村上春樹のレビュー一覧
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映画も原作も有名だけれど、どちらも観たことも読んだこともなかった。
感想で結構、オードリーヘップバーンが頭に浮かんでしまうというものが多かったしあとがきでもそのことに触れられていた。
私はその有名な画像や映像を知らなかったので、自分なりのホリーを想像して読むことができたのは映画見てなくてラッキーと思った。
ホリデー・ゴライトリーはこの世のものとは思えない魅力的な女性なのだけれど、この小説が発売された当時「ホリデー・ゴライトリーのモデルは自分だ」と主張する女性が沢山いたらしい。【自認ホリデー・ゴライトリー】だ。笑
現代日本でも【自認レゼ】【自認猫猫】【自認ぼっち】などいるし国や時代を超えて、 -
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主人公の男の子Kがすみれの質問に答えるかんじがとても好きだった。ちゃんと中身と意味のあることをでも簡潔に伝えてくれる感じ。
これまで読んだ村上作品に登場する男性の中で1番好きかもと思った。
登場人物全員が満たされていないことがこの物語のキーポイントで、それゆえにむこうの世界を想像したり、実際にそちらに行ってしまう人がいるという話だと思った。
私も最近とくに、この現実で生きるよりもどこかに行ってしまいたい、ずっと眠りこんでいたいと思うときがあるため、なんとなくこの物語の主題に共感を覚えた。
ミュウからの連絡で外国に行くあたりはなんだかありきたりでつまらなく感じた。
すみれと主人公の会話にすべ -
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ネタバレ3周回ってまた村上春樹に興味が湧いてきた。
良書。
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ようこそ、村上さんの井戸へ――川上未映子はそう語り始める。少年期の記憶、意識と無意識、「地下二階」に降りること、フェミニズム、世界的名声、比喩や文体、日々の創作の秘密、そして死後のこと……。初期エッセイから最新長編まで、すべての作品と資料を精読し、「村上春樹」の最深部に鋭く迫る。十代から村上文学の愛読者だった作家の計13時間に及ぶ、比類なき超ロングインタビュー!
はじめに 川上未映子
第一章 優れたパーカッショニストは、一番大事な音を叩かない
朗読会の思い出/「語りかけ」の変化/キャビネットの存在/「人称」をめぐって/登場人物、囚わ -
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8.ONE STEP DOWN
ネーミングセンスって、才能なんだろうか。
必要以上に凝った名前は、たしかに暑苦しい。
深く考えないくらいがちょうどいいらしいけど、それが一番難しい。
身近なところで言えば、ラジオネームなんかまさにそれだ。
25.ランゲルハンス島の午後
川辺で過ごした時の記憶って、なぜか残り続ける。
学校の帰り道、友達とは帰らず、ひとりで川を見るのがすきだった。
MDプレーヤーで音楽を聴きながら、小一時間。
あのときの情景は、不思議と忘れられない。
安西水丸さんのイラストには、どこか静けさがある。
特に、グラスと氷とお酒、カップとコーヒーの絵は、飲みたくなってしまう何かがある -
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ネタバレ上下巻で約1,000ページという超ボリュームながら、とても読みやすい文体であっという間に読んでしまった。
ただ、思い返しても自分が何を読んだのか説明することが非常に難しい。
主人公は15歳の家出少年「田村カフカ」、そして猫と会話ができる老人の「ナカタ」の二人。中野区と高松市を舞台にそれぞれの視点で物語が進む。この二人には何かしらの関係があることは推察されるがそれが何かは解き明かされず。また、現実と空想が入り混じっており、周囲にも謎多き人がいるが、それらの謎も解き明かされず。
しかし、モヤモヤとした気持ちが残っているかというと、妙にすっきりとした気持ちになっている。軽妙かつ想像力を掻き立てる -
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私小説風の中に不思議な要素が入り込んだ短編集。恋人不在時にその兄から朗読を頼まれたとか、ピアノ教室が一緒だった女の人から招待状を貰ったらそんな会は無かったとか(それぞれ別の作品だけど)ギリギリありそうな話が展開されている。そんな中で宿泊先で喋る猿が恋する人の名前を盗む品川猿の話が不思議な味わいで面白かった。というか猿のキャラクターが出色。
表題作は書き下ろしのためか、謎だけ提示して不気味に終わっている印象。オチの付け方次第ではミステリーにもホラーにでも恋愛モノにもなるのに冒頭でぶち切られたような感がある。大先生の執筆されている本なので意図があるのだろうが自分にはサッパリ分からなかった。