村上春樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ久しぶりの村上春樹。
前情報なしに読み始めたので、街の話が出てくるにつれ、「あれ、これってもしかして『世界の終わり』の世界観…?」と心臓がドキドキし始めた。『世界の終わり/ハードボイルドワンダーランド』は私の中での春樹作品の原点にして頂点なので。
そんな運命を感じる出だしにもかかわらず、何となくページが進まなかった前半部。
読みにくいということもないんだけど、やっぱりあまり大きな出来事がないからか、やや退屈さを感じてしまった。結果途中まで読んではちょっと日が経ってまた初めから読んで、を3度ほど繰り返し。4回目ぐらいでなぜか入り込んで一気に読みたい気持ちに。
やっぱり何か起こり始める気配の漂わせ -
Posted by ブクログ
これまで、村上春樹作品をまともに読んできませんでした。遠い昔、何だったか…読んで合わなかった記憶があり、そこからずっと「食わず嫌い」なんです、ハイ。感覚的なものなのでしょうが…。
6編の連作短編は、いずれも1995年2月の出来事という設定。読後の印象は、悪くないなと思いながらも、各編の比喩や象徴の意味がやや難解と思える部分があり、好みの差がありました。読み進めると、この年は1月に阪神・淡路大震災、3月に地下鉄サリン事件があったことを自ずと想起します。
共通しているのは、主人公たちが震災から直接被害を受けていないものの、何らかの喪失の経験、先への不安を抱えて生きている点です。
そし -