村上春樹のレビュー一覧

  • スプートニクの恋人

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    ハルキの中では好きなほう。全部読んでるわけじゃないけど。
    ハルキの小説ってまあある意味で世の中のあらゆる「僕」のリアルでありアクチュアルなんだろうけど、どこまで行っても「わたし」の物語にはなり得ない。だから全部ふーんて感じで意識がページを上滑りしてしまう。

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    2026年08月21日
  • 風の歌を聴け

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    読後感が爽やかで、サクッと読めた。オシャレで文学的な会話が印象的で、文もすごく読みやすかった。話がめっちゃおもろいっていうより、なにか起こりそうで起こらないけどなんか心地いいみたいな感じの本

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    2026年08月21日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉後編―(新潮文庫)

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    天吾が青豆を思いだす時、20年前のことなんて全然曖昧でしか覚えていないだろうが、その中で必死こいた先に「月」というワード・情景が出てくることに無理があると感じた。
    さすがに20年間少しは伏線として月というワードが天吾の中に生じてきていてほしい。あったのかな?私は気づかず。「あの違和感はなんだ?」と、これまで何回も手をつながれたシーンを思い出しているなら伏線くらい貼れたはずだろうに。
    でも、村上春樹の小説で出てくる価値観や表現、展開って、明らかに歪んでいたりありえないシーンが多いのだけれど、ページをめくる手は止まらないのです。

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    2026年08月21日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉前編―(新潮文庫)

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    牛河!?急にびっくり。迫ってくる不穏感が、牛河視点になることで足音が聞こえてくる感じがする。すぐ後ろを振り返ればいそうな不気味さ。
    あとは時々伏線回収。
    これ、しっかり謎解けるんだよなぁ!?6分の5まで読んで、後1冊。駆け抜けます。

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    2026年08月21日
  • 風の歌を聴け

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    この作品の雰囲気を他のものに端的に例えるなら、『三ツ矢サイダー』だと僕は思う。そう、あの透明に澄んだ炭酸水だ。

    その口当たりはピリピリと酸味の効いた中に、ほんのりと懐かしくも淡く儚い甘さがあって、過ぎ去りし昭和の香気に満ちている。

    晴れた夏の夕暮れの公園で、はるか東の空へ飛び去る鳥の群れを眺めながら、静かに揺れる滑り台に腰掛けて飲んだような、あの懐かしい味。

    読者はある種の清涼感と、一抹の寂しさを感じながら、しかし満ち足りた気持ちで本を閉じることができるのではないだろうか。

    彼のすべての作品の主題である、あのほろ苦さと取り返しのつかない寂しさを感じさせる、『喪失と再生の物語』としての軸

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    2026年08月20日
  • 村上ラヂオ3―サラダ好きのライオン―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    村上春樹が言いたいことを書くだけ。

    そういえば『アンアン』に村上春樹のエッセイが載っているのって不思議かもしれない。まえがきでご本人は共通する話題なんかないと開き直れるから好きなことが書きやすいと述べておられた。そうかもしれない。近い属性に向けては何かと同調してしまうのかもしれない。村上春樹でも。そんなことで、好きなように書いた(らしい)のが面白いエッセイの第3弾。

    「スーパーサラダが食べたい」確かにsoup or saladはスーパーサラダに聞こえるし、スーパーサラダがメニューにあったら頼みたい。
    「ジャズは聴きますか?」自分にとってのジャズはBGM的な聴き方が多くて、著者の意識を持って

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    2026年08月19日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

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    ここまで読んでも未だによくわからない。
    ファンタジー?
    着地点が見えない。
    含みを持たせた書き方しているだけで、あまり深い意味なかったりして。

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    2026年08月19日
  • 村上朝日堂(新潮文庫)

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    ビール、豆腐、引っ越し、音楽、映画、野球など身近な話題から、ちょっと奇妙な考察までさまざま。小説とは違うユーモアがある。

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    2026年08月18日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    難解な話ではあったが、15歳の少年から見える世界はこうやっていろいろ複雑に絡まり合ってるものなのかもしれないなぁと自分の少年時代を振り返ったが、カフカ少年のようにかっこいいものではなかった…大人では味わえない世界が見られて良かった

    なぜだかホシノ青年の言葉には勇気づけられた気がする、ありがとうホシノくん!

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    2026年08月18日
  • 辺境・近境

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    ◯無人島での虫の話は、ほんとに鳥肌がたった。
    ◯メキシコのカーステレオの話が面白かった(笑) 
    ◯うどんが食べたくなった。
    ◯四国に着いた。四国に降り立った。
    いや、香川でしょ??
    ◯めちゃめちゃうどんが食べたくなった。
    ◯アメリカで温水プール付きには気をつけろってことを学んだ。
    ◯「遠い太鼓」でギリシャ人やイタリア人について結構酷く書いてたのに、それよりもひどい中国とメキシコとは??

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    2026年08月16日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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    やーっと読み終えたー!
    いつの本?と思って最後のページをめくって驚愕!2015年とある。
    大学卒業の年じゃないか。と。
    あの頃はキラキラしてて、自分が何にでもなれると思ってたなぁ。笑
    まぁ、今も自分は何にでもなれると信じてるけど。あの頃とは少し違うのは確かである。

    で、なぜこんなにも読めずにいたのかというと。
    おそらく、最初のページで読むのをやめてしまったことが何度もあったのだと思う。

    ほとんど死ぬことだけを考えて生きてきた。

    しかも、大学2年という主人公の話ときたら、、自分に置き換えられなくて、感情移入もしなかったんだろうなぁって。
    今なら読めるよ。たくさんいろんな経験してきて、いろん

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    2026年08月16日
  • レキシントンの幽霊

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    村上春樹ワールドが短編にギュッと濃縮されておさまっていて短編の割に1話1話の満足感が結構高い。個人的に1番好きだったのは7番目の男だったか、めくらやなぎも好きだった。

    しかし!長編を最初に読んでしまったからかいささか物足りない感も、、
    村上春樹の世界に浸りたい!と思ったら長編を読むしかないか

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    2026年08月16日
  • 街とその不確かな壁(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    喪失と再生。村上作品におけるその通奏低音が、今回は「影」との離別と再統合として表現されていたように思われる。実らぬ恋に打ちのめされ、生涯を通じて結ばれなかった相手を思うあまりその事実に足を取られてしまって、以降は真に生きられているかわからぬような、どこか魂の抜けたような心持ちで暮らすようになる。『国境の南、太陽の西』でも語られたそういう哀切な感情を抱えて生きることを本作では幻想的な筆で描き出していく。そういう意味では、未練という感情は決して過小評価できないことを教えてくれる。
    この作品には納得のできない部分もある。イエローサブマリンの少年が現世に居場所を見つけられないというのは最たる点だ。彼の

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    2026年08月15日
  • アフターダーク

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    ある出来事はその時間帯にすでに起きているが、しかし、大きな出来事が起きない、夜の23時56分から翌朝の6時52分までの、合計約7時間を描いている。どうして大きな出来事が起きないかを考えると、世界が絶望に包まれているからだろうか。だからといって、世界は希望を捨てたわけではない。しかし、団塊の同世代の挫折のあと、現実から数歩退いている村上文学独特の抽象的で一般的な文体が何を言いたいのかよくわからなかった。いや、著者は何も言いたくなかったのかもしれない。

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    2026年08月14日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ある日別の世界に迷い込んだ男女二人を軸にして話が展開していく
    かわなてんごは塾講師をしながら小説を書いている
    ある日ふかえりという少女の「空気さなぎ」という名の小説を改稿して、それからさきがけというなの宗教団体絡みに巻き込まれる

    その宗教団体は「空気さなぎ」に出てきたリトルピープルという古来から存在しその都度別の名を人間に付けられる怪異のようなものが、ふかえりの父親を預言者として運営している
    その秘密を小説という形で世の中に出してしまった為、その勢力からの警告を何度か受ける

    それと同時に、かわなけんごと小学生の頃に毒親絡みで親近感をおたがいにもちつつ、1度だけ手を握った関係にあるヒロインの

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    2026年08月13日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    謎の現象に巻き込まれてしまい、まともな日常生活を送れない主人公。そんななか、「騎士団長」という実在するとは思えない者が目の前に現れた。次々と通常では起こりえないことが現実上で発生するが、それでも主人公は、謎を明らかにするために果敢に取り組む。

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    2026年08月13日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    妻と離婚して、山で孤独に暮らす主人公。友人のつてでこの地に住み着くことになったが、その友人の父親の背景や隣人の正体など、物語が進むにつれて謎がいっそう深まる。それで主人公も不可解な出来事に巻き込まれることとなる。

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    2026年08月13日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    とりあえず最後まで読んだが、あれらの謎の回収は?という放心的な気持ちになった。
    特にジョニー・ウォーカーという恐るるべき存在、最後の得体の知れない敵の存在、森の世界、etc…
    全てが回収されずに終わってしまったため、純粋にストーリーを追ってた側からしたら少し残念だった。

    しかし、本質はストーリーそのものではないんだろうと思う。田村カフカくんの「家出」から始まり、冒険譚が進む中での人間としての成長が見届けられる点や、あるいはナカタさんのユーモラスさが星野青年の人生を変えるなどの運命的な出逢いをテーマとしているのかもしれない。

    細やかなテーマが散りばめられている点については、一旦本筋のストーリ

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    2026年08月12日
  • 螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)

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    ◯ノルウェーの森だった。

    ◯めくらやなぎは、読んだことあるなって思ったら、「レキシントンの幽霊」で読んだんだ。

    ◯50年以上前に書かれたはずなのに全然色褪せない。つい最近、書かれたって言われても別に違和感なく信じただろうなって。

    ◯読み終わって時間経つけど、「納屋を焼く」「踊る小人」の文章の情景を時々思い出してる。

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    2026年08月11日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編―(新潮文庫)

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    村上春樹あるあるの二部構成だが、珍しく純粋(?)なロマンス系。とりあえず登場人物の生い立ちや、環境を見ると全く関係がなさそうなのに、徐々に繋がっていく過程が面白い。ただ全体的に冗長的すぎるところがある。

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    2026年08月11日