村上春樹のレビュー一覧

  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫)

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    初めての村上春樹作品。

    まずは一冊と思ってこの作品を選んだが、上を読み終えるのに結構時間がかかった。難しい。

    2つの軸(世界の終り/ハードボイルド)が交互に章になっているのが、最初はよく分からず混乱した。第2章を読んだ時にいきなり世界線が変わって、これは短編小説だったのか…?いやでも1章の内容は流石に完結してないよな…と勘違いしてしまった。

    大分読んでから、この2つの世界がどう交わっていくのかが気になって読み進めることができた。

    正直に言うと、村上春樹の作品じゃなかったら頑張れなかったと思う。最後まで読んだら面白さが分かるかも、まずは1作読み切ろうという気持ちで読んだ。次回、下巻を読み

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    2026年02月08日
  • 走ることについて語るときに僕の語ること

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    村上春樹さんのイメージが180度変わりました。
    まず最初に、走るイメージがまったくなかったことです。
    失礼ですが、見た目で判断するのは良くないですが、全体的にか細いイメージがありました。
    そんな彼が、走ることについて語っている。
    年に一度は、フルマラソンやトライアスロンに
    挑戦する。
    小説家とランナーとの両立についても語っていたり、歳を重ねていくてたびに新たな挑戦をする姿にかっこいいなと実感しました。
    私も走ろうかなとは思わなかったけど、好きから
    始める挑戦は何度でもできるんだなと本著を読んで実感しました。

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    2026年01月30日
  • パン屋再襲撃

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    村上春樹氏の長編作品が苦手だったんだが、以前短編集の『レキシントンの幽霊』を読んでおもしれー!となったので同じく短編集の本作をなんとなく読んでみた。
    レキシントンの幽霊を読んだのが結構前だったのもあって、個人的にはその当時ほどの面白さの感動はなかったかな。スターシステムなのかオムニバスなのか同じ名前や立場が出てくるのは興味深かったけど、なにも始まらず、なにも終わらない。やれやれ、と思いました。

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    2026年01月29日
  • 海辺のカフカ(下)(新潮文庫)

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    真実は読者に委ねられたまま終わる。私は、「田村少年は物語の誰とも血は繋がっていない」と読んだ。あくまで思春期の少年ならではの誇大妄想。妄想であるが救われ成長した田村少年。佐伯さんは全てを分かった上でそれに付き合ってあげていた。

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    2026年01月20日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

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    読破!
    この本のテーマは生きる意味だと感じた。

    色々あって主人公の世界は翌日の正午に終わることになる。そう悟った後の過ごし方がとても良かった。

    世界が終わるって分かったら、逆にやる事がなくなる。人間は今日の時間を明日のために使う事が多いからだ。でも、明日が無いなら今日のための事だけに今日の時間を費やせる。純粋に今のためだけに今の時間を使える。普段明日のために今日の時間を使う事が多い。明日のために今日のリソースの節約もする。

    純粋に今日だけのために今日を生きる日がたまにはあってもいいと思った。1年で1回くらいはそんな日を持ちたい。

    主人公は牡蠣を食べてビールを飲んでたけど自分はカレーを食

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    2026年01月19日
  • 1Q84―BOOK3〈10月-12月〉前編―(新潮文庫)

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    BOOK1, BOOK2 から一転して、登場人物の内面に焦点があたりストーリーとしての展開はほとんどなくなってしまった。今まで感じていたミステリ的な面白さ、SF的な面白さは薄まった。一方で、心情の描写や生き方についての言及、生きる希望についてなどは増えてノルウェイの森を読んだ時のような気分になった。

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    2026年01月18日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

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    悲しい結末の雰囲気だけど、清々しい気持ちで読み終えた。主人公が納得してるから?
    たぶん、深みを理解できていないと思う。
    だけど、舞台を観るのがとても楽しみ!
    ふおっふおっ、が好きなフレーズ。

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    2026年01月17日
  • TVピープル

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    Page Turnesで三宅香帆さんが紹介していた本書。村上春樹としては数少ない「女性が主人公」の小説で、今再読するとフェミニズム小説であったことに気づくと。

    今の時代に初めて読む私にとっては、村上春樹のフェミニズムとしてすんなり入ってくるけど、これを1993年に書いたと思うと、その視点の鋭さに驚かされる。

    特にラストの「眠り」。歯科医の夫にかわいい子ども、幸せを絵に描いたような家庭の妻が心の闇に堕ちていく。イメージ的には、フワフワしはじめてグニャグニャになって最後飲み込まれるみたいな。村上春樹調の美しい文体が故に、ホラーのような恐ろしさを感じる。

    全体的にどう理解すれば良いかわからない

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    2026年01月17日
  • 辺境・近境

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    村上春樹の旅行記。色んなとこに行く。
    ①イースト・ハンプトン(アメリカ)
    ②からす島(無人島・山口県)
    ③メキシコ
    ④香川県
    ⑤ノモンハン村(モンゴル)
    ⑥アメリカ横断
    ⑦兵庫県神戸市

    戦争や震災、麻薬カルテルなどシリアスな面もあったがどこに行っても冷たいビールは美味しそうだった。あとうどん。

    旅先では、目でしっかり色んなものを見て、頭の中に情景や雰囲気や匂いや音なんかを、ありありと刻み込むことに意識を集中し、とにかくそこにある現実に自分を没入させることがいちばん大事。
    いちいち写真を見なきゃ姿かたちが思い出せないようなことって、そもそも面白い生きた文章にはならない、良い考え方。

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    2026年01月16日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    【2026年9冊目】
    クロニクルは終わりに向かって走り始めた。これはぼくの、あるいは声を失った少年の、はたまた一人の獣医師の、もしくはやり遂げられなかった中尉、または手紙を書き続ける少女の記録だ。妻を取り戻すため、痣を抱えたぼくが目指す終着点とは――ねじまき鳥クロニクル第三部完結編。

    また、ナチュラルに井戸に入り込むやんって思ったんですけど、井戸って、イド、つまり「無意識の領域で本能的な欲求や衝動を司る部分」とかけてるんでしょうね、これは気づかない私が鈍かったです。とはいえ、あまりにもナチュラルに井戸の底で座り込むものだから、この先の人生で井戸の底で過ごすのが趣味の人に巡り合っても、「村上春

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    2026年01月15日
  • 猫を棄てる 父親について語るとき

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    村上春樹氏のお父様に対する短めのエッセイ。従軍の記録などよく調べたものだと思った。イラスト入りが雰囲気を出している。

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    2026年01月13日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉後編―(新潮文庫)

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    まだわからないけど続きが気になる。
    きっと自分が気づいていないような伏線(伏線というのが烏滸がましいくらい)がたくさん張り巡らされているのをひしひしと感じる。すでにもう一度読み直したい。空気さなぎの全貌が見えてきた回でもあったので、脳内で漠然と考えていたものがすこし具体的になってきた。安い言葉で言えばSFチックだけど、その領域には留まらない一種のリアルを見ているようだった。

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    2026年01月13日
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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    どこだったかな、
    彼女(性別の)に会いに行ったときのセリフが好きだった
    森の悪いこびとたちにつかまらないようにねってところ

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    2026年01月13日
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    【2026年8冊目】
    妻が家を出ていったらしい。なんの心当たりもない僕は途方に暮れ、結果として井戸の底に座り込んだ。頭上に見える半月、見えなくなってからの真の闇。妻はどうして出ていってしまったのか、小さなショルダーバッグとクリーニング店から回収した衣服だけを持って。「僕の周りには女性が多すぎる」――ねじまき鳥クロニクル第二部。 

    シンプルに可哀想って思いましたが、だからといって、「ちょっと考えごとしたいから井戸の底に下りるか」とはならないし、危機感がなさすぎる。なんで間宮中尉の話聞いた後にそんな決断できるんだ。

    主人公から欠落しているものが、もともとだったのか、それとも加納姉妹の出現によっ

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    2026年01月13日
  • ランゲルハンス島の午後(新潮文庫)

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    村上春樹の生活の欠片が散りばめられたエッセイ。
    安西水丸のイラストが、ほどよくゆるく絡んでいて心地良い。
    表題作の最後の文がザ・村上春樹だった。1月中旬に読んだが、4月の授業開きの懐かしさを感じ、春が待ち遠しくなった。

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    2026年01月12日
  • ねじまき鳥クロニクル―第1部 泥棒かささぎ編―(新潮文庫)

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    【2026年7冊目】
    弁護士事務所を辞めたぼくは、専業主夫として日々を過ごしていた。正体不明の女から電話を受けたり、いなくなった猫を探して路地裏に行くとカツラのバイトをする女の子に会ったり、謎の姉妹の身の上話を聞いたり――僕の人生は少しずつ変容を見せようとしていた。

    全く覚えてないのですが、再読です。「村上春樹さんの小説って、よくパスタ茹でてるよな〜」とか思いながら読み始めたら初手から茹でて笑ってしまいました。あと、サラダもよく作りますよね。

    第一部を読み終えましたが、物語の行き着く先がどこになるのか全く予測がつかなくて、ぼくこと岡田亨と一緒に不思議な心地で物語を辿っていきました。

    間宮

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    2026年01月11日
  • 街とその不確かな壁(下)(新潮文庫)

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    村上春樹初心者、あまり幅広い作品を読んでいないけれど、感想としては好きなタイプの作品ではなかった。やっぱり女性の登場人物が魅力的ではない。しかしながら、現実世界なのかもう一つの世界なのか、偶然の出来事なのかそれとも必然なのか、そんな「不確かな壁」を感じられる部分は読み応えあり。日々私の頭の中にある、境界とはなんぞやという感覚が言語化されているようにも感じて。

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    2026年01月11日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

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    2巻で自分なりの解釈をしてみたが、
    見事に違ったような気がする。
    物語の中の現実とフィクションが
    どんどん混ざり合って、何が現実で
    何がフィクションなのかわからない
    混沌とした物語。

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    2026年01月10日
  • レキシントンの幽霊

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    「沈黙」「七番目の男」が好きです。「めくらやなぎと、眠る女」を読んでいる時、なんかすごく既視感(既読感?)があって、でも思い出せなくて、何だったっけ…と思ってるうちに読み終わって、調べたら違う短編で既に読んでいたという(長さが違うものだけど)。恥ずかしい。「沈黙」では「僕が本当に怖いと思うのは(中略)口当たりの良い、受け入れやすい他人の意見に踊らされて集団で行動する連中です(以下略)」というところに頷かずにはいられない、30年も前に書かれたものなのに、今の時代がまさにそのような感じだよなあと思ってみたり。

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    2026年01月10日
  • ティファニーで朝食を(新潮文庫)

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    映画がやたら有名だが、未視聴で読んだ。
    (よくパッケージに採用されている、オードリー・ヘップバーンが肘をついている写真くらいは知っている)

    登場から退場までホリーらしい自由奔放さで、周囲を振り回しつつも結構な人が好いてくれるという、まさに物語のメインヒロイン。
    解説にて訳者は、ホリー=オードリー・ヘップバーンという認知度が高すぎて、原作のホリーはまた違うので、あの映画の写真を表紙にしないで欲しいと頼んだらしい。
    実際読んでみて、オードリー・ヘップバーンは容姿として完成されすぎており、大人っぽい。
    原作では19歳の少女として、行動は大人の模倣というか、なんらかのキャラクターを演じているように発

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    2026年01月09日