村上春樹のレビュー一覧

  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉前編―(新潮文庫)

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    そろそろダレてきたなぁ、って思ってたら牛河のゾーンが入ってきた。二者視点から三者視点になり、また村上春樹に1一本とられた。

    三者交わりそうで交わらないこの距離が、読む側に緊張感を持たせてくれるからサクサク読めた。

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    2026年09月23日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    初めての村上春樹!職場の方におすすめしていただき手に取りました。
    15歳の少年が主人公のため、ストーリーの展開やいろんな感情、描写がコロコロと変わっていく感じがしました。上巻は少し読むのに時間がかかったけれど、下巻はすらすら読めました。上巻から下巻にかけてじわじわ二本の線が一本になっていくような感覚が好きでした!
    でもやっぱり全体的に抽象的で難しいなと感じてしまった。もっとたくさんの本を読んで、またいつか読み返したいな。

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    2026年09月22日
  • スプートニクの恋人

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    初めての村上春樹。

    ずっとこの話はどこに向かってるんだろうと思いながら読んでいた。

    ミュウの話、すみれの話、ボクの話を経て、人はどんな辛い経験をしてもぬけの殻になっても、外の皮は周りからは変わらず同じように見えるし、変わらず生きていると見られているんだということ言いたいのかなと思った。

    どんな事があっても肉体が機能してる限り変わらず生きていく。視点の違い、人格(精神?)の分裂の話のように自分と他人の視点から物事を見た時に得られる情報の違いなんかを示唆していたのかなと思う。本当の自分とはなんだろうか?読み終えて考えても「本当の」自分というのを知るのは難しいなと感じた。

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    2026年09月21日
  • 風の歌を聴け

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    2020年代とは異なる時代。
    携帯やパソコンがない。だからこそ人と会って話すことがなによりだった頃。
    今と変わらないことは、人と会って、別れて、失敗して、挫折しながらも前に進む。
    そしてなにもなかったかのようにしているが、どの時代にも、どんな人にも、影の部分や成長前の時はあるんだと思い返す一冊でした。

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    2026年09月21日
  • 風の歌を聴け

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    村上春樹のデビュー作らしい、そして僕の村上春樹のデビュー作
    海外かぶれで時間軸、誰が話してるのかも理解するのが難しかったけど、そこを理解することに重きをおかず書いてる内容を楽しんで読んだ(楽しかったかは別)
    村上春樹が僕には合わないとは思ったけど(太宰治の後だったからかも)村上春樹を読むのをやめるのは勿体ないと思わせる何かがあった

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    2026年09月20日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(下)―(新潮文庫)

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    何とか読み切りました。
    煮え切らない表現と、性的な要素が絡んでくるところ、そして非現実的な展開、とで好みではなかったな。
    読み始めたから読破したけど、興味を失いかけてかなり時間を要した。
    私はハルキストにはなれませんでした。
    何を描きたかったんだろう。

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    2026年09月18日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    世界のねじは巻かれつづけていて、私たちは自由意志なんてなくてただ自動人形みたいに時間的に前に進まされているだけなのかもしれない。

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    2026年09月18日
  • 東京奇譚集(新潮文庫)

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    村上春樹風味弱めの村上春樹。
    しかしもう本当に文章が読みやすいね〜〜。色んな本を巡って村上春樹に帰ってくると他の本の倍のスピードで読み進められてびっくりする。

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    2026年09月21日
  • 東京奇譚集(新潮文庫)

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    村上春樹はやや苦手で数十年ぶりに読んだけど、やはり少し口に合わなかった。分かりやすいイベントが起きない小説は自分には高尚すぎるかな。

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    2026年09月16日
  • 村上朝日堂 はいほー!(新潮文庫)

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    ネタバレ

    村上春樹が三十代半ばに書いたエッセイ集。所々出てくる固有名詞が分からない(知らない)こともあった。著者の作品を数多く読んできたが、年齢がそうさせるのか、断定口調が際立つというか、言い換えれば尖ったようなものの考え方/書き方が随所に垣間見え、面白がりながら読み進めた。例えば、「ビーフ・ステーキ、ビーフ・ステーキ」は、短い文章でよくここまで肉を目の前にした条件を細かく読者に伝えられるものだと関心させられる。他にも色々と興味深いエッセイが収録されているが、個人的な好みは「わり食う山羊座」。自分が山羊座だから過度に共感(している気になっている)だけなのかもしれないが、書いてあることがよくわかる。コツコツ地道に物事に取り組む山羊座(その中でも特にA型)は、細かいことが気になり、その細かいことに注意を向けている間に、他の星座の人は軽やかに別の場所に向かっていたりする。それをチラッと一瞥した後、山羊座はまた同じ細かいことを考え始める・・・というように、とにかく地味な存在なのだと思う。でもだからといって何か対策ができるわけではない。地味なりにコツコツ何かを積み上げるしかないのだろう。

    特に印象に残った箇所は以下の通り
    ・しかしこれだけ相性の悪い山羊座・天秤座の組み合わせなのだが、それで結婚生活が破綻をきたすかというと、そうでもない。いつまでたっても事態はちっとも改善されないのだが、ぶつぶつと文句を言いながらもなんとかうまくやっている。これは山羊座が生来わりを食うことに慣れているからかもしれない。あるいは天秤座がいざというところでうまくバランスをとっているからかもしれない (p.19-20)
    ・たとえ一行も書けないにしても、とにかくそのデスクの前に座りなさい、とチャンドラーは言う。とにかくそのデスクの前で、二時間じっとしていなさい、と (p.44)
    ・我々は自分以外の人間になることはできない。これは根本的な原則である。でもそれにあわせて自分にあったスタイルを身につけていくことは可能である (p.156)
    ・それは金とは関係のないことなのだ。それはいわば想像力の問題なのだ。想像力というものがあれば、我々は大抵のものは乗り切っていけるのだ。たとえ金持ちであろうが貧乏であろうが (p.201)

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    2026年09月16日
  • 風の歌を聴け

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    ノルウェーの森読んだので次の村上春樹本として。
    最後まで不思議な本だった。掴みどころがないような話の中で、ときどきハッとさせられるようなセリフが混じっていたりする。
    自分の人生っていうのは、この地球の歴史の中ではそっと吹いた風みたいなもんなのかな、みたいな気持ちになった

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    2026年09月15日
  • 若い読者のための短編小説案内

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    村上春樹周りは大体網羅してたつもりでしたが、もしかして抜けてた?と思って読みました。はるか昔に読んだ気もするし、読んでない気もします。いずれにせよ、やはり80年代から90年代にかけての春樹節は圧倒的です。「優れた作家はいちばん大事なことは書かないものです。優れたパーカッショニストがいちばん大事な音は叩かないのと同じように。」と、おっしゃってました。確かに。

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    2026年09月15日
  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)

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    ネタバレ

    まあ、なんというかこれはもはや村上作品、といってもよいでしょうか。

    以前『ロング・グッドバイ』の村上氏訳でも感じましたが、やはり雰囲気が村上氏なのですよ。

    『ティファニーで…』はあらすじのとおり、何とも天真爛漫な破天荒な「あばずれ」(あえてこう表現しますが)に皆が魅了されてゆくさまを描きます。

    小説家として世間からやや距離をおいた主人公が、女性に振りまわされつつ物語が紡がれるのは村上氏の長編での典型ですが、そういう所もやはり村上氏のお気に入りなのでしょうか。

    なお本作は解説も村上氏ということで贅沢この上ないのですが、村上氏はかつて高校の時に原書でカポーティを読んでこんなの絶対に書けないとその洗練さにたじろいだとか。

    残念ながら翻訳では原書の流麗さは分からないのですが、村上風『ティファニーで朝食を』を十分堪能することができました。

    その他、掌編の「花盛りの家」「ダイアモンドのギター」「クリスマスの思い出」が収録されていますが、どれも味わい深い翻訳でした。

    ・・・
    ということで、カポーティの作品でした。再読でしたが楽しめました。

    村上氏の作品・作風が好きな方はお気に召すのではないかと思います。

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    2026年09月15日
  • 女のいない男たち

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    珍しくまえがきがあり、今作に関しては必要だと思い書いたと著者。
    ドライブ・マイ・カーは数年前に映画化し、カンヌ国際映画祭などで話題になった。
    映画は未視聴だが、読んでみると確かに映像化しやすそうなわかりやすい話だった。

    個人的にはやはりイエスタデイが面白かった。
    元々関西に住んでいた等ではないのに、阪神タイガースが好きすぎて関西弁を勉強し、ホームステイまでして、完璧な関西弁を習得した東京人。
    大学受験に失敗したのがきっかけで幼馴染と疎遠気味で、友人に対しいい女ではあるからお前デートしてみろとすすめてきて、彼女も承諾して一緒に映画を観に行くなど、なんだかノリが面白い。
    関西弁は親しみやすさやユーモアもあって、憧れる気持ちもわかる。

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    2026年09月14日
  • 1973年のピンボール

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    風の歌を聴けに続き今作でも派手な出来事は起こらなかった。
    それでも読みながら感じる心地良さは村上春樹独特の文体があってこそだろう。
    1つの何気ない出来事に対する比喩が多く、物語の進むスピードが遅いため時間の進みがゆっくりに感じる。現実離れした壮大な世界観であったり、細かな比喩表現によってその作品の世界観に入り込むことがほとんどがだが、本作を呼んでいる時は現実世界とは違う時間の進み方といった点で世界観に入り込むことができた。

    内容的には"僕"のパートがお気に入りだった。突如現れた双子やピンボール倉庫など少し現実離れした要素が多く楽しめた。
    "鼠"パートは一見地味に感じたが、街を出る決心をした鼠が今後どうして行くのかが気になる。

    ゴルフ場のシーンや霊園のシーンなど霧がかった情景を思い浮かべるシーンが多く、鼠がしていたように濃霧の霊園の中で車でヘッドレストに頭を預けて1人静かに読んでみたくなった。

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    2026年09月14日
  • アフターダーク

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    書評家の長瀬海さんが村上春樹の作品の中でいちばん好きと言ってたので読んでみた
    相変わらず何も起こらない、解決しない、そのまま物語は終わっていった
    文章や登場人物の状況を味わう感じ

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    2026年09月14日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉後編―(新潮文庫)

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    4は特に回想だったり、思考を研ぎ澄まして経緯を考えたりするのが多かった。
    最初と最後に展開が大きく動いた分、真ん中辺りは中弛みしたような感覚。
    気合いを入れないと1Q84という長編でリタイアしてしまうのは、恐らくこの巻だと思う。

    ただ、作中の『空気さなぎ』を読んで、1Q84の世界観を細部まで理解することができるのもこの巻。
    天吾がリーダーの後継者のようになるのではないかと、予想して読んでるからたのしい。

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    2026年09月14日
  • 走ることについて語るときに僕の語ること

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    最近走り始めたのでモチベーションアップのために読みました。
    世界的な作家の村上春樹さんも、こんなにも心に「情けなさ」が同居していることを知って少し親近感が湧いて嬉しい気持ちになりました。

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    2026年09月13日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    読んだ!難しすぎた。
    1と2の半分くらい面白かったが、長いし難しかった。。読み飛ばしたところも多い。
    井戸の孤独な描写、間宮中尉の拷問のところには凄みがあったし、加納マルタやクレタが出てきたあたり、笠原メイのバイク事故や一緒にアルバイトしてたとことか楽しかった
    後半は思ったより戦争や争い、暴力などが多くかなり重かったし、難しかった。。芸術的って感じだった

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    2026年09月12日
  • 回転木馬のデッド・ヒート

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    ネタバレ

    「はじめに・回転木馬のデッド・ヒート」
    「レダーボーゼン」
    「タクシーに乗った男」
    「プールサイド」
    「今は亡き王女のための」
    「嘔吐1979」
    「雨宿り」
    「野球場」
    「ハンティング・ナイフ」

    久々に村上春樹を読んだ。エッセイのような小説なのだろうか?村上春樹の作品は雰囲気が良くて内容的にはなんだかよく分からない感じになっていても面白いな~と思ってしまうな。

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    2026年09月12日