村上春樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
雑誌『アンアン』に連載された村上春樹さんのエッセイ集。
挿絵は大橋歩さんの銅版画です。
約10年前に刊行された『村上ラヂオ』は、
ワケがあるわけでもないのに二冊買ってしまいました。
つまり、読んだのを忘れて買った。
それは当時、読書記録をつけていなかったせいかもしれない。
はたまた、今回のエッセイもそうですが、
すらすらと書かれた他愛のない(でも、おもしろい)
一篇3ページ、挿絵をいれて4ページの短い文章なので、
きっと3ヶ月後くらいには読んだことを忘れてしまいそうなくらいです。
それほどに、毒っ気のないような清涼なエッセイだと言えるでしょう。
小説家は、小説を書くのに小ネタのようなものを -
Posted by ブクログ
村上春樹さんのエッセイのような短編のような文章を楽しみながら、
安西水丸さんの絵を見るような本かなぁと思って手に取ると、
逆に、安西さんの絵を楽しみながら村上さんの文章を読むようでもありました。
絵のほうが分量が多いですが、村上さんと安西さんが対等にそれぞれやっている
という感じがします。
巻末の対談でも、安西さんは村上さんの書いたものを知らずに絵を書いたと
言っておられますし。ただその中で、ウイスキーのカティー・サークだけは
被ったみたいなんですよね。それは偶然の一致。
この巻末のお二人の戯れ対談みたいなのが面白くてゆるくて良かったです。
本書全体の印象も、ゆるーい感じがして30分くらいで読 -
Posted by ブクログ
ジム・モリソンのための「ソウル・キッチン」は素晴らしかった。
ー1971年には1983年なんていう年が本当に僕の身にまわってくるとは想像することもできなかった。それでも1983年は実際に、何の感動もなく僕の上に降りかかってきて、僕は今でもジム・モリソンとザ・ドアーズのレコードを聴き続けている。僕は34歳で、まだ夜に火をつけることができない。
また、「狭い日本・明るい家庭」の家族に対する認識も彼らしいものだと思った。
ー家庭というのはあくまで暫定的な制度である。それは絶対的なものでもないし、確定的なものでもない。はっきり言えば、それは通りすぎていくものである。