村上春樹のレビュー一覧
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ドライブマイカー
妻の不倫相手に接近して話を聞くという展開はほかにない感じがした。そもそもなんで話をしたいと思ったのか。そしてなぜ途中で連絡を取らなくなったのか。よく理解できない面白さがある。「女のいない男たち」というテーマの中でドライバーの女がいて、話を聞いてくれるという僅かな救いがあったように思う。
イエスタデイ
幼馴染との温度感というのも面白いテーマになっていた。幼馴染欲しい。
独立器官
まったく理解できない。不倫を好き放題できる人の感情はこんな感じなのかな。
シェエラザード
まったく理解できない。というかちょっと気持ち悪い。わざとこのような表現を使って印象に残る感じの作りにして -
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自分はたまにものすごく怖い夢を見ることがあります。あともう少し見続けていたらきっと死んでしまっているような不穏な夢です。でも決まって最後のギリギリのところで目が覚めるのです。本書はそんな悪い夢に似た物語集でした。
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村上春樹さんの本は数えるくらいしか読んでいませんが、本書は元気な村上さんという印象です。
元気といっても明るい内容ではなく、不安が増幅されるようなものが多いので、少し怖い系に入ると思います。
とはいえ現実とファンタジーを行き来する不思議な感覚は健在で、さらに独特のキザな言い回しも楽しめます。
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あー怖い。でも本でよかった -
Posted by ブクログ
1Q84の世界から手を取り合って元の世界に戻っていく青豆と天吾。
高揚感と幸福感ともに物語が締めくくられる。
が、それは本当に「元の世界」なのか。
タマルに「処理」されてしまった牛河の遺体に、新たな「空気さなぎ」が作られる。
青豆のお腹にいる新しい命は天吾の子と青豆は信じ切っているが、それは新たな「ドウタ」であり、青豆が「マザ」となる別の「1Q84」に似た世界なのではないか。
あれほど際立った存在感のあったふかえりは、物語からも「さきがけ」からも、役割を終えた人間として、あっさりと姿を消してしまう。
亡くなる数か月前から昏睡状態になっていた天吾の「父」(そういえば、この物語では「父」が二人 -
Posted by ブクログ
下戸な私でありますが。
ウイスキーの魅力と酒の場の雰囲気は好きなので手に取ってみました。
読み進めて間もなく、「仮にあなたがアルコールが飲めなかったとしても、ああそうだな、その土地のおいしいウイスキーを飲んでみたい」という気持ちになってもらえると著者として嬉しい、と。
み、見透かされている⁉︎ なんて(笑)
文体と写真の掲載もあって魅力が大変伝わって来て追体験が出来、アイラ島の文化にも触れる事が出来た。
奥様も一緒に行かれて、それも良きですね。
最後に。。。目に留まった1文を2つ。
年月が得るものもあり、年月が失うものもある。
byイアン
うまい酒は旅をしない。
by村上春樹
未読の -
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Posted by ブクログ
世界の終わりとハードボイルドワンダーランドがとても好きで、手に取った。読み終わるその最後まで、この物語がどこに向かっているのか掴めない、そんな世界が続いていた。
私たちは人生や物事に何らか自分だけの意味を見い出そうとし、そしてそれを掴むことはできない。主人公の大きな喪失の中、それでも彼の人生は続く。何を排除しても、彼の中の時間が止まったとしても、季節は進む。変わりゆく、移ろいゆくものとして。
自分という存在の不確かさの中で、意識とは別の、心が深く願うその先に、心が連れていくその先に向かって。
影か、本物か、どちらも自分。現実か、非現実か、自分の心が作り上げた幻想と、自分の意識が作り上げた