村上春樹のレビュー一覧

  • リトル・シスター

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    「ロング・グッドバイ」よりもシニカルな会話が多く、全体的に鬱々としていて、血が流れすぎている印象。あとマーロウさんが疲れている。事件に関与する人物が沢山いて話が入り組んでいるため、なるべく途中で中断せずに一気に読んだ方が良いと思う。

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    2014年10月19日
  • リトル・シスター

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    ストーリーどうこうよりも、このオーファメイ・クエストというキャラがいい感じ。

    マーロウのセリフまわしは、誰がどう訳してもやっぱり洒脱なんだな。

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    2012年10月01日
  • リトル・シスター

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    ネタバレ

    主な舞台はハリウッドなのだけど、この作品からは土地の愛を感じなかった。それは作者であるチャンドラーが、あるいは主人公であるマーロウが、その両方かがハリウッドを好きではない(むしろ嫌いに思える)からなのだろうが、それがこの作品全体の雰囲気を決定させているように思える。

    読んでいて、マーロウがとても居心地が悪そうに感じ、持ち前の「タフさ」もここでは虚勢に思え、やはりこういった類の人間は慣れ親しんだ土地である種の「井の中の蛙」的に、伸び伸びと日々を送るほうが性に合っているのではないか。

    この作品はどうも堅苦しく(小難しいとか格式ばっているとか、そういう意味ではなく)、迷いを感じた。しかしだからと

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    2012年09月30日
  • 村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた(新潮文庫)

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    あたまのなかがこんがらがってきた時に、ちょっと息抜きのつもりでぼちぼち読んでいた本。
    村上春樹のアメリカ生活をちろちろと書き流したエッセイ。
    猫の写真がかわいい。でもよくみんなこっち向いてるよなぁ……僕が猫の写真を撮ろうとすると、必ずそっぽ向かれちゃうのだけど。

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    2012年09月27日
  • 象工場のハッピーエンド(新潮文庫)

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    村上春樹の文に、安西水丸が画を入れた本。なんとも言えない雰囲気を漂わせてる本だ。軽い気持ちで読めた。

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    2012年09月23日
  • 辺境・近境 写真篇

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    村上春樹って京都育ちかとおもってたら「阪神間少年」だったんだ。彼の育った神戸高校もでてくる。からす島、神戸には原風景が見える。イーストハンプトン、アメリカの写真には文明の反映に裏づけされた安心・安全が見えるし、メキシコ、ノモンハンには悠久からの文明に媚びない意志の強い自然が見える。

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    2012年07月17日
  • ポートレイト・イン・ジャズ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    村上春樹の小説の主人公が、その作品中に好きなアーティストや、レコードを語るシーンがよく描かれるが、そのトーンで作者自身がJAZZアーティストを語った一冊。 本に登場した未知のアーティスト達は、早速聴いてみる事にしよう。 そこからの出逢いにも期待。

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    2012年07月01日
  • 日出る国の工場(新潮文庫)

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    村上ジョ-クは今ひとつだったけど、やはり着眼点は面白い。
    印象的なのは、ギャルソンと小岩井農場、そして玉姫殿。
    1986年に書かれてから26年・・・今の状況が気になる。

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    2012年06月16日
  • 村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる(新潮文庫)

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    村上春樹の本を一度読んでみたくて購入しました。作風は朗読のようにすうっと入ってくる語り方で、読みやすいです。でも、内容は不思議なものばかり。村上春樹の頭の中はどういう回路になってるんだろうって本気で考えた。違う本を読みたくなりました。

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    2013年05月20日
  • 日出る国の工場(新潮文庫)

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    ネタバレ

    昭和61年というバブル期に勢いがあったであろう
    様々な工場を村上春樹が見学し、その工場の様子を
    レポートした読み物。

    工場といっても普通の工場ではなく
    人体模型、結婚式(工場というよりただの結婚式場)
    消しゴム、小岩井農場、CD、ギャルソン、アデランスという
    特徴的な様々な工場を見学しています。

    CDなんて当時まだあまり浸透していなかったようで
    CDとは何たるかという説明がついたりして時代を感じます。

    とにかく様々な工場を通じて日本という国の現状を
    村上春樹が分析していてなかなか面白いです。
    個人的にはアデランスの工場が特に面白かったです。

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    2012年11月23日
  • 意味がなければスイングはない

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    「スガシカオ」の節しか読んでないけど(ていうよりは、スガシカオ目的で買った本やし、私の身の丈が、ぜんぜん村上春樹に追いついてなくて、他はわからなさそうで・・・)、めちゃくちゃすごい!春樹の文章表現。音楽という、しかもJポップという、抽象と具象、または、実体のないものとあるものの中間にある「音楽」について、こんなにわかりやすい言葉で説明できるなんて!自分の考えをそこにすっと乗せられるなんて!!やっぱすごい!!これまた、引用にたくさん登録したけど、春樹の考えが、ものすごく私の意見を代弁してくれているもんだから、うんうん、って思いながら、余計に力が入って読んでしまった!!もっと余裕ができて、大人の音

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    2012年01月25日
  • ポートレイト・イン・ジャズ(新潮文庫)

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    そう、フッと読みたくなって買ってきた。
    シャレてる。
    こんなコラムが書けたら、どんなに楽しいだろう。

    和田さんの絵もいい。


    またジャズを聴こう。

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    2012年01月17日
  • TVピープル

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    村上春樹さんの短編集です。
    のちに長編『ねじまき鳥クロニクル』に登場するキャラクターの
    パラレルワールド的なお話も収録されています。

    奇想天外な設定や登場人物などは、
    読者の想像力を操る点で言うと、言葉の彩りを操ることで美しさなどを表現する
    「詩」に近いものがあるかもなぁと思いました。光の当て方によっては
    そういう見え方もする文学です。

    哲学的な言葉もありますが、学問としての哲学から生まれ出るような言葉や思考が
    綴られている場面があって、村上春樹さんの作品には時どきそういう記述が
    出てきたりするのですが、だんだん、10代のころに比べてすんなりと読み進めることが
    できるようになってきているこ

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    2025年06月16日
  • 回転木馬のデッド・ヒート

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    村上春樹さんの小説は定期的に読みたくなります。

    最近、村上春樹さんは新作の長編を発表されましたよね。
    『1Q84』っていう、二冊組みの長編。すごい売れてるみたい。
    このあいだ札幌に行った時に、二軒の本屋になんとなく入ってみたら、
    どっちの店でも売り切れでした。重版できしだいうんぬんと書かれてもいた。
    読みたいなぁとは思うけど、文庫待ちかな。村上春樹さんの本は
    かなり読んでいて、残るところ僅かなのかもしれないので、
    新刊で買って読んでもいいんですけどね。
    『海辺のカフカ』も文庫で出るのを待ったけど、あの頃に比べて
    村上春樹さんの作品に触れた頻度と度合いは深まっている。

    さて、今回読んだ『回転

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    2025年06月14日
  • 遠い太鼓

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    著者が三年間南ヨーロッパに滞在した時の記録。
    ギリシャやイタリアが主に住んでいたところ。
    特にためになるような話はないのだけれど、その土地その土地の匂いが
    感じられるような文章が多い。悪戦苦闘しているところなんかは
    けっこう面白かったかな(読み手の性格が悪いわけではない)。

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    2025年06月06日
  • 東京奇譚集(新潮文庫)

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    手軽に楽しめる短篇集。

    この本は東京に住む人々を主人公とした5編の短編集です。
    『神の子供たちはみな踊る』や『アフターダーク』よりも面白かったです。
    筆者はオカルト的なものに興味を持たないと書いてありましたが、
    けっこうオカルト的な話だったなぁという感想。
    不思議な展開をするんですよね、どれも。
    そういうところで読者を満足させてくれます。

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    2025年06月06日
  • 1973年のピンボール

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    『風の歌を聴け』の続編に位置づく作品だったでしょうか。村上さんの初期の作品のスケールの小ささが、その作品の優劣を決めないにしても、僕にはちょっと物足りなく思えてしまいます。作家という商売抜きに書いたものだとすると、良いものなのかなぁと思ったりするのですが。

    村上春樹さんの第二作目の小説。
    デビュー作の『風の歌を聴け』に出てくる「鼠」とジェイズ・バーが
    またこの小説にも登場します。
    かといって、内容が続いているかといえばそうではないわけで。
    内容は不思議な感じで、村上節とでもいうのでしょうかね、そんな感じ。
    最近の作品に比べると、より文章が分散しているように思えます。
    しかし、これ、30歳くら

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    2025年06月06日
  • アフターダーク

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    現実に違う世界が混じるエッセンスは今作にも取り入れられています。

    真夜中から夜明けまでの、ある19歳の女性を中心としたお話。
    そんなに劇的なストーリー展開があるわけでもない。
    もっと長編ならば伏線になりそうな場面も何ヶ所かあるのだが、
    大きな展開をせずに収束していく。
    面白いことは面白いんだけど、ちょっと物足りなさを感じましたね。
    それと、これを読んでいて思い出したんだけど、村上春樹の小説での
    男の会話表現って、なんか微妙に違和感を感じるんですよね。
    これって、あまりに都会的な表現で、僕が田舎者だからかとも
    思ったんだけど、今読んでいる小説にはそれを感じないので、
    やっぱり村上春樹の小説のひ

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    2025年06月06日
  • 最後の瞬間のすごく大きな変化

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    生ける伝説的な女流作家の短編集。文章の流れがそのまま意識の流れになっているようなリズムで、読み進めるのは簡単だけど意味をつかまえるのは相当に難しい。何度か再読して真価を発揮しそうな作品群です。

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    2011年09月14日
  • 東京するめクラブ 地球のはぐれ方

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    あまり行きたいと思わない場所へ行く旅行記。名古屋、熱海、江ノ島、清里とちょっとずれた日本の街から南の島に出掛けたと思ったら、極北のサハリンまで。読む分には楽しいし、何回か吹き出したが実際に旅行を計画するならもう少し別のところにするだろうなと思った。カニは好きだけど、トドの群れはそこまでして見たいとも思わない。あとがきの最後、幸せの敷居を下げることが・・・と言う提案がやけに心に残った。

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    2011年06月05日