村上春樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
羊をめぐる冒険を読み終わってから読んでいるので鼠ってこんなキャラだったんだとか、鼠のその後を知っているだけに色々と思うところがある。
「風」と表現されているところは、気づいた限りでは三箇所(他にあったかもだけど、ご勘弁)。
火星での話しと、レコード屋の彼女との会話と、ラジオDJ宛の手紙。
それぞれ、
火星→観念的な存在としての風
レコード屋→風向き
手紙→自然の風
と違う意味合いで使われているが、自分なりに魔解釈すれば「風」とは「時」を指しているのかなと思った。
火星では「時の歪み」として現在と未来を繋げていたり、風向きは悪い過去から良い未来へを願っていたり、手紙では自然の風を感じることで、今 -
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Posted by ブクログ
下巻は
世界の終わり
冬を迎え《僕》の影の命も残り僅かなことを悟った門番はやっと影と会うことを許してくれた。《僕》は影に会いに行くと、何と弱りきったのは影の演技だった。だがもう数日も持たないと影はわかっており、すぐにここから逃げ出す、と《僕》に告げる。
ハードボイルド・ワンダーランド
博士の娘と共にやみくろが住む洞窟を抜けた《僕》は、やっと博士を見つけ出す。
そこで博士から《僕》の頭の中に秘密の回路が埋め込まれている、ということを知る。《僕》に残された時間は残り僅かであることも。
と、物語の真実が描かれる。
今回20年近くぶりに読んで、最後までノリきれない感じがあった。
昔読んだときは -
Posted by ブクログ
1985年に出た村上春樹の長編4作目。
15年か20年ぶりくらいに読んだ気が。前回読んだ時はもっと面白かった気がしたのだが……。
とは言え、この時期の村上春樹作品が一番、世間が思い浮かべる村上春樹っぽいスタイルで書かれている気がして、村上春樹読んでるという感覚を受けた笑
物語はタイトル通りに世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランドという2つの世界が交互に語られていく。
世界の終わりの《僕》は記憶を失っている。壁に囲まれた小さな町で、自分の影を切り離されて暮らすことになる。《僕》は夢読みの仕事をしながら、切り離された影に頼まれて逃げるために必要な町の地図を作ることになる。
ハードボイルド -
Posted by ブクログ
30年ぶりの再読。
自分の生年が表題に入っているので、何となく特別感があったものの、あらすじはまったく覚えてなかった。実際、すじと言えるほどのすじはないのかもしれない。
「僕」の話と「鼠」の話が交互に続く。
読んでいる途中、「鼠」の彼女と、「僕」が学生時代に電話をよく取り継いだ2階の女性が同一人物なのか? 同時並行と見せつつ、実は鼠の話は数年ズレているのか? とミステリー読み的な穿った見方をしてしまったが、村上春樹さんはもちろんミステリー作家ではなく、伏線回収もしないので、ただの気のせいだった。僕と鼠は同じ「ジェイ」のバーに通っていて、お互い面識もあるようだし。
ピンボールが何かのメタフ -
Posted by ブクログ
初めての村上春樹作品。
まずは一冊と思ってこの作品を選んだが、上を読み終えるのに結構時間がかかった。難しい。
2つの軸(世界の終り/ハードボイルド)が交互に章になっているのが、最初はよく分からず混乱した。第2章を読んだ時にいきなり世界線が変わって、これは短編小説だったのか…?いやでも1章の内容は流石に完結してないよな…と勘違いしてしまった。
大分読んでから、この2つの世界がどう交わっていくのかが気になって読み進めることができた。
正直に言うと、村上春樹の作品じゃなかったら頑張れなかったと思う。最後まで読んだら面白さが分かるかも、まずは1作読み切ろうという気持ちで読んだ。次回、下巻を読み