村上春樹のレビュー一覧

  • カンガルー日和

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    憧れの人が村上春樹ファンなので、魅力を私も見出したいという邪な動機でした。

    不思議な世界観と、感性で、寝る前に読むと夢にその情景が出てくるような。

    「君は僕にとって100%の女の子だよ」
    って言われてみたいな〜〜

    不思議で、これが村上春樹かぁと思いつつ、
    まだまだ魅力には気づけなかった。精進します

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    2025年04月29日
  • カンガルー日和

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    いや〜良かったぞ〜。久々に良かったじゃないか。
    いつも彼の作品は少しだけしつこいポイントがあるのだけど、ショートストーリーだからこそそこが薄くなり面白さが際立ってる。
    都会的なオシャレでスタイリッシュな文章って嫌われがちだけど、私は好きです。例えば、スタバでカプチーノ飲みながら窓際の席でこれを読んでいたら、ん?とはなるけどね、古本屋の近くの個人経営店の喫茶店で味薄いアイスコーヒー飲みながら窓際でこれ読んでたら、おぉとなると思う。あるいはそれがおじさんではなく、綺麗な女の子だったら。はたまたその人が他人ではなく、知り合いだったら。
    なんてふうに、つまりは大衆性の問題なんだと思う。実直な作家こそ、表面を掬ったような文章を嫌う。そして村上春樹自身もそれは嫌いだと思う。しかし、我々は人間だからね、カラッと晴れた日に片手で軽率な読めるような文章が心に沁みて気持ち良かったりする。どれもハンバーグじゃ飽きちゃうからね。
    そんで、カンガルー日和ってタイトル普通思いつく?そしてその話がちゃんと面白いし、タイトル回収にもなってて良い。
    星3なのはどこまでもいっても結局はショートストーリーだからってこと。ファストな文章はそれに良さがあるけど飛躍はできない。
    面白かった。100%の女の子は探すというよりも、見つかるものなのね。









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    2025年04月29日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    自分の生き別れの娘を眺めるために家を買った免色。僕は自分が失った妻に対して同じことをするなら、と想像して拷問のようだと考える。免色は井戸に入った時は主人公が自分を助けないことを考えて死に隣り合う生を実感した。一連の事件を見るに表面的には免色がマゾヒストなのではと見えるが、「白いスバル・フォレスターの男」に主人公が触れることで物語が少しずつ前に進む。主人公にとってこの男は自分の中に眠る「暴力性」の象徴であり、免色自身にその意図があるかは別として、彼との関わりが主人公にとって自分の本性を知るための基盤になっている部分が物語を奥深くしていると感じた。

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    2025年04月26日
  • もし僕らのことばがウィスキーであったなら(新潮文庫)

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    村上春樹さんはあまり読んだことがありませんが、このエッセイは、とても読みやすかったです。
    写真が多く、旅行のガイドブックのような気軽さでした。
    ウィスキーを味わえる大人に憧れます。

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    2025年04月20日
  • 回転木馬のデッド・ヒート

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    2025/04/19
    初めて村上春樹を読んだが、とてもよかった。老いについて触れている話がいくつかあり、自分もアラサーに差し掛かっているため、自分ごととして読むことができた。
    半分エッセイ、半分小説というような立ち位置の読み物。
    なんで今まで読んでこなかったのだろう、、
    少しずつ読んでいこう

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    2025年04月19日
  • レキシントンの幽霊

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    恐怖の中にどこかポップさを
    感じさせるストーリー。

    言葉のリズムものりやすく、
    とても読みやすいので
    村上春樹入門としてもオススメ。

    個人的には
    『氷男』が好み。

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    2025年04月14日
  • 猫を棄てる 父親について語るとき

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    ネタバレ

    村上春樹の父親のことをまとめた自叙伝ならぬ父叙伝?で、戦争の時代を生きた父親のことを、その息子である村上春樹が、あやふやな記憶とたくさんの文献から整理したもの、、という(どちらかというと)村上春樹にしては味気ない印象を受けた。

    個人的には、村上春樹の本に対して自分は、彼の考えたこととか感性に触れる、ということを求めているのだな、と再確認できた。
    ちょっと毛色の違うものを、、と思って手に取ってみたが、いささかばかり事実の整理という側面が強く、途中からは流し読みになってしまった。
    (そのために書いた、と著者自身が言っている本なのだから、それを承知で読み始めた自分が悪いのだけれど)

    いちばん印象に残ったのは、やはり最後の締めのところでの文章だった。

    「...我々は、広大な大地に向けて降る膨大な雨粒の、名もなき一滴に過ぎない。固有ではあるけれど、交換可能な一滴だ。しかしその一滴の雨水には、一滴の雨水なりの思いがある。一滴の雨水の歴史があり、それを受け継いでいくという一滴の雨水の責務がある。我々はそれを忘れてはならないだろう。たとえそれがどこかにあっさりと吸い込まれ、個体としての輪郭を失い、集合的な何かに置き換えられて消えていくのだとしても。いや、むしろこう言うべきなのだろう。それが集合的な何かに置き換えられていくからこそ、と。」
    なんでもない自分が、なんでもない平々凡々な人生を生き切ることの意味を、ここに見出せる気がしている。

    記憶というのはとても曖昧であやふやなもの、、というのを、最近、読んだ本や自分の経験からひしひしと感じていた。
    この本の中でも、そんな場面がいくつかあった。まとまった言葉や文章になっていれば、なんとなく確かなもののように感じるが、実際にはさまざまな文献を辿って、整理して、そこで初めて記憶という形になるものだと読んでみて思った。

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    2025年04月13日
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

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    え、むず
    クラゲok

    後半の方でマルタの妹への言葉、『お前』多用してるからなのか、あの空気感が嫌だったのか、はたまた私が生理で不調だったからか、もしくは電車酔いしたからか、読んでて吐きそうになった
    後メイは思考回路が意味不明
    正味最後の章はバチバチに置いてかれた、なぜそうなる…?
    おじさん好き

    三部も読む

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    2025年04月09日
  • 回転木馬のデッド・ヒート

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    何故だか定期的に村上さん家の春樹さんを読みたくなる。

    取り立てて「面白い!」と思ったことは一度もないのだが、読みたくなる。

    これが春樹の実力なのか。

    1Q84をいつ読むか、それが問題だ。

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    2025年04月07日
  • 村上ラヂオ(新潮文庫)

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    読書は苦手、すぐ眠くなる私がサクサク読めました。軽やかで問いかけがあって読書の敷居を下げてもらった感じです。読書のきっかけとして良かったです。

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    2025年04月02日
  • 村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた(新潮文庫)

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    うずまき猫のみつけかた

    「うずまき猫はみつかりましたか?」
    とあったけど
    えっ
    どこ?
    うずまき猫って?
    結局わからずじまい。
    私だけ?

    ボストンでの生活のエッセイ
    軽く楽しめた。
    村上さんも普通に生活して、
    相手がこんな風に思ってるのかな?とか
    猫がこんな気持ちなのかな?とか
    ささいな事も考えているのね…
    と身近に感じれました。

    「小確幸」とてもいい言葉。
    「クリアアサヒが家で冷えてる心ウキウキワクワク〜♪」
    仕事終わりに電車を待ってる時、私の頭の中ぐるぐるする。
    私はこんな「小さな幸せ」を大切にしたい
    と思っていて、
    村上さんとの共通点が見つかったみたいで
    嬉しくなりました。

    猫のピーターとのお話が好き。
    外に自由に遊びに行く飼い猫。
    飼い主は若くて貧乏で猫が好きで何者になるかもわからない。
    そんな頃の村上さんの日々のエッセイも読んでみたいなぁ。

    favorite sentence

    ・生活の中に個人的な「小確幸」(小さいけれども、確かな幸福)を見出すためには、多かれ少なかれ自己規制みたいなものが必要とされる。たとえば我慢して激しく運動した後に飲むきりきりに冷えたビールみたいなもの。「小確幸」のない人生なんて、かすかすの砂漠のようなものにすぎないと僕は思うのだけれど。

    ・猫は聞こえていながら聞こえない顔をするのがすごくうまい。

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    2025年03月31日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(上)―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    こっから一旦、小説はお預け期間
    穴 真っ暗 現実と夢 絵画 肖像画
    白いスバルフォレスターの男 妹 妻 東北旅
    淡々と読めた 劇的な何かがあるわけではないが
    この作者の世界観が好きなら悪くない一冊

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    2025年03月29日
  • 哀しいカフェのバラード

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    初めて読んだ作家。何とも不思議な作品。どこにも救いかない終わり。それでも、不思議と印象に残る作品だった。

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    2025年03月25日
  • カンガルー日和

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    バラエティーに富む短編がぎっしり詰まった本。No.1は決めかねるが食べ物の単語だけでも妙に旨そうだったり「やれやれ」が炸裂!この頃確立され始めた春樹節をご堪能あれ。

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    2025年03月20日
  • 騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)

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    まだまだ謎だらけ。画家さんが妻に急に離婚を言い渡され、旅にでた先にたどり着いた場所でみつけた「騎士団長殺し」の絵。この絵の謎は?怪しげな隣人の要求の真意は?長いけど飽きることなく読める。

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    2025年03月19日
  • ラオスにいったい何があるというんですか?

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    ラオス旅行がメインというわけではなかった。
    世界のいろんなところでリモートワークできる小説家という仕事、羨ましいな!あの有名作は実はこの地で書いた、みたいな裏話が色々でてきて面白かった。どれも読んだことないけど母の本棚にあるのを見たことがある本だ…。村上春樹の本をこれからちょくちょく読んでこうと思ってたので尚更面白かった。


    ・ボストン
    ボストンマラソンはランナーにとって特別で景色がいいって話

    ・アイスランド
    アイスランドに行きたくなる。アイスランドでは小説を書いたり絵を描いたりと芸術的なアウトプットを趣味にしてる人が多い。映画「コールドフィーヴァー」でも言及されてる。
    ブルーラグーンで巨大な温泉に入れる。
    ヘイマエイ島には特にたくさんパフィンがいる。パフィン料理も食べれる。村上春樹の奥さんは食に好奇心旺盛。
    「ぼくは鳥を食べないので奥さんがかわりに食べた」とあって、村上春樹はベジタリアン?と思ったけど、たんに好き嫌いが多いだけかも?
    アイスランドではなもなき野草の造花が売られてて家に飾られてる。

    ・ポートランド
    オレゴンのポートランドにもメイン州のポートランドにも美味しいレストランがある。

    ・ミコノス島
    ギリシャの島に住んでた体験を「遠い太鼓」に書いてる。
    村上春樹はミコノス島の貸しレジデンスでノルウェイの森を書き始めた。当時はまだ原稿を手書きしてた。ノルウェイの森のレイコさんの皺の具合は、「ミコノスバー」で働く女性店員を思い浮かべて書いた。

    ・ニューヨークのジャズクラブ
    ニューヨークのジャズ界では有名なロレイン・ゴードンさん。「alive at the village vanguard」という半生記を出してる。 
    キッシンジャーが店に来た時も「うちは20ドル、現金のみですけどいいですか?」で通した逸話がある。

    ・フィンランド
    村上春樹はアキ・カウリスマキ監督のファン。シベリウスはフィンランド人。村上春樹はシベリウスの交響曲五番が一番好き。カウリスマキ監督兄弟は「カフェモスクワ」を経営してる。村上春樹はカフェに行ったけど店員が出てこず待ちぼうけになりついに何も飲めなかった。

    シベリウスのアイノラ荘。気難しい人でうるさいのが嫌いだったので、彼が死ぬまで水道を家に引く工事ができなかった。

    「色彩を持たない多崎つくると〜」のフィンランドのシーンは想像で書いて、その後このフィンランド取材に行くことになった。

    ・ラオス
    タイと同じくオレンジの服を着たお坊さんがたくさんいる。早朝の托鉢の時に、信者として正座してうやうやしく寄進のカオニャオ(もち米のごはん)を差し出す儀式がある。旅行者も参加できる。

    アマンタカという高級ホテルでラウンドガムランに聞き惚れる。仏像がたくさんある。プーシーの丘からの眺めがいい。

    ・ボストン
    レッドソックスの本拠地、ファンウェイ球場。古くて癖があるけど面白い球場らしい。
    近くのスポーツバーの男子便器の中に、ニューヨークヤンキースのロゴの消臭剤があった。ここにかけてということ。ライバル意識。でもニューヨーカーにとってはボストンはその他大勢の街と同じ。

    ファンウェイ球場はタイタニックが沈んで数日後にオープニング試合を行ったので、メディアでは取り上げられ方が小さく霞んでしまった。ダンキンドーナツとホエールウォッチング。チェリーストーンという貝が美味しい

    ・トスカナ
    村上春樹はローマで「ノルウェイの森」と「ダンス・ダンス・ダンス」を書いた。
    ローマからトスカナに、よく車で旅行に行ってトスカナワインを買っていた。
    イノシシ(チンギアーレ)料理とキャンティ・ワインがおすすめ。ブローリオ城からの眺めがいい。
    キャンティ・ワインの作り方の基準を定めたのはベッティーノ・リカーゾリ男爵。
    何はなくとも意見だけは豊富に持ち合わせている人々なイタリア人の意見をまとめてルールを厳格にさだめ、みんなにきっちり守られたのはぼくに言わせれば奇跡。
    もっともその厳しい配合比率は近年になって崩れて革新派の自由なワインも増えている

    ・熊本
    村上春樹は「地球のはぐれ方」という本を書いてる。
    橙書店の看板猫しらたまくん。
    世界一の万田坑
    人吉のSL
    海の上の赤崎小学校。過疎により廃校になったがまだ生活感がある。
    至るところにくまモン。まるでゴーレムのように創造者の手を離れて増殖している。

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    2025年03月15日
  • ねじまき鳥クロニクル―第2部 予言する鳥編―(新潮文庫)

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    小学生のとき山のキャンプで見た満天の星空に感動して、作文にかこうとしたけど、ぜんぜんじょうずに描写できなかったことを思い出した。
    すごいなあ空が割れて落ちてくるくらい、とか、不安になる、とかいえるの

    クラゲを侮辱するなって言ってんのすき

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    2025年03月13日
  • 村上朝日堂(新潮文庫)

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    34才、まだ熟してゐないエッセー
     ビーフ・カツレツの話を読む。
     すると、丸谷才一の『食通知つたかぶり』を思ひだしたりする。実際、「旅行先で映画を見ることについて」も、多分に丸谷才一っぽい。
     ただ、私は食通ではないので、関心がない。(大江や司馬もさうだったらしい。)

     エッセーの文体も、『いかにして鍛えられたか』『村上T』ほど、洗練されてゐない。《である》《である》《である》がつづいて単調だ。

     このとき、34才である。いまでは考へられない村上の様子もみえる。
     椎名誠の名前も飛びだすし、豆腐(4)でカストリ雑誌的な未亡人とふける妄想もおこなふのである。女性にたいする時代劇拷問でいいねとか。いまなら、え? って感覚。戸塚ヨットスクールに入れておくとか。そんなランボーな。
     いまでは考へられない。
     あとからかういった自分すらも隠蔽しだすことを考へると、その意味ではたいへん貴重なエッセー集である。

     きらりと光るエッセーももちろんある。ギリシャのはなしなんかがさうだ。

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    2025年05月24日
  • カンガルー日和

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    若干、意地悪い言い方ると、この選民思想風な感じが村上春樹っぽいと言う感想(自分は見えていない部分も見ていますよ、的な)。

    駄目になった王国、とんがり焼きの盛衰は面白かった。

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    2025年02月28日
  • 螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫)

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    ノルウェイの森、の元となった蛍が収録されています。

    初期の村上作品はとても本の内容というよりは文章自体を読ませる、なにか独特な密やかな静けさを持っています。読後感もなにか曖昧模糊な雰囲気があり、それはそれでおもしろいです。

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    2025年02月22日