村上春樹のレビュー一覧

  • 街とその不確かな壁(上)(新潮文庫)

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     単行本で読んでいましたが、オーディブルで聴けるようになったので聴きました。最初が少し入り辛く壁に囲まれた影のない世界というのが何だか馴染めませんでした。私が村上春樹さんの本でとても好きなのは、一人の女性にこだわるところなのですが、この本でもやはりそういう展開になります。最近の不思議ワールドの中でも不思議度が高いように感じました。下巻の登場はいつになるのだろう。

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    2025年10月28日
  • 街とその不確かな壁(下)(新潮文庫)

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    さまざまに推測をしながら読みましたが、その多くは不明なまま物語が終わりました。
    他では味わえない世界観でやはり最後まで飽きがきません。日常の何からヒントを得て何に感化されてこの作品を書いたんだろう、と気にならずにはいられない。

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    2025年10月25日
  • もし僕らのことばがウィスキーであったなら(新潮文庫)

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    ネタバレ

    村上春樹のエッセイに手を出したら終わりだと思って避けていたけれど思っていたより悪くはなかった。
    やはり文章がうまい。アイルランドでのウヰスキーづくりの情熱を感じたのだろう、それがするりと伝わってくる。
    別のエッセイを買うかと聞かれたら怪しいけれど、これを読んでからは、羊男のクリスマスだとか、絵本系?も買ってもいいかもと思った。

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    2025年10月21日
  • 翻訳夜話

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    2人の翻訳との向き合い方が垣間見えた。

    自分の文章はリズム的、と自覚している村上さんが印象的だった。

    カキフライ理論も興味深い。

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    2025年10月20日
  • パン屋再襲撃

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    ファミリーアフェアは主人公?の独特なユーモアのあるボケがなかなか面白かった。「オブラディオブラダ、人生は続く」困難な場面に直面したらその時考えるっていう気楽さが自分にはない考えで見習いたいとも思った。
    ほかの5個はよく分からん

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    2025年10月19日
  • 神の子どもたちはみな踊る(新潮文庫)

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    2025.11

    ここ数年で映画化されているし
    タイトルが好きで気になっていたけど
    地震がテーマになっていることが
    どうしても私の気を重くさせていた
    でも映画を観たくて
    それならその前に原作を観たくて
    やっと読んだ

    タイトル作の"神の子どもたちはみな踊る"
    が一番分からなくて
    急に性器の話になって笑ってしまった
    村上春樹らしさ全開の短編集だった

    心の奥の柔らかいところを突くような
    ファンタジーたちだった

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    2025年10月19日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

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    石の下から見つけた鈴から顕れたのはイデアの小さい騎士団長
    免色は自分の子どもだという子を見るためにが引っ越し、一目見ようと肖像画を依頼する
    免色の子どもが若くして亡くした妹の記憶が蘇る
    離婚してから行く場所を探していた時に出会った白色スバルフォレスターの男についてどうしても忘れることが出来ない
    イデアは何のために顕れ、雨田具彦が戦争により日本画へなった理由、また免色・まりえ・フォレスターの男はこれからどう関わっていくのか⋯

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    2025年10月19日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)

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    1〜4まとめての感想です。

    細かいことは気にしない。
    感じるままに読み進めて、あるものはある。ないものはない。こういうものだからと受け入れながら読むことに慣れると、不思議な浮遊感のある作品と感じられるようになります。
    音楽とか絵画の楽しみ方に感覚は近いです。

    人にオススメするかと言われればNOですし、あらすじだけ追うと本当に訳わかんない作品なんですけど、読後の浮遊感と、内に潜って整っていく様な感覚はこの作品でしか味わえない……まさに騎士団長殺しだなぁと。

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    2025年10月16日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)

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    妻と別離してから色んなことに彷徨う36歳の肖像画家
    友人の別荘で住むことになり、友人の父が描いた騎士団長殺しを見つける
    洋画のために海外に行った父は戦後日本画しか描かなくなる
    騎士団長殺しも日本画で描かれているが、髭だけの床から出ている人など怪しい部分が多い
    そんなことをしていると近所にすむ白髪の免色から肖像画を依頼を受ける
    依頼を受けてから深夜1時になると鐘の鳴る音が石の下から聞こえてくる
    これからどんな展開になっていくのか?

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    2025年10月14日
  • 虚言の国  アメリカ・ファンタスティカ

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    主人公はジャーナリストから転落した男が銀行強盗をして人質に若い女の子を連れて、自分を窮地に追いやった義父へ対する話。
    物語自体は古臭さがある。その古臭いストーリーを、現代的な意匠をまとって作り上げている。ただ、その現代的なイコンがどこまで有効になっているのかは怪しい。あまり鋭くは思えない。ただ、会話劇が中心なので、読みやすさはある。まわりくどい言い方もたくさんするが。

    翻訳が村上春樹で、「本当に原語でこうなってるのか?」と思えるほど、村上春樹的な言い回しが出てくる。人質の若い女の子がぺらぺらと喋るあたり(そしてその喋りに中年男が圧倒されて振り回されるあたり)も、むかしの村上春樹のなにかの小説を思い出す。

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    2025年10月11日
  • ラオスにいったい何があるというんですか?

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    けっこう前に読んだ。
    なんだかオシャレな旅行してるなと思った。イタリアの行きつけのレストランで頼むワインの話をよく覚えてる。
    村上春樹は村上春樹作品の主人公に似てるなと思った

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    2025年10月10日
  • 街とその不確かな壁(下)(新潮文庫)

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    今回も村上春樹ワールドに引き込まれてしまいました。よく分からないまま身を委ねると不思議な世界にはまり込んで面白かったです。

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    2025年10月09日
  • ラオスにいったい何があるというんですか?

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    村上春樹は旅情を書く天才だ。
    村上春樹よ小説を読む上で彼が、彼として綴った体験を読むのは、非常に有益だと、改めて感じた。

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    2025年10月08日
  • 東京奇譚集(新潮文庫)

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    ネタバレ

    村上春樹さんの作品は、難しそうなイメージがあったけれど、短編集なこともあってか読みやすかった。
    表現がとても知的で、堂々な印象を受けた。

    「偶然の旅人」が中でも好みだった。
    不可思議な話の中でも、こういう巡り合わせはあると、思っている。よく聞く言葉ではあるけど、縁ある人とは、離れてもまた繋がるのだと思う。

    そして、「品川猿」に出てきた嫉妬に関する話は共感した。どれだけ客観的に見て恵まれていたとしても、周りを羨むばかりの人もいる。その一方で、周りから見て羨まれることは少なくても、十分に満たされている人もいる。隣の芝生は青いと思うばかりではなく、自分と向き合える人でありたいと感じる。

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    「十年ぶりに再会して、姉と弟はそれぞれに、相手が十年ぶんの年齢を身につけていることを認めないわけにはいかなかった。年月はその取り分をきちんととっていくのだ。そして相手の姿は、自分自身の変化を映し出す鏡でもあった。」
    「僕の中でどうしても納得のいかなかったいくつかの疑問が、それですっと腑に落ちた。なるほどそういうわけだったのかってね。それでずいぶんらくになれた。曇っていた眺めが、一瞬のうちに開けたみたいに。ピアニストになるのをあきらめて、ゲイであることのをカミングアウトしたことで、まわりの人は失望したかもしれない。でもわかってほしいんだけど、そうすることで僕はやっと本来の自分に戻ることができたんだ。自然なかたちの自分自身に」

    「嫉妬の気持ちというのは、現実的な、客観的な条件みたいなものとはあまり関係ないんじゃないかという気がするんです。つまり恵まれているから誰かに嫉妬しないとか、恵まれていないから嫉妬するとか、そういうことでもないんです。それは肉体におけるし腫瘍みたいに、私たちの知らないところで勝手に生まれて、理屈なんかは抜きで、おかまいなくどんどん広がっていきます。わかっていても押し止めようがないんです。幸福な人に腫瘍が生まれないとか、不幸な人には腫瘍が生まれやすいとか、そういうととってありませんよね。それと同じです」

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    2025年10月05日
  • アンダーグラウンド

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    残念だったのは著者自身が総括する最後の章「目じるしのない悪夢」も殆ど共感を感じなかった事。

    オウム真理教、地下鉄サリン事件の被害者インタビューレポート。読んだことあったが、だいぶ前の話だし、不思議に読んでみようと思い手に取る(寝る前に読む本が欲しかったからかもしれない)

    事件のレポートとしては大変貴重な情報で、よくまあこんなに多くの方にインタビューをして文字を起こしたなと思う。

    作者にとっては、自身の興味、伝える使命、成長になった本だとは思う。
    村上春樹を読みたいと思って読む本では無い。

    私も当日のニュースをテレビで見て驚いた記憶もあり、今回2度目読書をしたが読み終わった後でも、他人事感は払拭できない。

    それでも何か自分の中に残るものを探してみる。
    ・明日自分の身にも起こるかもしれない。毒ガステロの可能性を認識
    ・(何度か文章中に見たが)警察は動いてくれない
    ・最近は聞かなくなったが、宗教を盲信している人の存在

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    2025年10月03日
  • 1Q84―BOOK1〈4月-6月〉後編―(新潮文庫)

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    前編に比べると話の展開にスピードがあり、テンポよく読めました。天吾と青豆が間接的に絡んできて、果たしてこの2人は同じ世界線で生きているのかと興味深く読み進められました。
    リトル・ピープルとは何者なのか、ふかえり・つばさはどうなったのか、少しずつ核心に近づいてきて続刊が楽しみです。

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    2025年09月29日
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

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    思い出してきた。完全にここまで読んだ、というところに辿り着き、そこからは初めて読んでる感覚がしっかりあった。クレタ島いかんのかい!って思って20歳ぐらいの時に読むの辞めたんだった。

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    2025年09月29日
  • 1Q84―BOOK2〈7月-9月〉前編―(新潮文庫)

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    ちょっと中だるみしてきてる。
    こっからなにか劇的な展開があることを望むけど、期待はできるのか、、、、。

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    2025年09月26日
  • プレイバック

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    特に印象に残った箇所は以下の通り
    ・「どこの誰かは知らないが、そういう台詞を思いつくには、うんと苦労したことだろう」と私は言った。「しかし苦労には才能の代理はつとまらない」(p.129)
    ・失敗の可能性なきところに成功はあり得ないし、凡庸なるものの抵抗なくして芸術はあり得ない(p.219〜220)
    ・「厳しい心を持たずには生きのびていけない。優しくなれないようなら、生きるには値しない」(p.293)

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    2025年09月24日
  • 中国行きのスロウ・ボート

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    新装版だというので20数年ぶりに再読。
    「村上春樹が好き」というより「村上春樹を読む自分が好き」だった若い頃を思い出して、なんだかもぞもぞゾワゾワした。そういう時代があった人きっとわたしだけじゃないはず。文体も雰囲気も今の自分にはもう合わない。でも懐かしかった。
    この本の装丁はほんとに大好きで文庫版をしばらく本棚に飾っていた。単行本になってもすこーんとしていてよい。安西水丸はおしゃれだ。村上作品との相性がすごくいい。わたしはなぜか文庫版の佇まいのほうが好きだな。

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    2025年09月18日