村上春樹のレビュー一覧
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ネタバレ一言感想【まだ私が知らない時代にふれる】
内容としては、タイトルの通り、村上春樹さんの父親について書かれたエッセイ。
父が経験した戦争についての話題がメインに置かれているので、話としては少し難しく感じましたが、そこはさすが村上春樹さんの文章、という感じで読むことが出来ました。
一人の人生(半生?)を追っていくことで、その時代がどんな時代だったのかを部分的に、より近い感覚でふれることができました。
歴史とは過去のものではない…その中の個人の重さ…記憶を文章にしていくことには、透明になるような感覚がある…そんな表現の仕方が、とても村上春樹さんらしく感じたし、こんな私でも受け入れやすい文体で、素 -
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ネタバレ2010年(第7回)。10位。
牛河が章タイトルに出るようになってしまった。「さきがけ」の依頼により、リダを殺した犯人を捜す。人に不快感を与える見ため、前巻で天吾に怪しげな助成金を与えようとしたが拒否された。天吾のアパートの1Fを借り、そこから監視している。
青豆は覚えはないが妊娠した。おそらくリダと会った時と思われる。天吾の子だと思っている。天吾に会いたく、マンション前の夜の公園を見張るが、かなわない。
天吾、公園で月を見たのだが、青豆に発見されず。もっとも牛河に尾行されてたので会えなくて良かったのか?寝たきりになった父に会いに行く、2週間ほど。時々出てきて、ピンポンでなくドアをノックするN -
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ネタバレ2010年(第7回)。10位。
リーダーの願いを叶える青豆。予定通り。自由が丘の自宅から高円寺へ逃げる。天吾、ふかえりと必要なことをする。リトル・ピープル手を出せないらしい。「空気さなぎ」に何が書かれているのか明らかになる。
青豆、元に戻れるのかと首都高の三軒茶屋あたりの非常階段を探す。ない。もとに戻る道はない。
天吾、近所の滑り台の上で考える。それを青豆が発見。躊躇しているうちに天吾いなくなる。ここはドキドキしつつ、まだ会わないよなぁ、と思ったり。
青豆を見つけよう、と天吾は思う。天吾はいろんな具材を使って料理するのだが、失礼ながらあんまりおいしそうじゃないんだよなw 個人的見解だがw -
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(以下、全4巻通じてのレビュー)
過去作との共通点というか、焼き直しのような点が少なくない。
雑木林の石室は『ねじまき鳥クロニクル』の井戸を彷彿とさせるし、地下の世界へ迷い込む件りや、第二次大戦での暴力、夢の中での性行といった要素もいくつかの作品で出てきている。
秋川まりえのキャラクタは、『ねじまき鳥…』の笠原メイと『1Q84』のふかえりのブレンドのようにも思えるし、「免色」は『色彩を持たない多崎つくる…』をどうしたって連想してしまう。そもそも、彼のような、どうやって暮らしているのかわからないとんでもないお金持ちってキャラも、村上作品には必ずといっていいほど登場する。
この小説で、新規性が -
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(以下、全4巻通じてのレビュー)
過去作との共通点というか、焼き直しのような点が少なくない。
雑木林の石室は『ねじまき鳥クロニクル』の井戸を彷彿とさせるし、地下の世界へ迷い込む件りや、第二次大戦での暴力、夢の中での性行といった要素もいくつかの作品で出てきている。
秋川まりえのキャラクタは、『ねじまき鳥…』の笠原メイと『1Q84』のふかえりのブレンドのようにも思えるし、「免色」は『色彩を持たない多崎つくる…』をどうしたって連想してしまう。そもそも、彼のような、どうやって暮らしているのかわからないとんでもないお金持ちってキャラも、村上作品には必ずといっていいほど登場する。
この小説で、新規性が -
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がっつりディープなアメリカの実生活と彼の叡智に富んだストーリー
アンダーグラウンドレイルロード
南北戦争以前に建てられたシンシアさんの家
ツルゲーネフの小説に出てきそうな光景
かのスコットフィッツジェラルドの孫に当たる
グレイトギャッツビー
ゼルダの絵画
“rough neighborhood”
感謝祭の日にリムジンバスを運転する黒人ドライバーとジャズの話をするシーン
床屋の話
ちょきちょき→しゃきしゃき→さきさき
これは日本だなあと思わせる説得感があった
これは日本とその他諸外国の床屋を回ったからこそ気づくことができる著者の視点だと思う、それが面白い
日本のヒエラルキー批判かつ描写