じた。

    1番好きだった話は最後のもので、主人公の思考回路にとても共感を覚えた。しかし、1番謎めいていた話もそれである。純文学を

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    2026年03月15日
  • 一人称単数

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    村上春樹の作品を初めてよんだ
    短編集だから初めてにピッタリだとおもう

    「遠距離恋愛のガールフレンドを相手方家族とのドライブ帰りに自分勝手な理由で振り」、「雑誌に架空のレコードをでっちあげた記事を書き」、「知人(女性)の顔の悪さを長々と評する」・・とか伏線回収が綺麗に終わるとかではないが凄い考えるし引き込まれる文章力が凄い

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    2026年03月15日
  • スプートニクの恋人

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    村上春樹には苦手意識があったが、本作は楽しめた。性描写が抑えめ?な印象を受けた。おそらくそのためかと。

    「愛している」にもいろんな形があって、その違いのせいか、近くにいてもどこか寂しい三人の姿がリアルだった。
    あちら側の自分と、こちら側の自分。消えたすみれを探しながら、ぼくとミュウもまた自分を探していたのだろう。ラストシーンがすてき。

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    2026年03月13日
  • 女のいない男たち

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    村上春樹が書く短編集はどんなものか気になり、本作を読みました。
    気になった1章、2章、6章を読みました。
    個人的に2章が一番面白かったです。

    ただ、僕はやはり長編の方が好きかもしれない。一つの世界にどっぷり浸かりたいタイプなんだなと改めて思いました。

    少し、もの足りなかった!

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    2026年03月12日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

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    初めて読んだ村上春樹先生の作品。何年前に読んだか分からないくらい、すっかり忘れているので読み直し。

    なんだかよく分からない不思議な雰囲気で進む。1984年の時代を背景に、実際の事象に関連して物語が進むのかと思いきや、微妙におかしな感じになっていく。
    なので、どのように進んでいくのか検討もつかないところが面白いと思う。
    登場人物は普通そうで普通じゃない。みんな優秀だけど、かなりアクが強い。これはお気に入りのキャラとか、言ってられないヤツだ。みんなが主張する。

    一方で、雰囲気が上品で、流れが綺麗な文章。濃ゆい内容のところも、あまり疲れず読める気がする。

    次の巻、楽しみというよりも、続きがどう

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    2026年03月10日
  • 風の歌を聴け

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    風とは、小指のない彼女が「父親が亡くなってからいつも私の上には悪い風が吹いてる」というところ、宇宙やはるか彼方から現代までの時間軸に流れる風、、ただそこにある、運命や宿命のような、感じることができるもの、、
    だけれど、擦れたような、悟ったような主人公僕はそれに流されたくないような、それに逆らって?ハートフィールドのように傘をさしてビルから飛び降りることも出来る、

    村上春樹さんの処女作は美しく、性描写も奥ゆかしい伝統的な日本純文学に逆らった、、煙草やお酒、鳴りっぱなしのラジオや音楽、奔放な恋愛、自由で怠惰、退廃的な学生生活が書かれた本でした

    意図的に時間や登場人物をいじって交わらせたり、離し

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    2026年03月10日
  • 街とその不確かな壁(下)(新潮文庫)

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    個人的には現実に戻った私がなぜ影の自覚がないんだろうと気になった
    イエローサブマリンの少年が幸せだといいが、残された家族の心配具合を見るとなんだかなと思った

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    2026年03月09日
  • ランゲルハンス島の午後(新潮文庫)

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     水丸さんの挿絵では、20頁の、たぶん雨降りの絵が好き。木立に黒い線が走っているだけなのにすごく雨降りで、飾りたい気持ちで見つめた。(たぶんなの?すごくなの?)1986年11月に光文社から出たエッセイ集とのことで、夫と同じ歳。ぽかぽかのんびりな春樹節でした。

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    2026年03月08日
  • アフターダーク

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    ネタバレ

    人々が眠りにつき、世の中が静まり返る時間に起きていること。それだけでどこか美しさのようなものを感じた。静けさの中にある一人一人の感情は、昼間を生きる人たちよりも濃く、人生の色がより鮮明に感じられるように思えた。

    物語は全体的に淡々としていて、読んでいると真っ白で何もない部屋の中に閉じ込められているような、不思議な感覚にもなった。

    作中にはさまざまな音楽も登場し、実際に曲を聴きながら読み進めた。タイトルの「アフターダーク」は日没後、暗くなってからという意味で、ジャズの曲に由来していることもこの作品を通して初めて知った。

    読んでいるあいだ、ずっと「よく分からない」という感覚が続いていたが、そ

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    2026年03月07日
  • 風の歌を聴け

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    村上春作品を刊行順からもう一度読んでみようと言う気になり再読。

    一言で表現出来ないのだけど、
    氏が目指している総合小説(この世の生き死にも全て包含するような小説)の萌芽が見えなくも無いかな。

    精神を壊した女性、井戸のモチーフ、音楽からの引用もこの時期からアイテムとして用いられています。

    あとづけかもしれないけど、栴檀は若葉より芳し、です。

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    2026年03月06日
  • 走ることについて語るときに僕の語ること

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    ネタバレ

    あまり村上春樹さんの本を読んだことはないけど、どこかでおススメされていて気になって読んでみた。

    ストイックという言葉でまとめてしまえばその一言に尽きるけど、小説と真っすぐ向き合うように、自分の体と向き合う姿はとても好感が持てた。
    こういう真っすぐな人に憧れがある。
    脇目もふらず、というほど堅くがむしゃらな感じではないけど、自分の目的のためにしっかり歩める人。
    ちょっとかっこつけている?おしゃれな感じ?の言い回しが引っかかる部分はあったけど、全体通して楽しめた。

    ランナーは楽しくて走っているんだと思っていたから、練習自体は「つらいな」「今日は走りたくないな」という日もあるということに驚いたし

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    2026年03月04日
  • 風の歌を聴け

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    内容が難解でした。
    半分ちょっとで断念。
    『ノルウェイの森』があんなに面白かったのに…
    読みきれなくて残念です。

    でも、素晴らしい文章は見つけた!
    ●完璧な文章などといったものは存在しない
    ●あらゆるものから何かを学び取ろうとする姿勢を持ち続ける限り、年老いることはそれほど苦痛ではない
    ●文明とは伝達である。もし何かを表現できないなら、それは存在しないのも同じだ。

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    2026年03月01日
  • 風の歌を聴け

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    羊をめぐる冒険を読み終わってから読んでいるので鼠ってこんなキャラだったんだとか、鼠のその後を知っているだけに色々と思うところがある。
    「風」と表現されているところは、気づいた限りでは三箇所(他にあったかもだけど、ご勘弁)。
    火星での話しと、レコード屋の彼女との会話と、ラジオDJ宛の手紙。
    それぞれ、
    火星→観念的な存在としての風
    レコード屋→風向き
    手紙→自然の風
    と違う意味合いで使われているが、自分なりに魔解釈すれば「風」とは「時」を指しているのかなと思った。
    火星では「時の歪み」として現在と未来を繋げていたり、風向きは悪い過去から良い未来へを願っていたり、手紙では自然の風を感じることで、今

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    2026年03月01日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    上巻と比べて、登場人物たちの空想の世界、心理描写が多く、ふわっとした読書体験だった。
    個人的には上巻での、ナカタさん・カフカくん・大島さんの暮らしの様子が読んでいてとても幸せを感じる。

    下巻では、上巻以上にナカタさんが愛おしくなっていく。石を探す方の中で、石さんと話したり、何をするかはわからない中で、行き先を決めて行く様子。「ナカタにも、行ってみないとわかりません」と繰り返す。笑
    星野くんが振り回されながらも、寄り添ってくれていてナイスコンビだった。

    総合してすっきりした読み味で好みの小説だと感じた。

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    2026年02月26日