村上春樹のレビュー一覧

  • 翻訳夜話2 サリンジャー戦記

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    徹底的に「キャッチャーインザライ」を掘り下げる。また、読みたくなってしまった。野崎訳も村上訳も。

    ・グールドの音楽に対する姿勢
    ・アメリカではヨーロッパと違って、引きこもりがハードな形になりがち。
    ・『海辺のカフカ』におけるネコ殺しへの反応。人間殺しより過剰。イノセントに対する反応か。
    ・柴田氏が挙げた『アメリカの息子』『見えない人間』『ブラック・ボーイ』『ポートノイの不満』

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    2012年11月05日
  • 翻訳夜話2 サリンジャー戦記

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    一冊丸々キャッチャー・イン・ザ・ライであり、一冊丸々サリンジャー。こういう深い読み方ができたら、本をよむのもずっと意味のあることになるのだろうな、とおもう。サリンジャーという人間の人種的背景や育ってきた環境も含めてこの大ヒット小説を読む。この本の強い強い吸引力のようなものの元を明らかにしていく。すごく分かりやすいと同時に、色々と言われているけれどとりあえずもう一度キャッチャーを読みたい、ホールデンに会いたい、と思わされた。こんな風に本が読めたらなあ、こんな風に好きな本について話せたらなあ、と思わざるを得ない。良き本を書く人は同時に良き読み手でもあるし、わたしに介入の余地はないし、とりあえずキャ

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    2012年10月31日
  • 日出る国の工場(新潮文庫)

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    村上×安西のコミカル・コンビ。全体にひょうひょうとしているが、酪農のところだけ、結構、衝撃を受けた。精液を絞り出すところとか、最後は食用になるとか。「経済動物」(愛玩動物の反対語なのだろうか)という言葉もすごかった。

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    2012年10月28日
  • リトル・シスター

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    リトル・シスターとはそういう意味だったのか。マーロウは相変わらずカッコいいけど、誰が誰を殺したのかいまいち分からない。女優2人はすごい美人のような気がする。青豆さんの仕事はここから発想されたのかな?

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    2012年09月29日
  • 人生のちょっとした煩い

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    「この本知ってる?」「何年か前に、本屋さんで見かけたけど買わなかったんだよね」という会話をして数日後、自分の本棚のすみっこに収まっているのを見つけた。あのとき、「人生のちょっとした煩い」というタイトルに惹かれる自分がちょっといやだなと思って書店の棚に返したつもりだったのに。

    冒頭の初期作品は、ユーモラスでいきいきした印象。作家の書く喜びが前面に出ていて、そのワクワク感に同調して楽しめる。差しこまれる言葉のイメージが鮮やかで、ハッとさせられるのも心地よい。最後の2編はちょっと難解でぶっとんでいる。ひとつ読み終えるごとに、ほっと一息つきたくなる満足感。

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    2012年09月24日
  • 翻訳夜話2 サリンジャー戦記

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    J.D.サリンジャーの『The Catcher in the Rye(キャッチャー・イン・ザ・ライ)』は野崎孝訳「ライ麦畑でつかまえて」で親しまれてきたのだが、2003年に村上春樹が翻訳権を持つ白水社からあらたな訳で『キャッチャー・イン・ザ・ライ』として出版することとなった。

    その翻訳に関わる経緯や翻訳中の解釈を対談を通じて解説しているのがこの書。

    村上春樹は、どっぷりとこの作品に浸っていると言うよりも、少し離れた視点から眺めているようだが、それゆえに非常に深く見通している感がある。

    ジョンレノンを射殺したマーク・チャップマンや、レーガン元大統領を狙撃っしたジョン・ヒンクリーについては”

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    2012年09月22日
  • 翻訳夜話2 サリンジャー戦記

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    村上春樹がどういう意図で『キャッチャー•イン•ザ•ライ』をあのように訳したかぎ分かる本。さらに『キャッチャー』の謎に包まれている部分がどこで、対談をしている二人がどう考えているのかが分かる。
    キャッチャーにつかなかったあの解説も読めたし満足できた。柴田元幸のCall Me Holdenもホールデンと同じ口調で書かれていて、とても面白かった。

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    2012年09月14日
  • 象工場のハッピーエンド(新潮文庫)

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    いつかしたり顔でジャズについて語れるようになりたいものだ、とは思うものの。

    これで本が成立するのだから、村上春樹とはボロい商売です。

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    2012年08月16日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    ネタバレ

    第一章の名古屋編は是非とも、名古屋以外の出身で名古屋に住んだことのある人に読んでもらいたい。名古屋に感じる違和感をガツンと言い当てていると思う。上記に該当する方は名古屋に関する記述をいくつか引用してあるのでご覧になってみて下さい。なるほどと思うはずです。

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    2012年10月21日
  • 日出る国の工場(新潮文庫)

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    【レビュー】筆者が、様々な工場・または工場として捉えた産業の現場を見学し、日本という国における人間の営みをそのまま露わにしたような工場見学エッセイ。
    変に鋭い観察眼から見た日本の工場・現場が、好き勝手な随想とユーモアと共にゆる〜く著されている。
    面白かった。色んな意味で。

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    2012年07月26日
  • 翻訳夜話2 サリンジャー戦記

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    これは先日レビューを書いた
    「翻訳夜話」の第2段として
    出版されたもの。

    しかも今回はタイトルにあるように
    「サリンジャー」キャッチャーインザライ
    つまり、「ライ麦畑でつかまえて」
    に、ついてエンエンと語ったもの。

    そもそもホントはこれが読みたくて、
    翻訳夜話から読んだようなもので、
    話は遡ること3年前の夏。

    初めて村上さんの訳で
    キャチャーインザライを読んだ
    所まで戻ります。

    正直キャッチャーはぼくには
    難解過ぎて、読みどころが
    全然分からないまま空中に
    放り出されたような感覚で
    しがみつくように最後まで
    読んだことをよく思いだします。

    そこで、最後の砦として
    「訳者後書き」を楽し

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    2012年07月15日
  • 象工場のハッピーエンド(新潮文庫)

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    掌編? いいえポエム? とても短い春樹のライトな文章と安西水丸氏のイラストがさくっと楽しめる一冊。
    本当にすぐ読めましたね。ほとんど水丸氏のイラスト集のようなものです。よく春樹作品の装丁とか携わってますね。村上朝日堂とか。残念ながら持ってないし読んだことないんだけど。ここに収められた春樹の作品で一番好きなのは「鏡の中の夕焼け」です。犬かわいい。あと「マイ・スニーカー・ストーリー」に騙されました。くっそくっそwww 「スパゲティー工場の秘密」で踊る羊男と双子の208と209が可愛いですねーやっぱ春樹ってスパゲティなのかいw

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    2012年06月12日
  • 翻訳夜話2 サリンジャー戦記

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    キャッチャーインザライを読んだ直後にこの本を読んだので、さらっと読めました。本編で感じた思いを強くすることができてとても良かったです。
    村上春樹氏は作家といえば作家なんだけど、このような本の時はまるで文学の先生か学者のような印象を持ちます。

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    2012年05月12日
  • 意味がなければスイングはない

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    初めて読んだ村上春樹本。
    ピアニストの逸話やスガシカオまでさまざま書かれているけど、この人は評論が得意なんではないかと思う。それぞれの音楽家達がまるで短編小説の主人公のように見える。音楽好きには中々良い本です。

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    2012年05月07日
  • 翻訳夜話2 サリンジャー戦記

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    ’Catcher’が「反成長小説」だということにすとんと納得した。アメリカ文学とイノセントっていうのは割と典型的なテーマだと思うけれど、そういった制度化から抜け出して'Catcher'を純粋に考えていこうとする2人がとても興味深かったし、対談のほか、村上春樹訳「キャッチャー・イン・ザ・ライ」に収録できなかった訳者解説と柴田氏による"Call Me Holden"も読めるのでお得感(笑)。

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    2012年05月01日
  • 人生のちょっとした煩い

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    ペイリーさんの処女短編集です。
    人生においてのうまくいかなさ、ちょっとしたズレを、相変わらず(こちらのが先に書いているのだから当たり前だけど)のユーモアと少しの皮肉、そしてイディッシュ語などのユダヤ文化風味で描いています。

    「いちばん大きな声」がマイフェイバレット。

    一家に一冊グレイス・ペイリー!

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    2012年03月05日
  • 最後の瞬間のすごく大きな変化

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    〈人生のかすかな苦みが込められた短編集〉

    著:グレイス・ペイリー

    日常のちょっとした苦み溢れる出来事をウィットにとんだ素晴らしい文章で優しく包んだ短編集です。

    まれに耳にするような話や身近な出来事、それらはビターなものであるはずなのに何かすごく愛しい。

    村上春樹曰く、そんな「中毒性のある」「もうこれなしではいられなくなる」文章。

    たった三作の短編集で文壇のトップに居続けているペイリーおばあちゃん、感服しました!

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    2012年03月05日
  • 人生のちょっとした煩い

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    ネタバレ

    「ペイリーさんの小説は、とにかくひとつ残らず自分の手で訳してみたい」と村上氏が語る、
    アメリカ文学のカリスマにして伝説の女性作家の第一作品集。
    キッチン・テーブルでこつこつと書き継がれた、
    とてつもなくタフでシャープで、しかも温かく、滋味豊かな十篇。
    巻末にデビュー当時を語ったエッセイと訳者による詳細な解題付き。

    アメリカ文学、ヘミングウェイに続きグレイスペイリー。
    訳が村上春樹。

    10篇の短編集なのだが、
    通して思った事が、この人が書く話は、取り立てて特別な出来事を書いていない事が印象に残る。
    だけども、読んでいて面白いし、何処か哀しみや憂いを含んでいる。

    10篇のうちいくつかの感想

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    2012年01月29日
  • 村上朝日堂 はいほー!(新潮文庫)

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    20年前の村上春樹
    新書の大きさの黄色い表紙のきれいな本です。
    村上さんは5年くらい前に「世界の終わり…」がはじめてですが、いっときはまってしまってい〜っぱい読みました。村上春樹のちょっとエロいとことがボクのお気に入りですが、このエッセイは気ままな随筆というかんじで楽しく読むことができました。

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    2015年03月18日
  • 翻訳夜話2 サリンジャー戦記

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    この本を読んだ後に「ライ麦畑で捕まえて」を読むと
    「ライ麦~」がすごいイイ作品だとわかる

    「あ。ここはあの時、柴田さんと村上さんが言ってた所か~フムフム」
    「なるほどね、ここは次のあそこに繋がっていくわけね~フムフム」

    「ライ麦~」の事だけじゃなくて二人のお話が興味深い

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    2011年10月20日