村上春樹のレビュー一覧
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初めての村上春樹作品。
まずは一冊と思ってこの作品を選んだが、上を読み終えるのに結構時間がかかった。難しい。
2つの軸(世界の終り/ハードボイルド)が交互に章になっているのが、最初はよく分からず混乱した。第2章を読んだ時にいきなり世界線が変わって、これは短編小説だったのか…?いやでも1章の内容は流石に完結してないよな…と勘違いしてしまった。
大分読んでから、この2つの世界がどう交わっていくのかが気になって読み進めることができた。
正直に言うと、村上春樹の作品じゃなかったら頑張れなかったと思う。最後まで読んだら面白さが分かるかも、まずは1作読み切ろうという気持ちで読んだ。次回、下巻を読み -
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読破!
この本のテーマは生きる意味だと感じた。
色々あって主人公の世界は翌日の正午に終わることになる。そう悟った後の過ごし方がとても良かった。
世界が終わるって分かったら、逆にやる事がなくなる。人間は今日の時間を明日のために使う事が多いからだ。でも、明日が無いなら今日のための事だけに今日の時間を費やせる。純粋に今のためだけに今の時間を使える。普段明日のために今日の時間を使う事が多い。明日のために今日のリソースの節約もする。
純粋に今日だけのために今日を生きる日がたまにはあってもいいと思った。1年で1回くらいはそんな日を持ちたい。
主人公は牡蠣を食べてビールを飲んでたけど自分はカレーを食 -
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Page Turnesで三宅香帆さんが紹介していた本書。村上春樹としては数少ない「女性が主人公」の小説で、今再読するとフェミニズム小説であったことに気づくと。
今の時代に初めて読む私にとっては、村上春樹のフェミニズムとしてすんなり入ってくるけど、これを1993年に書いたと思うと、その視点の鋭さに驚かされる。
特にラストの「眠り」。歯科医の夫にかわいい子ども、幸せを絵に描いたような家庭の妻が心の闇に堕ちていく。イメージ的には、フワフワしはじめてグニャグニャになって最後飲み込まれるみたいな。村上春樹調の美しい文体が故に、ホラーのような恐ろしさを感じる。
全体的にどう理解すれば良いかわからない -
Posted by ブクログ
村上春樹の旅行記。色んなとこに行く。
①イースト・ハンプトン(アメリカ)
②からす島(無人島・山口県)
③メキシコ
④香川県
⑤ノモンハン村(モンゴル)
⑥アメリカ横断
⑦兵庫県神戸市
戦争や震災、麻薬カルテルなどシリアスな面もあったがどこに行っても冷たいビールは美味しそうだった。あとうどん。
旅先では、目でしっかり色んなものを見て、頭の中に情景や雰囲気や匂いや音なんかを、ありありと刻み込むことに意識を集中し、とにかくそこにある現実に自分を没入させることがいちばん大事。
いちいち写真を見なきゃ姿かたちが思い出せないようなことって、そもそも面白い生きた文章にはならない、良い考え方。 -
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ネタバレエッセイが面白かったので購入して読んだが、あまり心惹かれる小説ではなかった。
高校時代の完璧に調和の取れた5人の関係は、性的な欲望を抑制したことによる緊張をはらんでおり、それに耐えかねた1人が、主人公を犠牲にすることで自己の保存を図った。と言うのが、主人公が至った結論である。左様ですか、という感じである。なんとも現実味が無い。
小説全体を通して斬新な言い回しや比喩が散りばめられており、断片的には頷ける洞察もあった。しかし、極めて衒学的というかスノッブというか、ちょっと他の人とは目の付け所が違うぞ、と言いたげな調子だし、何か深淵なことが描かれているような雰囲気を出している割に、読後には驚くほ -
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【2026年9冊目】
クロニクルは終わりに向かって走り始めた。これはぼくの、あるいは声を失った少年の、はたまた一人の獣医師の、もしくはやり遂げられなかった中尉、または手紙を書き続ける少女の記録だ。妻を取り戻すため、痣を抱えたぼくが目指す終着点とは――ねじまき鳥クロニクル第三部完結編。
また、ナチュラルに井戸に入り込むやんって思ったんですけど、井戸って、イド、つまり「無意識の領域で本能的な欲求や衝動を司る部分」とかけてるんでしょうね、これは気づかない私が鈍かったです。とはいえ、あまりにもナチュラルに井戸の底で座り込むものだから、この先の人生で井戸の底で過ごすのが趣味の人に巡り合っても、「村上春 -
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多分、この本を読むのは3度目。
それなのに、毎回初めて読んだような気持ちになる。
私の記憶力が悪いから
と言われればそれまでだけど。
最初に読んだのは20代前半。
オシャレな雰囲気にのまれていた。
次に読んだのは30代。
学生時代の夏休みを振り返る僕に何となく共感した。
そして40代後半の今。
こんな言葉が並べられていたんだと驚く。
レーゾン・デートル。
今では良く使われるこの言葉に、私は20代の頃触れていたんだと知る。
その意味もよく理解できず、読んだことすら忘れていた。
僕の回想を通じて語られる、女の子との思い出やお金持ちへの感情。嘘か本当か分からない牛の胃の内容物や父親の靴磨き -