回転木馬のデッド・ヒート

回転木馬のデッド・ヒート

638円 (税込)

3pt

「それはメリー・ゴーラウンドによく似ている。それは定まった 場所を定まった速度で巡回しているだけのことなのだ。どこにも行かないし、降りることも乗りかえることもできない。誰をも抜かないし、誰にも抜かれない」人生という回転木馬の上で、人は仮想の敵に向けて熾烈なデッド・ヒートをくりひろげる。事実と小説とのあわいを絶妙にすくいとった、村上春樹の8つのスケッチ。

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回転木馬のデッド・ヒート のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    家庭を奇妙って言ったり生を他者の死の喪失感によって規定されるとか言ったり、普段向き合おうとしない1つ1つの言葉に新たな視点を持たせてくれる文章が本当に大好き

    0
    2024年03月06日

    Posted by ブクログ

    ハルキ氏の短編集で一番、好き・・というか身近にとらえられる。
    と言えども、彼の洞察力のかけらもない私には、回転木馬の様にデッドヒートをする感覚はない。

    ぼんやり文字を追って、五感のアンテナに澱が引っかかっていて・・時を経てリフレインされるようなニュアンスが好きっていうべきかな。

    ドビュッシーは若

    0
    2023年09月05日

    Posted by ブクログ

    これまで読んだ村上春樹の短編の中では一番おもしろかった。どこまで本当のことを書いているのかわからないけど、建付けとしては、作者である村上が、実在の人間から聞いた本当の話を誰だから分からない程度に書き換えてまとめたものということになっている。
    人間の掴めそうでつかめない心のニュルっとしたところを、つか

    0
    2023年08月14日

    Posted by ブクログ

    着眼点やテーマが独特でおもしろい。
    なぜその話をしようと思ったのか。そして必ず疑問形で村上さんに語りかけてくる登場人物たち。
    人と話そうと思ったって、そんなにすぐに出てこないような話を短編でまとめあげる能力がすごいなと。
    村上さんの独特の言い回しにも落ち着きを感じるようになってきた。
    これが村上ワー

    0
    2023年01月21日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの村上春樹。短編集。いつもの村上春樹がそこにいるという感じ。
    村上春樹の小説を読むときっちり生活がしたくなる。ちゃんと決められた時間に起き歯を磨いて栄養価の高い朝食を食べ、きっちりと仕事をして昼食を食べ・・・、そこに刻まれたリズム感が村上春樹という感じ。
    それぞれの話が各々魅力的ではあるけれ

    0
    2022年01月01日

    Posted by ブクログ

    村上春樹が実際にあった人、その人たちに聞いた話を描いている。

    やっぱいろいろちょうどいい。
    ある意味、嬉しくも悲しくもならない。
    でも自分の生活からは離れた場所での出来事をまるで真横で起こった出来事のように聞ける。
    そしてどこか奇妙な人の話は、心地よく聞ける。

    0
    2021年11月29日

    Posted by ブクログ

    レーダーホーゼンの話が印象的。彼女が言っていた通り、あの話は半ズボンがポイントなんだと思う。上手く言えないけれど。

    0
    2024年10月13日

    Posted by ブクログ

    不思議な短編小説
    冒頭のこの小説のスタンスについての説明がとても好きだ
    あくまでどこにもいかない、ただただ書かれることを望んだ物語たち
    こういうのもっと読んでいたい

    0
    2023年11月26日

    Posted by ブクログ

    春樹くんにしては意味のわかる短編ばかり。
    普通に面白くて一瞬で読めてしまう。
    特に『プールサイド』や『ハンティング・ナイフ』など、凡人が書いたら小話にもならないような平々凡々な話を小説に昇格させているのは天才としか言いようがなく、自分には小説は書けないと読めば読むほど強く思う。

    0
    2023年02月23日

    Posted by ブクログ

    著者自身が小説になる前のスケッチであると称する文章群であるが、ブラッシュアップの必要がない無垢な短編集であるとも言えよう。

    0
    2022年07月26日

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