村上春樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ぼくはクミコを無事、綿谷ノボルの観念の世界から救出することに成功する。首吊り屋敷の古井戸の底がその世界の入り口なのだが、途中この古井戸を手に入れるためにナツメグとシナモンに協力して霊媒師のような仕事をする。ぼくは古井戸で不思議な力を手にするのだった。
お話のところどころに、ぼくが出会う人々を通しての戦争体験とリンクしている場面が描かれる。古井戸は間宮中尉の戦争体験であったり、ぼくが手にするバットはナツメグの父親が目にする中国人の撲殺場面で使用するバットだったりする。綿谷ノボルの伯父は満州で戦争を経験して帰国するのだが、彼の不思議な力はいったいなんだったのか、最後まで詳細はなぞのままで話しは終わる。 -
Posted by ブクログ
そんなに読みにくくない文章、のはずなんですが、意味が難解。むずかしいです。何回も何回も読み返してようやく理解できる。全部読むのに相当骨が折れました。それでもまだいまいち深くまで解ってないんじゃないか、これと思ってしまう体たらく。まだまだ読者としての力がついてないぜ自分!村上春樹さんの役ということですが、全然村上の匂いがしない。表題作の「最後の瞬間の〜」のタイトルが凄く好きなんですが、想像していた内容と全く違っていて逆に面白かったです。何故か「しぬまでにしたい10のこと」的な内容を想像していたんですね。この人はああいう内容の文章は書かないだろうなぁ。1年後ぐらいに再読して、どれくらい自分に読解力がついたか計りたいです。すんなり理解できたら絶対面白いと思うんだけどなぁ…。
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Posted by ブクログ
自伝とも言われる「主人公・フェイスもの」と「同時代的民間伝承」(村上氏による言葉を引用)で構成される短編集です。
なかでも私は「フェイスもの」のラストに収録された「長距離ランナー」が印象的でした。
274ページに、「私は既に人生の多くの時間を、寝ころんだり、立ち止まったり、じっと眺めたりすることに費やしてきた。だから走ることにする」という文章があります。この文章に私は彼女の意欲の表れを感じました。そして、私もがんばろうと思える勇気をもらいました。人生は長い。
作品を通して、生きることの困難さを考えさせられました。うまくいかないことばかり。汚いことばかり。遠回りばかり。しかしそれはやむをえないという、彼女がもたらす作風のざらざらした読み応えの奥にある意味。
外国という舞台で読むとまた日本の作品とはひと味違ったリアルさがそこにありました。なんだか怖かった。
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ネタバレ 購入済み
愛と感謝
いったい、なんの意味があって女性が母親の性的な姿を思い浮かべねばならないのだろう?
読みながら「母親」という言葉から自分の母親を想像してしまったのは私だけではないのでは?
村上春樹は大勢にそんなことを想像させたかったのだろうか?
途中から本と自分の世界を切り分けて読んで、客観的に映像を見るかのように読み進めたものの、
なぜ、娘が母親の乳房を観察しなくてはならないのか?と少々不愉快だった。生理的に不愉快だった。
寝てたらどんなに形の良い乳房でもふっくらはしない。
女性には描けない物語だったろう。
読むんじゃなかった。
それともどこかに高尚な解釈でもある?
子供が山で置き去りにされるところも、なぜ多くの日本人が(村上春樹の読者は少なくない)少女が山で1人きり…ってイメージを想像することになってしまうのか。潜在意識で大勢がイメージしたことって現実になりやすいのに。
まして、読者は何回、キリのような刃物を寝てる他者の胸に刺すことを脳内で再生させられただろう?
ディズニーが買い取ってからのスターウォーズみたいに、大切な私たちのヒーローが息子によって殺されるのとおんなじような不快感と残念さだった。
娘が母親を殺すのはなんのメタファーなの?
どんな意味がこの物語にあるの?
作家に倫理を求めるわけじゃないけれど、どうして村上春樹がこれを書いたんだ?シロアリの女王が彼に書かせた?
読み終わった全ての読者の心に愛と温もりが訪れますように。 -
購入済み
やっぱり分からん
村上春樹の小説は何作か読んだが、どの作品もスッキリさせてくれない。そこが作者の狙いかも知れないが、私はダメだ。どうでもいい事をややこしい単語と言い回しで難しげにしているだけで、内容が入ってこない。今回もやられた感が強いな〜