村上春樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ村上春樹さんの作品は、難しそうなイメージがあったけれど、短編集なこともあってか読みやすかった。
表現がとても知的で、堂々な印象を受けた。
「偶然の旅人」が中でも好みだった。
不可思議な話の中でも、こういう巡り合わせはあると、思っている。よく聞く言葉ではあるけど、縁ある人とは、離れてもまた繋がるのだと思う。
そして、「品川猿」に出てきた嫉妬に関する話は共感した。どれだけ客観的に見て恵まれていたとしても、周りを羨むばかりの人もいる。その一方で、周りから見て羨まれることは少なくても、十分に満たされている人もいる。隣の芝生は青いと思うばかりではなく、自分と向き合える人でありたいと感じる。
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Posted by ブクログ
残念だったのは著者自身が総括する最後の章「目じるしのない悪夢」も殆ど共感を感じなかった事。
オウム真理教、地下鉄サリン事件の被害者インタビューレポート。読んだことあったが、だいぶ前の話だし、不思議に読んでみようと思い手に取る(寝る前に読む本が欲しかったからかもしれない)
事件のレポートとしては大変貴重な情報で、よくまあこんなに多くの方にインタビューをして文字を起こしたなと思う。
作者にとっては、自身の興味、伝える使命、成長になった本だとは思う。
村上春樹を読みたいと思って読む本では無い。
私も当日のニュースをテレビで見て驚いた記憶もあり、今回2度目読書をしたが読み終わった後でも、他人事 -
Posted by ブクログ
村上春樹さん得意の二軸ストーリー進行。
別の世界の話が並行して進むんだけど、いつこの話が交差するのだろうと期待感込めて読み進めたけど、ラストがふわっとしたまま。
何度か読み返したら、もしかしたら伏線を読み取ることができるのかも。
ラストに近くなるにつれ、どちらの世界も哀愁にあふれた展開で、どうなるんだろうと期待を込めて読み進めたけど、残りのページ数に愕然として、「もしかしたらこのまま終わるのかもしれない」と思い始めたら、やっぱりそのまま終わったって感じ。
誰かの解説を読んでみたいなあと思った。
ただ、これより後に書かれた「街とその不確かな壁」を先に読んでいたので、何となくの世界観は掴めてい -
Posted by ブクログ
ネタバレ村上春樹による、タイトル通り女のいない男たちをテーマとした短編集。
村上春樹小説は学生の頃、一時期読んでいたが、おそらく10年ぶりくらいに読んだと思う。
全編を通して嫌というほど浴びせられる村上文学をそれぞれ短いながらも強く体感できる。
それぞれのストーリーにおいて、大なり小なりあるが少し奇妙な感覚を味わうことになる。それは登場人物の性格であったり、関係性であったり、多少の超常現象だったりと多種多様である。
テーマは前述のとおりタイトルがそのままテーマとなっており、様々な事情により女性に去られた(または去られる)男たちの心情やその周りの回想を描いた物語となっている。
例に漏れず主人公もしくはそ