村上春樹のレビュー一覧

  • レキシントンの幽霊

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    私は氷男と結婚した。

    ―『氷男』の書き出しより

    まるで書き出し小説のお手本のような書き出しです。この書き出しからどんな物語が始まるのでしょうか。期待感が高まります。

    とはいえ決して楽しい話ではなく、むしろ不穏な物語ばかりなのですが…。

    先日の『TVピープル』もそうですが、このころの村上作品が自分は好きなようです。

    現実から少し離れたいとき、不思議な世界に浸りたいときにおすすめです。

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    2026年01月04日
  • 一人称単数

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    今年は村上春樹を読むぞ~という気持ちになり、村上春樹初め。品川猿がファンタジーエッセイみたいな世界で読みやすかった。表題作の一人称単数が全然分からなかった。でもこの分からなさが私にとっての村上春樹だ…。

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    2026年01月04日
  • 村上ラヂオ2―おおきなかぶ、むずかしいアボカド―(新潮文庫)

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    前作「村上ラヂオ」を読んでから、ここまで
    リラックスして読めるエッセイなんだと感動
    して、すぐ第2弾を買いました。
    アボカドの食べ頃だったり、ギリシャの港の
    古いホテルで幽霊を見たり、太宰治についての
    ことだったり、興味深いエピソードが多くありました。
    第3弾も買ったのでいずれか読みたいです。

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    2026年01月03日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉前編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ほとんど展開はなかった。前回同様淡々としていた。逆に言えばこの登場人物の少なさでよく文章を綴れるなと感心した。青豆はあの部屋の中で、妊娠が発覚し、天吾は猫の街で少女の青豆ともう一度会い、牛河が彼らに近づいていった。やっと小松が現れたためいよいよクライマックスに向かうのだろう。現実と夢が曖昧になる世界観だが、ここからどうなっていくのか。現実によっていくのか、夢によっていくのか、論理で回収されていくのか、輪郭がぼやけたまま終わっていくのか。登場人物がつくづく才能があり、孤独なのが面白い。牛河の司法試験中に劣等感と優越感を持ち合わせていたことに共感した。

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    2026年01月02日
  • スプートニクの恋人

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    突如行方を眩ませた「すみれ」を追って、ギリシャはロードス島まで駆け付ける場面、そこで描かれる緊迫感や諦め、人生に対する無情さが印象に残りました。

    懸命な捜索にも容赦なく対峙するギリシャの自然、炎々と降り注ぐ陽の光や潮風、静まり返った部屋に流れるゆったりとした時間の描写はどれもリアリティがあり、実際にアテネの街を走破した筆者ならではだと感じます。

    自己に対する客観性の描写もこのマラソン挑戦中に筆者が自身に問いかけていたことなのかもしれません。

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    2026年01月02日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫)

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    舞台を観るために読んでいる。
    舞台でどのように表現されるのか楽しみ。
    「ねじまき鳥クロニクル」よりずっと読みやすい。

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    2026年01月02日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉後編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あまり話は進まなかった。なんか淡々としている印象があった。おそらく登場人物が激減したからだろう。リーダーが死を望んでいる旨をなぜ信者に伝えないのか疑問に思った。あと、同じ固有名詞や言い回しが天吾と青豆の両方の章で出てくるのは常に疑問に思った。例えば不思議の国のアリスなど。やはり、天吾と青豆は一緒なのか。天吾が時々見る白昼夢は自分たちなのではと思った。そしてSFあるあるの無限ループみたいな。育ての親のところになぜ空気サナギが生まれたのか、親とは再び会わなかったのか疑問に思った。又、なぜ天吾は真実を知ることをいちいち恐れるのだろう。哲学よりは幻想によって欲しいと思った。今後一気に幻想的になるのか気

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    2025年12月31日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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    相変わらず軽快なリズムで読ませる文章です。とある理由で学生時代の仲間から縁を切られて、その理由を探っていくという展開のため、ちょっとしたミステリー要素もあり、読む手を進ませる構成。
    親友であった5人グループの中で、名前に色が含まれていないのがつくるだけとなっています。
    これは、つくる自身が自分には個性がない、特別な価値がないことの虚無感などを表したメタファーとなっていて、こうした表現方法に春樹らしさを感じました。
    全体的にも春樹のアクの強さが良くも悪くも薄まっているので、読みやすい作品であることは間違いありません。ただ、全体的に薄味すぎかな、、、。つくるがいかにも作られた主人公という感じであま

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    2025年12月31日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    いよいよ宗教団体の核と関わりだし、彼らの強くて長い腕の影響で、物語がディストピア的な色を帯びはじめた。宗教団体のリーダーは、地獄の黙示録を思い出した。ガタイがよく、哲学や思想に造詣があり、全能感がある。痛みから逃れるために死を求めていることも酷似している。ただスピリチュアルに寄りすぎていて、今後論理的な整合性を持つことがあるのか疑問に思った。現実と幻想の融合は相変わらず魅力的だなと。「自分自身が森の怪物だった」というのがなんとなくの鍵になりそう。リーダーの言った善と悪の概念に興味を持った。概念の細分化と拡張によって、善と悪や順と逆といった相対するものが無効化すると。この物語もふかえり、天吾、青

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    2025年12月30日
  • 風の歌を聴け

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    3.3
    これはきっと何度も読む気がする。そのままでも好きだったけど、毎夏読んで時系列完璧にしたいな。フライドポテトとビール飲みたい……

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    2025年12月27日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    3.2
    「アフターザクエイク」の予習として。この何とも言えない読後感がクセになる。短篇なのでサクッと読めるのも良かった。

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    2025年12月27日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

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    宗教組織、戎野先生、ふかえり、リトルピープルなどのミステリー的な要素が物語に推進力を与えていた。主人公らの出生はとりあえず明らかになった。数学、バッハ、空気サナギのファンタジー性が創作意欲をそそった。音楽、風景、性交など人間の本能に訴えかけてくる要素が多いと思った。自分の思考が飛ぶ瞬間もあった。個人的に、ふかえりのキャラクターが2人の同級生とダブった。「墜落する飛行機にシートベルトは意味ない→気休めになる」など例えや返しがシニカルで気持ちいい。正直今の自分の想像力では何を示唆しているのかよくわからなかった。天吾と青豆がどう交わっていくのか、どこが現実でどこがファンタジーなのか気になった。可愛ら

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    2025年12月27日
  • 村上朝日堂の逆襲(新潮文庫)

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    メモ

    遅→早
    ウイダーインゼリー → プロテイン
    メモアプリ → ジャーナルアプリ
    まるたか → ジェイマート
    梅昆布茶 → コーヒー
    ニベア → 皮膚科
    YouTube → ラジオのYouTube配信
    大谷翔平 → 山本由伸
    スタンゲッツ → ビルエヴァンス
    毛糸の手袋 → 革手袋
    ラランド → ヤレロマ
    ビール → ワイン

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    2025年12月26日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    第1部と第3部とでは、まるで別の話のような展開でした。
    後半の方が村上ワールドっぽかったかな。

    この話は2度目に読むと多分、違った感想が出そう。
    いくつかのアナザーストーリーが順に進行して行くけど、繋がりがよく分からずに読み進めていると「?」ってなる。

    ストーリーについては、結局明確にはクミコさんのことがハッキリしないまま。
    笠原メイさんも少しかわいそうだったかな。
    もうちょっと優しくしてあげてもよかったと思った。
    そういう世界線のストーリーの展開も見てみたかったなあ。

    結局、タイトルにもなってる「ねじまき鳥」とは何のために存在したのだろう。
    そもそもの設定も含め、ハッキリしない(ハッキ

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    2025年12月22日
  • レキシントンの幽霊

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    ネタバレ

    うっすらと怖い様な中に秘められた哀しさを感じる物語達の短編集でした。一貫したテーマのある短編集では無いのですが、どの話も読後には哀しさが後を引く印象を受けました。特に氷男と結婚してしまった女性の孤独がひしひしと伝わってくる「氷男」が印象的でした。

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    2025年12月22日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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    多崎つくるの性格は理解できない。

    ずっと仲良かったグループからいきなりハブられて、自分だけ辛い時間を過ごしたのにパブった理由が憶測的なモヤモヤしたものだったにも関わらず、許してしまう神経が理解できなかった。

    名古屋とフィンランドが舞台となっていて、フィンランドの情景を示す文章はとても良かった。

    人間関係において曖昧なものよりも自分はきっぱりと線引きをされたものの方が好きなんだなって感じた。

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    2025年12月20日
  • 街とその不確かな壁(上)(新潮文庫)

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    昔のようなキレを感じない。世界の終わりとハードボイルドワンダーランドが面白かっただけに残念。展開が乏しく、不必要な細かい描写が多いと感じた。

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    2025年12月19日
  • もし僕らのことばがウィスキーであったなら(新潮文庫)

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    小説ではなくエッセイです。
    読後、アイラ島に行きゆっくりウイスキーを飲みたくなりました。それはできなかったのでボウモア12を購入して少しずつ飲んでみています。

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    2025年12月19日
  • みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―(新潮文庫)

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    村上春樹という巨人に川上未映子がせまっていた。文章を書くということを極めたいということ。ストイックで規則正しい生活で待つ。そして常識人でもある。そりゃマラソンもするなと納得。思いの外楽しめた。過去の自分の作品覚えてないとか。川上未映子のほうが詳しい。ふたりの今後の文章に興味がもっとでた。

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    2025年12月15日
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

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    もう一度読む必要がある。
    概念的な話だと思う。同時に、人生において
    重要なことを多く語っていたと思う。
    この世界では耳をじっと済ませる必要がある事(良いニュースは小さい音だから)や、他にもいくつかあった。クミコともう一度出会って欲しい。出会わないシナリオあるんかな?意識の表層で出会って終わりかな

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    2025年12月14日