村上春樹のレビュー一覧

  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

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    ◯「騎士団長」でも「ハードボイルド」でも、とにかく暗いところに閉じ込められるのが好きなんだと思った。

    ◯100%解決しない問題をスピリチュアルなこと言って、クレタ島の誘いを断る意味がわからない。

    ◯退屈な妄想と空想の話をずっと続けられるのキツイ。

    ◯村上春樹の小説のちょいちょい挟まる、妄想シーンさえなければ最高なのに。

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    2026年06月22日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

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    読んですぐに気持ちを把握できない読後感。寂しい気もするが、それだけでもない気がする。
    「僕」「私」「影」を中心に、皆それぞれ自分の孤独に向かって進んでいったんだと思う。読み手である自分もそのうちの一人だと認めるには、まだ悲しさが勝っているかもしれない。
    村上春樹さんの書かれるファンタジーは、古臭さを感じさせなくてすごいと思う。

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    2026年06月21日
  • 1973年のピンボール

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    ネタバレ

    僕と鼠、どちらも繰り返しの人生に悩んでいたけど、それぞれの閉塞感?の濃度が違っていて、それに伴って濃い鼠の話は全然出てこなかったのが印象的。それほどまでに退屈だったのかなあと。急に双子と生活してるのは意味わからんかった。

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    2026年06月21日
  • 職業としての小説家(新潮文庫)

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    ネタバレ

    芥川賞受賞は別にどっちでも良い
    神宮で寝転がって野球を見てる時に天啓を得た
    喫茶店経営時代
    作家は体力勝負
    良い翻訳家との出会いとアメリカで売れるまで
    (アメリカでの評価は今までにない唯一無二の作家)

    このあたりのエピソードが面白かった。

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    2026年06月21日
  • レキシントンの幽霊

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    ネタバレ

    大体の作品は現実上起こりえないシュールな展開を待ち受けているが、一方で『沈黙』のようなリアル寄りの内容もある。とくに本作P84の記述でみられるように、悪意に満ちた意見を無批判に受け入れる人間が集団として行動すると、いかに恐ろしく禍々しいものへと変貌するのか、という人間の本質を突いた話となっている。

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    2026年06月21日
  • スプートニクの恋人

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    村上作品ではよく女性が失踪する。突然帰ってきたり来なかったり‥異次元空間に行ってたりして、世界が二重に見えたり歪んで見えたりする。異次元空間に行くには入口があるのだけど、ここではギリシャの小さな島。そのどこかに入口を見つけてすみれは行ってしまった。そこにはすみれが愛しているミュウ(17歳年上の既婚女性)の半分かたわれがいて、現実世界ではできないような肉体関係も持っているのでしょう。僕はその入口を見つけようと山を登ってみたけど、辿り着けなかった。終盤、万引き少年が登場するが、彼は何のメタファーなんだろうか。人は自分の意思とは関係なく、何かに引きずられるように何事かを犯してしまうことがある‥てことなのかしら。違うか。

    挿話として、死後飼い猫に食べられちゃうお婆さんの話が出てくるが、何故かこの話は知っていた。「スプートニクの恋人」初めて読んだと思っていたけど‥それとも短編集のどこかに入ってたかしらん?

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    2026年06月20日
  • 走ることについて語るときに僕の語ること

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    書き続けるためには体力が必要。そんなことを感じた本だった。膝の痛みや疲労からお休み中のランニング、また再開してみようかなぁと思わせられた。村上春樹やってたんだと言う意外な驚きもあった。

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    2026年06月13日
  • 1973年のピンボール

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    うーん、スルスルと読めたし、後半のピンボール探しのところはグッと惹き込まれたけど、自分には難しすぎた!
    ちょっと芸術的だったかも。

    なまじストーリーがある分、意味の分からなさに戸惑ってしまった。

    詩みたいに味わうしかないのかもだが、それなら処女作の『風の歌を聴け』の方が好きだったな。

    以下好きな文章

    1日に20回もペニー・レインをサビ抜きで歌う、脚の長い事務の女の子。これは春樹にしかできない表現。

    鼠にとって時の流れがその均質さを少しずつ失い始めたのは三年ばかり前のことだった。
    p44

    それは不思議な重みだった。男を愛し、子供を産み、年老いて死んでいく一個の存在の持つ重みであった。
    p84

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    2026年06月13日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    総合すると、内容が独特すぎてついていけなかった。
    文学的表現が多いというか。2020年代の小説メインで読んでる私には難しかった。
    結局なんだったんだろう、みたいな疑問が残る。
    考察とか見て少しだけ腑に落ちるけど完全には落ちない。上下通して結構長いので、
    違う世界観の長い旅をしたな...という気分で終わった。

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    2026年06月12日
  • 海辺のカフカ(上)(新潮文庫)

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    村上春樹さんの作品を初めて読んだ。
    生々しい表現とかもあり苦手だなと思いつつ、独特な雰囲気の話が続いていってファンタジー要素もあり?続きが楽しみになってきた。二つの話が繋がるようで?どうなっていくのか下巻もすぐ読みたくなった。

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    2026年06月12日
  • 騎士団長殺し―第2部 遷ろうメタファー編(上)―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2026..5.24~6.9

    (きっかけ)
    古本屋で100円

    (感想)
    秋川まりえの肖像画を描く場面から、秋川真理恵失踪まで。
    あいかわらずのくどさはあるが、軽く読み飛ばしている。
    だめじゃないんだが…。
    2週間で読めたということは、面白がっているのだろうか。
    まあいい、最終巻に行こう。

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    2026年06月11日
  • 遠い声、遠い部屋(新潮文庫)

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    「ティファニーで朝食を」、「冷血」が非常によかったためこちらも読んでみたが、正直これはあまり楽しめなかったかもしれない。

    少年が遠路はるばる旅してきていろんな登場人物と出会う、なぜか父親は姿を現さない、風景の描写が美しい、同年代の女の子とのひと夏の冒険感もある……などなど中盤まではおもしろく感じる部分も多くスラスラと読めたけど、後半にいくにしたがって詩的で幻想的な場面がどんどんと増え最終的にはかなり難解になる。
    後半はなにが現実でなにが夢でこの登場人物はなにが言いたいのか……ということの連続だった。

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    2026年06月11日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    分からない!分からなすぎる!
    結局何の話でしたっけ?
    色々な異なる場所での異なる人々の断片的なエピソードを脳内で繋ぎ合わせるのが困難だった。

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    2026年06月09日
  • 螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)

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    どれも面白かったけど、1番好きなのは『納屋を焼く』。凄く印象的だった。『踊る小人』と『めくらやなぎと眠る女』の不穏な空気感も好き。

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    2026年06月08日
  • 女のいない男たち

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    好きになりすぎないように、基本的にはネガティブなことを考えるようにします。
    こんな女を必要以上に好きにはなるまいと自分に言い聞かせます。

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    2026年06月04日
  • アフターダーク

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    一夜の出来事。
    視点を変えることによって見えてくる様々な夜の形。
    最後まで夜のように暗く、深く、不思議なお話。

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    2026年06月04日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    ああ、村上春樹さんってこういう感じなんやなと。ふわふわしていてわかりづらいけど、そこは何かを含んでいて魅力的な文章なんだろうと思う。

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    2026年06月02日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    初村上春樹だった
    確かに世間で言われるような「陰キャの妄想」みたいな印象は受けつつ、それでいて常に客観的で人間味を感じさせないようで、生暖かさや湿っぽさは感じさせるところに魔力を感じた。

    好きな作品はかえるくん、東京を救う

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    2026年06月02日
  • 螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)

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    『ノルウェイの森』や『1Q84』など後に名作長編となる物語の原型が詰まった短編集。個人的には『めくらやなぎと眠る女』の少しホラーがかったバス移動の場面が好きでした。行き先のないバスに乗り続ける同じような格好をした老人の集団は一体何者なのか。村上春樹にしてみれば、取り立てて意味は無いと言われそうな気もしますが。『踊る小人』と繋ぎ合わせたリメイク長編が出ないかなあと密かに期待しています。

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    2026年06月02日
  • スプートニクの恋人

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    ネタバレ

    パッとしないんだけれど、悪くない。

    私の中ではKは最後、実際にはすみれと話していないんだと思う。
    それでも、すみれは完全に消えてしまったわけではない。
    あちら側へ煙のように去ってしまったすみれと、こちら側に残された僕はもう会えないのかもしれない。でもそれでいい。お互いの中には確かに存在し続けている。その繋がりだけで十分なのだと思った。

    【わたしはそのへんにうようよしている世間知らずのトンマな女の子たちの一人で、自意識だけが強くて、かなうわけのない夢を追いかけていただけなんだって。】
    すみれはとてもかわいい

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    2026年05月30日