村上春樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
村上作品ではよく女性が失踪する。突然帰ってきたり来なかったり‥異次元空間に行ってたりして、世界が二重に見えたり歪んで見えたりする。異次元空間に行くには入口があるのだけど、ここではギリシャの小さな島。そのどこかに入口を見つけてすみれは行ってしまった。そこにはすみれが愛しているミュウ(17歳年上の既婚女性)の半分かたわれがいて、現実世界ではできないような肉体関係も持っているのでしょう。僕はその入口を見つけようと山を登ってみたけど、辿り着けなかった。終盤、万引き少年が登場するが、彼は何のメタファーなんだろうか。人は自分の意思とは関係なく、何かに引きずられるように何事かを犯してしまうことがある‥てこと
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Posted by ブクログ
うーん、スルスルと読めたし、後半のピンボール探しのところはグッと惹き込まれたけど、自分には難しすぎた!
ちょっと芸術的だったかも。
なまじストーリーがある分、意味の分からなさに戸惑ってしまった。
詩みたいに味わうしかないのかもだが、それなら処女作の『風の歌を聴け』の方が好きだったな。
以下好きな文章
1日に20回もペニー・レインをサビ抜きで歌う、脚の長い事務の女の子。これは春樹にしかできない表現。
鼠にとって時の流れがその均質さを少しずつ失い始めたのは三年ばかり前のことだった。
p44
それは不思議な重みだった。男を愛し、子供を産み、年老いて死んでいく一個の存在の持つ重みであった。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレストーリーへの理解は難しかったけど、哲学的な思想とかは興味深いなと思った。
「すべての物体は移動の途中にあるんだ。地球も時間も概念も、愛も生命も信念も、正義も悪も、すべてのものごとは液状的で過渡的なものだ。」
あらゆる時間が止まればいいと思うことがあるけどそんなの無理
すべてのものごとは移動の途中だと思えば、何かを人に押し付けてしまったり、潔白でいる為に変わらないように務める必要も無くなるのかなーとおもた(倫理が許さないことは嫌いだけど)
「自由になるものの象徴を手にしていることは、自由さそのものを手にしているよりも幸福なことかもしれない」