村上春樹のレビュー一覧

  • 東京奇譚集(新潮文庫)

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    村上春樹が続いています。短編集は2冊目。奇譚集なので不思議なお話がたくさん。
    最後の品川猿は、あんまり村上春樹らしくなかったかな。村上春樹の小説にカウンセラーが出てくると違和感。人間の中にある言葉にできない心の動きを追うのが好きなのに、カウンセラーが出てくると言語化されちゃう感じがするからかな。

    村上春樹の小説は「引き受ける」という言葉がたくさん出てくる(気がする)。私はこの言葉が好きだ。主体性のある感じがするし、責任を伴う感じも良い。村上春樹の小説の中では、自分自身の人生の課題を引き受けるとか、パートナーの人生そのものを引き受けるとか、そんな感じでこの言葉が使われる。主人公たちのそんな生き

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    2025年11月08日
  • 回転木馬のデッド・ヒート

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    初・村上春樹でした。
    小説とは言い切れない短編集。誰かから聞いたアイデア集のようなもの、というけれどどこからフィクションでどこからがノンフィクションなのか曖昧さも含めての作品集だと思う。
    文章のリズム感が独特で、読んでいてこんなに楽しい気分になるのは珍しい。村上春樹の作品が好きな人の気持ちがわかる気がする。

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    2025年11月07日
  • 虚言の国  アメリカ・ファンタスティカ

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    10代の頃、「外国の小説ってなんでそうなるの?みたいな展開が多くてよくわからん」と思って幾星霜。大人になって外国文学の面白さをようやく知ったのですが、この小説はあの10代の感覚を久しぶりに呼び覚ましました。なんでそうなるの?の連続。でもこれが現代アメリカなら、会話が出来ないんじゃ?と思わせられること然り。行動に脈絡がない。

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    2025年11月07日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    村上春樹の作品を最新作から遡って過去作品まで、代表的なものは抜かさずに読んできたけれど、この本はなかでも幻想的で起承転結がある作品だった。

    フィクションっていうのかな、、、良い悪い、面白い面白くないは別として、こんなにファンタジー味が強いのは今作が初めてだったかも。

    私的村上春樹の良さって、彼の確固たる世界観なんだけど、だからとのキャラにも似たような言い回しとかあってもむしろ大歓迎なんだけど、今回に限っては「いやーその台詞はこの状況で言うかな」「この心理状態になるか…?」という、物語で勝負したからこその抵抗があった。
    なんていうんだろ、もちろん既存の散りばめられた名言や美しい文体とかはその

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    2025年11月04日
  • アフターダーク

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    わたしにとって初の村上春樹。ずっっっと面白かったんだけど読み終わった瞬間の感想は「は???」だった。余地が残されまくってて、ピリオドがない物語って感じ。最近流行りのストーリー性のあるMVを見てるような気分にもなった。考察しがいがあるというか。他の村上春樹作品もこんな感じなんかな?なるほどこういう作風ね〜で納得しといていいのかが不安…。他の作品も読んでみなきゃな…。(これで村上春樹ワールドに引きずり込まれるのかな。)

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    2025年11月03日
  • レキシントンの幽霊

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    特に印象に残っているのは、「レキシントンの幽霊」だ。明るいようなこわいような、不思議な伝統。
    「氷男」も面白かった。氷は未来という概念gないにも関わらず、最後の結末(未来)は氷男自身わかっていた未来なのではと思うと、改めて彼は何者だろうかと思った。
    短編であっても惹きつけられる世界観だった。

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    2025年11月03日
  • 国境の南、太陽の西

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    ひたすらに内側で底が見えなくて、暗くて重い。過ぎていく時間も結局は自分はどこまでも自分でしかないことも、全て現実としてそこにあるけれどそれでも今生きているのだから続けなければならない。

    でもあまり今の私には鮮明に自分に重ねながら読むことはできなかった。もっと歳を重ねてからまた読みたい。

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    2025年11月03日
  • 街とその不確かな壁(下)(新潮文庫)

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    下巻読み終わりました。村上春樹の小説は読み始めたら止まらない。
    今回の小説は、どうしてこの登場人物がこの物語に必要だったんだろうって思う人がたくさん出て来た気がする…村上春樹なので特にその訳が最後にはっきり回収されることはない…その理由を自分なりに解釈できるようになるための知識や想像力なんかがあったら、もっともっと村上春樹を楽しめるんだろうななといつも思う。

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    2025年11月02日
  • TVピープル

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    2025.14

    前に読んだと思う
    少なくともTVピープルは

    覚えている作品と記憶にない作品があった
    どれも不思議で不気味で
    ハロウィンに読むのにちょうど良かった

    村上春樹は本当にアンナカレーニナが好きだな

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    2025年11月02日
  • 国境の南、太陽の西

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    ネタバレ

    主人公はこれまでの人生で挫折を経験することなく、普通の学生生活を送り、結婚してからも、義父の支援によってジャズバーを開いて仕事に励んでおり、子どもができて子育ても難なくこなした。このように、彼は悩みを抱えることなく日常生活を送っている。しかしそんな彼でも、子どもの頃に出会った島本さんという同級生を忘れることができず、常に彼女のことで囚われた。そんな中、数十年ぶりに彼の店で島本さんと再会を果たし、人生の転換期が起きる。

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    2025年11月02日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    読んでる途中退屈してしまったが、
    終わり方は好きだった。
    この本のメッセージは、
    思い出を胸に生きていこうということなのかなと思う

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    2025年11月01日
  • 街とその不確かな壁(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    久しぶりの村上春樹。
    前情報なしに読み始めたので、街の話が出てくるにつれ、「あれ、これってもしかして『世界の終わり』の世界観…?」と心臓がドキドキし始めた。『世界の終わり/ハードボイルドワンダーランド』は私の中での春樹作品の原点にして頂点なので。
    そんな運命を感じる出だしにもかかわらず、何となくページが進まなかった前半部。
    読みにくいということもないんだけど、やっぱりあまり大きな出来事がないからか、やや退屈さを感じてしまった。結果途中まで読んではちょっと日が経ってまた初めから読んで、を3度ほど繰り返し。4回目ぐらいでなぜか入り込んで一気に読みたい気持ちに。
    やっぱり何か起こり始める気配の漂わせ

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    2025年11月01日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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     これまで、村上春樹作品をまともに読んできませんでした。遠い昔、何だったか…読んで合わなかった記憶があり、そこからずっと「食わず嫌い」なんです、ハイ。感覚的なものなのでしょうが…。

     6編の連作短編は、いずれも1995年2月の出来事という設定。読後の印象は、悪くないなと思いながらも、各編の比喩や象徴の意味がやや難解と思える部分があり、好みの差がありました。読み進めると、この年は1月に阪神・淡路大震災、3月に地下鉄サリン事件があったことを自ずと想起します。

     共通しているのは、主人公たちが震災から直接被害を受けていないものの、何らかの喪失の経験、先への不安を抱えて生きている点です。 
     そし

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    2025年10月31日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    audibleで拝聴。
    星野さんのセリフが好きだった。
    よぅ、なかたさん。おれっちは・・

    どうして大島さんはそんなにも全てを理解しているのか、どうやって能力をてにいれたのだろう?

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    2025年10月31日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

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    まりえを探すために雨田具彦に会いに行く私
    そんな中、騎士団長から自分を絵のように殺すように持ちかけられる
    私はメタファーの闇へ向かうことに
    そこは以前妹が迷いこんだ場所で河を渡るところに顔のない男が⋯
    渡る時に大事なものを交換することになる
    私は闇から出てから、妻との関係など色んなことに区切りをつけることを決心する
    3年後、3.11が東北で発生する
    メタファーの闇とは何だったのか?

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    2025年10月30日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)

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    免色の娘だと思われるまりえの肖像画を描く私
    雨田具彦の戦争での過去が知ることになる
    そんな中まりえが突然と姿を消してしまう

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    2025年10月30日
  • 東京奇譚集(新潮文庫)

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    どれもよかったのだが、特に日々移動する腎臓のかたちをした石がよかったように思う。
    キリエさんの像が他の村上作品の誰かに似ているようで似ていないようで。
    ここまで魅力的に描かれている女性は他に居たかね?

    全体を通じていいことを言うしいい示唆が出る作品だったと思う。

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    2025年10月30日
  • 1973年のピンボール

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    初期3部作2部目、個人的には1のが好きだったかな〜概念すぎて後半ちょっと冷めた、あと転がり込んだ双子という設定がどうも好きじゃない
    やっぱり春樹は個人的にただ読んでる時間を楽しむ系、比喩がめちゃくちゃで読んでて楽しくて何度か笑った
    後半いまいちだな〜置いてかれた笑

    『多かれ少なかれ、誰もが自分のシステムに従って生き始めていた。それが僕のと違いすぎると腹が立つし、似すぎていると悲しくなる。それだけのことだ』
    私は違いすぎると悲しくなるし、似すぎたら腹立つタイプ

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    2025年10月29日
  • 職業としての小説家(新潮文庫)

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    この人のエッセイは、もともと内省的な作家なのがさらに内省的になりしかもこのような自分のことを説明するエッセイなので、ものすごく内省的である。自分はそれが嫌いではない。とくに疲れているとき静かな気持ちになりたいときにこの本を読むと安らぐ感じがする。なんというか他人のことや世間のことはおいておいて自分の価値観や好みを深く掘り下げて生きていく平和で調和の取れた安定した世界がそこにある。

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    2025年10月29日
  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)

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    村上春樹さん訳
    訳者あとがきで、『ティファニーで朝食を』時代のトルーマン・カポーティについて書いてあります。
    あまりにも映画が有名すぎて、そのイメージで読んでしまうと小説の方が違うのでは…と思ってしまう。
    やっぱり先に小説を楽しんだあと、映像化がいいな

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    2025年10月28日