村上春樹のレビュー一覧
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結局最新刊まで怒涛の勢いで読んでしまった村上春樹エッセイ。
自由で軽やかで、大袈裟でなく本当に心が楽になりますわ。
”今週の村上”とかいうエッセイの最後に添えられてる一文、しょうもなくてすっとぼけで愛おしすぎる…。
ほんのわずか恐妻家?と思わせる文があったりするのもくすっと笑わせてくれます。
そしてなんといっても「私が死んだときには」がもうめちゃめちゃ良かった。
私も外国の墓石に刻んである墓碑銘を読んでまわりたい。
墓碑銘って、美して潔くてきっと不思議な魅力がある。
「何ひとつ思うな。ただ風を思え」って私も刻みたい。
カポーティ読もう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ海外文学を読み始めてまだ日が浅いけれど、このお二人がとてつもない量の仕事をしていることは嫌でもわかる(各々5人くらいいるんではないかと疑ってる)。それほどまでに英米文学の棚には彼らの名が連なっている。柴田氏の訳文は海外文学初心者の私でもスーッと脳に染み込むようで心地よく、みんなにオススメしたい。
しかし、100%自由に書ける小説と違い、翻訳というのは原作の上に成り立つ。そこにストレスはないのだろうか?翻訳者でもあり、世界中さまざまな言語に翻訳される著書を多数持つ村上春樹氏の翻訳に対する見解は意外なものだったー“多少誤訳があっても、多少事実関係が違ってても、べつにいいじゃない、とまでは言わ -
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マーロウのもとを訪れた娘は、行方不明の兄を探してほしいと依頼した。
チャンドラーの「可愛い女」の村上春樹訳です。
最後の解説に「結局何があったか人に説明しろといわれると上手くいえない」ってあったけど、まさにその通り。
一応兄の行方不明から始まって、殺人事件がいくつも起こるのだけど、じゃ犯人は動機は、ってなるとよくわからない。つか、印象にのこらない。
マーロウが、妹や女優やそのとりまき(?)らの周りをぐるぐるしてるって感じ。
ま、その辺がクールを気取っていても、そうなりきれないマーロウの可愛さなんだろう。
…当時の風俗を愛で、よくわからんままに振り回されるのがこの -
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感銘を受ける文章がいくつもありますが、もし今、ひとつ選ぶとしたら『自己とは何か(あるいはおいしい牡蠣フライの食べ方)』です。
「自分自身について原稿用紙四枚以内で説明しなさい」
面接などで問われがちだけれど、満足に答えられたことがない。
村上春樹ならどんな素敵な回答をするのだろうと期待するのだけれど、いきなり「牡蠣フライについて語ろう」と話をすり替えられてしまう。
好きなものを語ると、それとの距離感や捉え方などから、自然と自分が表現されるということらしい。
言われてみると「なるほど」と納得してしまう。
問いに対してまっすぐに太刀打ちできない場合に、これほど大きくアプローチを変え、まっすぐよ -
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“生きている物語と、生きている言葉―”
アメリカ文学のカリスマにして伝説の女性作家、グレイス・ペイリーの第一短編作品集。平凡な日常を描いたようで、でも一筋縄では噛み砕けない難解な文体。誰にも真似できない特徴的なストーリーテリングは、どれも読み込むほどに色彩を帯びていく。
・さよなら、グッドラック
自らの在りし日の恋愛談を語る叔母。劇団俳優との盲目的な恋は、白昼夢と悪夢の積み重ねの日々。そんな半生を生きた二人が迎える現在の姿とは。永く永く、時に激しい音を立てる、柔らかい水面のようなお話。
・変更することのできない直径
仕事で訪れた家で出逢った少女と恋仲になってしまったエア -
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最近は聴き放題サイトが便利なので、AppleMusicで紹介されている音楽を聴きながら読んだ。これがとてもおもしろい遊びでした。ポートレートインジャズではひとつひとつの紹介が短すぎてあまりその音楽を味わえなかったけど、これは読み応え&聴き応えありです。
まあ、昔からアメリカンポップス・ロック好きということもあり、ブライアン・ウィルソンとブルース・スプリングスティーンの章はなかなか感慨深いものがありました。これを読まなければビーチボーイズのサンフラワーなんて一生聴かなかったかもしれなし、ボーンインザUSAなんてこんな歌詞だなんて気にもしなかっただろう。改めてまだまだ知らない音楽とその歴史があると -
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新たな地平の開拓という意味で最近jazzを聞き込み始めております(最近のrockはどうも、、、何というかキャッチーさが足りないんですな。やたらとギターとドラム音をがなり出してるだけみたいな、、、うーん、当方も年を取ってしまったのか。とは言いつつclassicとは結局折り合えなかったところ、中途半端でもあるのだが)。
そこで何か素人に取っ掛かりを与えてくれる本はないかと探していたところ本作に出会う。この本が入門本として良いのか否かは正直判断できないけれども、この本への賛否両方の反応に対応していけば、jazzの世界には浸れるということではないかな?
ともかく村上春樹のjazz愛は半端なものではない -
Posted by ブクログ
最近は友人に誘われてライブに行くこともあるのですが、実はこれまでほとんどジャズは聞きませんでした。でも村上春樹は大好きなのでこの本を手には取りましたが、普通に読んでもピンと来ないのでそれぞれのミュージシャンのエッセイに合わせてその演奏を聴きながら読むことにしました。最近は月額固定の聴き放題サービスを使っているので、そちらで検索しながら少しづつ読んだのでめちゃくちゃ時間はかかった。
が、これが大正解。春樹氏の文章の意味するところがなんとなくわかるし、これまで敷居が高かったジャズという音楽が少し好きになりました。
何名かはお気に入りができました。今日車でソニー・ロリンズの「サキソフォン・コロッサス