村上春樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久しぶりに村上春樹の新刊が出たので即購入した。一応計画に沿って読書をしているので、読み始めるのがちょっと出遅れてしまった。3年前に出た「街とその不確かな壁」が好感触だったので、その時から次回作は必ず読むと決めていた。ただ、それ以前の過去の作品を遡って読むほど時間は与えられていないので、たぶん私はハルキストにはなれないだろう。ハルキストと言えば、毎年ノーベル文学賞選考の頃になると必ずテレビで注目され、ハルキストの会では会員の皆さんの意気込みがクローズアップされる。結構、様々な国で村上作品は翻訳されているのに何故受賞できないのか?これは時々突然散見される過度な性的描写が原因ではないかと推察する。個
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Posted by ブクログ
「これまでいろんな女性とデートのようなことをしてきたが」とその男は言った。
「正直いって、君みたいな醜い相手は初めてだよ」
この入り方!
一行目から物語に引き込まれる。
読みやすく、さくさく読める。
ところが、物語が進むに連れて、ファンタジー要素が加わるに連れて、よくわからない話になってくる。
久しく読んでいなかったので忘れていたけど、春樹ワールドってこんなだったわ。
なんで夏帆がこんなめに遭うのか?
それは夏帆自身の物語だから。
だから夏帆は自分の問題に向き合わなければいけない。
なんでブラジル。なんでアリクイ。
いちいち疑問を持ってはいけない。
でも解決の方法だけは、なんでそれなの?と思 -
Posted by ブクログ
やーっと読み終えたー!
いつの本?と思って最後のページをめくって驚愕!2015年とある。
大学卒業の年じゃないか。と。
あの頃はキラキラしてて、自分が何にでもなれると思ってたなぁ。笑
まぁ、今も自分は何にでもなれると信じてるけど。あの頃とは少し違うのは確かである。
で、なぜこんなにも読めずにいたのかというと。
おそらく、最初のページで読むのをやめてしまったことが何度もあったのだと思う。
ほとんど死ぬことだけを考えて生きてきた。
しかも、大学2年という主人公の話ときたら、、自分に置き換えられなくて、感情移入もしなかったんだろうなぁって。
今なら読めるよ。たくさんいろんな経験してきて、いろん -
Posted by ブクログ
ネタバレ喪失と再生。村上作品におけるその通奏低音が、今回は「影」との離別と再統合として表現されていたように思われる。実らぬ恋に打ちのめされ、生涯を通じて結ばれなかった相手を思うあまりその事実に足を取られてしまって、以降は真に生きられているかわからぬような、どこか魂の抜けたような心持ちで暮らすようになる。『国境の南、太陽の西』でも語られたそういう哀切な感情を抱えて生きることを本作では幻想的な筆で描き出していく。そういう意味では、未練という感情は決して過小評価できないことを教えてくれる。
この作品には納得のできない部分もある。イエローサブマリンの少年が現世に居場所を見つけられないというのは最たる点だ。彼の -
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ネタバレある日別の世界に迷い込んだ男女二人を軸にして話が展開していく
かわなてんごは塾講師をしながら小説を書いている
ある日ふかえりという少女の「空気さなぎ」という名の小説を改稿して、それからさきがけというなの宗教団体絡みに巻き込まれる
その宗教団体は「空気さなぎ」に出てきたリトルピープルという古来から存在しその都度別の名を人間に付けられる怪異のようなものが、ふかえりの父親を預言者として運営している
その秘密を小説という形で世の中に出してしまった為、その勢力からの警告を何度か受ける
それと同時に、かわなけんごと小学生の頃に毒親絡みで親近感をおたがいにもちつつ、1度だけ手を握った関係にあるヒロインの -
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ネタバレとりあえず最後まで読んだが、あれらの謎の回収は?という放心的な気持ちになった。
特にジョニー・ウォーカーという恐るるべき存在、最後の得体の知れない敵の存在、森の世界、etc…
全てが回収されずに終わってしまったため、純粋にストーリーを追ってた側からしたら少し残念だった。
しかし、本質はストーリーそのものではないんだろうと思う。田村カフカくんの「家出」から始まり、冒険譚が進む中での人間としての成長が見届けられる点や、あるいはナカタさんのユーモラスさが星野青年の人生を変えるなどの運命的な出逢いをテーマとしているのかもしれない。
細やかなテーマが散りばめられている点については、一旦本筋のストーリ -
Posted by ブクログ
この本の良さを誰かに伝えようとして、どのように伝えればいいか、すごく悩む。
文章が全体的にオシャレで、少し臭い言い回しだが全体的に詩的な雰囲気で、文章の気持ちよさに溺れていける感じ。
嫌いな人は嫌いなキザっぽいところがあるので、そこは好みの問題かもしれない。
あとは主人公や周りの人間に対し、特定の名前を付けないところもこの本ならではの特徴である。
親友と言える相手に対しても"鼠"という呼称をつけて、ある程度人との距離を取ろうとする姿が伺える。
人との距離感がうまく掴めないという悩みを抱える主人公であるが、たしかに自分に置き換えても、
そのような人間関係に悩む大学時代があ