村上春樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ村上春樹氏が翻訳していなかったら、きっと読まなかっただろうな、という作品。でも、結果としてはなかなかよかった。
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もともと1958年発表の作品ということで、70年も前の作品。
一言で言えば刑事もの、否探偵もので、探偵が何とも不思議な事件に巻き込まれつつ、最後は痛快な終わり方をするものです。
殺人事件あり、暴力あり、さらにはその事件には大金持ち、美女らが絡んでくるので舞台装置としても絵になる設定だと思います。
ただ、この主人公の探偵、フィリップ・マーロウなる人物、彼がひとからならぬ頑固さを持つ人で、なんというか、読んでいる読者でも『なぜ素直にならない!?』とイライラするのではないで -
Posted by ブクログ
一つの街のほんの数時間の話だけれど多くの出来事が重なり合うことで、一人一人の人生まで想像させられる作品。
登場人物は全員謎なまま登場し、謎なまま物語が終わる。それぞれが謎な存在であるため、夜になると全く表情を変えるこの街がさらに強調される。様々な悩みを抱えているが、無意識中にそれぞれが相互的に救いあっていることを感じた。
高橋とマリの会話劇がチャーミングであり、どこか深みがあり没入できるところも魅力の一つと感じた。
この作品の視点は一人称視点ではなく、また、どの視点から物語を眺めているのか読者自身も捉えられないところも面白かった。防犯カメラの視点を飛び回っているような、天井に張り付きながら空